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学業成就祈願

昨年から始めた行事で、学業成就祈願というのがある。
一昨年、寺の北約200mのところにあるお堂を改築し、それに伴い何か新しい行事をということで発案した。
去年も今年も小中学生がお参りしてくれて、小さなお堂がいっぱいになった。ありがたいことだ。
自分が修法をしている間に子どもたちがただ待つだけではもったいないので、勉強や読書、なりたい自分の具体的な姿をノートに書くようにしている。修法が終わるまでの約一時間、子どもたちは一生懸命取り組んでくれている。
ゆっくりできるお正月にわざわざ来てくれるだけですばらしい。子どもたちが自分の力で未来を切り開いてくれることを願う。
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昨日はさすがに

 昨日は葬儀のため、学校を休ませていただいた。昨日は終業式で色々と行事や仕事もあったが、無理をして行くのはやめにした。
 普通、葬儀の後は学校に戻り、2時間だけでも勤務をするようにしていた。なぜ勤務をするかというと、年次休暇の節約のためである。
 通常、教員には40日の年次休暇が認められている。しかし、これは前年度の繰越分を含めてのことであり、本当は20日の中でやりくりすることになる。この20日に収めるためにかなりの努力をしている。
 うちの寺では、葬儀の依頼が年間20件を超える。自分が葬儀を受けるようになってからも、このペースに変わりは無い。当然、土日の葬儀や家族葬もあるけれども、やはりウィークデーの通常の葬儀が1番割合としては多い。だから、ウィークデーの葬儀で一日休みを取ってしまうと、それだけで年次休暇の20日分は飛んでいってしまう。
 だからこそ、たったの2時間でも勤務をし、4件このパターンでいくと1日節約できる計算でがんばっている。このほかにも棚経や年3回ある賑やかに行う大師縁日、組内寺院の抜けられない用事等があり、本当にギリギリの綱渡り状態なのである。自分の用事をするための休みというものはない。風邪をひいても休むための時間は無い。こんなふうにしてやりくりにやりくりを重ね、工夫して休みを節約した結果、今年は20日以内に収めることができ、昨日は年末の締日に対して2日休みを残すことができた。だから昨日の葬儀で一日お休みをいただくことにした。何もなければまた出勤したパターンだが、薬も少なくなり、かかりつけ医に通院しようと思ったのだ。
 学校での仕事として校内研修や初任者指導があるので、葬儀から戻ってこの仕事をすることもある。また、どうしても受け持ちの授業を担任に返すようになるので、同僚の理解なしにはたとえ制度的には休めても、この仕事を続けるのは難しい。だからこそ、学校での人間関係にも気をつかってやっている。
 弱音を吐けば、やめればいいではないかと言われてしまう。当然のことだ。また、ただやっているだけでは中途半端なという指摘をいただく。実際、教員も坊さんも中途半端じゃないのかと指摘を受けたことがある。それはとても自分にとって辛い指摘だった。そうなりたくなかったからだ。どちらもやると決めてやっていることなのだから、水準以上の結果は残したいと思っている。しかし、言い訳をすればば、自分は中途半端ですと言っているのと同じである。そんな性分だから仕方ない。ただ、体の方はいつまでもこの状態を許さないだろう。だから言い訳をするのではなく、本当に無理になってしまった時は、それが教員のやめ時となるだろう。好きでやっていることなのだから、少しでも長く続けていきたいと思う。そんなことをお休みをいただきながら考えた。
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朝から晩まで

昨日は朝から晩までのお勤めとなった。前日夜は学校の打ち上げのため、打ち上げ会場に宿泊。
朝6時に宿を出発し7時過ぎに自宅に到着。8時から家淨に出る。そして、9時50分に寺に戻り、お迎えの車で法事のお宅へ。気持ちよくお勤めさせていただき、12時過ぎに帰宅。そして1時には午後からの家淨に出発。結局午後の家淨は5時前までかかった。そして、お寺に戻りすぐに荷物を準備し月命日のお参り。そして6時過ぎにはお通夜の迎えが来て、お勤めして帰宅したときには、9時を回っていた。さすがに13時間勤務は疲れる。
ただ、檀家の皆さんとのふれあいは疲れた体を引きずりながらでも発見や学びがある。人生の様々な経験を積まれた方のお話には本当に教えられることがある。ありがたいことだ。
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大師縁日

今日は毎月21日のお大師さまの縁日。
地域の人々は、終(おと)大師と呼んでいつもより賑やかに行う。
今日はいつも来られる先達の方の姿が見えない。すると、別の先達の方から、現在入院中であることを聞かされた。車に接触しそうになり、転んだ拍子に頭を打ったのだという。
とっさに「やっぱり信心のおかげですかね」と口をついて出た。教えてくれた人も、「ほんまにそうじゃなあ。」とうなずいてくれた。
実はこの入院した先達さん、以前も再起不能と言われていたが、見事に復帰し先達として活躍しているのだ。この先達さん自身が「わしは、信心しょうってほんまによかった」と、常日頃から語っておられたのだ。
もしかしたらこのような会話は一般の場では出にくいのかもしれない。だがこのお大師さまの縁日ではこうした話が当たり前に出てくる。
お大師様のお力にすがりたい人々が集う場であるから、自然とそうなるのかもしれない。こうした人々が集う場があるから、お四国巡りもありがたいことに大型バスがいっぱいになるほど人が集まる。偶然ではない何か特別なご加護を感じている方々がこんなにもいることにありがたさを感じる。
忙しい中にも充実感を得られた一日となった。
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少年

年末のお参りは土日を使って毎日行っている。今日も印象的な出来事があった。娘と同級生のその少年は以前から礼儀正しく接してくれるので法事で紹介したりしていた。法事で紹介した理由は、彼の祖父が亡くなって49日をお勤めする前、運動会に娘の応援に行ったところ、彼が自分を見つけて駆け寄り、「お葬式ではお世話になりました。49日ではまたお世話になります。」とペコリと頭を下げたからだ。
そこに彼と彼の祖父との間の関係性が窺われた。
彼は今日も自分がお参りに来たのに気づいて、出てきてすぐに挨拶をしてくれた。彼は無邪気に自分の娘のことを聞いたり自分のことを話したりした。「またおじいちゃんの1周忌が来るね。」と話すと、彼はまた「よろしくお願いします。」と礼儀正しく話した。そんな彼の姿を見ておばあちゃんは目を細めていた。またおばちゃんはこうも話した。「おじいちゃんはこの子のことをとても気にかけていました。本当に可愛がっていたんです。」と。
生前のこうした関わりが亡くなってもなお残された人々に影響与える。そう強く感じさせてくれる出来事だった。
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感謝して生きる

今年も家浄で檀家さんのお宅にお参りしている。
家浄については以前こんな記事を書いているのでご参照されたし。

毎年この時期は休み返上でお参りしているため、本当に休むことができない。
体力的にも気力的にもかなり厳しい状態だが、それでもお参りしてよかったという出会いがある。
先日お参りさせていただいたお宅もその一つ。
毎年お参りさせていただいているが、いつもこちらが教えていただくような感じ。

一人暮らしのおばあちゃん。息子さんが車で20分くらいのところに暮らしているため、
週に1回くらいは会えるようだがそれでもふだん話し相手がいないのは寂しいのではないかと思う。

でも、こんなことをおっしゃる。
「この世に命をいただいたんは私に何かをせえと言われとると思うとるんです。じゃからなあ、死ぬまで生きんといけんと思うんです。私のようなつまらんもんでも、なんか役に立てと言われとると思うんです。だから一生懸命生きんといけんのんです。生かされとるから。毎日目が覚めたら神様仏様に手を合わせてありがとう言うんです。私にゃあ息子や孫がようしてくれるんです。この前もこねえ言うてくれるんでな。『おい、ばあさん、命は金で買えんのんじゃから、長生きせえよ。ほんなら、握手をしょうや。』言うて手を握ってくれるんでな。わたしゃあこんなことを言うてくれて涙が出ました。ほんまにありがたいことです。」

どうしてこんなにまっすぐなんだろう。
どうしてこんなに人に対してありがたいと思えるんだろう。
自分なんかただ頭で理解しているような気持ちになっているだけで、ちっともわかってはいないのではないか。
そんな気さえするくらい、このおばあちゃんの言葉に教えられている。


おばあちゃん、ありがとう。本当に長生きしてください。
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法話会

去る17日、高野山真言宗 本山布教師でいらっしゃる小林徹秀僧正をお迎えして法話会を開催させていただいた。
小林僧正はこの春まで高野山真言宗 美作宗務支所長をされていた方で、今では第七地域伝道団の団長をしていらっしゃるとのこと。
だが、そうした肩書きとは全く関係なく、自分のようなものにも分け隔てなくお話くださる。実は小林僧正のご子息には以前からお世話になっており、夏に相談に小林僧正のお寺にお参りさせていただいたところ、法話会の依頼をご快諾くださった。

演題は「いのち分けあいしもの」。最初は時事の話題や自己紹介で会場の雰囲気を和らげ、次第に本題に入っていく。このとき、自分は笑ったあと、なぜだか涙ぐんでいた。
その理由が何となくわかった。それは、小林僧正のお言葉の中にあった。
「話すことを仕事にしている私が言うのも変だけれど、一番の布教って言うのはね、聞いてあげることだって言われたんですよ。そばにいるだけで癒される、そんな感じで。」

心がふっとゆるむ、そんな感じがした。それはたるむという訳ではなく、心地よい心の状態をもたらされたという感じ。日々の法務と学校勤務に追われ、自分で決めたこととはいえ、かなりのがんじがらめの中で緊張状態の連続だった自分の心が、ふっと軽くなった感じがした。

また、この法話会を開催させていただくにあたっては、密教婦人会が芋煮とおにぎりの接待を計画してくれ、開催にあたってたくさんの会員が参加できるように声かけと迎えの手配までしてくださった。

まさに多くの方のご協力によって開催することができた法話会。本当にありがたいと思わずにはいられなかった。
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東日本大震災1周忌追悼法要

法要に出仕させていただいた。
役をいただいての法要参加はこれが初めて。
不安は尽きなかったが,結局それを乗り越えるには経験しかないということ。

その場に立ってみると分かることがたくさんあった。
そして,まだ分からないこと,自分に足りないこともたくさん見えた。
しかし,会の一員として大震災ではからずも命を落とされた方々の魂が安まるよう,
一生懸命お勤めさせていただいたつもり。

会所の木山寺本堂は多くの僧侶読経と寺族婦人会のご詠歌が響き渡り,
力を合わせるとこんなパワーが生まれるのかと圧倒された。
こうした力が少しでも命を落とされた方々はもちろん,現在もつらい思いをしながら
過ごされている多くの方々の生きる力になるといいと思う。

ともあれ,こうした法会を企画してくださった青年会役員の方々,お疲れさまでした。
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東日本大震災一周年を前に

美作青年会主催の物故者追悼法会の打ち合わせに参加させていただいた。
この話が入ってきたのは水曜日のこと。昨日だ。ずいぶん急だとは思ったが,
何とか行けそうな感じがしたので,「行きます」と返事をした。
すると,「役があるんですが」と。行きますと言った以上,それはできませんとは
言えなかった。不安だがお引き受けすることにした。

今日,その会場に行ってみると青年会の方々が多く集まっていた。
自分の中途半端な決意が恥ずかしかった。皆さん若いのにきちんと勉強された方ばかり。

でも,こうした場に出ていくことで経験を積ませていただけるのはありがたいこと。
また,こうした場に誘っていただけることはこの上ない幸せ。

時期的には厳しい。教員的にはもうラストスパートに入っている。
子どもが帰ったあとが仕事を進めるゴールデンタイム。

だが,こうして自分達だからこそできることに参加することはすごく意味がある。

でも,自分一人では何もできなかっただろう。普段通りにお勤めしている
だけだったかもしれない。そんな中,祈りの場と機会をを提供してくださった
方々には本当に頭の下がる思い。せめて参加させていただいて自分も気持ちを
届けることができたらと思う。
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昔話

元旦の未明を除いては昨日、今日が初詣客のメインとなる。といっても一日に3、4名程度。
客殿に控え、初詣客を迎える。毎年顔なじみの人ばかり。山間部にあるうちの寺の地域は、過疎が進んでおり、高齢者ばかりの世帯もかなりある。お参りの方の話題もそんな話になり、寂しいねえ、なんて。

そんな中、地域がにぎやかだった頃の話をあるお年寄りの方が話してくれた。
地域で青年団の活動が盛んだった話、駅前には飲み屋があり、かなり安い値段で飲ませてくれていた…などなど。
今は建物すら残っていないところもある。地域の様子を知る上で貴重な証言だと思う。

また、戦争に出征した頃の話も聞かせてくれた。詳しくは控えるが、仲間が潜水艦に乗って帰りの燃料などない状況の中、どんどん出撃していく中、その方が生き残った理由などはとても興味深く聞かせていただいた。

戦争はするべきではないというのは至極当然だが、何も知らずに戦争反対をただ人がいうから自分もムードに流されて声高に叫ぶのは大嫌いだ。特に子どもたちに歴史を教える立場である教員ならばなおさらのこと。
当時の世の中では戦争反対を声高に叫ぶこともはばかられた世の中で、国のために命を捧げる教育を受けてきた当時の世代の人たちが、その中で青春時代を過ごし、自分たちが信じるもののために多くの人々が命を落とした。この事実を自分も正確に受け止めている自信はない。しかしながら簡単にあの時代は間違っている、狂っているなどと軽々と口にできないということだけは肝に銘じておきたい。

確かに戦争は多くの人の人生に悲しい傷跡を残してきた。ゆえにやるべきではないと思う。結婚したばかりの夫をわずか3ヶ月で戦争にとられ、その間に子どもが生まれ、その子どもは父親の顔を知らずに育ったという話も知っている。その人たちが「戦争はやっぱりいけん」という言葉には深く同意できるのである。やはりその重みを感じた上で戦争があった時代について取り扱うべきなのだと思う。

お寺参りに来られたお年寄りの話からそんなことを思った。
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不動講

今日は午前中に少しゆっくりした後,不動講に出かけた。

今日は導師の方の所作をしっかり観察させてもらったので,体力的にも暑さ的にも
それほどには感じなかった。

終わった後,「そろそろ導師をやってみないか」とお声が。
もちろん完璧を期待してのことではない。実際にやってみてうまくいかなかった
ところをきちんと認識しようという趣旨。

こうして気にかけてくださることがありがたい。
来月までには少しでもすらすらできるようにしたい。
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老いは恐ろしい

今日は朝から問い合わせ。初盆について。
初盆と1周忌を兼ねる家から。どうしてもお墓に参って欲しいとのお願い。
どうにかやりくりして朝一番で納得してもらう。

次に時間をお尋ねになって予定時間を告げると,ずっと前からお願いしているのに,
こんなに早い時間では困るのでもっといい時間にして欲しいというお願い。
住職である父親が立てた予定表を見ると明らかに無理と思われるところが数カ所。
これはまずいと思い,何とか矛盾の無いように組み直し。5月の総会でも6月末に
やりますといっておいた内容なので少し遅れたが,やるなら今しかないタイミング。

15分の変更ならば,何とかいいですよと言われる。しかし,30分の変更を
お願いしたところにはいい顔をされなかった。そりゃそうだ。

毎年思うのだが,父親にはこうしないと問題が起きるので時間の約束はしないでと
毎年言っているのだが,忘れているようだ。決まって「頼まれたら断れない」
もう,お前やってくれと,丸投げ状態になる。
だから,最初からやらせてくれと頼んでいるのだが,法事や葬式の席で父親が
口約束で受けて,その記憶が曖昧なものだから,これまで何度となくおことわりの
電話やお詫びをしている。だから,父親に丁寧に今度からこうしてくれと
言っているが,注意されたこと自体が気に入らないので,言葉が入らない。

前はこれほどでもなかったのだが,やはり老いなのだろうか。
ならばお前がやればいいじゃないかというご意見もごもっとも。
自分が住職になって全部を引き受ければ自分が思うようにはなる。
でも,今の教員という仕事を投げ出してやる決心もつかない。
つまりはしばらくこういうジレンマを抱えながら仕事を続けていくことになる。

父親の老いに付き合いながら,その老いによって生まれる問題をフォローするので,
かなり老いについては恐怖感を持っている。

しかしながら40を超えて自分も衰えがあることにうすうす気づきつつある。
やはり老いは恐ろしい。
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法事→不動講

今日は朝から法事1件。寺から15kmほど離れたお宅で読経の後,寺のそばの墓地まで戻る。
そのときに自分の車に乗り換えてお膳の席に参加させてもらう。
午後から不動講に参加するため。

会場に到着して,準備を行った後,護摩を修する様子を側で見せていただいた。
途中で百礼(ひゃくらい)といってお不動様に向かって礼拝(らいはい)を行う。
6月とはいえ暑い。かなり暑い。また,足がふらつくのが分かる。
とにかくスクワットのような運動になるので,100キロを超える体には非常につらい。

完全な運動不足の自分にとっては体に活を入れるよい機会だと思う。

とはいえ,終わったら足はぼろぼろ。修行が足りないということだ。
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うたかたりin善通寺

今日はうたかたりin善通寺に行くために予定を開けておいた。
本来は四国の親戚やお世話になっている方を連れて行くはずだったが,
連絡がつかなかったり,都合が悪いということで一人で行くことになった。
一人でもよかったのだが岡山に住む姉に声をかけてみた。
行くといったので岡山に寄ってから行くことに。道中は土砂降り。
だが,お昼になって少し小降りになった。

昼食は善通寺市では有名らしい「山下うどん」へ。食べログの地図を頼りに
行ってみると,「移転しました」の看板が。700mほど南に行ったところらしい。

移転した先は駐車場も広い場所が確保してあって,楽に止めることができた。
店の外で待ったいる人が30人くらいいたが,回転は良さそうだった。
10分くらい待って店内へ。店内でも少し待ったが肉ぶっかけうどん湯ぬきを注文。

さすがコシがあっておいしい。満足して善通寺へ。

さすがは立派なお寺。会場に入って開演を待つ。程なくして天野こうゆうさんと
小林啓子さんが登場。善通寺に関する話題,お大師さまの話題を取りまぜて
うたかたりは進んでいく。うたかたりを見るのは4回目だが,それぞれに違った
味がある。今回もそれを楽しませてもらった。

今回は姉を連れて行ったが,ファンになったようだ。

いつも思うのだが,知らない人に良さを伝えるのは難しい。だが,とりあえず
連れて行けばいくら口で言うより何倍も効果がある。
まさに,「百聞は一見にしかず」だな。
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世話人総会

今日は年に1回の世話人総会。大きな議題はなかったので,それほど大きな議論には
なることもないだろうと予想していたが,案の定そうなった。

ただ,台風の接近により,強い雨と風で建物が揺れる感じがした。
大きな被害もなく,総会も無事終了したので,一安心といったところ。
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法事

今日は倉敷へ法事。先方の都合で自分で運転していくことに。
自分で運転して行けるので気楽である。
家族・親族のみのこぢんまりした法事。これも肩がこらなくてよい雰囲気だった。

2時頃終了したので少し足を伸ばして,椿のお寺,國勝寺へ。
椿のシーズンも終わっていたので,静かだった。心経を上げさせていただいて
早々に失礼させていただく。

その後は服に着替えて倉敷方面を散策。
久しぶりに熱帯魚を買って帰る。
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法事

今日は総代さんのお宅の法事。本来は休んでもいい流れだったが,葬式もあったので,
自分が法事にまわることになった。四十九日だったのだが,亡くなられた方は
ご高齢のため皆さん和気藹々とした雰囲気の中で法事が進んだ。

これは,家の雰囲気もあるのだろう。いろんな家にお参りさせていただくが,
やはり,助け合う土壌のある家は団結していると思う。

午後は色々したいこともあったのだが,疲れていて何もできず。
困ったものだ。
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花祭り

今日は毎年恒例の花祭り。
体調があまり優れなかったが,きちんとお勤めをさせていただいた。
お参りの方も例年と同じぐらいの方がお見えになり,天気もよくて
いい花祭りができた。

午後は別の要件で柵原へ。
忙しかったが無事終了。

明日からはまた学校だ。
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ほぼ一日中

今日も法事。10時からと12時からの2件。その後,大阪から帰ってきて仏壇を
引き取りに来る方が2時頃到着というので,その頃に帰ってみると,渋滞で
まだ着いてないという。仕方ないのでいったん着替えて待つ。
4時頃に電話が入り,近くのICまで着いたとの連絡。また着替えて出発。
結局帰ってみると夕方5時半。ほぼ一日中まとまったことはできなかった。
といってもまだ咳がひどく出ることがあるので何かをするというよりは休んでいる感じ。

まあ仕方ないか。
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会議on会議

またもや会議のダブルヘッダー。
なんだか疲れている。午前中にすごく寒気がすると思ったらどうも風邪をひいた
みたいだ。まずいなあ。週の初めから体調不良なんて。

午後も会議。何とか乗り切ったが,今ひとつ。明日が心配。
悪くならなければいいが。
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勉強会

今日は久しぶりに勉強会に出かけた。不動講の勉強会。
結論から言うと,散々だった。四ヶ月ほどのブランクがあり,忘れてしまっていた
ところが多々あった。情けない思いだった。

しかし,この情けない思いをしなければ,勉強することもないのだと思う。
次にこんな思いをしないために勉強や練習をする。その動機付けだと思えば,
参加させていただいて良かったのだと思う。

仕事をしているから…は言い訳にはならない。弱いところがわかったのだから
練習するしかない。
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法事

今日は法事一件。準備をきちんとなされ,亡き母への思いを十分に感じる
あたたかな法事となった。供養とは本来こういうものであると再認識させられた一日。
しかし,しっかりお酒を勧められ,帰ってからは何もできず爆睡。
もう少し新学期の準備がしたかったなあ。
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法事

