岡山・倉敷へ
今日は岡山・倉敷の家浄。合計6軒。今日もいろんなお話が聞けた。
小学校の校長先生を退職されて,行政の仕事に携わっておられる人の話。
自分が情報教育に取り組んでいることを話すと,コーディネータの必要性に
ついて話してくださった。やはり現場ではICTを使いたくても使えない,
忙しいので授業に穴を開けてまで外の研修に出られない先生方も多いということだった。
やはりトップからそういう意識を広めてもらうのはとても有効なことだと思う。
次に開業60年の超ベテランのお医者様。80代後半になってもまだ現役で
診療を続けていらっしゃる。この先生はいつも「私の今年のテーマはね・・・」と
いつも目標を持って生きていらっしゃって,毎回こちらがいろんなことを
教えてもらっているような気持ちになる。
紳士というのはこのような人を指すのだという感じ。
それが,前回,お彼岸でお参りしたときは,病気で診療も休まれていて,
「今年が越せるかどうかわかりません」と初めて弱気な発言を聞いた。
また入院されているなんてことになっていなければいいがと思いながら,
今回お参りしてみると駐車場にはいっぱい車が。
誰か別の先生がサポートに入っているのかなと思うと,奥様から
「おかげさまで元気になりました。今診療しております。」とのこと。
程なく診療の合間を縫って会いに来てくださった。
ご挨拶をすると,またいつもの調子で,「いやあ,また元気になりました。」
「薬の副作用は怖いねえ。身をもって体験しました。」
さすがだ。戦争で九死に一生を得て,
「俺は生かされたんだ。だから残りの生涯はは人々を救うことに捧げる」
と語っていらっしゃった。熱い。どこまでも熱い人だ。
こうした精神の強さで病気も克服されたのだろう。また一つ教えていただいた気がする。
最後の家では,2人の息子さんを薬学の道と卓球の道でそれぞれ一流に育てた
お父さんの話。全く違う分野でそれぞれが一流と呼ばれるところにまで
成長できるのは,きっと家庭での支援があったからに違いないと思い,
尋ねてみた。するとそのお父さんは,
「どんな人にも必ず得意なことはある。だからその得意なことを本人に自覚させます。とはいっても,やはり調子のいいとき,悪いときはある。だから,そんなときはハッパをかけたり,励ましますね。それだけです。」さらりと言ってのけられた。
この家に伝わる家風がそうしているのだと理解した。この家のおばあちゃんが
奇しくも異口同音にそのようなことをいっておられたからだ。
教育講演会で話していただけないかと思うようなお話しだった。
教員と坊さん,本当に忙しくて自分自身が壊れてしまいそうになる時もあるけれど,
こうした学びをダイレクトに教育に返していけるのは自分ならではのことだと思う。
この状態が続けられる限り,こうして吸収したことを,
子どもたちに伝えてやりたいと思う。
小学校の校長先生を退職されて,行政の仕事に携わっておられる人の話。
自分が情報教育に取り組んでいることを話すと,コーディネータの必要性に
ついて話してくださった。やはり現場ではICTを使いたくても使えない,
忙しいので授業に穴を開けてまで外の研修に出られない先生方も多いということだった。
やはりトップからそういう意識を広めてもらうのはとても有効なことだと思う。
次に開業60年の超ベテランのお医者様。80代後半になってもまだ現役で
診療を続けていらっしゃる。この先生はいつも「私の今年のテーマはね・・・」と
いつも目標を持って生きていらっしゃって,毎回こちらがいろんなことを
教えてもらっているような気持ちになる。
紳士というのはこのような人を指すのだという感じ。
それが,前回,お彼岸でお参りしたときは,病気で診療も休まれていて,
「今年が越せるかどうかわかりません」と初めて弱気な発言を聞いた。
また入院されているなんてことになっていなければいいがと思いながら,
今回お参りしてみると駐車場にはいっぱい車が。
誰か別の先生がサポートに入っているのかなと思うと,奥様から
「おかげさまで元気になりました。今診療しております。」とのこと。
程なく診療の合間を縫って会いに来てくださった。
ご挨拶をすると,またいつもの調子で,「いやあ,また元気になりました。」
「薬の副作用は怖いねえ。身をもって体験しました。」
さすがだ。戦争で九死に一生を得て,
「俺は生かされたんだ。だから残りの生涯はは人々を救うことに捧げる」
と語っていらっしゃった。熱い。どこまでも熱い人だ。
こうした精神の強さで病気も克服されたのだろう。また一つ教えていただいた気がする。
最後の家では,2人の息子さんを薬学の道と卓球の道でそれぞれ一流に育てた
お父さんの話。全く違う分野でそれぞれが一流と呼ばれるところにまで
成長できるのは,きっと家庭での支援があったからに違いないと思い,
尋ねてみた。するとそのお父さんは,
「どんな人にも必ず得意なことはある。だからその得意なことを本人に自覚させます。とはいっても,やはり調子のいいとき,悪いときはある。だから,そんなときはハッパをかけたり,励ましますね。それだけです。」さらりと言ってのけられた。
この家に伝わる家風がそうしているのだと理解した。この家のおばあちゃんが
奇しくも異口同音にそのようなことをいっておられたからだ。
教育講演会で話していただけないかと思うようなお話しだった。
教員と坊さん,本当に忙しくて自分自身が壊れてしまいそうになる時もあるけれど,
こうした学びをダイレクトに教育に返していけるのは自分ならではのことだと思う。
この状態が続けられる限り,こうして吸収したことを,
子どもたちに伝えてやりたいと思う。
Comments
映画は「バルジ大作戦」。中学時代にテレビで見たのだから、もう35年ほど前になる。この35年の間に、父は年をとり、自分は父親となり、我が子が高校生になって当時の自分を越えている。まさに一世代を超えた時間が過ぎたのですが、映画は全く変わっていなかった(当たり前ですが)。
これから、もう35年後には…自分はこの世にいない可能性が高いです。コレまでの35年間に何ができたかと考えると……これからの35年間に何ができるか、大変心許ない。残された時間は本当に少ない!!
この映画を作った人の、命に対する情熱を自分もなんとか受け継いで、次の世代に繋いで行かなければ。何ができるかな〜〜
なんか、眠れそうにない夜です。