今日も法事。法事の前には密教婦人会の総会があり,法話を頼まれ15分程度
話をさせていただいた。へたくそでもやらないと上手にはならないと思い,やっている。
その後法事。今日はお酒をいただくことにした。居酒屋を経営しておられ,
食事が自慢の店。パックとは違い,見せる和洋折衷の会席膳だった。
おいしいお酒と豪華な食事で,すごく充実したひとときだった。

酒のおかげでしばらく動けず。2週間近く放置状態の液晶TV,ブルーレイレコーダ,
AVアンプのセットアップは今日もできず。いつになったらできるのだろうか?
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今日も法事

今日も法事。お寺に鯉を寄贈してくれた方のお宅。その方の四十九日。
まだお若いのに病に倒れた。自分は葬式の知らせを受けるまでそのことを知らなかった。

自分からそのお宅にいかせてほしいとお願いしてお参りさせていただいた。
その方を偲び,吹雪くように降っていた雪も納骨の時には嘘のように晴れ,
さわやかな法事となった。なくなられてしまったことは返す返すも惜しいことだが,
その方の人柄を偲ばせる,いい法事だった。
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今日も法事

今日もまた法事。とにかく忙しい。今日のお宅はたくさんお参りの方がいらっしゃった。
雨模様だったが,墓参りの時は小降りとなった。ありがたい。墓が急な坂を登るため,
雨だと厄介なのだ。
その家の送迎にはベンツのE350で来られた。先日別の機会でEクラスに乗せてもらう
ことがあったが,とにかくシートの出来が秀逸。思わず乗りたいと思ったが,
思うだけにしておく。買えるわけないし。よくその方にお話を聞いていると,
ヤナセにお勤めのようだった。なるほど。そういうわけか。

つかの間の休息を経て,なおも終わらない通知表と格闘。仕事のやり方を考えないと
身が持たなくなりそうだ。
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法事

今日は法事。80代も半ばと思われるおばあさんがしっかり切り盛りされているお宅。
質素ではあるが,きちんとした段取りがなされていて心地よい。
食事もおばあさんが昨日から一生懸命準備され,心づくしの品物が並ぶ。
昔はきっとこうだったんだなあ,と思いながらひとときを過ごす。

この法事の前に母親の実家に祖母を連れてお参り。終わると学校へ休日出勤。
とにかく忙しい。通知表が終わらない。少し弱気モード。
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岡山・倉敷へ

今日は朝から彼岸参り。盆,暮れより訪問する軒数を少し整理したので
少し楽になった。これからどんどん時間のやりくりが難しくなっていくので,
色々と考えて実行していかなくてはと思う。

それにしても忙しい。
途中訃報連絡が入り,その連絡,調整にも手間取り,結局すぐに職員に
メール配信できる状態にあるのは自分であることが判明。iPhoneからメール配信。

もちろん管理職の許可済みで行うことはいうまでもない。
職員が配信システムを必要に応じて使えるようなマニュアルを作る必要があると感じた。
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法事

今日は法事1件。地区では名士といわれるお宅。
まずは寺参り。予想よりたくさんの方がお参りになった。お勤めのあと,
準備していた法話をさせていただいたのだが,話の結末部分が少しまとまりがなかった。
反省である。次に施主様宅へ移動。そこでもお勤めをして,墓参り。
準備一つ一つをきちんとなされ,さすがは歴史あるお宅だと感心した。

その後は膳の席で上等な日本酒を勧められ,いただく。さらりとして飲みやすかった。

寺に戻り,一休みしていると住職である父が葬式から戻ってきたので,
寺参りのお勤めを自分が交代して執り行わせていただいた。
終わったあとは法事でいただいた日本酒の効き目で夕方から眠ってしまう。

今日も一日学校の仕事は進まず。疲れた。
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一日仕事

今日は新しい事業立ち上げのために昼から会議。しかしながら気分は重かった。
色々と耳に入ってくる情報はあまり芳しいものではなかったからだ。
だが,動き出したものを今更どうすることもできない。ベストを尽くすのみ。

会議の前の打ち合わせで懸念していた情報について話し合った。そこで思い切って
自分の考えを伝えてみた。どこまで伝わったかはわからないが,ある程度のインパクトは
伝わっていると思う。あとはどのように判断されるか。会議では結論をあえて今日出さず,
後日話し合われることになった。

正しいことをしている自信はある。これからもそうして行くのみ。

会議終了後,総代会もあり,終わったらもう日が暮れていた。
夕食を食べて明日の法事のための塔婆書きをすると一日が終了。
疲れた。
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四国へ

今日は曾祖父の実家の跡取りの方の三十三回忌で四国まで行ってきた。
跡取りが亡くなられているので,実家筋が絶えたということ。
その跡取りの方の奥さんも去年春に三回忌をした。早くに一人息子を亡くされ,
後を継ぐ人がいなくなった。仏さまだけは一昨年から我が家に引き取っている。
今まで疎遠になっていた時期もあるので,せめて供養だけはしっかりさせて
いただきたいと思っている。自分の役目として。
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会議on会議

なかなか慌ただしい日は続く。午前中は少しだけゆっくりして,娘とプチとんどさん。
午後からは大師堂立て替えをめぐっての準備会議。何とかスタートを切ることがきた。
そして夕方からは総代会。後に役員で新年会。また一日慌ただしく過ぎていった。

ゆっくり自分の時間を過ごすっていうのは,案外難しい。
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高蔵寺 初薬師

昨年に引き続き,高蔵寺の初薬師にお参りさせていただいた。
職員会議の日だったが,主な内容は11時前で終わったので年休をいただき,倉敷へ。
それにしても校庭は1m近い積雪。そこから倉敷まで出ると雪なんてどこにもない。
スタッドレスを履いている車もかなり少数なのではないだろうか。
そんな中,高蔵寺へ。

ご住職様が護摩の導師をつとめられ,各地から集まったお坊さんがそれぞれの
役目を務められる。自分はその中で御真言をお唱えするだけなのだが,不思議と
声が出ない。大きい声を出そうとすると咳き込んでしまいそうになる。
それでも迫力ある皆さんの声に少しでもあわせていきたいと思いがんばった。
また導師様の焚かれる護摩木の炎に圧倒されながらも途中から声が出るようになった。
何だったんだろう。医学的にはただ単に痰が絡んでいただけなのだろうが,
それ以外に自分の中の醜いものが邪魔をしていたのだろうかと考えていた。
結局わからずじまいだったが,その後の皆さんのお話も非常に濃いものであった。
自分はまだまだだと感じずにはいられなかったが,そこにいてはいけないとも
感じることはなくなってきた。なぜなら,そこに行かないと何も始まらないから。
自分がいかにものを知らないかを知ることで学ばなければならないという
必要感を感じることができている。来年はより理解できるように勉強しようと思う。
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大掃除?

やっと寺の大掃除にかかることができた。年々このあたりの時間がタイトに
なってきている気がする。年賀状作成と並行して進める。香炉の灰掃除と燭台の掃除。
掃除機かけや窓掃除は家族に任せ,どうしてもこだわりたいこの部分を重点的に行った。

年賀状作成はillustratorCS5とPhotoshop Elements9を併用して行った。
未だにまだわからない部分もあるが,使っていくうちになれてくるだろうと思い,
そんなに気にしてない。都合3種類作成。

それにしても自分の部屋の大掃除は,いつできるのか…
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津山方面家浄

今日は午前中津山方面のお参り。途中大事な予定を入れていたことをメールで
教えてもらったが,お参りをキャンセルできないので,泣く泣くそちらの用事の方を
キャンセル。やはりカレンダーに入れる手間を惜しんではいけないと反省。
津山方面が終わっていったん帰宅した後,勝山の檀家さん宅へ。このお宅は家族揃って
読経の間じっと待っておられる。また,その後の話でもものすごく前向きな感じがする。

こうして自分の担当していた家浄が終わった。

生意気かもしれないが,信仰に篤い家というのは,なんだかその家の印象そのものを
作り出しているような気さえする。その一方,ほとんどまつられもしないで,
仏さまが肩身の狭い感じがするお宅もある。少しでも多くの人々にご先祖様の大切さを
理解してもらい,一歩でも二歩でも前進していただくこと。遠い道のりだが,
続ける価値のあることだと思っている。
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岡山・倉敷へ

家浄のお参りのため,岡山・倉敷へ。今日は日曜日のためにほとんどのお宅が
家で待っていて下さった。それぞれのお宅でお話をすると,その家の向きが見えてくる。
お孫さんのこと,ふるさとのことなど,やはりその時々の関心事が話題となる。
自分でお役に立てればという思いと,ただお聞きするだけで良いというところを
わきまえながらお聞きしたつもり。

だんだんと年も暮れてきた。まだまだ慌ただしい。
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濃い時間

今日は最近知り合った方がお寺にお参りに来て下さるという。
メールで色々とお話をしていたので,だいたいのことは理解してお迎えしたつもり。
今日はさらにどういった望みをお持ちかをお聞きして,その一番の思いを吸収した上で
お勤めをして差し上げようと思っていた。詳しい話は差し控えるが,
大変ハードな人生を歩んでこられた模様。しかし明確な思いを持ってお寺に来られたのは
よくわかった。この方は,大変いろんなことをお感じになる方なので,寺についてや
自分自身のことについて聞いてみたかった。それに対しての答えは自分にとって
安心できるものだった。また,これを励みにがんばろうと思う。
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法事・休養

昨日早くから酔って寝ていたため,朝はすっきり。温泉旅館の風呂に入り,
快調な目覚め。同室の同僚の先生はかなり寒かったと言うが,それも全く記憶になし。
温泉の朝ご飯をいただき,これもなかなか良かった。おいしくいただいて即帰宅。

すぐに準備をして加行の時お世話になったお寺の先代の七回忌へ。総勢60名の
大きな法事だった。滞りなく法事を終え,膳の席でとなりに座られた方と話す。
岡山市から来られたそうで,短髪クラブの皆さんはよくご存じの様子。
その方から車の話やオーディオの話を伺う。自分もとても興味のある部分なので,
ずっと聞き入ってしまった。いつかそのお寺にお参りしてみたいものである。

帰宅してからは買い物など。そして家でゆっくり。通知表は進まなかったが,
いい休養ができた。
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寄る年波には

今日は法事4件の忙しい一日となった。それに拍車をかけたのが,住職である父親の
思い違いだった。当初の予定通りであれば全く問題なかったのであるが,住職が
そのうちの一軒に対して12時にお参りする予定を,わざわざ10時30分に変更をお願いに
行っていたのである。住職はそのことをすっかり忘れており,ダブルブッキング状態に
なっていたのである。前日までに調整は済ませていたのであるが,突然の変更が
何件かに及んだため,お詫びをすることに。

以前,ある方から指摘をいただいたことがある。そこまで問題がわかっているのなら,
なぜ自分が最初から調整にあたらないのかと言われたことがある。
全くその通り。年を寄せる父親にそれを任せきりにしていた自分が悪いのだ。
母親とも相談して今後改善していくつもりである。

それにしても難しい問題だ。
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会議

今日も家浄を一日がかりでお参り。様子が変わらないお宅,また,入院されたり
お亡くなりになって代替わりされたお宅など様々。中でも以前役員をされていた
方で,途中患われて元気がなかった方が,「また酒が飲めるようになったよ」と
嬉しそうに話されていたのが印象的だった。

夕方からは会議。年末年始の行事に関しての最終打ち合わせ。その後忘年会。
たくさん飲んでしまい,帰ってから仕事にならなかった。(泣)
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家浄開始

今年も師走に入り,1週間早い家浄のスタート。住職である父親が言い出した。
体力的に自身がなくなったのか,準備ができたからかはわからないが,自分にも
メリットがあるので,同意した。やはり時間に追いまくられてよりはきちんと拝みたい
という気持ちがある。そのためには,不自然でない範囲で早い時期に始めること。
それしかない。年々忙しくなっている気がするので,それを逆手にとって
早めに取りかかるようにしようと思っている。

毎年決まって元気に応対して下さるおばあさんがいらっしゃる。
待っていて下さることがとてもありがたい。とても元気をいただける。
そして,おばあさんの笑顔につられてこちらまで笑顔になる。
人と人との関係はこうありたいものだ。
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友人の三回忌

インドのムンバイで凶弾に倒れた友人の三回忌をお勤めしてきた。
彼のお母さんは心痛からか,体調を崩されていて,やつれて見えた。
彼の奥さんは元気を取り戻しつつあるように見えるが,心の内は一体どうなんだろう。

彼の死から学んだことは,いのちの重み。

残されたものの喪失感。

だから,命あるうちは,生きなければならない。

いくら自分の人生に意味を見いだすことができなくても,周りで支えている人からすると,
生きているだけで意味があるのだ。
また,生きている意味を感じられないなら,意味を感じられるようになるまで
がんばるしかない。無責任と感じられるかもしれないが,それが真理だと思う。

人から見て意味のあることをやろうと思えばそれは難しいかもしれない。
しかし,あくまで,自分が納得できるようにするならば,それは,自分との
折り合いのみ。人や環境のせいにはできない。

しかし,自分はそういう意味で,意味のある生き方ができているだろうか?
そんなことを考えた一日だった。
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真庭仏教徒大会

今日は1時間だけ出勤して,年休をいただいて真庭仏教徒大会のお手伝いに行ってきた。
7月にうちの寺で公演していただいた「うたかたり」を仏教徒大会で演じていただくため。
仏教徒大会と演者である天野高雄さんと小林啓子さん側の連絡役を仰せつかった。
そして今日,現場でのお手伝いをさせていただいた。小林啓子さんは年齢を
感じさせない美貌で若々しい。自分のことも覚えていて下さった。
簡単な挨拶の後は舞台に入り,音響や機材のセット,音響係との連絡,調整を行った。

さて,本番。さすがはホール。音の良さを感じながら聞き入っていた。
天野こうゆうさんのお話と小林啓子さんの歌声に会場全体が聞き入っているのが
よくわかった。実際に公演後も,会場の反応がすごく良かったとお二人が話されていた。
公演後には物販のお手伝い。皆さん大変喜んで買って下さっていた。
天野高雄さんと小林啓子さんも出てきて下さり,会場に来られた方もお二人に感想を話されていた。

公演終了後は予約しておいた湯原の温泉旅館に入る。一緒に食事をいただきながら
いろんな話を伺う。拝!ボーズの話や,うたかたりの今後の方向性など。
まるで楽屋トークを聞いている感じだった。また自分のことにもいろいろと
アドバイスを頂いた。正直,耳の痛い話もあるが,それはじぶんを思ってこその
アドバイスだと理解している。わかっていても前に進めないときに背中を
押してもらえる,そんな感じか。
次の朝までお供をさせていただくことに。大変貴重な経験をさせていただいた。
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返事を書く

最近,姉のつながりでお知り合いになった方とのやりとりが続いている。
その方は大変信仰心の篤いお方で,ご自分でいろいろと勉強なさったご様子。
書物による理論的な勉強というよりは,いろいろなことを体感なされてその経験の
積み重ねから自分のお考えを固めてこられた感じがした。そこからいろんな質問を
して下さる。こうしたやりとりの中で,自分は自分の役割というものを感じる
ことができる。み仏の教えにすがりたい人,それを伝える自分。もちろん,
勉強不足は承知の上。しかし,勉強が足りるまで待っていては何もできないと思う。
自分もその営みの中で成長できればと思っている。
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坊主サミット2010

普段から聞いている天野こうゆうさんと桂米裕さんのラジオ番組「拝!ボーズ!!」から
生まれた企画「坊主サミット2010」に参加させていただいた。この番組は
普段はFMくらしきやFM岡山で流れているのだが,当然自宅では聞くことができない。
だが,放送日から数日後にはpodcastやようまいり.comで聞くことができる。
このため,栃木から来られた方や,宮崎から来られた方もいらっしゃった。
自分はと言うと,進行のお二人がこちらにも振って下さるのだが,なかなかとっさに
話が出てこず,苦労した。だが,合間の時間を取って下さったため,参加者同士は
どんどん打ち解けてきた。詳細は後日アップして下さるのだが,テーマは「力」。
皆さん様々な思いを持たれている。そして,その思いに触れることができたのが,
今回の大きな収穫であった。自分のようなものがという思いもなくはなかったが,
今回の参加資格は,「僧侶であり,拝ボーリスナーであること」なので,資格はある。
後は,自分がそこに行こうとする意思のみ。本当に参加して良かった。
収録終了後,拝!ボーズ!!10周年突入記念と天野こうゆうさんの出版記念パーティー
にも参加させていただいた。多くの方々がこの番組作りを支えているのだなあ,
と実感した。また,一リスナーとしての交流もできた。
途中からは沖縄唄者の松田一利さんのライブもあり,とても豪華な会だった。
2次会は佑明次で。初めての店だが,焼き鳥も刺身も大変に美味だった。
Deepな倉敷を見せてもらった。また,会話もDeep。さすがは身近な人のみが集まると,
普段放送では絶対聞けないような話も聞くことができた。

宿に帰って,一緒に放送に参加したメンバーと3次会。年齢も宗派も違ったが,
そこで感じたのはお坊さんとして何かできるのかを一生懸命考えているのは
同じという連帯感だった。すごくわかり合える,心地の良い時間を過ごせた。
こうした出会いの機会を作って下さった,天野こうゆうさんと桂米裕さんに感謝。
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勉強会

今日は月に一度の勉強会。だが,主催の方はお留守で,3名のみで行った。
自分がもっとできればいいのだが,まだまだであることを思い知らされる。
それでも一緒にやってくれた2名の若いお坊さん方は,一緒に行じて下さる。ありがたい。
自分ももっともっとできるようにならなければという思いと,少し緊張感が足りなかった
ことを反省。
反省会終了後は東津山の「食いしん坊」でホルモンうどんモダンを食す。うまかった。
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法事 お参り 同窓会

今日は法事からスタート。といっても角塔婆2本と平塔婆1本。塔婆書きも
かなり時間がかかった。書き終わるとすぐに法事へ。法事を済ませてすぐに
お彼岸のお参り。終わって一休みしたらすぐに帰宅して同窓会。

中学生の時に短い間だったがお世話になった先生が再び勤務されているということで
その先生をお招きして同窓会を開くことになった。まずは中学校の体育館で
ソフトバレー。中学校の学活などでよくやっていたので,みんなそれなりにできる。
お遊び程度にと思っていたのだが,もう汗だく。大失敗。でも楽しかった。
その後,食事。みんなは飲んで楽しんだ。自分は当時の家から引っ越して
しまっているので,先生を車で送っていくので,飲まず。それでも楽しかった。

また再会を約束して別れた。
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お彼岸参り

今日は彼岸の中日ということもあり,岡山,倉敷の檀家さんは墓参りで,
結局2件のお参り。時間には余裕を持って動くことができた。昼前に終わったので,
久しぶりに宝来軒でチャーハン。勢いでラーメンも頼んだが,これはやはり余分だった。
おいしかったのだけど,チャーハン大盛りのうえにラーメンはさすがに堪えた。
チャーハンを普通サイズにするか,今回は我慢するか,どちらも考えたのだけど,
自分に負けてしまった。反省。
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勉強会

今日は昼から勉強会。それに先立ち,腹ごしらえに津山の「とん喜」でロースカツ定食。
衣がさくさくしていてさっぱりとしたおいしさだった。また行きたいと思うお店。

その後勉強会へ。相変わらず受け身な自分だが,それでも参加させていただいて
少しでも自分の中に蓄積することができればと思う。勉強会の中身は護摩の法会だが,
その後の反省会というか,フリートークもすごく勉強になる。それぞれの参加者が
思いを述べあって,み教えについて理解を深めていく。自分の場合はまだまだだが,
それでも皆さんの考えに触れる機会をいただけるのはとてもありがたいこと。
続けて参加させていただきたいと考えている。
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会議

今日が7時から寺の会議。といっても総代会ではなく,参与会,先達会の代表が
集まっての会議。それぞれに総代経験者や様々な分野で活躍してこられた人たち。
思いをうまくまとめるのには丁寧に事を進めていく必要を感じた。
合意事項を積み上げ,きちんとした方向性を出していく。
いい勉強になっていると思う。
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法事

今日は朝からある地区のお大師様像を動かすため,地区の集会所へ。
移動が終わって帰宅して法事一件。結構その世界では有名な金属加工の
メーカーの方のお話を聞かせていただく。鍛造が得意な会社らしく,
特許もあるので,自動車メーカーが結構視察にくるのだそうだ。そこで大切なのは
きちんと発想ができる人が必要なのだそうだ。人がやらないところに発見がある
というお話だった。子どもたちにも聞かせたいと思うようなお話。

帰宅してからは,昨日の疲れからか昼から撃沈。
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西宮へ

先日,句碑や陶芸作品を御寄贈下さった陶芸家の先生の誕生会に招かれたので
参加させていただいた。そのメンバーがすごい。国会議員の先生や,自衛隊の
幹部の方々。ものすごく気さくな人ばかり。だが,国に対する思いは自分の想像を
はるかに超えていた。その志の高さに本当に頭の下がる思いだった。
こうした善の心を持った人がいらっしゃることをお伝えするのも自分のつとめ
ではないかと思った。本当に貴重な経験をさせていただいた。

余談だが,アマチュア無線の国家試験の結果発表日だったので,iPhoneで
JARDのホームページで見てみたのだが,自分の受験番号を入力すると,出力は
されるのだが,文字化けして読めなかった。iPhoneには文字コード変換機能が
あるかどうかを探すことができなかったので,帰宅するまでお預けに。
帰宅して確認すると合格していた。まあ,問題は簡単だったので心配は
していなかったのだが,結果を見て一安心。ほっ。
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お接待

今日は寺で管理している大師堂の縁日。毎年1月,8月,12月はせいだいにおこなう。
先日句碑をご寄贈下さった陶芸家の先生がまたお越し下さるというので,
そのお接待も行った。とにかく暑い一日だったので,外での活動には骨が折れた。
だが,先生のお話はいつもながら驚くことばかり。住んでいる世界の違いというか,
見ている視点の違いに,そういうとらえ方もできるのかと感心させられる。
こうしてつながったご縁を大切にしていきたいものだと思った。
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お盆が終わっても

結構忙しい。8時から少し離れた大師堂周辺の草刈り。2時間ほど汗を流して
刈り払い機で作業。役員さんも集まって総勢十名以上でかかったので,広い範囲も
これだけの時間できれいにすることができた。
終わって戻ってみると山門の幕おろしをしていた役員さんが一休みしていたのでご接待。
それも終わって着替えて今度はお墓の性抜き。ミニバイクで行ったのだが,
帰りになんとパンク。近くにガソリンスタンドがあったので,そこで空気を
入れてもらうが,結局家まで持たず,途中から押して帰ることになった。
また自分で直すか,修理に出すかは考え中。
午後からはやっと残暑見舞いはがきづくりに取りかかる。
Adobe Illustratorを使ったのに,まだまだ普通のはがきソフトと同じこと
くらいしかできてない。もっと使えるようになりたいが,ゆっくり時間を
かけていられない。なかなか難しい。
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お盆終了。

昨日よりは少しゆったりしたペースで拝むことができた。やはり14日は希望が多く,
それに比べて今日は少し楽をさせてもらった。昼に戻ってきて一休みして,
3時から家内法事。家族の皆さんばかりなので,こぢんまりした感じでお勤め。
これもなかなかいい。お墓で拝む頃には暑さも一段落し,気持ちよくお勤め
させていただくことができた。夕方は津山で打ち上げ。
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初盆

今日は初盆のお宅を5件お参り。時間はものすごくタイト。遅れないように
気をつけるが,どうしても時間が後ろへずれていく。結果的には大きな遅れは
内容にすることができたが,やはり準備段階できちんと作戦を練っておくべきだと思う。
午後は棚経でお留守だった家にお参り。その後,嫁さんの実家へ墓参り。
戻って境内にろうそくをともす。やはり忙しい。
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お盆モード開始

今日から早速お盆モード。いろいろ予期せぬ事態でその対応に追われる。
事なきを得たが,スケジュールを組むときには二重,三重の確認が必要だと思った。
それをすませて母親の実家へ墓参り。さらにまた舞い戻って寺で会議。
夕方はミニ灯籠をともして迎え火をする。
いよいよお盆だ。
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倉敷・岡山へ

今日も朝から棚経。倉敷方面から入る。通常,土曜日にお参りすることが多かったが,
今日は日曜日ということで,都合が悪いとおっしゃるお宅はなかった。
年に数回お参りするわけだが,変わりのないお宅,様子の変わったお宅がある。
特にご高齢の方のいらっしゃるお宅の場合,体調によっては様子が大きく
変わって見えるのだ。特に体調が良くない場合,弱気な発言が続く。
病は気からといわれるが,まさにそんな感じがした。
いつまでもお元気でいていただきたいものである。
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昭和な家

CKBの葉山ツイストという曲に「フェンダーミラーのセドリックで昭和にワープだ」
という歌詞がある。そのほかにもCKBの歌詞のキーワードに「昭和」という言葉が
よく出てくる。これは,高度成長期の日本を象徴する代名詞として理解している。
棚経で檀家さんのお宅にお参りすると,昭和なテイストを色濃く残した家が,
少ないが存在する。今日は昭和40年から50年にかけて地域のリーダーとして
活躍された方のお宅にお参りした。すべての雰囲気が昭和。置物から壁紙まで。
まるでそこだけタイムスリップしたかのよう。活躍された方が亡くなられて
その後はずっと奥様(だと思う)が家を守られている。
許可をいただいて写真を撮らせてもらった。
showa

その方も今年80になったとおっしゃる。今日は女学校でのお話を伺った。
戦時下でさぞご苦労されたと思いきや,それはみんなそうだったので,
それほど苦しいとは思わなかったという。むしろ戦時の労働力として動員され,
授業を受けなくて良かったのが楽しかったとおっしゃっていた。
ただ,老いてなかなかきびきび動けない人を監督のような人が棒で体罰を
与えていたという。今考えるといじめだったと思うとおっしゃっていた。
やはりその時代を生で体験した方の言葉には説得力がある。
自分たちが見聞きした歴史はやはりバイアスがかかっていると思った方が良いと思う。
もちろん一人から聞いた歴史がすべてではないが,そういった一面があることも
伝えていきたいと思う。
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こぼんさん

今日はこぼんさんに2人出会った。一人目は小学校2年生の丸刈りの少年。
自分の姿を見るや,「待っていました」とお出迎え。脈ありと見て隣に座らせる。
きちんと座り,手を合わせている。読経が終わり,そのことをほめると,
自分のことを話し出した。なかなか頼もしい。
次は保育園児。昨日から熱を出しているというのだが,お坊さんがお参りに来たら
起こしてくれと言っていたのだそうだ。少し前に座禅の様子が出たテレビ番組を見て
自分もやってみたくなったらしい。その子もきちんと座ることができていた。
半跏座の座り方を教え,やらせてみるととても様になっている。こっれもしっかり
ほめておいた。彼にとってこの体験は今後彼の仏事に対する考え方をプラス方向の
イメージで固定することができると思うからだ。
彼らのような子どもがまた多くの人々によい影響を与えてくれればと思う。
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97才のおばあちゃん

例年より一日早く,今日から棚経をスタートした。一人暮らしのおばあちゃんの
お宅へお参り。自分が小学生の頃からこのおばあちゃんは年を取っていないのか
というくらい印象が変わらない。お年を聞いたらあと3年経てば100才になるという。
ということは御年97才。驚異的な元気さである。今でもぼちぼち畑仕事をするという。
三度のご飯はいつもおいしくいただけるという。「こんなになるまで元気で
生かしてもろうて(生かしてもらって)ありがたいことです。」と屈託無く笑う。
長生きの秘訣はこんなところにあるのだと思った。
来年もこんな話をしたいものである。
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勉強会

今日は法事1件を済ませ,有志の勉強会。午後2時半から,約2時間のお勤め。
お勤めの後の話し合いも内容が濃く,まだ自分がついて行けていない部分もあるが,
それでも参加させていただいている。また会が終わった後も寺の境内に座り込んで
話すこと約2時間。信仰について,自分たちの心のありようについてそれぞれの思いを
話し合った。この空気感を大切にしたい。
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うたかたり

高野山真言宗本山布教師である天野高雄さんとフォークシンガーの小林啓子さんが
出演するライブイベント「うたかたり」をうちの寺で公演していただいた。
約70名の参加で本堂は満員。ライブの様子を言葉で伝えるのは本当に難しい。
法話の中に笑いあり,涙あり,そしてすばらしい歌声。
約2時間の公演があっという間に感じられるほど。もっと聞きたいと思える幸せな
ひととき。参加してくれた皆さんが口々に話していた。主催者側としても
うれしい瞬間。また明日からの力をいただいた気がする。ありがたかった。
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お礼

今日は法事を一件済ませた後,先日句碑をご寄贈下さった陶芸家の先生にお礼を
と思い,西宮へ。初めての場所だがナビの案内で2時間ほどで到着。
お留守かと思われたが,奥の居室にいらっしゃり,すぐに表の部屋を開けて下さった。
すぐに秘書の方を呼んで下さり,庵のいろんな場所を案内して下さった。
先生の作品を置いている場所は,所狭しと先生の作品が置かれており,
先生でないと出せないといわれているような模様や色の作品なども惜しげなく
見せていただいた。次に工房を見せていただいた。作るところを見せてあげるといって
ろくろを回して作品ができるまでを見せていただいた。あっという間に粘土の塊が
作品になっていく。まるで粘土そのものが意志を持っているかのようだった。
そのくらい先生の手さばきは手際が良く,鮮やかだった。
娘が興味深そうに見ていると,一緒に葉っぱのお皿を作ろうといって娘にも
体験させていただいた。秘書の方が言うには先生自ら作品を作るところを
見せていただくことなど,秘書の方でも滅多にないことなのだそうだ。
それが突然お邪魔した田舎寺の家族にここまでしていただけるなんて
あり得ないことである。その後も秘書の方が買ってきて下さったお寿司をいただき,
しばしお話を伺う。小学校1年生の頃から大変な書家について書を学び,
大人でもかけないほどの達筆だった。6年生の頃の作品に至っては様々な書体を
自在に書き分けられていた。そのほか学問についても大変に造詣が深く,
どんな話題にも詳しくお話し下さる。こういう人を天才というのだなあ,と思った。
だが,偉ぶるそぶりは全くなく,私たちにも丁寧な物腰で接して下さる。
こうしてお目にかかれるだけでもあり得ないほどの光栄なのかもしれない。
そんなことを感じながら庵を後にした。
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句碑建立式典と総会

今日は陶芸家の先生の句碑建立式典と世話人総会のダブルヘッダー。
陶芸家の先生は本来ならうちの寺のような規模でなく,もっと大きな本山クラスの
お寺から依頼があるような方。句碑建立どころか,寺に来ていただくことすら
あり得ないようなお方。それが今日わざわざお越し下さり,碑を御寄贈下さる。
本当に良縁に恵まれているとつくづく思う。このように書くとこうしたVIPな方と
知り合いになれたから喜んでいると受け取られるかもしれないが,そうではない。
始まりは小さなきっかけに過ぎない。それも陶芸家の先生と直接つながって
いたわけではない。檀家さんではないが,地元出身の方が取り持って下さったご縁。
ここ数年,なぜかこのように普通だったら知り合えないような地域の方とつながる。
そしてその方との信頼関係の上に現在でもその関係が継続的に続いている。
自分はこの信頼関係のつながりが増えることがとてもうれしいのだ。
もちろん檀家さんともそのような関係の方を増やしているところである。
これは,学校に勤めていても同じことがいえる。相手を色眼鏡で見たり,
自分の価値基準だけで判断すると,そこに信頼関係はできない。最初は意見が違っても,
話し合ううち,その人の人柄が良いと判断できるなら,違いを乗り越えて
やっていけると思っている。今までその方法で自分なりに乗り越えてきたと思うから。
それはその後の総会でも同じだった。議事はすべて可決されたが,その後の
懇親会で総会での意志決定のやり方に不満を持っている人がいた。
いろんな会で会長をされたような方。30分以上そこで語り合った。
今日は完全に納得していただくことはできなかったようだが,任期中には
考えも変わってくるのではないかと期待している。外野として眺めている時に
持った考えは,運営側に入ると事情がわかって理解が得られるということは
今までにもよくあることだからである。裏を返せばもっと一般の方にも
理解が得られるように努力をすべきではあるのだが。
まだまだやるべきことはたくさんある。
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うれしい言葉

今日は朝から会議一件,法事一件。法事は四十九日で毎週ずっとお勤めしていた。
法事はあいにくの雨だったが,それでも滞りなく終わり,最後の施主様が挨拶の時に,
「7日ごとのお勤めの時,お寺様と一緒にお勤めをしている時間がとても心が安らいだ」
とおっしゃった。大切な肉親を失い,大変ショックを受けられたご様子だったが,
四十九日を迎えて痛みが少し癒されたのだと思う。

その後施主様がお酒をつぎに来られて,本当にありがとうございましたと
再びその時間の良さを語られた。ありがたいことだと思う。
法事は亡くなった人の供養という側面で語られがちだが,残された人々が
いかに心を平静に戻していくかということも自分たちの大切な仕事だと思っている。
それを認めて下さった気がして,すごくうれしかった。
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勉強会

今日は有志での勉強会があった。前回よりは準備をしていったつもりだが,
自分がなんにも知らないことを思い知ること多数。だが,それをしないと
自分がどこに進んでいいのかわからない。だから参加させていただくようにしている。
ただ,ありがたいことに自分が知らないものとして教えて下さるので,すごく助かっている。
でも,ここを見ればわかるというところがわかったら,当然自分で予習すべきだと思う。
それが自分のためになるのだから。
来月までに仕事の合間を縫ってどれだけできるかわからないが,
やりますと言ったところだけはちゃんとできるようにしておきたい。
プラスαの部分が自分のやる気の物差しになると思う。
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花祭り

花祭りの様子

花祭りの様子
毎年5月5日に花祭りを行っている。本来は4月8日なのだが,旧暦に近い方の休日
ということで5月5日になっている。最近ではそれが定着し,子どもたちが
よくお参りしてくれるようになった。娘の同級生つながりというのもあるが,
ありがたいことだと思う。今年は甘茶のほかに密教婦人会の方々が出て下さり,
うどんの接待があった。これも山菜の天ぷらをのせた豪華なもの。
一緒に行った行者様のおまつりにも多くのお参りがあった。これもありがたいこと。
さらに昼から法事1件。三回忌。ご主人を亡くされた奥様は当初とても
憔悴しきった様子だったが,この三回忌でまた元気になられているように見えた。
心の仲間では見えないけれど,「うちの旦那の性分じゃけえ仕方ないわ」と
笑う姿に強さを感じた。
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連休は忙しい

今日は法事1件,夕方からお勤め1件。
法事ではいつも懇意にして下さるお宅。お父様の供養にと,珍しい酒がいっぱい出てくる。
「十四代」「朝日山」「呼友」など…正直どれほどすごいのかわからないが,
話によるとすごいらしい。確かに「十四代」というのはさらりとしていて,
香りもすばらしかった。普段自分は家ではアルコール類を一切口にしない。
そのため,酒をを取り寄せて楽しむという習慣もない。でも,おいしいことはわかった。
きちんと失礼のないように帰ったものの,帰ってから睡眠スイッチがオンに。
姉と姪が帰省していたが,あまり話せないままダウン。帰る頃起き出して見送り。
夕方にはもう1件のお勤め。少し疲れていたので早々に失礼させていただいた。
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不思議な出会い

今日は,あるご縁がきっかけで高名な陶芸家の先生が寺を訪ねてきてくださった。
このblogをご覧になっている方ならおわかりのことと思うが,全く陶芸の知識はない。
もちろん,どの作家が有名かなど知っているはずがない。かろうじて知っているのは,
備前焼の作家に藤原という先生がいらっしゃることと,元同僚の先生が勤務校の近くで
師匠について陶芸の勉強をされていることくらい。はっきり言ってこの分野では
一般常識すら知らないに等しい。だが,ご縁というのはあるものだなと思う。
知り合いを通じて紹介され,その作家の先生が寺にお見えになったところ,
大変空気がよく,落ち着ける場所だといって気に入ってくださったようだ。
それから,寺が管理している大師堂の近くに句碑を寄贈したいとお申し出があった。
どうも,多くの寺や神社から依頼されて作ることはあるけれど,自ら申し出て下さる
というのは初めてのことらしい。当然ながらうちの寺にはそんなことを
依頼できるような財力もなければ,格式もない。元々知らなかったのだから。
でも,お話を伺ってみるとものすごい方というのはわかる。芸術,科学,法律と
ありとあらゆることにアンテナが高い。自分が想像もつかないほどに。
古い文献もずいぶん読んでおられる。「本業の人を目の前にして申し訳ないけれど」
とおっしゃるが,聞いていて理解できない自分の方が恥じ入ってしまいそうだ。
でも,「まだ足りない」のだそうだ。いい作品を作るには世の中のありとあらゆることを
知らなければならない。先生はそうおっしゃった。まだまだ道半ば。人間生きている限り,
煩悩はなくならない,そうもおっしゃった。
陶芸の知識も教養もない自分が,各地で作品を熱望され,講演活動で全国を
飛び回っておられる先生のお話をほぼ独り占めできる幸せをかみしめていた。
これもご本尊のお導きか。ここ数年,不思議な出会いをたくさん体験している。
もしかしたらこれからもあるかもしれない。これこそ,ご本尊の力だと信じる。
有難き幸せ。
続きを読む>>
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高野山の時間

通勤中の車の中でipodの中に入れたまま聞いていなかった「高野山の時間」を聞いた。
この,高野山の時間は,高野山真言宗の本山布教師の方が10分程度の法話を
聞かせてくれる。iTunesでも購読可能。2007年の放送から聞くことができる。
なかなか日々の生活の中で余裕がなくなっていた自分の心に広がりを持たせて
くれるような気がした。これは真言宗の檀家の方でなくても,仏教の方でなくても,
十分に自信を持っておすすめできる内容。「仏様のみ教え」という言葉が
使われることもあるが,そこでいわれている内容に耳を傾けてみると,ほかの宗教を信仰されている方でも十分に通用する内容だと思う。

今,心に悩みや苦しみを抱えている方は,どこからでも聞いてみることをおすすめする。
もちろん,それほど悩みがない人にとっても自分の世界を広げてくれる,
とても優れた放送だと思う。もし機会があればぜひ聞いていただきたい。
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勉強会

今日は午後から有志の勉強会に参加。なかなか自分からは進んで勉強できない
弱い心の持ち主なので,こうして誘ってくださることはとてもうれしい。
いろいろと自分の足りないところを再発見させてくれる。別に指摘されるわけではなく,
皆さんの話を聞いたり動きを見ていて,自分に足りないところがいやでもわかる。
同じ会所で行われた第二部も濃い内容だった。話の内容はまだ自分でも
うまく咀嚼できていないのでもう少しあたためておきたい。
でも,その場所に自分の居場所があると感じさせてくれるような雰囲気で
メンバーの皆さんには感謝したい。来月も行われるようなので,今度は
今回の反省を生かして,もう少し主体的に取り組んでいきたい。
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四国へ

今日は朝から四国へ。曾祖父の甥の奥さんの三回忌。本家筋にあたるのだが,
この奥さんで本家筋が絶えてしまったので,自分たちで仏壇を引き取らせてもらい,
毎日お勤めしている。だが,墓が四国にあり,また,奥さんの実の妹さんが
なくなるまでの間となくなってからの墓や家の管理をしてくださっていた。
それは今も続いている。だから,そちらに出向いて法事をさせていただいた。
といってもごく略式で,寺でお経を上げて,四国に移動し,お墓でもう一度お経を上げ,
会食をするというもの。ここでもまた大変お世話になってしまった。
でも,それでもお互いが納得の上ならそれもありかな,とも思う。
帰りに岡山の姉のところまで帰省していた妹家族を乗せて帰る。
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行事いろいろ

今日は寺の密教婦人会の総会。プログラムの中で法話を設定されており,
お話しさせていただいた。信仰の心をぜひ家庭の中で受け継いでほしいという内容。
実際に信仰に篤いお宅では子どもたちの動きや物言いが違う。それは,
これから子どもたちが幸せに人生を歩んで行くための要素が自然に教え込まれていると
思うからだ。実際に自分が体験した例を交えて話した。
昼まで密教婦人会があったので,終了後学校に行って片付け。まだまだ
やることはあるのだが,とりあえず進んできた。
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お彼岸参り2

今日は津山方面お参り。
津山でB級グルメのイベントがあり,院庄IC付近は渋滞していた。
市内は大渋滞かと思いきや,市内は何事もなかったよう。どうも市内の渋滞を
避けるため,近くの空き地に臨時駐車場を作ってそこからシャトルバス運行を
していたらしい。それが正解だろう。一般住民の生活が麻痺するようでは困る。
無事2軒のお勤めを終えて,さらにもう3軒お勤め。帰宅すると4時前。
総代会の資料作りに取りかかる。ほとんど学校関係の仕事は進まないまま総代会へ。
会議は無事終わったが,結局学校関係の仕事は進まなかった。まずい。
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お彼岸参り

今日は朝から倉敷・岡山方面へお参り。前日も帰宅が遅かったので,
ぎりぎりまで寝ていて,慌てて出発。高速の途中で,大事なものを忘れたことに気づく。
幸い母親が今日は香川に行く用事があったので,電話して持ってきてもらった。
それでも予定時間より45分程度の遅れがずっと続き,ご迷惑をかけてしまった。反省。

今日の教訓
急がば回れ。 出発前の確認を忘れずに。
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高蔵寺 初薬師

今日は高蔵寺のご住職様にお声がけをいただいて,初薬師のお手伝いに伺った。
お手伝いといっても,勉強させてもらいに行ったというほうが正しい。
目の前で護摩を修する様子を見せていただいた。大勢の参拝者が見守る中,
粛々と進行していった。助法の方がよどみなく進行をサポートされて,
ここにも感心しきりだった。夢中でお経や真言をお唱えしていただけなので,
特に何も考えていなかったはずだが,終わったときには涙が出ていた。
自分もお坊さんとして参加したわけだが,お坊さんってすごいと改めて思った。
これは諸先輩方を見ていていつも思うこと。自分はまだまだ勉強すべきことがある。
卑屈になっているのではない。本気でそう思う。道は遠いが,一歩ずつ
歩いて行かなければと思う。機会を与えて下さった住職様に感謝。

護摩が終わった後は,薬膳スープのお接待。とてもおいしかった。
その後住職様と多聞寺の吉田宥禅師による法話。こう書くと非常に堅苦しく聞こえるが,
実際は笑いが起こるほど楽しいもの。その後,沖縄から歌手の松田一利さんを迎えて
音楽奉納。三線と歌,ギターの調べですばらしい時間を楽しんだ。
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掃除も一段落

本堂・境内の掃除も一段落ついた。一年のほこりを落とし,きれいにすることができた。
…自分の部屋は後回し。雑然とした状態のまま年を越すことになりそう。
毎年,こんな感じ。もう少しゆとりを持って迎えたいものだが,どうも
変わりそうにないなあ。曲げてはいけないものが多すぎて,簡略化はできない。
協力者を頼むという手もあるが,それとてすぐにできることではない。
少しずつ工夫を重ねていこうと思う。
夕方は家族で焼き肉。久しぶりに食べた。おいしかった。
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岡山・倉敷方面家浄

今日は朝から家浄に出る。普段なら空き時間が出るのだが,軒数が多いせいか
余裕は全くなかった。言い換えれば無駄がなかったと言えるのだけど。
またいろんな話を聞いてきた。いつも教えていただいているお医者様のところでは
ご高齢になり,免許証を返上したお話を聞いた。90を越えるご高齢。
ちょっとした物損事故を機に免許証を返上なさったそうだ。
大きな過ちをしてしまったら長生きをした意味がないとおっしゃった。
ハンドルを握るものの責任として心に留めておきたいと思った。

今日はスケジュールの都合で倉敷が後になった。イオンに寄って娘の
クリスマスプレゼントのWiiに追加するリモコンを買ってきた。
別に頼まれたわけではなく,娘とマリオカートがしたかったから,さらにソフトと
ハンドル部分を購入。いつまで遊んでくれるだろうか…
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時が経っても

今日も家浄。朝から午後4時前まで。最後のお宅は先日1周忌を行った同級生の家。
このお宅は彼の1周忌を済ませた後,すぐに彼の祖母が亡くなった。
彼の命日とほぼ同じ日だった。彼の家族にとっては単なる偶然とは映らなかったようだ。
彼の母親と話をした。短い間だったが,その会話からいろんなことを感じた。
やはり1年経ってもその傷は癒えていないようだった。
そして,今回のおばあちゃんの死。彼の母親は「彼が連れて行ったんでしょう。」
ただ一言だったが,とても重かった。かけるべき言葉が見つからなかった。
いや,存在しないのかもしれない。それほど死というものは重いのだろう。
時が経っても消えないその痛みをひしひしと感じた。
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カミングアウト

檀家さんのお宅にお参りすると,いろんな話を聞く。当然,重い話もある。
今まで自分が知らなかった寺の様々なことのいきさつや人と人との関係のこと。
「あなただから」といわれる言葉の裏には様々な思いが隠されている。
その思いに答えられるよう最大限の努力はしているつもり。
今日もそんな重い話を聞いた。そこで考えたこと。
「あきらめない限り,問題は解決できる(かも)。」
かもがつくところが何とも頼りないが,今のところは見通しがもてたということ。
あとは実行してみるしかない。
もっと重大なカミングアウトがあると思って期待した方,ごめんなさい。
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ぎんなんの話

今日も家浄(けじょう)。他の地区のお寺ではあまり聞いたことがないのだが,
お正月前に各家々をまわり,床で拝む。その中で檀家さんと様々なやりとりがある。
農業で生計を立てている檀家さんではいつも農業のことを楽しく教えてもらう。
今日も興味深い話を聞いた。ぎんなんの話。イチョウにはオス木とメス木があり,
実がなるのはメス木の方らしい。また,ぎんなんの殻で雄と雌は見分けられるとのこと
オスの方はいわゆる普通の2分割タイプのぎんなん。メスの方は3分割,4分割に
なっているそうだ。実物でたしかめてみると確かにそうなっているものがある。
また,実がなるまでには色々と条件があり,メス木単独でもならないのだそうだ。
見えるところにオス木がないと実がならないらしい。そこで「花粉の関係か何かですか」
と聞いてみると,「いや,そうじゃないオス木が見とらんとならんのじゃ」とのこと。
何とも色っぽい話。見られてないといけないのか。もちろん科学的裏付けが
あるわけではないだろう。でも,経験的にそうなのだろうなとは思う。
その他ぎんなんの果実の部分をきれいに取り除くために川砂できれいに洗うとよいこと,
冷たいので晴れた日にしかできないこと,2度,3度洗わないときれいにならない
ことなどを聞き,手間がかかっているんだなあと実感。おみやげに一袋いただいた。
ちなみにおでんに入れてもおいしいそうだ。おこわにも入れるらしい。
ぎんなんの話だけでこんなに楽しめるなんてすごいと思ってしまった。
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2つの背中

今日は午前,午後をかけて一つの地区を回った。そこで出会った老夫婦。
ご主人にはいつもお世話になっている。ご主人は太平洋戦争を生き抜いた方。
曲がったことの嫌いな方。戦後は地元で色々と活躍してこられた。85歳くらいだろうか。
その方の家にお参りさせていただこうと向かった時にちょうどご主人の運転する軽トラが
戻ってきた。助手席からは奥様がゆっくりと降りて来られた。
奥様はほとんど公の場には出てこられない。
ご主人は奥様は「認知症にかかっている」といわれる。また,腰が曲がってしまっていて,
頭は腰と同じくらいの高さになっている。奥様は一生懸命家を支えてこられたのだろう。
ご主人は奥様の方にまわると,すっと手を差し出した。奥様はご主人の手を頼りに
ゆっくりと家の方に向かって歩き始めた。自分が歩けば10秒もかからない距離を
1分くらいかけて歩いただろうか。自分はその間老夫婦に声をかけることができなかった。
声をかけるにはあまりに美しく,あまりに尊く,もったいないと思ったからだ。
50年以上連れ添ってきた歴史の重みのようなものを感じた。
ご主人は常々こんなことを語っておられた。
「わしは年老いてくたびれた女房の面倒をみにゃあいけんのです。」
その言葉通り週に数度奥様を病院に連れて行っておられる。
その背景を知っているからかもしれないが今日目の当たりにした2つの背中は
自分にたくさんのことを教えてくれた気がした。
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役員会

今日は仕事が終わってから寺の役員会・忘年会。やはり平日開催は忙しい。
バタバタで会場に滑り込む。議事はスムーズに進み,続いて忘年会。
しっかり飲んでしまった。しかし,その後まじめな話となり,酔った分はすっかり抜ける。
というか食べた分,飲んだ分はすべて(以下略)。

耳の痛い話を聞くのも勉強。今はそれが自分の仕事だと思っている。
でも,やはりきつい。
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岡山へ

今日は岡山へ法事1軒。先代の方が他の宗教を信仰していたらしく,また仏式に
戻りたいということでうちに声がかかった。これもご本尊が引き合わせて下さった
縁というものなのだろう。後はご本尊と施主様の間にいる自分のがんばり。
別に営業活動をしているわけではない。でも,うちにお願いしてよかったと思われるような
立ち居振る舞いは必要だと思う。そのためにはもっと勉強しないといけないと思う。
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別れの瞬間

今日は法事2軒があり,その後枕経に行くことになっていた。
今日亡くなった方は病気をされ,10年以上不自由な生活をしておられた。
奥様が介護をしながら信心深い生活をしておられた。
それが今朝突然息を引き取られていたそうだ。奥様は必死で心臓マッサージを
されていたらしい。そのお気持ちを考えると心が締め付けられるような気がする。
長い年月をともに過ごした相手が前触れもなく突然この世を去り,それを
引き止めようとする奥様の想い。枕経に行った頃はだいぶ落ち着かれていたが,
気を落とされている様子がわかった。
これから度々お勤めに行くことになると思うが,できるだけのサポートをしたいと思う。

自分の最後はどうなっているのだろうか。そんなことをふと思った。
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一周忌

今日は去年テロの犠牲になった同級生の一周忌。心を込めてお勤めさせて頂いた。
親族の他に彼の上司である勤務先の副社長さんと警視庁から三人お見えになっていた。
すごいことだと思う。彼の勤務先は大手商社グループ会社。その副社長さんが
お葬式にお見えになるのはわかるとしても東京からわざわざお越しになるのだ。
お話をさせていただいて,さすが器の大きな方だと感じた。
部下思いの男気のある方だった。彼の会社での様子,お客さんからとても
人気があったこと,同僚からいかに愛されていたかを涙ながらに語って下さった。
親族の方も,自分も泣きながら聞いていた。こんなに愛されている人がなぜ
死ななければならないのか。その疑問はやはり消えない。
しかし,立ち止まっているだけでは彼も喜ばないだろうということで話は一致した。
少しでも彼の親族,関係の方の痛みが和らいでいくことを願うばかり。
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うたかたりin笠岡

朝,出勤してからメールが届いているのに気づき,見てみると,高蔵寺のご住職様から。
うたかたりをやります。よかったら見に来ませんかという内容。うたかたりを
されることは知っていたが,週末のスケジュールを考えると無理だなあ,
とあきらめていた。でも,メールをいただいて気が変わった。今日行くことに即決。
笠岡のライブハウス萌に到着すると,早速ご住職様より,
「あなたに絶対聞いてほしかった」と言葉をかけてくださった。
とてもありがたいお言葉だった。自分のことを覚えていてくださること,
気にかけてくださっていたこと,本当にありがたかった。
うたかたりはフォークシンガーの小林啓子さんの歌から始まる。
優しくてそれでいて強い。素敵な歌声。聞き惚れてしまった。
続いて法話と歌とのコラボ。法話を聞いて,その法話を元に作った歌を
続けて聞く。すばらしい。法話で聞いたイメージを強化してくれる感じ。
法話を聞いて感じたこと,思ったことを歌を聴く間にさらに反芻する時間が
とれる。それがすばらしい歌声と一緒なので,その場にいる幸福な感じは
相乗効果を生み出していると感じた。
初めて聞いた月うさぎの法話は今,自分が考えていたこととつながって
とても心にしみた。「喜捨」という言葉について考えさせられた。
最初はそんな気持ちで動いていたのに,我欲によって台無しにしてしまった
痛い経験を思い出していた。最初にそうすると決めていたことは,
最後まで一貫して行わなければ全く完結しないのだということを
改めて気づかされた。
でも,それを無理矢理頭にたたき込まれる感じではなく,ご住職様の
優しい語り口と小林啓子さんの歌声によって,あくまで「気づかせてくれる」
という感じだった。本当に行ってよかったと思った。こんなチャンスを
与えてくださったことに感謝。
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やはりある。

今日は午後2時から法事のため,午前中は研究授業・研究発表に向けて仕事。
やはり午後2時からは待ち時間が長い。まとまった時間ができたのはよかったけど。
おまいりして,お勤めを始める前に,何宗だったっけ?なんて話す声が聞こえた。
中学生の女の子が「真言宗だよ。開祖は空海!」感心感心。でもね,こんな時は
弘法大師とかお大師さまというんだよ。と心の中でつぶやく。ここで今日の法話決定。
お勤めの後,まずお大師さまについて簡単に紹介。不思議な力に守られて唐に渡られ,
恵果和尚と運命的な出会いをし,密教を受け継ぎ日本に戻って来られたこと,
などを話し,その後の活躍なども紹介した。そして,大きな願いを持って
ご入定されたことも話し,その後にその家でお勤めさせていただいたご主人のことについて話した。大変信心深い方で,なぜそこまでの信心が
できたのか考えてみましょうと問いかけた。それはきっと大切なご家族を
何としても守りたかったからではないでしょうかと話した。多くの場合,
信心をされる方は自分のことよりも大切な人のためにがんばるからだ。
また,信心のきっかけは何か大きな力で守られていたり,不思議な体験を
されているということも付け加えた。もちろん,その不思議な体験というのは
超常現象というのではなく,偶然というにはあまりにもできすぎのような
出会いや出来事を指す。そんな話をした後,いきなりサプライズ。
その家の跡継ぎの方と思わず顔を合わせた。その後の宴席では別の方が
宗教について否定的な意見を出された。今その方を無理矢理考えを変えさせよう
とは思わない。いずれその人にもそのような機会が訪れると思うし,
その人がそのときに変わるかどうかはその人次第だからだ。
間髪を入れず,20歳過ぎ位の若い女性が自分の体験を語りにやってきた。
自分の話に反応したのだろう。正しく心を持つこと,感じたことに素直でいることを
話させていただいた。こうした人たちが正しく宗教についてとらえ,
大切な人を守っていけるよう力を発揮してくれたらと思う。
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続・不思議な話

先日,不思議な話としてアップしたが,その後別件でいくつか不思議な話を耳にした。
単に耳にしただけだが,やはり単なる偶然でなく,理屈では全く説明できないことが
この世にはやはり存在するのだなあ,と実感した。もちろん信じる信じないは
全くその受け手に委ねられている話なので,これを読んだ方でも,
Macchinはどうかしたんじゃないかと思われる方もあるかもしれないし,
いや,自分もそれを信じるという人もいらっしゃるかもしれない。
自分は坊さんでもあるので,やはり,それはあると信じる立場。

不思議なつながりは今までも「縁」という言葉で表現してきたが,
それにも収まらないのではないかと思えるようなこともあるのだなあ,と思う。

もし,何かを感じたり,見えたり,聞こえたり(それが夢の中であっても)するなら,
それは気にかけておいたほうがいいことかもしれない。
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岡山へ

今日もお彼岸のお勤めで岡山へ。留守の連絡が何件かあり,今日は5軒お参りした。
最後のお宅はお医者様の家。90を過ぎても診療も少しではあるが行われ,
リハビリが必要な奥様のために食事もその先生がされている。
ご高齢のため,会うたびに体調がよかったり悪かったりなのだが,
今回は絶好調のようだった。話題は建築の話へ。今のお住まいはその先生が設計され,
配線などできるところはご自分で診療が終わったあとに少しずつ施工されたそうだ。
以前開業していた別の場所が空き家になっているおり,リフォームして
また使えるようにしたいので今設計と材料集めの最中なのだそうだ。
90を越えてなお衰えない好奇心。恐れ入るばかりである。

医学についても今でもテーマを持っていらっしゃるとのこと。
研究をしていると,次の朝が来るのが待ち遠しいのだそうだ。
この先生に出会って30年になるが,今なお驚きの連続である。
プロ中のプロ。決してこの表現が大げさではない。
心が弱く,自分の信念すらすぐに揺らいでしまう自分にとってあこがれの存在である。
いつかはああなりたい。だとすれば今どうすればいいのか。
考えても答えが出るわけではないが,目の前にある課題にしっかり向き合おうと思う。
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不思議な体験

今日は法事1軒,お堂の開眼1軒,その後ある方から依頼を受けて本堂でお勤め。
檀家の方ではないが,個人的につながりのある方なので,お引き受けした。
詳しくは書けないものの,やはりかなり思い詰めた状態で連絡があった。
その方が「よく見える」方に相談したところ,自分に頼めということになったらしい。
ちなみに「よく見える」方も自分とつながりのある方。よく見える方と
依頼された方が夫婦揃って来寺された。詳しいいきさつを聞き,
自分にできることをお話しして,納得いただいた上でお勤めを始めた。
自分はただ一生懸命お勤めした。いつもより汗をかいたり,肩が重い感じはしたが,
無事お勤めを終えた。その後,よく見える方からどきっとするようなことを言われた。

自分は無自覚。ただただご本尊の力を垣間見た気がした。
歯切れの悪い言い方で申し訳ないが,不思議なことが起きていたようだ。

「ようだ」というのは見える方のお話なので,自分にはわからなかったということ。
でも,なるほどと思える話だった。
以上,不思議な体験の話。
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法事

今日は午前中法事一軒。以前から大変お世話になった方のお宅。
お酒を飲まないわけにもいかず,頂いたのだが,冷酒も入り,かなり酔ってしまった。
帰ってからしんどいのでしばらく横になって酔いを覚ます。
動けるようになってからやっと動き出して,洗車。
洗車が終わって,夜にお勤め一軒。ここでもお酒を頂く。
仕事をするつもりが,全く仕事にならなかった。(泣)

明日は選挙だが,全く情報が仕入れられていない。これからいろいろ見てみよう。
って,遅いか。
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教えを請う

今日は教えてもらうことがあり,foxtailさんのお寺にお邪魔させていただいた。
今までなかなか手をつけられないでいたことに,やっと一歩を踏み出した感じ。
本当ならもっと早くにやっておくべきことだったのだが,後ろを向いても仕方がない。
もちろん一日で完璧というわけにはいかないが,全体像が見えてきたおかげで
これから何をすればよいかが分かってきた。今までは恥ずかしながらそれすら
分からなかった。本当なら今まで何をやっていたのだと叱られてもおかしくないのに,
繰り返し教えて下さった。感謝してもしきれないほどだった。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

でもスタートラインに着いたばかり。歩みはゆっくりだが,前に進んでいこうと思う。
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初盆2日目

今日も初盆。今日は三軒。二軒目の途中から雨が降り出し,濡れながらの
お参りとなった。墓参りをさせていただいているが,雨の中お坊さんがお参りして
後の人は大変だから待ってていいよと言ってもなかなかそうならないわけで,
この辺りはどうするか考えないといけないな。
午後も断続的にお参りがある。それに対応していく。

ところで,今日は終戦記念日。真言宗僧侶でもあり,落語家でもいらっしゃる
桂 米裕さんのblogに終戦の日に寄せてこんなことが書かれてあった。
もちろん意訳であると前置きされての話だが,やはりこうしたことは
知っておくべきではないのか。また,次の記事でも興味深いことが書かれている。
与えられた情報だけでなく,きちんと自分の目と耳で感じたもので判断しないと
誤った認識を持つ危険がありそうだ。しっかりと肝に銘じたい。
17日にfoxtailさんのお寺に桂米裕さんがいらっしゃるそうなので,
この話題を出してみようと思う。
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初盆

今日は初盆四軒。朝9時から午後5時前まで。
最後のお宅はインドのテロでなくなった同級生の実家。彼の初盆の供養を
心を込めてさせていただいた。亡くなった方との思い出をなるべく話すように
しているが,ここでは特に小学生の頃からの知り合いなので詳しく話した。
親族の方からはとてもよかったとお褒めの言葉をいただいた。ありがたいことだと思う。
彼の親族が一日も早く心の平静を取り戻していただけるよう願うばかりである。
帰ってからは我が家のご先祖様の墓参り。ここをおざなりにしていては
自分の言葉が薄っぺらなものになるので,きっちりお参りをする。
夜にはまた庭にお盆のお灯明をともす。こんな感じ。
灯明
もうろうそくがたくさん消えているのであまりきれいではないが,
ここ数年毎年続けている。
甥っ子
家の中ではこんなかわいい甥っ子がカメラを向けると「おしりふりふり〜」と
愛嬌を振りまく。
忙しくて学校の仕事は全く進まないものの,毎日充実感だけはある。
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岡山・倉敷

今日は岡山・倉敷で九軒をお参りした。
いつもこちらが勉強させていただいているお医者様が少し元気がなかった。
「やっぱり一度体を痛めると元には戻りませんねえ…」
「医学の夜明けは遠いです。もっと細胞レベルで治療ができるようにならないと…」
業務自体は義理の息子さんに譲っているが,九十歳を過ぎてもなお
少しの間は診療をされているらしい。だが,体力的につらいようだ。
まだまだお元気でいて下さっていろんなことを教えていただきたいと願う。

四時前までお勤めをし,所用でデオデオへ。久しぶりの家電店でいろんなものが
欲しくなるが,ぐっと我慢。帰って明日からの沖縄旅行の準備をする。

おっと,三日ほど前にアクセスが20000を越えました。読者の皆様ありがとうございます。
アクセス数をそんなに意識しているわけではありませんが,やはり見て下さっている
ということが数でわかるので励みになっています。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
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新たな使命

今日は午前中に香川の先祖の墓掃除・墓参り。渋滞を心配したが二時間で到着。
帰りは宇多津の長楽製麺所で昼食。そして帰宅。
午後から一軒お勤めに。先月の法話会に会場までこられて娘さんが具合が悪くなり,
やむなく帰られたお方。すごく楽しみにしておられた方だけに,
さぞ残念がっておられるだろうと思い,お勤めの後はその話を中心に行った。
また,その方は自分と同年代で子育て真っ最中。子育てしながら
店を切り盛りしておられる。その中で,お寺にもっと子どもを集めましょうと
ご提案いただいた。子どもたちはお寺に来ることを楽しみにしており,
プチ非日常を楽しんでいたという。これは花祭りで自分のお子さんを
連れてこられた感想。また,その間に簡単な法話をさせていただいたのだが,
自分の話がとても子育てに有益だと話して下さった。
子どもをよりよい環境で育てるために親がもっと利口になるべきだという話で一致。
そのために若いお母さん方に話してくれないかと頼まれた。
こちらもお役に立てるなら…とお引き受けした。
どんな形になっていくかまだつかみ切れてはいないが,
これも自分の仕事として発展させていきたいと思う。
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いろいろな話

棚経をしていると,いろんなタイプの人に会う。骨董品の好きな人,農業に
一生懸命な人…様々だ。骨董品の好きな人からは,大きな焼き物のかめは
きちんと量が決まっていて,これいっぱいにすると米何石というのが決まっていたり,
焼き物を大窯に入れて焼くときに他の人と混じらないようにするために
銘を入れるようになったのだなど,元々実用から生まれた発想だったらしい。
農業を一生懸命されている方からは収穫した野菜を出荷するタイミングや
相場によってどこの売り場に持って行くかをきちんと考えて出荷するなど,
かなり頭を使うこと,そして甘みのあるおいしい野菜を作るには,カルシウムが
よいなど,その道に生きる人からは,いくつも学ぶべき点がある。
この方は5年ほど前,脳出血で倒れ,命の危険をさまよいながらも回復され,
今は農業を楽しそうに語って下さる。生き甲斐を見つけられたのだとつくづく思う。
それは,農業について語るときの表情を見ればすぐに分かる。

また,今年初盆を迎える方の家にお参りすると,生前良くして下さった方の遺影が
飾られている。ああ,今年はいらっしゃらないのだなあ,と寂しさを感じる。
毎年ほぼ同じ話だが楽しくお話しされるおばあさん。
「もう耳も聞こえんようになって,いけりゃあしませんわぁ(方言:だめですね)」
「そんなことありませんよ。余分なことはもう聞かんでええと言われてるんですよ。」
「そうでしょうかなあ。まあそう思うことにしましょう。わっはっは!」
毎年同じ内容だったが,このおばあさんとの会話を楽しみにしていた。
自分も元気をもらえるから。でも今年は遺影がやさしげにほほえむだけ。

あるおじいさんは,無くなる二日前に息子さんに「世話になったなあ」と
ぽつりと言ったそうだ。すごく穏やかなおじいさんだったのだが,家の中では
それなりにお酒でトラブルを起こしたり,家の人に迷惑をかけていたようだ。
でも,息子さんの奥様は,
「私もいろいろわだかまりはあったけれど,あの一言で全て洗い流されました。」
とおっしゃった。自分は亡くなる前にそんな言葉を残せるだろうか。
迷惑をかけないで生きていられる人などいないと思う。支えてくれた人に対して
そのような感謝の言葉を残せるだろうか。自分には自信がない。
やはり普段から感じていなければ出てこない言葉だと思う。その心を磨かなければ。

午後四時頃お勤めが終わってすぐに参道の草刈り。午後七時まで。
時間はかかったがきれいになった。満足。
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疲れが

早くも背中にたまってきている感じ。放っておくと腰痛になりそうな気配。
休む時間を少なくすれば,早く終われるのだが,休まないと,動き出せない。
きついが,自分の決めたこと。ある意味,これも「行」だな。
他のものはいっこうに進めることができない。読書も,研究も,諸々のやるべきこと。
たまる一方だが,仕方ない。
明日も長丁場。がんばってお勤めしよう。
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棚経

ついに…というか,今年も…というか,8月になると,棚経が始まる。
小学校4年生の時にはじめてデビュー。中学生で部活が忙しいときと浪人生の時を
のぞいて毎年だ。あるおばあちゃんが「ありがたい,ありがたい…」と言いながら
喜んでくれた。小学校の時にお会いしてからもう30年近く。もうすぐ100歳だという。
印象がほとんど変わらないと言っては失礼かもしれないが,いつも同じように
むかえて下さる。ああ,自分はこうしてお坊さんにならせていただいたのだと思えた。
人々の「ありがとう」が自分を育ててくれたと思う。

今日お参りさせていただいた家に,自分たちの仲人をして下さった家もある。
教員としても大先輩。そこで,今年研究会を研究担当としてむかえることを話したら,
自分たちが研究会を開いていた頃の思い出話をして下さった。
お迎えするに当たっての苦労話や,なかでも授業をむかえるまでの心構えが
今の自分に響いた。細案を練りに練って授業に臨んだ話。
何パターンもの答えを想定して発問を練り上げる。自分はその想定が
非常に狭いと感じている。また,この話をつい最近授業の進め方で相談したとき,
全く同じことをアドバイスされたのだ。デジャヴと言うべきか。
やはり,大切なことは今も昔も変わらないのだと思う。
今自分がやるべきことは,一時間の授業を緻密に組み立てることなのだと思う。
教員16年目にしてやっと気づいたと言っていいかもしれない。
もちろんそのことに問題意識がなかったわけではない。
しかし,今回ほど追い詰められたことはなかったと思う。いい機会なので
自分のものにしたいと思う。この際,早い遅いはどうでもいい。

途中から教育ネタになってしまったが,棚経を通しての人との関わりは
自分にいろんな学びや気づきを与えてくれる。忙しいことこの上ないが,
プラスにとらえてがんばろう。
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「法話な日記」で紹介される

高蔵寺 天野住職さまのblog法話な日記で先日の上映会・法話会の様子が紹介された。
そこにはありがたい言葉の数々。自分ががんばってきたことは間違いではなかったと
感じることができた。そして,つぎに目指すべき方向も見えてきた。
ここがゴールではない。それは何か劇的な変化というのではなく,積み上げることで
見えてくることをもっと広げていこうということ。焦ることはない。
でも,自分が信じたことを続けること。それを教えていただいた気がする。
この出会いを大切に,さらに人の幸せのために動ける自分でありたいと思う。
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「高野山への道」上映会・法話会

今日は朝から準備の確認,そして隣のお寺の四十九日に出仕。
その後寺に戻って準備の最終確認。ある程度時間はあったが講師の天野住職様を
お迎えするまでに全く余裕はなかった。だが,ずっと尊敬している方にお寺に来て
いただいて表題の会を開けるという感激で,足が地についていないような感覚だった。
控え室でお接待をしているときも,面と向かってお話ができるという喜びを
かみしめていた。実際,講師紹介の時,自分がさせていただいたが,もっといろいろなことを紹介したかったのに自分が一番うれしいかもしれないと
しゃべってしまった。これは来ていただいたお客様に失礼だな。反省。
映画の上映が始まり,今までに送ってもらっていた別バージョンとの違いを
見つけながら映画を楽しませてもらった。音響も自分的にはうまくいったと
思っている。温度上昇を避けるため真っ暗にしない状態でスクリーンいっぱいに
画像を映し出してもきちんときれいに映った。これも最初のねらい通り。
法話会ではさすが天野住職様と思える内容。自分ごときが評価できるはずもなく,
ただただありがたかった。そして,期待以上の内容で自分の期待に応えて下さった。
最後にお互いが刺激しあって高めていきたいと私を引き立てて下さったこと,
感激で涙が出そうになった。それは,ただ引き立てて下さったことへの喜びだけでなく,
おまえもがんばれよというエールをいただいたと理解している。
きっとどうでもいい人にはそんなことは言われないはず。今が十分満足できる
レベルでなくても,きっと精進することによって何とかなると見て下さったのだろう。
もちろん会場を埋めた大勢の方々もきっとご満足下さったに違いない。
また,天野住職様おすすめの伽羅の線香を立て,来場の皆さんをもてなすことができた。
ある人から聞いたのだが,ホテルオークラには110以上のサービスがあり,
お客さんが見つけられるのは30程度なのだという。見えない心遣いが
お客さんの満足を生むのだという。まさにそういう心境で準備をしてきただけに,
この会を成功裏に終わらせることができて本当に満足だった。
この会を開催するにあたり,個人的に親しい人にも声をかけさせていただいたが,
都合をつけて来て下さった方に感謝。
自分に関わるすべての人,ひいてはこの世の人々すべてが幸せに過ごせるように
という思いを再び確認することができた1日だった。
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準備いろいろ・・・そして

今日は明日の「高野山への道」上映会・法話会を控え,ひたすら掃除と準備の一日。
倉敷高蔵寺・天野高雄師をはじめ,大勢のお客様をお迎えするにあたり,
気がつくところはできる限りきれいにしようと心がけた。
夕方になり,会場のスピーカーのコードが足りないので買いに出かける。
帰ってみるとなんだか車で30分ほどのところで,その地区主催のコンサートが
開かれるということで,そこに行くことになっていた。まあ,9時前には
帰れるだろうと思っていたが,終わったのは10時過ぎ。帰宅は10時半過ぎ。
そこから会場のスピーカーを設置。単に設置だけでなく,リアスピーカーは
邪魔にならないように鴨居に固定。コードも見た目がきれいになるように
コード用の逆U字型の釘で固定。スピーカーもきちんとお客さんの聞こえが
よいように角度をつけている。このあたりのこだわりに気づく人など
ほとんどいないとは思うが,やはりわざわざ来て下さった方々のために,
自分ができることに妥協したくなかった。この会にあわせてプロジェクタを
購入したのもその一環。映画を上映するクオリティはかなり高いと思っている。
結局設置と調整が終わったのは2時前。都合上このエントリは23時○○分と
なっているが,実際は今午前2時半。実際に天野高雄師と出会ってから
この会が実現するまで実に2年半かかっている。でも,実現した。
いや,させた。自分自身が責任を持って企画した行事だから。
だから,今回縁あって寺にお参りして下さった方々には何か良かったと言えるものを
持って帰っていただきたいと思う。そのための苦労など,苦労とはいわない。
明日はどんな明日になるか(正確には半日後くらいだけど)分からないけど,
いい一日にしたいと思う。
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情報教育な法事

今日は朝から御大師様の縁日のお勤め。その後お昼から法事1軒。
去年その家の法事で知り合った現職の校長先生がいらっしゃる。
その先生は友だちの奥さんが3月まで勤務していた学校の校長先生。
共通の話題もしっかりあった。友だちの奥さんからパソコンにも強いという話を
つい最近聞いていたので,そちらの話を振ってみた。
すると,とても情報教育に造詣の深い方だということが分かり,
とても盛り上がってしまった。情報モラルについて,個人情報保護を
取り巻く行政と教育現場との間にある考え方のずれなど,
さすがは情報に強い校長先生だと刺激を受けた。

帰宅して読書とAdobePremiereElementsの理解を深める作業。
ハイビジョン画質で出力したムービーはとてもきれいだった。
Windowsムービーメーカーより高機能を求めて買ったソフトなので,
しっかり使い込んでいこうと思う。

夕方からは真言青年会の勉強会。なれてきたところ,まだ自信が全くないところ,
いろいろだが,積み重ねることできっと自分の力になっていく。
しっかり勉強させていただこうと思う。

充実していると実感できた一日だった。
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勉強会

今日は地区の真言青年会主催の小勉強会があった。
目的は高野山奥の院で10月末に法会があり,それに向けて基礎から学べる勉強会。
平日での勉強会が主で,その予習復習が日曜日にできるよう,研修担当の方が
計画して下さった。本番も平日で高野山に上がるので,自分としては
参加できそうにないのだが,その雰囲気だけでも感じたいと思い,
参加させていただいた。研修担当の方は昔からの知り合いで,よく声をかけて下さる。
ありがたいことだ。「Macchinさん,当日も参加されませんか?」
本当にありがたいお誘い。だが,勤務校での研究発表会の直近の日なので,
研究担当が抜けるわけにはいかない。2足のわらじはこういう時につらい。
本来ならば,きちんと参加して,高野山という場所で法会に参加するということは
これ以上ない経験となるだろう。それを逃してしまった。
だからこそ,この勉強会だけでもなるべく参加しようと思う。
細かい所作やお経の習わしなど,まだまだ知らないことばかり。
やはり経験だとつくづく思った。
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世話人総会

今日は寺の世話人総会があった。地区の世話人が集まって昨年度の決算と
今年度の予算を審議する。寺の運営について様々な意見が出てくるだけに,
毎年色々頭を悩ますことが多い。だからこの時期になると落ち着かない。
だが,審議はここ数年になくスムーズに終了した。単純な間違いの指摘はあったが,
本質に関係することではないので,全く問題なし。
今年,新しい試みとして映画会と法話会を行う。「拝!ボーズ」でご活躍の
倉敷・高蔵寺の天野こうゆうさんにお越しいただいてご自身が制作に携わった映画
高野山への道」の上映と法話会を開くことにした。これについて,世話人の方に
しっかりと説明をさせていただいた。趣旨を理解して下さったのであれば
これほどうれしいことはない。その後の懇親会はお勤めに出たので
世話人の方々がどう思われたのかを聞くことはできなかったのだが。
ただ,話しているときの反応はこちらを見てうなずきながら聞いてくれていたので,
おそらく伝わったのではないかと思っている。
7月5日の当日に向けて準備を進めようと思う。
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葬儀当日

葬儀当日は朝から出仕。9時30分読経開始。
ここに至るまで様々な準備と検討がなされた。
こうした準備に立ち会えたことは自分にとってすごく財産になった。
場数を踏むということの大切さをあらためて教わった気がした。
本当はもっと若いうちに経験しておくべきなのだろうが,
チャンスが巡ってきている今,しっかり吸収しようと思う。

葬儀が終了して,仕上げも終了した後,所用で倉敷へ。
自分にできることを粛々と行う。今はそういった心境。
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お通夜

今日は隣のお寺のお通夜があった。集合は6時過ぎだったので,午前中から
昼過ぎにかけて岡山に出た。娘の自転車を見て回るのが主だった。
良いものもあったのだが,結局,24インチの自転車はトランクに入らないことが判明して,
本当に見るだけになってしまった。その後丸善に寄ってまたPISAの本を買いあさる。
お昼はルーアンでエビカツを食べた。やっぱり良い味だった。
その後,勝山の商店街にある自転車店に行き,自転車を注文した。
もちろん子ども用の自転車など無く,サイクリング用のものばかり。
この店は知る人ぞ知る競技用や長距離を一気に乗る人用の店のようだ。
中学生用の自転車や一般用の自転車は在庫しておくよりメーカー取り寄せのほうが
効率がよいのだろう。

帰宅して,準備をして隣のお寺に。手伝おうと思っても,なかなか
要領を得ないもどかしさがあった。とりあえず,見て気がつくことをした。
早めに行って用意をしたつもりだが,時間はあるようで,余裕の時間はなかった。
やはりこうした時は早めに行っておくものだと感じた。
お通夜は滞りなく終わった。美作一円から大勢のお坊さんがお見えになった。
青年会でお世話になっている方々もいらっしゃった。自分の場合,普段は
学校に行っているので,こうしたこともお寺のおつきあいなんだなあ,と感じた。
こうしたことも全て自分の学びとなる。
さらにいろんな物事を見聞きしていく必要があると感じた。
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分からないことばかり

となりのお寺の老僧が亡くなられた。
知らせは昨日から聞いていたが,昨日は出勤していたため,準備には参加できなかった。
今日は午後から準備に参加させていただいた。
分からないなりに書き物をしたり,様々なお手伝いをさせていただいた。
基本的には通常の葬儀と同じ手順になると思うが,たくさんの参列者があること,
法要の形式にきちんと則ること。考えてみれば当たり前なのだが,
自分が場数を踏んでいないため,いちいち教えていただかなければわからない。
だが,いつまでも同じことを言っているわけにもいかない。
吸収できることは吸収せねば。
明日も夕方からお勤め。ご老僧のご冥福をお祈りすることはもちろん,
自分の学びのためにもきちんとお勤めしたいと思う。
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花祭り

花祭り花祭り2
今日は花祭りだった。本来は4月8日,1ヶ月遅れの5月8日に行うものであるが,
うちの場合こどもの日に併せて行っている。今日は大勢の方が集まって下さり,
大変ありがたかった。子ども向けに法話をし,そのあとお釈迦様に甘茶をかけ,
水子・子育て地蔵の足下に水をあげましょうと話した。大人も子どもも
よく理解して下さり,みんなでお釈迦様の誕生をお祝いし,救われない
餓鬼道の霊たちに水をあげていただいた。写真はそのあとのアトラクションの時のもの。
天気が心配だったが,予定していたことがきちんとできてよかった。
準備をきちんと進めていてよかった。
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戦没者慰霊祭

今日は戦没者慰霊祭がうちの寺であった。神社と隔年で行っている。
父が法事に出ているため,自分がお勤めをさせていただく。
大切な家族を戦争で失った方たちが集まっているので,心を引き締めて
お勤めさせていただいた。お勤めが終わり,お話をさせていただいた。
「今の子どもたちは戦争=悪と認識しています。それは,戦争を知らない私共の世代がそう教えてしまったのかもしれませんし,私たちもそのような教育を受けてきた気がします。それはあたっているかもしれませんが,全てではないと思うのです。確かに人が殺し合うことを認めてはなりませんし,これからもあってはならないことです。しかし,そこには血の通った人間がいたことを忘れてはなりません。私はこの仕事をしていてよかったと思うことは,戦争に行った方の体験を生でたくさん聞くことができたということです。その人たちは生きるか死ぬかの中でもやはり楽しみはあったし,友との語らいもあったといいます。つまり,今とは比べ物にならないくらい過酷な状況の中でもそこには青春があったのです。そしてその方たちの多くは将来に夢を持ちながらも日本のため,天皇陛下のためと尊い命を落としたのです。生きていらっしゃれば皆さん日本のため,地域のために尽くしたでしょう。それを知っておられるのは残された家族の皆様に他なりません。ぜひ,実感のこもった生の歴史を次の世代,子どもたちに伝えてあげて下さい。」
要約するとこんな感じ。戦争についての意見については気を使うところだが,
やはり自分が聞いてきた生の歴史証言には重みがあった。
それを伝えずにはいられなかった。また,その歴史を知った上で,
次の世代をになう子どもたちには争いをしなくても解決できる知恵を
ぜひつけてあげて下さいと付け加えた。
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話す

今日は1件の法事。普段は一人暮らしだが,民生委員,児童委員をされている方。
以前は建築士として,うちの寺の設計をして下さった方でもある。
この方,地区の学童保育をするボランティアの方とも関わりがあるらしく,また自分が教員だと
知っているので,「最近の子どもはあいさつがありがとうが言えないようですね。」
とおっしゃった。確かにその通りの状況がある。もちろんできている子もいるのだけど。
そこで,お経の後の法話で次のように話した。
「仏事には感謝の心でのぞむことがたくさんあります。普段のお勤めにしても感謝の心を持ってお勤めします。お墓参りの時などもこれがあなたのおじいちゃんだよ。あなたが生まれるのを楽しみにしていたんだよなどと話してあげることで,きっと子どもたちはご先祖様に感謝の気持ちと親しみの心を持つでしょう。できればお墓掃除や仏壇にお供え物を持って行かせる役を与えてもよいでしょう。そうすれば,自然と毎日この作業を続けている大変さが分かります。それが,感謝の心となって自然に口をついて出るようになれば,それはそのお宅の最高の教育になると思うのです。」
とてもご納得いただいたようで,自分も充実感のある法事となった。帰りに送っていただいているときに本堂を建てるときの苦労を伺った。
建築士としてプロであるこの方も,お寺を建てるのははじめてだったようで,
京都に何度も足を運び,お寺の裏のほうに入り込み,何度も定規を当てて,
寸法や作りを勉強しに行ったそうだ。その話を聞き,我が寺をいっそう
守っていかなければと思った。
次によくこのblogにコメントを下さるr_mさんが参拝者を引率してこられた。
r_mさんのご指導がとても行き届いていらっしゃるようで,とてもさわやかな印象の
参拝団の皆さんだった。今後ともよろしくお願いいたします。
それが終わって,昨日の記事のことについて,自分がとても信頼し,
尊敬している方に相談。自分の境遇をとてもよく分かって下さり,
的確なアドバイスをいただいた。心も軽くなった。
人の助けになりたいといつも念頭に置いて動いてはいるが,それは結局,
持ちつ持たれつの中で作用していること。自分もその心地よさを感じながら,
お話を伺っていた。本当に信頼感のある人間関係は心地よく,
大切にしていきたいと感じた一日だった。
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一体どうすれば?

昨日の退任式・送別会の余韻を残し,帰宅。今日あるはずだと思っていた
法事は明日だということが分かり,時間ができる。
昼から嫁さんと子どもがピアノが終わって久世で花見をしようというので,
久世に出る。久世で落ち合った頃,母親から電話。
先日位牌を持ち帰った香川から仏壇が届くので誰か家にいないと困る
とのこと。全く強引だ。理不尽なものを感じながらも,帰宅。
すると父親が戻っていて,父親が応対していた。
一体どうなっているんだ?

そのことがきっかけになっているのか,夜,母親が話をしようと持ちかけてきた。
重い話だった。正直自分は何度もこの話で苦い思いをしている。
だからだんだんと話をしなくなってしまっていた。それが余計に
母親が疎外感を感じていたようだ。まずは疎外感を感じるような思いは
持っていないことを話した。折り合いはそこでつけるしかないと思ったからだ。
やっとの思いで話を終わらせる。だが,正直自分の気持ちなど十分の一も
話せてはいない。でも,そうしないと話がまとまらないのでそこはぐっとこらえた。
親子の話ならそれでもいいのだが,自分は寺の運営に責任のある立場となっている。
予算執行も含めて。そこがぐらついてはまずいのだが,そこについては
すぐに解決できそうにない。一体どうすればいいんだろう?
このblogに書くこと自体どうかとは思うが,涼しい顔をしてさらりと
スマートにこなせるには,まだまだ修行が足りないということか。
ならば,がんばるしかなさそうだ。
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一日仕事

今日は美作八十八カ所巡りの引率。といっても全般の世話は係の人がいるので,
自分の仕事はお参りしたお寺の方に納経料と粗品のろうそくをお納めすること。
16ヶ寺を巡る。マイミクのr_mさんにもお会いすることができた。お邪魔いたしました。
お接待の仕方も色々で,ヒントをいただいた。
お参りする参拝団の皆さんは,時には長い参道を一生懸命上り下りされ,
熱心にお経を上げていらっしゃった。こんな大変な思いをしてまでこの
お参りをされる理由とは何だろう?もちろん友だちと誘い合わせて観光気分の方も
いらっしゃることだろう。だが,それだけでこのような大変な思いをするものだろうか。
やはり家族や大切な人への切ない思いが込められているのではないだろうか。
そんな思いを大切にして,次の世代に伝えることが自分にとって大切な役割に
なると感じた。
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お彼岸モード

今日も多忙モードで動く。朝から本堂の掃除。卒塔婆書き。墓参り。
1軒お参りに行き,戻って再び家の墓参り。終わってすぐにお大師様の縁日のお勤め。
終えて寺に戻る。この間すべて移動は駆け足。次に法事。良い天気の中,
その中で出た話に,大切な人を失った悲しみは限りなく大きいということがあった。
確かにそうだ。その悲しみをどのようにして生きる力に転化させていくか。
重いテーマだが,寄り添って考えていく中で自分の考えを整理したいと思っている。

法事を終えて,またお参り1軒。さらに母親の実家の墓参り。嫁さんの実家の墓参り。
何とも忙しい。
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倉敷・岡山へ

今日は彼岸参りで倉敷・岡山へ。慣れたコースなので,特に問題はないが,
前日の疲れと,その前日の睡眠時間の短さから,時折睡魔に襲われることがあった。
危ないので気をつけよう。今回も檀家さんと話す中でいろんな学びがあった。
やはり,人生をきちんと積み上げた人たちの言葉には重みがあり,尊い。

今日はいつもお昼を出して下さる家が都合が悪く,お昼は車の中で着替えて,
「傘屋」に行ってみた。とんかつが売りの店らしい。卵とじロースカツ定食を注文。
カツ丼の上の部分だけが皿に乗って出てきた感じ。カツが分厚くて,おいしかった。
次はカツ丼か,カツカレーを食べてみたい。市役所の南にある小さな店だが,
食べ応えがあり,なかなかよい。
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純粋な小さな心

今日は法事を1軒。家族でこぢんまりと行う法事だった。
娘と同級生の男の子が,いろいろ質問してきた。一つ一つ丁寧に答えてあげると,
更にいろいろ質問してきた。きっと普段からなぜ?どうして?どうなっているの?
という気持ちを持って生活し,家族もそれに答えているからだろう。
すばらしいことだと思う。法話でもそのことを取り上げ,こうした環境を
大人が整えてあげて下さいと話した。家庭で子どもを育てるということは
こういう事なんだと改めて感じた。純粋な小さな心は,これからも伸びて
いくことだろう。そんな家庭の様子に,こちらも学ばせていただいている気がした。
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法事

今日は同級生の法事。あの,インド同時テロで亡くなった彼の法事。
心を込めてお勤めさせていただいた。世の中では話題に上がることは
少なくなってきたが,家族,親族の間ではその痛手はずっと続いている。
この事実は忘れてはならない。彼自身の思い,残された家族,親族の思い。
また,驚いたことに東京から警視庁の方が三人お見えになった。
その内のお一人の方は涙ぐんでおられた。こうした血の通った仕事をして下さる方が
捜査をして下さるということに安堵を覚えた。がんばっていただきたいと思う。
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岡山へ

家浄も大詰めの段階。岡山・倉敷方面へお参り。
ある会社の社長さんにこの不況を生き抜くために意識していることはありますかと
たずねると,こんな答えが返ってきた。
「悪くなってからがんばっても良くはならない。良いときにどれだけがんばれるかだ。」
なるほど。さすがは経営者として手腕を発揮してきた人の言葉だ。
次は90歳を超えてもまだ週に一回診療をされているお医者さんの言葉。
「薬に頼りすぎてはいけない。栄養素は食品から取ってこそ意味がある。」
骨折のため動けない奥様の介護をなさりながら食事の世話をされていることを聞き,
その言葉の重さを改めて味わった。人と会うことで自分も勉強させてもらっている。

お勤めが終わり,新しくオープンしたPCデポへ。PCパーツの品揃えが豊富だった。
USBメモリとCF-IDEアダプタやIDE2.5-3.5変換アダプタなどを購入。
次回から巡回コースに決まりだな。
続いてソフマップU-frontで中古HDDを購入。中古HDDは岡山ではソフマップが
割安感がある。中古HDDはいろいろと使い道がある。また活用しよう。
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石柱建立

今日は業者さんに来てもらって山門わきに立っていた大塔婆を石柱に変更した。
今日の日まで自分が中心となって準備を進めてきたため,感慨もひとしおだった。
さすがはプロだけあって作業は手慣れたものだった。そして,一つ一つが丁寧だった。
仕上がったときにはずっと前からそこにあったような雰囲気を出していて,
満足のいくものとなった。
作業が終了して,近場の家浄に出る。風邪を引いて休んでいる娘の世話をしてから
学校へ。印刷物をいくつか。夜は年忌表の入力,作成。なかなか忙しい。
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家浄2日目

今日も家浄。昨日よりも軒数が多いのでまた忙しかった。
今日は連続して立ったり座ったりが足に疲れとして出てきた。
やはり休みが無くなるとこうしたところに影響が出てくる。
今日はその地区のあるおばあさんの生き様についての話が多かった。
その地区でつい先日亡くなったおばあさんは,無くなる前日までいつも通り
畑に出て元気に仕事をしていた。それがその日の夜急に亡くなってしまわれた。
家族にとってはつらいことだが,そのおばあさんは満足だったのではないかという話。
家族の手を全く取らずに逝ってしまわれたおばあさん。自分もそうでありたいと
地域の方々は口々に言われた。一方,そのおばあさんの家の家族は,
あまりに突然だったために,寂しさを隠しきれない様子だった。
ただ,あの世で元気に,幸せに暮らせるよう祈って下さいねとお話しすると,
もうそのお気持ちになられている様子だった。
疲れたが,いろいろな出会いと発見があることを実感している。
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家浄,そして

父は8日からはじめていたようだが,自分も今日から家浄をスタート。
午前,午後ともほぼ予定通りに回る。ただ,やはり軒数が多いので,
お待たせしないように回るのには気を使う。
いつも農業のお話をして下さる方の家では,今日農業経営についてのお話を伺った。
近くの産直市場に出荷する際に,大根を出荷するとき,大根だけ持って行ったのでは
利益は燃料代に消えてしまうので,必ず他のものも出荷できるようにするために,
朝から段取りを考えるのだそうだ。また,新聞で野菜の相場を見て,大きさと値段の
バランスを考えるとおっしゃっていた。やはりそのもくろみ通りに売れると
喜びは大きいようだ。1日を見通した計画と,少しでも長い間野菜が売れるように
栽培する品種や種を蒔く時期や苗を植える時期,収穫の時期を考えるのだそうだ。
昔から農業は賢くなくてはできないといわれるが,まさにこのことなのだろう。

今日の予定を終えて帰宅した後着替えて近くの寺へ配りものに回る。
ぎりぎりで済ませて寺の役員の忘年会。しっかりいい雰囲気で盛り上がったが,
役員さんが地域の声としていろいろな意見があることを教えてくれた。
役員さん方はこちらの立場もわかった上でそういった声があるということを
教えてくれたわけだが,やはり難しい。一生懸命やっているつもりでも,
自分の思いの部分までは理解されないこともある。仕方のないことだと思いつつも,
やはり気になってしまう。それは自分の性格なのかもしれない。
すべての人が,すべて納得のいくようにはできない。しかし,最大公約数は
狙っていくべきではないか。そういったことを酔った頭で考えた。
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忙しかったけれど

今日は法事2件の合間に友だちの葬儀にお参りし,お勤めをさせていただいた。
時間的にはものすごく無理があったのだが,最初に受けていた法事のお宅に
事情を話して了解は得ておいた。どちらも理解して下さり,快く引き受けて下さった。
1件目の法事を済ませ,葬式の会場へ。もうすでに多くの参列者で会場の中に
入りきれない参列者の方々が玄関ホールにまであふれていた。
それだけ彼の死を悼む人が多かったということだ。
会社の上司と友人代表の弔辞がまた涙を誘った。自分も泣けてきた。
お勤めを終えると余韻に浸るまもなく次のお宅へ。
墓参りが終わる頃,寺から電話が入り,寺参りに何とか間に合いそうだ
ということで食事を早めに切り上げさせていただいて寺に帰る。
そこで読経をし,父から何かお話をということで彼への思いや彼が仏教に
興味があるといっていたこと,それをこの場でするようになるのは皮肉な運命だ,
宗教に名を借りてのテロなどあり得ないこと,そして残された子どもたちに
立派に生きてほしいと願うことを話させていただいた。

彼の母親が自分に挨拶をして下さる時に「もう,仕方がありません」といわれていた。
もう,どんなに願っても帰ってはこないのだと言い聞かせているようだった。
悲しい。あまりにも悲しい。こんなに理不尽な思いをされる人が
いなくなる世の中にしなければと思った。
自分にできることはあまりにも少ないけれど。
でもやらなければ。
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青年会

所属する青年会報の編集会議に行ってきた。内容は会報の校正作業。
元気のいい人が活発に意見を出す。作業はスムーズに進んだ。
やはりこうした活力が必要だと思った。自分もできるだけ発言するようにした。
残念ながら仕事の関係上フル参加はできそうにないのだが,できるだけ参加して
役に立てたらと思っている。
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研修旅行

密教婦人会の研修旅行に同行させていただいた。行き先は神戸方面。
まずは関西花の寺霊場の一つ,福崎 應照寺へ。ご住職様の法話を聞かせていただく。
さすがは多くの方に法話や講演をなさっている方だと思った。
大切なものは何かというメッセージを発して下さったように思う。
後で少しお話しさせていただいたが,やはりそういう信念をお持ちのようだ。
自分のめざす方向に間違いはないと確信できた。

その後神戸へ。UCCコーヒーミュージアムに行き神戸ポートピアホテルで食事。
その後須磨水族館で見学して帰る。貴重な休みではあったが,行った価値はあった。
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青年実業家

法事に迎えに来たのは自分より若そうな青年。今日お参りする家の息子さんと
いうことはすぐにわかった。出てみて驚いたのがその車。
AMG S55。自分も車好きだが,こんな車に滅多に乗れるものではない。
お仕事は?と聞いてみると,自分でやってますとのことだった。
お勤めを終えて膳の席で親戚の方からいろいろ聞かれていたのでわかったのだが,
大学を出て経済の道に進み,今ではM&Aに関わるお仕事をされているそうだ。
会社を○個買いました・・・そんなレベル。東京と大阪を半々で動き,
それぞれに車も2台ずつもっていらっしゃるそうだ。
その車もすごかった。お仕事の話もされていた。話のレベルが違いすぎて,
正直そちらの話はよくわからなかったが,こちらの話はしっかりさせていただいた。
家族の切ないほどの思いによって守られていることを。
これだけの環境にあってどれほど心に響いてくれたかはわからない。
ただ,それぞれに人生がある。それだけはよくわかった。
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お彼岸

今日は朝から雨。娘の運動会は中止となった。まずい。予定が変わってしまった。
本来なら23日の予定にしていたものお参りを今日に繰り上げをお願いして,
今日の1時過ぎにお参りすることになった。娘は今日は空港でイベントがあるので
岡山空港へ行くことにした。雨の中行ってみると思ったほど込んでいなかった。
警報の影響で人では少ないようだった。娘はクイズラリーをして楽しんだ。
帰宅してすぐに朝変更をお願いしたお宅へお参り。家族そろって座ってくださり,
暖かい雰囲気。こういうのがいいなと思う。
さらに帰宅して母親の実家へ墓参り。両親が共働きだったので小さい頃はここに
預けられていた。だから,ここには必ずお盆やお彼岸にはお参りする。
なかなか濃密な1日。
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岡山へ

今日はお彼岸参りで倉敷・岡山方面へ。今日もまたいろんな話を聞けた。
漢方にまつわる薬の話。最近はストレス社会のため心が弱っているという。
心が弱っていると体調までおかしくなるのは東洋医学では自明の理なのだそうだ。
薬はそれを手助けする手段に過ぎず,結局は自分の心を強くする,前向きにすることが
最も大切なことなのだそうだ。当たり前のことだが,納得できる話だった。
岡山で事業を興し,会社を大きく育てた経営者の方は,スポーツで強靱な精神を
鍛えているものを採用するという。やはり大事な場面できちんと対応するには
必要な資質ということだろう。
90歳を過ぎてもなお現役で診察を続けていらっしゃるお医者様はイチジクの
生命力に興味を持たれ,医院のそばの畑でイチジクを栽培していると教えてくださった。
やはり心が元気な人は皆それぞれ生き生きしていらっしゃる。
こちらが学ばせていただくことばかり。

時間が空いたので岡山市内で買い物。
アプライドで8ポートのGiga対応スイッチングハブとHDDケースを購入。
続いてラビータで犬用のバリカンを購入。飼っているミニチュアダックスの
毛が伸び放題なので2800円ならと購入。レジで金額を見て「ん?」
1万3000円くらいの金額が出ている。よく見るとそのバリカンは12800円となっていた。
1の字が消えかかっていた。その場でやめることもできたのだが,うまくいけば
家でずっと使うことを考えるとかえって割安かもと思い,購入
帰宅してすぐに携帯が鳴る。檀家さんが「飲みに行こう」と誘ってくれたのだった。
これも勉強だと思い,参加することにした。
3軒飲み歩き,帰ったら日付が変わっていた。深酒となったが,
親睦は深めることができた。ありがたい経験だった。
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外出

病院に許可をもらって外出。
目的は寺に備前の方から100人ばかりお客さんが来られるとのことで
ご挨拶のため。このご一行は先祖供養と施餓鬼法要のために
各地を回っておられるとのことで本堂に上がって拝まれた。
事前に自分にどのようなことをするかがうまく伝わっていなかったために
準備が不行き届きな面があった。反省。
だが,婦人会の方の応援もあってその後のお接待は大変ご好評をいただいた。
予定の時間より長引いたために次の予定に支障が出ていないかは心配だ。
そのとき思ったことは2つの仕事をしていることでの自分への引け目。
どちらも中途半端になっているのではないかという思い。
打ち消すにはもっとがんばるしかない。
後ろ向きに考えないで,学んでいかなくては。
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お盆最終日

長く続いたお盆までの道のりも今日で一区切り。
今日は初盆1軒で終了。後は腰痛のため静かにしていた。
本当に動き詰めだったが,休みが取れたので納得はできた。
ただ,腰痛は予定外。これには参った。
もっとしたいことはあったのだが,やむなく休むことになってしまった。
やはりできることは早めにしておかないといけないなと思った。
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お盆真っ最中

今日もハードな日程。午前中で4軒。
名古屋に行っている頃から感じていた腰の違和感が痛みに変わった。
疲労の蓄積だろうか。何とかおつとめして帰って休む。
親戚の訪問にも失礼ながらソファーに寝ころびながら対応。
その後はほとんどソファーに寝ころんだり起きたり・・・。
あと一日乗り切れるか。

何とかしないと。
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お盆スタート

昨日の疲れを引きずったまま,朝6時から塔婆書き。その後,母親の実家へ墓参り。
寺に戻って初盆1軒。今回の法話は心に響いたとお褒めの言葉をいただいた。
寺に帰ってみるとさらに3回忌があるとのこと。住職が行くことになっていたが,
まだ戻っていないので急遽代役。これはきつかった。
その後嫁さんの実家に墓参り。戻って明日の予定について手違いがあった
部分について調整に回る。寺に帰って幕張りと打ち合わせ。
来客に対応し,その後大学時代の友だちに会いに米子へ。
予定より遅れて申し訳なかった。ごめんなさい。
友だちは今の仕事に一区切りをつけ中国に渡るという。
その思いを聞いてその勇気を尊敬し,うらやましくも思えた。
2足のわらじを履く自分の今の状況の中でどうすることもできない状態からは
とても潔く見えた。とはいえ自分の今の状況をすぐに変えられる状況ではないので,
しばらくはこのままがんばろうと思う。そして友だちの未来にエールを送りたい。
ゆっくり語って24:30帰宅。
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岡山方面棚経

今日も朝から岡山方面の棚経。7時出発。
皆さんお変わりない様子で安心。90歳を超えてなお現役で診察されている
先生もお元気そうで何より。
棚経を終え夕方より前前任校で同僚だった先生のお通夜に参列。
一緒に勤めていたときには病気の影すら見えなかったのだが・・・
哀悼。
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住まいについて考える

今日も棚経。今日は住まいについて考えさせられる日だった。
商売をやめて仕事場だったところをリフォームしたお宅。
こだわりを持って作られた,落ち着きのある仏間。
ご主人曰く,「ここで寝ると,落ち着きます。」本当にそんな感じ。
仏様をおまつりするには確かに落ち着く部屋がよい。

次に築50年。この家のご主人がたちのため今の場所に建てた。
大工さんではないが自分で設計図を引き,自分の山から切り出した
材料で建てた,思い入れのある家。こぢんまりとはしているが,とても雰囲気のよい家。
奥様曰く,「狭いですけど,全く無駄がないんですよ。」
本当に家族が集まる団らんが実現されたような家。

家族が落ち着いて過ごせる家って,とても大切だと思った。

夕方は友だちと飲む。話がはずんで酒も進んだ。
帰りはJRで。タクシーの10分の1以下の料金で帰る。
駅から2kmほど歩くが,よい運動だと思っている。
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次の世代へ

今日も一日棚経。最近よく出る話題が次の世代が先祖をおまつりしたり,
お墓の世話をしてくれるだろうかという話題。
昨日の話題ではないが,やはり教育が大きな意味を持つのではないかと思う。
今まで全く仏事に関わっていなかった人がいきなりできることではない。
やはり,子どもの頃から記憶にすり込まれるようにして経験させておかないと
きっと続かないだろう。もちろん大人になって気づく人もいるだろうし,
心はあっても距離的な問題やその他の障害によってしたくてもできない人もいるだろう。
しかし,世の中が変わっていくにはそのくらいの規模で変わっていく必要が
あると思う。今,多くの人が感じている世の中に対する漠然とした不安。
解決方法は至ってシンプルだと思う。しかし,実現はものすごく難しこと。
自分はそこに向かって微力ながらでも訴えていくことが使命だと思う。
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感心な中学生

棚経の途中,熱心な信者さんの家を訪問した。
代々よく信仰をされ,こちらもいつも勉強させていただいている。
この日は大人は皆さんお留守だったが,中学生の子が留守番をしていた。
挨拶をして入らせてもらうとすぐに出てきて「お願いします」と挨拶してくれた。
おつとめが終わった後,すぐに冷たい飲み物とお菓子を持ってきてくれた。
きちんと「どうぞ」と声をかけてくれたので,うれしくなって,
お話ししましょうと声をかけた。素直にいろんなことを答えてくれた。
家庭教育というものはこうあるべきだと思った。
おそらく普段から両親や祖父母の行動を見ているのだろう。
だからさりげなくやってのける。もしかしたら「お茶を出しなさい」
などはいわれていたのかもしれないが,それがさらりとできるのはやはり
教育なのだと思う。
何とかこうしたちょっとしたことを伝えたいと思う。
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棚経開始

今日から棚経開始。皆さんは暑い暑いといわれるが,自分が言うと
余計に暑苦しくなるので自分からはなるべく言わないようにしている。
それにしても人の考えはいろいろ。たくさんの人に会うので
いろんなところで仏事に対しての思いの度合いが垣間見える。
それを今とやかく言うつもりはない。それが実態だから。

ただ,これから自分が檀家の皆さんにどんなことを伝えていくべきかを
考えるきっかけにはなる。日々の暮らしに感謝の気持ちを持ち,
ご先祖様に手を合わせる気持ちにたくさんの人がなってくれるといいと思う。
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行事いろいろ

今日は寺の密教婦人会の行事と寺での法事があったため,午前中は忙しかった。
密教婦人会のご挨拶としてミニ法話。そして寺での法事の後に
故人ゆかりのものがあったので紹介。そしてその後その方の自宅でおつとめ。
1日に法話を3つというのは珍しい。已達の方ならばなんてことはないのだろうが,
自分としては少し準備を必要とした。
お酒をけっこういただいたので,帰宅してから池に入り,増えすぎた蓮を
引っこ抜いて回った。いい酔い覚ましになった。
しかし学期末の仕事は全く進まず。(涙)
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形をのこす,想いをのこす

表題の講演会が高野山真言宗備中青年教師会の主催で行われた。
エイサーあり,声明あり,映像ありのオープニング。その中に使われていた映像は
会長が住職をされている高蔵寺施薬殿が建立される様子や青年会の僧侶が
高野山の山々を歩く姿が映し出されていてとても印象的だった。
メインの小川棟梁と作家の塩野米松さんの対談では,建物に対する思いと,
後進を育てるための生きた言葉を聞くことができた。
小川棟梁は法隆寺を手がけた有名な宮大工の唯一の内弟子。
「あえて事細かに教えない。気づかせるのだ」
「執念のものづくりが必要だ」
など,印象的な言葉が続いた。
自分は先日教える必要性について書いた。やはりそれは必要だと思う。
自分たちの仕事として教えた後に子どもたちがいろんな場面で気づくことが
できるようにしてやらなければならないと思った。
いい学びができた一日だった。
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思いがけず

寺に電話があり,檀家に入りたいという申し出だった。
詳しいことは割愛するが,今まで先代,先先代がやってきたこと,
そして今自分ががんばっていること,またうちの寺と
お願いしてこられた方が何か不思議な力でつながっているのかと思える。
そういうものを「縁」というのだろう。
こうした「縁」を大切にしていきたいと思う。
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勉強会

地区の青年会主催の勉強会に行ってきた。声明(しょうみょう)の勉強。
自分は教員になってからお坊さんとしての行を始めたので,資格を取ってからも
なかなかものを知らないという悩みがあった。そういうときには聞けばいいのだが,
なかなか動き出しが悪い。なので,こうした勉強会は非常にありがたい。
今回は同じ青年会員の方が講師をして下さり,人数も10人程度だったので,
尋ねやすかったし,他の方も同じように質問されていた。
機会を見つけてまた勉強させてもらおうと思う。
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世話人総会

今日は年に一度の世話人総会があった。地区から選出された世話人の方が
一同に会して昨年度の事業や今年度の事業計画について審議する。
自分の担当である,書類のミスがいくつかあった。何度も確認したはずなのに,
見つけられなかった。反省。だが,事業に関しては,賛同を得ることができたようだ。
結局,細かいことでも,放置していたり,誠意が感じられないと
どんどん追い込まれる時代。その中でやはり大切なのは丁寧な対応を心がけること。
それによって心象はひどく変わる。
以前教えていただいたことがあるのだが,「皆さんとともに」という心がけは,
坊さんにとっては時として違和感があるということ。
今まで自分は自信のなさからそのようなことを口にしたために
指摘を受けたと思っている。自信のなさから迎合するというのは
確かにいただけない。だが,入り口はソフトでありたいと思っている。
親しみを持って協力していただくこと。それにはたえず自分の内面を
磨いておく必要がある。見る人が見たらすぐにわかるように。
拝むという行為を通して,実現させていきたいと思う。

夜は初七日。ここでも拝むということを法話で強調させていただいた。
少しでもたくさんの人に感じていただければと思っている。
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祝賀会

父のいとこがお勤めしている本山の要職に就任されたということで
祝賀会に参加した。親戚のみを集めての会だったので,気兼ねなく参加することができた。
父のいとこの方がもともと気さくな方なので,家族も皆アットホームな雰囲気。
はとこ(ふたいとこ?)の方と自分とも同世代なので,いろいろと飲みながら話をして
交流を深めることができた。参加してよかったと思う。
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花祭り

今日は毎年恒例の花祭りを行った。今の暦で4月8日に行われているところが
多いようだが,うちの寺の場合,旧暦にあわせて行っているようだ。
旧暦で厳密に行くと来週になるのだが,こどもの日にあわせて行っている。
今年は新しい試みとして,おしゃかさまに甘茶をかける前に子どもたちを集めて
簡単な法話をして,それから読経をしながら甘茶をかけるようにした。
大人の反応は上々だった。来年はまた来年で何か新しい試みが
入れられるといいと思った。
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法事

今日は法事。お彼岸を前に予定が立て込んでくる。
本堂で読経した後,お墓参り,会食と進んだ。となりに座った方が
自分が育った場所のことをよく知っていて,懐かしい名前がいくつも出てきた。
人のつながりというものはどこに潜んでいるかわからないなあ,と実感。
やはり,一つ一つのつながりを大切にしなければと思いを新たにした。
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法事

今日も1件法事があった。気持ちを込めてお勤めさせていただいた。
法話もこちらの意図するところを理解してくださった様子。
こうして法話をしていくことで少しでも先祖をおまつりすることや
信仰をするということを身近に感じてくだされば何よりだと思う。
帰宅してしばらく休んで久しぶりに手洗い洗車。
その後,思うところあってpanasonicデジタルビデオカメラSD9をじゃんぱらで注文。
中古の出物なので,売れてなければいいのだが。
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不思議な縁

今日は勝山ひな祭りだったが,人が多そうなのと,来客があるので午前中に
仕事をして過ごした。お昼を過ぎて,2時を過ぎた頃,そのお客さんはやってきた。
実はこの方,寺の檀家さんではない。ただ,その方のおじいさん,おばあさんが
お大師様の信仰をされており,その方が体が弱かったそうで,大師堂に
よくお参りされていたそうだ。(文末に大師堂とお地蔵様の関係について説明あり。)
久しぶりに大師堂を訪れてみると,寄進して設置したはずのお地蔵様がないと
問い合わせにこられた。実はその少し前に八十八カ所のお地蔵様の整備を
行っていたので,番外のお地蔵様は大師堂の近くに屋根を作って
そこに移動させていただいていたのだ。自分もその整備に関わっていたため,
移動させることになったいきさつと,せっかくの思いで設置されたお地蔵様を
粗末な扱いはいたしませんと説明させていただいた。それが3年ほど前の話。
関西にお住まいの方だが,年に数回,寺を訪ねて下さる。
その方は,あるきっかけから人生が開けてきたと話す。
その表情には一点の曇りもない。たくさんの人と出会い,
人生が楽しくてしょうがないと話す。今日は仲良くなったという陶芸家の先生と
そのお弟子さんを大師堂に連れてこられていた。自分はその世界に
くわしくないのでよくわからないが,とにかく世間の細かいことには
一切とらわれず,熱心なファンがいて,かなり有名な方だということはわかった。
自分はその作品の勝ちはわからないのでコメントできないが,
こんな考え方をする人もいるんだなあ,とひたすら勉強になった。
おそらく普通に生活しているだけでは決して出会うことの無かった人である。
大師堂での出会いがこんな思いも寄らない出会いを連れてくる。
縁とはまさに不思議なものだと思う。
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法務いろいろ

今日はお葬式があるのでまずは駐車場の雪かき。かいた雪を集めて娘とかまくら作り。
お昼から法事。お参りしたお宅にて励ましの言葉をいただく。感謝。
こうして応援して下さる方々の思いにこたえるべくがんばらなければと思った。
法事から帰って月参り。なかなか詰まったスケジュールだった。
夕食は珍しく家族全員で岡山まで出かけてスシローで寿司を食べる。
こういう機会もいい。
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総代会

今日は臨時の総代会があった。といっても毎年この時期に臨時で行っている。
今年度の決算の見通しについて話し合う必要があるからだ。
今回はかなり自分の負担が減った。それぞれの担当の方が自主的に動いて下さり,
会議もスムーズに進んだ。こうした切れのいい進行もよい印象を持った理由の一つ。
いい会議はいい結果を生むと思う。
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片付け

今日は年末年始行事や今までに寺で出たごみや資材などの処分と片付けを行う。
倉庫を使いやすく整理し,不要なものは軽トラックに積んでクリーンセンターへ。
午後からは本堂裏の不要なものはがらくたを処分すべく,サイドクリーンセンターへ。
その中に引き受けられないものがあって,処分場を教えてもらって行ってみるが,
人がいなくて断念。ただ,そこも住民協定によりクリーンセンターのある
旧町内のごみしか受け入れられないと書いてあった。
ではうちの地区の廃棄物はどうすればいいのかは全くわからなかった。
自分が知らないだけならいいのだがこうしたところは早急に改善を
望みたいところではある。正しい手続きで処分しようとしても行き先がわからない,
受け入れ先がないというのでは話にならない。
結局持ち帰ってもう一度受け入れ先を探すことになった。残念。
これから嫁さんの実家へ出発。といっても車で10分なんだけど。
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大晦日

今日の昼は役員の方が集まって年末年始行事の準備。
準備万端整った。あとはお参りする方を待つのみ。
今年は自分でも以前より増して気合いを入れて拝もうと思う。
お世話になった方々,今年出会った方々,そしてすべての方の幸せを願い,
準備を進めてきた。まだまだ勉強不足の自分だが,勉強してから・・・
と思っていては何も始まらないことはずっとわかっていながらいろいろなことを
先延ばしにしてきた。そんな自分から一歩踏み出そうと思う。


今年1年間,このblogをご覧頂いた皆様,本当にお世話になりました。
このblogも始めて丸3年が過ぎました。山あり谷あり,いろいろありましたが,
来年も微力ながら誰かの役に立つために生きていきたいと思います。
どうかよろしくお願いいたします。
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また倉敷

22日にどうしても都合が悪いというお宅があったので,嫁さんと娘の買い物もかねて
もう一度倉敷へ。24日ということもあり,渋滞を予想して早めに出たが,
それほど目立った混雑はなかった。一軒すませてから車の中で着替えて
イオン倉敷へ。さすがにここは人が多かったが,年末の休日はこんなものだろう。
娘の冬用品を一通り買いそろえ,食事をしてからアプライドへ。
特に買うものを決めていたわけではなかったのだが,20型ワイド液晶が
安かったので,購入。アマゾンで購入したlogicoolのワイヤレスマウスと
キーボードも届いたので,これでVistaマシンはすべて新品での運用となった。
快適だ。ちょっと贅沢だけど,自分へのご褒美。
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なかなか予定通りには

朝から年忌の通知を各檀家さんに配るためのデータ入力をしようと思い立つも,
地区の忘年会があることを思い出し,後に回す。
忘年会で飲んでしまったため,夕方まで寝てしまった。
それからデータ入力+印刷。エクセルに必要事項を打ち込み,
一太郎の差し込み印刷機能で印刷。今まで日付値で並べ替えていると,配列が1月の次に10月が来てしまっていたので,シリアル値になおして並べ替え。
時間はかかったが,なんとかできた。
なかなか予定通りには行かないものだ。
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岡山・倉敷へ

今日は岡山・倉敷の家浄。合計6軒。今日もいろんなお話が聞けた。
小学校の校長先生を退職されて,行政の仕事に携わっておられる人の話。
自分が情報教育に取り組んでいることを話すと,コーディネータの必要性に
ついて話してくださった。やはり現場ではICTを使いたくても使えない,
忙しいので授業に穴を開けてまで外の研修に出られない先生方も多いということだった。
やはりトップからそういう意識を広めてもらうのはとても有効なことだと思う。
次に開業60年の超ベテランのお医者様。80代後半になってもまだ現役で
診療を続けていらっしゃる。この先生はいつも「私の今年のテーマはね・・・」と
いつも目標を持って生きていらっしゃって,毎回こちらがいろんなことを
教えてもらっているような気持ちになる。
紳士というのはこのような人を指すのだという感じ。
それが,前回,お彼岸でお参りしたときは,病気で診療も休まれていて,
「今年が越せるかどうかわかりません」と初めて弱気な発言を聞いた。
また入院されているなんてことになっていなければいいがと思いながら,
今回お参りしてみると駐車場にはいっぱい車が。
誰か別の先生がサポートに入っているのかなと思うと,奥様から
「おかげさまで元気になりました。今診療しております。」とのこと。
程なく診療の合間を縫って会いに来てくださった。
ご挨拶をすると,またいつもの調子で,「いやあ,また元気になりました。」
「薬の副作用は怖いねえ。身をもって体験しました。」
さすがだ。戦争で九死に一生を得て,
「俺は生かされたんだ。だから残りの生涯はは人々を救うことに捧げる」
と語っていらっしゃった。熱い。どこまでも熱い人だ。
こうした精神の強さで病気も克服されたのだろう。また一つ教えていただいた気がする。
最後の家では,2人の息子さんを薬学の道と卓球の道でそれぞれ一流に育てた
お父さんの話。全く違う分野でそれぞれが一流と呼ばれるところにまで
成長できるのは,きっと家庭での支援があったからに違いないと思い,
尋ねてみた。するとそのお父さんは,
「どんな人にも必ず得意なことはある。だからその得意なことを本人に自覚させます。とはいっても,やはり調子のいいとき,悪いときはある。だから,そんなときはハッパをかけたり,励ましますね。それだけです。」さらりと言ってのけられた。
この家に伝わる家風がそうしているのだと理解した。この家のおばあちゃんが
奇しくも異口同音にそのようなことをいっておられたからだ。
教育講演会で話していただけないかと思うようなお話しだった。
教員と坊さん,本当に忙しくて自分自身が壊れてしまいそうになる時もあるけれど,
こうした学びをダイレクトに教育に返していけるのは自分ならではのことだと思う。
この状態が続けられる限り,こうして吸収したことを,
子どもたちに伝えてやりたいと思う。
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今日も

なかなか大変な一日だった。お葬式が入ったたため,父とまわるはずだった
地区を朝からまわる。大きな地区なので,世話人さんに連絡して
父が行くはずだった部分は減らしてもらったのだが,それでも多かった。
昼ご飯を食べずにまわったが,結局最後の家でお墓の開眼供養を頼まれ,
寺に道具を取りに戻ってからお勤めしたので終わったら夕方5時前だった。
疲れたが,やはり檀家の方とお話しするといろんなお話が聞ける。
やはり家族を大切に思う思い,先祖に対する感謝を持って生活している人は
おこないに表れるということを実感した。また一つ学んだ。
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家浄

昨日から家浄が始まっている。家浄はお仏壇ではなく,お床で拝む。
お経も違う。錫杖(しゃくじょう)というものを鳴らして拝む。
自分の解釈は,この錫杖の音を聞くことによって,家に住む様々な鬼や獣が
改心して菩提心を起こす。そうすることによって家にもたらされる様々な災厄から
逃れられるというもの。今のところそういう意識でその家(家族)に
幸せが訪れるようにと願って拝んでいる。
こうして拝んだあと,その家の人と話すこともある。
いろんな家に行くのだからいろんな人と話す。そしてその話題もいろいろ。
ぎんなんを拾ってから出荷するまでをわかりやすく教えて下さる人がいたり,
温泉はあそこがいいよとか,あんたいいとこ知らないかい?なんて聞いてくれたり。
もちろん信仰の話も多い。耳の聞こえない86歳のおじいちゃん。
やたら元気。いつも笑ってる。
「わしは,信仰をしてきたおかげで,こんなに元気じゃ。ありがたいことですわ。わっはっは!」
こっちが話すことはほとんど聞き取れてないのだが,雰囲気で押し切ってしまう。
こんな人と話すと気持ちが元気になる。
もちろん以前と比べて元気がなくなってしまった人もいる。
以前は冗談交じりに明るかったおじさんが,やつれておじいさんのようになっている。
「最近は全くおえませんのじゃ(だめなんです)。」
この人からこんな言葉を聞くのは意外な感じだった。体調を崩しているらしかった。
自分のできることはそうした方々の幸せを祈ること。
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信頼されるということ

自分は今,教員の他に寺という組織の中の副住職という立場にある。
寺のいろいろな決めごとにおいて責任ある立場にある。
いろいろな問題にぶつかるたび,悩んだり,問題解決に向けて知恵を絞った。
そこで見つけた真理がある。
「自分を頼りにしてくれる人を人間性において誰も切り捨てない」ということ。
切り捨てるとその人から恨みを買う。だから,そうならないように必死で動いた。
徹底的に相手の思いを探り,それを理解しようと神経をとぎすませた。
ときには自分の体調までおかしくなるほど考え抜いた。
それゆえ,相手がどんな考えを持っているか,頼りにしてくれているのか,
そうでないのかが見えるようになってきた。
頼りにしてくれている人にはその人の話を聞き,立場を理解した上で,
その人が救われる方法を探す。
そしてそれは自分の生き方となった。そうした自分の姿を見て,
「なぜそこまでやるの?」とか,「考えすぎだ」などと言われることもあるが,
今までそうしてきたからこそ,役員さんから少しずつ信頼されるようになってきた。

遠回りのように見えるが,やはり自分にはこの方法しかないと思っている。
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高蔵寺施薬祭

今日は嫁さんは陸上記録会の引率で行ったが自分は中学年の担任なので
休み。
高蔵寺施薬祭に行こうと決めていた。ばあさんと娘を連れて倉敷へ。
お寺に着くと多門寺さん(桂 米裕師匠)が覚えていてくださって
お堂へお入り下さいと案内してくださった。最初は遠巻きに見学させて
いただこうと思っていたがお言葉に甘えてお堂へ入らせてもらった。
恥ずかしながら護摩を焚く様子を間近でみるのは初めて。
加行の時自分がやって以来だ。見ていて気持ちよいくらい流れるように進んでいく。
それを見守る信者の方も一心に火を見つめている。若い方が真剣な表情で
手を合わせられていた。きっと何かの願いを持っておられるのだろう。
自分はその火を見つめながらこんなことを思った。
「もっと先輩方の教えを請おう。」
美作の青年会の方も何人もいらっしゃった。自分の近くにもすばらしい先輩が
いらっしゃるじゃないか。自分は何も知らないということで
自分から壁を作っていたような気がする。
だからいつまでたっても追いつけない。それは教員の世界でも同じこと。
知らなくて負い目を感じているなら馬鹿になって聞けばよい。
もっと積極的にならなければと思った。

続いて大般若転読法要。これも凜とした空気みなぎるすがすがしい時間だった。
沖縄そばの接待をいただき,ご住職とFMくらしきのアナウンサーの方との対談法話。
これも子を持つ親として,教員として,そして坊さんとして示唆に富んだお話だった。
最後に松田一利さんという方の沖縄民謡のライブがあった。
これも沖縄の明るさ,切なさを十分に感じ取ることができた。
沖縄には行ったことがないが,行った気持ちになれるすばらしい演奏だった。
明日を生きる元気をもらった気がした。
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衝撃

といっても悪いことではなくて人からこれほど感動を受けるものなのかと
衝撃を受けたという話。今日,倉敷にほほえみ屏風展に行ってきた。
もともと,拝、ボーズ!という番組をpodcastで聞き始めて,
出演されるお二人のお話の奥の深さや,楽しさから毎週聞かせていただいている。
一度お寺にお参りさせていただこうと突然お邪魔して,お忙しいときにもかかわらず,
いろいろと説明していただいて,感激した。だがその時は本当にお出かけされる
ところだったので早々に失礼させていただいた。
今日は,個展にお邪魔させていただいて,ご挨拶だけでもと思っていたのだが,
最初はいらっしゃらなかった。ご住職のお母様がいろいろと説明してくださった。
午前中に法事を一件済まされてから会場にいらっしゃるのだという。
程なくしていらっしゃった。ご挨拶をして失礼させていただこうと思ったのだが,
「一緒にコーヒーでもいかがですか」と誘ってくださったので,
またとないチャンスだと思い,お言葉に甘えることにした。
お話は内容がとても濃いものだった。ぐいぐいと引きつけられた。
と同時に自分がいかに学びが浅いかということもわかった。
お話はとても親切で,こちらの様子を見て話してくださったのだが,
自分がいかに無知であったかということを自分で気付いてしまったという感じだった。
また,忙しいことをできない理由にしてしまっている自分がいることも
気がついた。おそらくそういう自分の状態には気付いていらっしゃったことだろう。
いつでも勉強にいらっしゃいと言ってくださった。また,自分の所属する
青年会にもご住職様が信頼を置く仲間がいらっしゃることも教えていただいた。

1時間以上はお話し下さっただろうか。お忙しい身でありながら,
自分のためにそれだけの時間を取ってくださったこと,自分はまだまだ
やることがあるということを気がつかせてくださったことに感激した。
お礼を言って会場を出る時にずっと体がしびれたような感覚だった。
まさに「衝撃」だった。

これまでも自分が気になっている人へは会いに行くということを実行してきた。
そのたびに行ってよかったと思う。今回も,とびきりの感動を味わうことができた。

まだまだ修行が足りず,不勉強な自分だが卒業式が近づくと必ず書く言葉がある。
「千里の道も一歩から 一歩を踏み出さなければ何も始まらない」
たぶんどこかで聞きかじった言葉だが,自分の心境に最もあっているし,
自分が子どもたちに伝えるべきことはこれだと思っている。
そんな感動を与えてくださった天野住職様に感謝。
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お寺巡りに同行

今日はお寺巡りに同行した。津山市北部〜美作市のルート。
確か,15年くらい前に同行したことがあるが,その頃の記憶がほとんどない。
ほぼ同じルートを通ったはずだが,覚えていたの1つのお寺だけだった。
道や風景が違っていたのか,それともその頃はまだ自覚がなかったのか・・・
ただ,仕事があって休むことが多いが,青年僧の会にも出ているおかげで知り合いの
方にも会うことができた。やはりできるだけ出席しないと。
行く先々でとても親切にしていただいて,自分もお参りされた方に
そのように接していかないといけないなと教えられた気がした。
お参りさせていただいたお寺の皆様,ありがとうございました。
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お彼岸いろいろ2

暑さも過ぎてよい季節になってきたということで,県外の檀家の方もお見えになった。
その方は遠方にもかかわらずまめにお手紙を下さったり,贈り物を送って下さったりする。
今日,その方とお話をして,その思いを知った。古くから続いていた家
というのは知っていたが,その家がうちの寺に対して大きな功績があったこと,
それからのおつきあいが今でも続いているということがわかった。
やはりこういうことを聞いておかなければおつきあいはできないと思った。
できないことはないのだろうが,お互いの思いに温度差はできる。
よい関係を続けていくためにも,もっと知らなければいけないことが
たくさんあると教えられた一日だった。
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彼岸参り 岡山

今日はお彼岸参りで朝から岡山,倉敷。今日はお仕事等で都合がつかない方も
いらっしゃるため,全部で6件。時間的には余裕を持ってまわることができた。
早く着きすぎて待つ場合には家から少し離れた邪魔にならないところに車を止めて,
あらかじめ借りておいたDVDを見て過ごす。ちなみに見たDVDは「ドラゴン桜」。
こうして近くまでいって待つと,どこの家にも時間通りに着くことができた。
頭で考えた時間通りには行かないので,実際より余裕を持った設定にして,
焦って移動しない方が精神衛生上よいということもわかった。

毎年まわっていると,檀家の方の変化もわかってくる。元気にされていた方が
体調を崩して弱気になってしまった方もいらっしゃった。
ぜひ,お元気になってほしいと思う。
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お盆が終わっても

8時から昼前まで大師縁日の準備のため大師堂周辺の草刈り。
強い日差しの中行ったため,しんどかった。昼からしばらく疲れて眠っていた。
さすがに今までの疲れが出たのだろう。

残りの時間はDr.コトーやプリズンブレイクを見る。やっと自分の時間ができた感じ。
やっと夏休みらしくのんびりできそう。意識的に休もうと思う。
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お盆終了

お盆のお参りが終了した。今年もハードだったが,去年より8kgくらい
体重が落ちているので完全にばてている状況よりはましだった。
汗がものすごく出て暑いことには変わりはないが,汗がしっかり出ると
体が軽くなる感覚はあった。

今年力を入れたのは先祖を思う心,施餓鬼について。どれだけ伝わったかは
わからないが,ほんの少し心のゆとりを持つことで豊かな生活になると思うから,
がんばって伝えたつもり。しばらくはこれをテーマで話そうと思う。
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墓参り

今日は2軒初盆と法事を済ませて母親の実家の墓参りへ。
両親が共働きだったため小さい頃は母親の実家で昼間は預かってもらっていた。
だから,ひとかたならぬ恩がある。盆や彼岸は必ずお参りしている。
忙しかったが,何とかお参りすることができた。

法話で先祖の大切さを説いている以上,自分も欠かすことができないと思っている。
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お盆を迎える準備

今日は初盆1軒,その後お盆を迎える準備。
本堂まわりの掃除や山の上にあるお堂の掃除。これに時間がかかった。
しかし,心残りがなくなった分,なんだかすっきりした。
やはり,もう少し早くできていたら・・・という思いは残るが,
でも,ここまでできてよかった。
灰そうじは嫁さんと娘がやってくれた。今回のように少しずつでいいから寺の仕事を
覚えていってくれるとありがたい。
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岡山地区

倉敷,岡山に住んでおられる檀家さんのお宅をまわる。
4時過ぎまで改良服を脱ぐことができなかった
なかなかハードな一日だった。 つかれた・・・
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不思議な話題

今日も棚経。今日は地区内最終日ということもあって気持ち的にも楽だったためか
話をすることが多かった。一人暮らしのおばあさんや,商店のご主人,
ふだんは東京の商社で働いている同級生など,いろいろと話をした。
最後の家のご主人がたくさん質問をされた。不思議なことに,昨日blogに
書いたことと同じ話題もあった。こんなこともあるんだなあ,と思いながら話す。
しかし,自分が蓄えたわずかな知識が役に立ち,その方の迷いや不安が
少しでも取り除けたので自分もとても満足だった。
体力的にはきつい期間だが,人と話すことはとてもいい。
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棚経で気付くこと

棚経にまわっているといろんなことに気がつく。
特に自分は線香立ての灰をよく見ている。仏壇はお参りさせていただくのに
事前に連絡をしているのでたいていきれいにされている。
でも,線香の灰などはいつもおまつりしている人でないと気がつかない。
たくさん立てていると線香の燃えかすが残ってしまい,立てにくくなる。
几帳面な人はいつも同じ場所にほぼ同じ角度で立てるため,灰がきれいに
放射状に落ちている。
また,灰をきれいにふるいにかけてきれいにならしている人もある。
これはとても線香が立てやすい。おそらくこの感覚を知っている人ならば
きっとそうするだろう。
また,部屋を見回すと,ずいぶんこの部屋には人の来た形跡がないところ,
物置になっているのだろうなあ,と思われるところもある。
また,お年寄りを大事にしているところ,そうでないところもよくわかる。

家の様子はそれぞれ。翻ってみれば我が家の様子もそういうところはあると思う。
玄関が気になっているがなかなか手が出せていない。玄関は家の顔だと思うのだが,
その玄関があばただらけである。これは何とか共通理解しなければ。

結局何が言いたかったかというと,メダカを買っている家がものすごく
増えたということがいいたかったんだけど,前置きでもテーマに沿っているから,
メダカの話題はまた後日。
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あるおばあちゃんの話

今日は2軒法事があった。もともと住職である父が行く予定にしていたのだが,
葬式が入ったため自分の担当に。
法事に行く前にあらかじめ連絡をしておいた4軒のお宅に棚経にまわる。
その中にいつも会うのを楽しみにしているおばあちゃんがいらっしゃる。
団地で一人暮らしのおばあちゃん。いつも感謝の気持ちで一日一日を
過ごしていらっしゃるご様子。今の自分の境遇に何一つ愚痴を言わず,
こうやって元気に暮らせるのも御先祖様や仏様のおかげとおっしゃる。
どんな話題になっても「ありがたいこと」「感謝しております。」と結ぶ。
自分のほうが勉強させてもらっている感じがする。
「何の取り柄もないばばあですけどなぁ。」というそのお顔は非常に柔和で,
仏様から直接お話ししてもらっているような気がする。
こうした方が檀家にいらっしゃることを誇りに思う。
永く,離れて暮らしている家族のためにも,元気で長生きされますように。

その後,法事2軒。1軒目で飲んだビールが2軒目のお墓参りの時に効いてくる。
2軒目ではほとんどお茶に切り替えたが,それでも4時前に帰ってからは沈没。
ご利用は計画的に。  反省。
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台風過ぎて

台風5号はそれほど大きな被害をもたらすことなく過ぎ去ってくれた。
ただ,たまに降る雨に備えて軽トラで棚経に出動。車は農作業モードだったので,
軽く洗ってから出かける。だが,着物を着ての軽トラはあまり便利が
よくないこともわかった。着物の裾がどうしてもタイヤハウスにあたって
汚れやすく,乗り込むときに気を使った。それでも車の取り回しはよく,
小回りがきくため止める場所に困ることはなかった。
軽トラでなく軽自動車があればいいのだが・・・・なかなか難しい。

夕食は「慶州」で焼肉。嫁さんの計らいか?娘が強力にプッシュしたのか?
わからないけれどもとりあえず焼き肉を食す。すると,先日夜遅くに
PCサポートに行かせていただいた先生がやってこられ,その時のお礼にと
デザートをごちそうしてくださった。感謝。やはり,親切はしておくものだと
実感。ごちそうさまでした。
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お参り 2日目

昨日から始めている棚経も2日目。
今日は天気とにらめっこで回る。祖父が使っていたバーディ50も快調。
といってもばあさんがこかしてしまったので,前ブレーキのレバーは折れ,
ブレーキの戻りも悪くなった。要交換。バッテリーはセルがまわらないほど
くたびれているが,キック一発で始動するのでとりあえず問題なし。
なんといっても家々の距離があるときはバイクは全身に風が当たって涼しい。

仏壇をきれいにおまつりしている家,忙しくて手が回っていない家,
いろいろあるが,仏壇に向かって毎日手を合わせる心の余裕は持っていてほしいと思う。
だから,よくおまつりしている家には「いいですね」というようにしている。
だいたいその家のお婆ちゃんがしておられることが多いが,
おばあちゃんの仕事とされていることが多く,特に評価されないこともあるようだ。
でも,毎日するということはとても大変なこと。
毎日きちんとおまつりしておいてよかったと思ってくれたらと思う。
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桂 米裕師匠の講演会

今日,勝山文化センターで桂米裕師匠の講演会があったので
午後から年休を取って行かせていただいた。
桂米裕師匠は,人間国宝桂米朝師匠の弟子であり,高野山真言宗の僧侶でもある方。
また,FMくらしきで相方の天野高雄師と「拝!ボーズ」「きくへんろ。」などの
番組を持っておられ,podcastでも聞くことができる。
自分が坊さんだから言うのではなく,楽しく,ためになる放送をしていらっしゃる。
一度,うちの寺にも講演に来ていただいたこともある。
そんな師匠が勝山にいらっしゃるというので,行かせていただこうと思い立った。
それに先立ち,講演や収録の前にコンビニによって腹ごしらえをされるというので,
焼きそばと酒饅頭を差し入れさせていただいた。控室に入るとすぐに気付いて下さり,
声をかけて下さった。ありがたいことである。しばらく控室でお話を聞いて,
講演会場でお話を聞いた。講演の主催は「寿大学」なので,
まわりはお年寄りの方ばかりだったが,ダイナミックな語りで,
皆さん笑うやら,圧倒されるやら。
自分は「これが大切ですよ!」と熱く語り,伝える強さに毎回憧れる。
自分になかなか身についてないものだから。
講演後も控室に一言あいさつしに行ったら,主催者のお偉い人が,
「まあ,入りなさい」といわれるのでお言葉に甘えて一緒にお話を聞いた。
やはり教育にも造詣が深く,筋の通ったお考えを聞かせていただいた。
放送ではいわゆる「ボケ役」になっていらっしゃるが,面と向かって話すときは
何ともいえない凄みがある。そういうものに裏打ちされた強さがあるから
できることなのだろう。
まだまだ磨いていかないと,と思った一日だった。
続きを読む>>
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法事

今日は法事。心配していた天気は全く問題なくなった。
朝,今日行く家の塔婆と明日行く家の塔婆を書き,時間がきたので
四十九日のお参りにいった。法事は滞りなく終わり,膳の席についた。
普段からそれほど飲まないし,膳の席でもわきまえていただいているつもりではある。
しかし,今日は帰ってから夕方まで眠ってしまっていた。
起きたらだいぶ酒は抜けていたので,ここ数日の疲れだったのかもしれない。
起きてしばらくしてもう1軒お勤めに。
雨が降らない日にはバイクに乗りたいのだが・・・
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前役員お別れの会

表題の会があった。
ずっと一緒にやってきた人たちとの会なので幾分気は楽だったが,
昨日の会の報告もすることになっていたので,昨日出た批判的な意見も紹介した。
大方はこちらに配慮して話をしてくれたが,やはり批判的に話をする人もいた。
それが現実というものだろう。だが,それに耳を塞ぐことはできない。
きちんと受け止めてできることには応えていくという姿勢を見せなければ
と思っている。難しいことなのだけれど。
普段は一滴も飲まない酒をしっかり飲んでつきあった。
おかげでかなりきつい酔っぱらい。でも悲しいかな意識ははっきりしており,
憂鬱な気分。早くこんな状態から抜け出したい。
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法事

今日は法事を1軒お勤めしてきた。余裕を持って準備していたつもりだが,
突然の来客でお迎えが来る直前まで対応していたので結構バタバタだった。
だが,こちらの考えをよく聞いて理解して下さったのでよかったと思う。
法事ではずっと雨だったが,法話をしているうちに雨が小降りになったので
なかなかスムーズに進んだ。この家のご主人が挨拶で,
「我が親ながらよくできた人でした。今日はこの母親を偲んで供養してやって下さい」
と頭を下げられた。なかなか言えることではない。でも,すばらしいと思った。
いい雰囲気の中で終えることができた。
午後は酒も入っていたのでゆっくり休む。明日の研究授業の準備がなかなか
手が着かない。夜になってからはじめる。
やってやり過ぎることはないと思うのだが,なかなかやり過ぎるまでできないのが
自分の欠点だと思う。いつもながら時間の使い方が下手だと思う。
ご利用は計画的に。とほほ。
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結縁灌頂

金・土が結縁灌頂の本番だった。実に所属する青年会主催のものは25年ぶりだという。
それまでの準備にほとんど参加できなかったが,実行委員の方々の
努力は大変なものだっただろう。自分も与えられた仕事を一生懸命させていただいた。
やはり物事を成し遂げるには綿密な準備と人々の協力が欠かせないと思った。
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思いを聞く

仕事から帰って檀家さんのお宅へお参りに行った。
94才だったお婆ちゃんの二七日。お勤めが終わった後家族の方から
生前のお婆ちゃんの様子を伺った。数年間は入退院のくり返しだったそうだ。
それを家族の方が代わる代わるお世話をされ,
だんだん弱っていくお婆ちゃんを看取って行かれたそうだ。
一生懸命お世話をされ,だんだんと心の準備をされたようだ。
四十九日法要は心づくしのものとなるに違いない。
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世話人総会

年に一度地区の世話人が集まって総会が行われる。
今回の議題では各家々の負担増をお願いするものがあった。
どの家でも今までより負担が増えるのは好まれない。
しかし,役員さんとともに原案を練ってきたために何とか通ってほしいという思いだった。
結果,一部再審議となったが,大枠では理解が得られたようだ。

後は自分たちの行動に注目が集まる。きちんとしておかなければと思う。
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落慶法要に参加

修業時代に大変お世話になった寺の落慶法要に参加した。
こうした場に参加した経験の少ない自分にはとても貴重な体験。
立ち居振る舞いなど非常に参考になった。また,檀家の方々の様々な協力によって
成り立っていることがわかった。ここまで来るには何度も打ち合わせをしたことだろう。

協力を得るためにはまず協力してやろうという気持ちになってもらうことが大切だと思う。
それには普段のつきあいが大切だ。普段から信頼を得る行動をしておかなければならないだろう。
また,協力して下さる方が「これならできる」と思えるような下準備が必要だろう。

そのような準備をされて今日の日に臨まれたと思うとその苦労に頭が下がる。
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花祭り

花祭り2007/05/05
花祭り2007/05/05
今年も恒例の花祭り。お釈迦様の誕生日にするのだが,最近はこどもの日に,
合わせて行っている。写真にあるようにいろんな年代の人が交流している。
イベント的な賑やかさを狙うのではなく,こうした落ち着いて楽しめる
場を提供するのもいいと思う。甘茶をふるまい,懐かしいと言ってくれる人,
「あまい!」と言ってびっくりする子ども。

市の放送にこの行事のお知らせをお願いしていたため,それを聞いていた
高校時代のともだちが遊びに来てくれた。ありがたいことである。
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休みでもいろいろ

今日は休みでほとんど家にいたのだが御大師様の縁日ということもあり
たくさんの方がお参りに来られるのでお接待。その他の用事でも結構人がやってくる。

久々に家のまわりを巡ってみる。去年はほとんどできなかった
草刈りをやってみようかという気になる。あくまでやってみようという
気になっただけで実行はしてないが。でもその気になれるだけ気持ちも
軽くはなっているのだろう。やはりいろいろなバランスの上に
人間って成り立っているものだなあ,とそんなことを考えた。
ここはお寺なのでそうしたバランスをとるための修行の場でもある。
だから道場なのだと。道場といえば武道の稽古場のようなイメージが
あるかもしれないがもともとは仏教のお堂の方が発祥らしい。

今日はその他にも熱帯魚水槽の手入れやノートPCから出る異音対策
などをした。今までなかなかできなかったことができる。
やはり気持ちの問題か。このような気持ちに慣れたのだから
授業改善にももっと意識を込めてやってみよう。
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総会へ向けて

総代会があった。各地区の世話人が集まって行う総会へ向けての準備。
自分は事務局的な役割をしているので,会計から上がってきた資料を
会計報告としてまとめる。Excelのシートを使うので数字の間違いはないのだが,
その年々で違う事業や表記の仕方が違うときは少し焦る。
できれば毎年同じにしたいのだが,やはり少しずつ変化はある。
だんだん処理は速くなってきたのだが,やはりぎりぎりになるとつらい。
早め早めに連絡を取り合わないと。このあたりは前から変わっていない課題。
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法話

今日は密教婦人会の総会。法話の機会をいただいた。
人前で話す練習にはもってこいの場。
最近は緊張することはなくなったが,組み立てや前振り,締めなど
を考えて話すようにしている。途中には選挙の関係の方が挨拶に見えるなど
予定外のこともあったがこちらの考えていた話はできたので満足だった。
あとで母親が聞いた話によると「こことここがつながっているんだなあ」とか
「仏様に関係する話がわかりやすく聞けてよかった」などこちらが目指していた
ことは概ね達成できたようだ。
あとは寺に足を運んでくださった方々がどれだけ満足して帰られたかということを
考えてやっていきたい。それにはやはり評価が必要だろう。
これからはアンケートや簡単な感想を話してもらう場など,
自分にフィードバックしていけるようなしくみを考えてみよう。
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法事

今日は法事。訳あって昔うちの寺の檀家から離れ,40年ほど
他の寺の檀家になっていたお宅。このたび再びうちの檀家に入って頂けることになった。
幸せへの願いを持って大きな決断をされたと思う。その気持ちを汲んで差し上げたい
と話した。その家の方が泣いておられた。そこまでにはきっと様々な思いがあったと思う。
実はそのいくつかは聞いているのだが,行動に移されるということは
並々ならぬ思いがあってのことだと思う。

お酒を少しいただきすぎたのか,家に帰って寝てしまう。通知票があるのに・・・。
今日中に仕上げなければ。
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岡山・倉敷へ

今日は家浄で岡山,倉敷へ。合計8軒をまわっていく。
いろいろなお話を伺う。昼間は一人で過ごすおばあちゃんは寂しさを口にする。
お仕事で忙しい中対応してくださるお宅もある。
父親について回り始めてから25年近くになるが,その間に増えたお宅,
事情で家がなくなってしまったお宅などいろいろだ。
やはり代替わりや家族の病気,仕事など様々な理由で家の様子は変わる。
そこだけ見ても永遠に続くものは何もない。
幸せな状態を維持するのはとても努力のいることだと思うし,
逆に不幸せな状態も永遠ではない。ただ,その期間をどう乗り切るか。
そこに感じ方やとらえ方で差が出るのだと思う。
そんなことを考えた。
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今日も家浄

今日は朝から夕方まで一日中家浄。いろいろな人と話す。
どうしても今の世相が話題になる。自分が教員だということは
みなさんご存じなので教育の問題も話題になる。
過疎化を心配する声も聞かれた。確かに10年後には空き家になっている
家がどれだけあるだろうという話題になったとき,
うちもそうなると言ったお年寄りの切なそうな顔が印象的だった。
だが,どうすることもできない。ただ,聞くのみ。

これも経験ということなのか。
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家浄

三朝に泊まっていたので,昼から家浄(けじょう)。
それぞれ檀家さんをまわって,家を清めていく。話し好きの人の家では
ついつい話し込んでしまう。
あるおばあさんと,明るく「死」について語った。話はこんな感じ。
「私は,喉がおかしいので癌かと思いましたが,しゃべり過ぎだったようです。」
「お迎えはまだということですよ。」
「お迎えが来たら頼みますよ。」
「わかりました。でも来年も同じような話をしているような気がしますね(笑)」

それぞれに人生を刻んでおられる方々だから,それぞれに学ぶものがある。
それを自分が蓄えてまた誰かのために使えるといいと思う。
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寺の忘年会

今年,寺の管理するお堂の建築委員会の解散式をかねて忘年会をした。
酒が入るのでいろいろと本音も出てくる。腹を割って話すということは
そういうことだろう。ある方が気になる話をされていたのでその話の中に入って
良く聞いてみた。いろいろ思いがあるようだ。なので,もう少し質問してみたが,
なかなか話そうとしなかった。雰囲気を険悪にしてはいけないので,
最後はきちんと終えたのだが,なんだかすっきりしなかった。
おそらく,自分が言ったということになると責任が発生するので,回避されたのだろう。

物事は納得した上で進めなければならないが,なかなか難しいことだと感じた。
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podcastで紹介される

今日,用事で岡山に出ていた。クレイジーケンバンドのDVDをかけながら
久しぶりに高速でなく下道を走った。理由は,そんなに急いでいなかったことと,
ゆっくりDVDの世界に浸っていたかったから。
もちろんちゃんと前を見て走ってます。ご安心を。
こうした時間は脳が「幸せだ」といっているかのよう。子どもたちにも
こうした自分なりの幸せな時間を見つけて欲しいとふと思った。
特にマイナス思考の子どもにはしっかりと自分なりの幸せな時間の作り出し方を
一緒に見つけてやらなければと思う。大人である自分もついこの前まで
しんどい状態からなかなか抜け出せずにいたのだから。
DVDが一段落ついたのでipodに切り替えてpodcastを聞く。
「拝!ボーズ」が流れてきた。何と自分が紹介されていた。
実は,先だって岡山に出たついでにこのpodcastのパーソナリティをされている方の
お寺にふらりと寄ってみたときにお礼のメールを送っていたのだ。
それを取り上げてくださっていた。もちろん取り上げられることが目的ではなかったので,
お寺の方へ直接送っていたのだがpodcastを聞いていますよということも
書かせていただいていたので,番組ではそこを読んでくださった。
でも,読んでくださるということはとてもありがたいこと。
自分の思いを発信して,それに反応があるということはとてもうれしい。
これも脳が幸せを感じた瞬間だった。

もちろん,このblogを書いているのも,何かしらの反応があるから
続けられているのだと思う。
やはりコメントがつくとうれしくなる。それだけに発信する内容も
それなりに責任が伴うことだし,自分なりに配慮はしているつもり。
このblogを始めて丸2年。思わぬプレゼントをいただいた。感謝。
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落慶法会

お坊さんになる際にいろいろアドバイスを下さったり,励ましてくださった方の
お寺の落慶法会に参加させていただいた。高野山の要職についておられた方なので,
来賓の方もすごいメンバーだった。また,規模もすごかった。
こんな法会に参加するのは初めての経験だったので緊張した。
しかし,これに参加するに当たって今までなかなかできていなかった
お経などの練習も改めて行った。やはりこうした緊張感は必要なことなのだろう。
日曜日にお会いした,podcastのパーソナリティーの方とも短い間だったが
お話しすることができた。記念式典後の祝宴ではとなりに座った方と話し込んだ。
自らの寺で幼稚園を経営し,地域の学校教育にもゲストティーチャーとして
参加されている,教育に熱心な方だった。意気投合してしまい,また出てきたら
一緒においしいものでも食べに行こうと誘われてしまった。
やはり,行動するといいことがある。臆せず動こう。
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天国を見た人の話

今日も1軒法事があった。いつものように読経をし,法話をし,墓参りにいった。
その後の膳の席でのこと。自分の法話について感想をいただいていた。
そこで,となりに座っていた方が,
「なあ,若(自分のこと)。わしは,天国を見たんじゃ。」と話し始めた。
そういえばこの方,山で木を切っていて倒れてきた木が頭に当たり,
瀕死の重傷から生還された方だ。前にお会いしたときはまだ言葉の出が
今ひとつのようだったが,今ではそんな事故があったとは思わせないほどの回復ぶり。
その方の話だから説得力がある。その方の話によると
「金の心配もない。人間関係の心配も全くない。ただ心地よい。」とおっしゃっていた。
なるほど,天国とはそういうところかもしれない。
もしかすると,自分の希望が夢で出てきたのかもしれないし,
本当にそういう精神状態だったのかもしれない。
ただ一つ言えるのは,生死の境をさまよった人はそういう体験をすることがあるようだ。
実際,自分の父親も意識不明の状態で1週間以上ICUに入っていたことがあるが,
そういう不思議な体験をしたそうだ。
だが,何の心配もいらないということが現代における「天国」なのかもしれない。
その人はいった。
「正直に生きていればきっと天国に行ける。わしはその体験をしてから
 死ぬことが怖くなくなりました。」と。
昔の人はうまくいったもので,よい行いをした人は天国に行き,
悪い行いをした人は地獄に行く。当たり前のようだが,そうやって
行動の規範を示し,地獄の恐ろしさにおそれおののくから,悪に傾いていく自分を
厳しく戒める。
古いといわれるかもしれないが,現代に大きく欠落しているのは
この「畏れ」ではないかと思っている。
信じられない事件が起こる背景には,明らかにこの畏れを知らないために
ブレーキがかからない状態があると思う。
科学的でないといわれるかもしれないが,この時代だからこそ
忘れてはならないものがある。今日の話でその思いを新たにした。
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我が家の法事

祖父と曾祖母の十三回忌を行った。親戚が一堂に集まり,賑やかだった。
親戚の前で話すのはどうかと思ったが,普段感じていることを法話で
話させてもらった。普段話していることと違ったことは話さなかったが

親戚だからこそ知っておいて欲しいという思いもあった。
話を聞いて喜んでくださったようだ。
こうした法事は,親戚中が集まりやすい場と言える。
人の死がきっかけとなるわけだが,その後こうして集まることは
むしろいいことだと思う。まさに供養だと思う。
忙しかったが,いい時間だった。
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やっていて良かったなと思えること

今日は3軒の法事があり,自分がそのうちの1軒を担当することになった。
いつものように読経を済ませ,法話をさせていただく。
法話といっても信仰について普段自分が思っていることを話させていただくだけなのだが。
墓参りが済んで膳の席になり,法話についての反応をいただく。
「ワシもそうおもっとったんじゃ」
「ああ,すっきりしました」
などという言葉を聞き,やっていて良かったなと思う。
もちろんほとんどの方が自分より年上,我が親よりも年上の方の方が多いときもある。
そういった方々を前に何を話すべきなのか。やはり身近な話が
一番なのではないかと思っている。たくさんの方々がもっと身近に
信仰について考えて実践してくださればと思う。
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彼岸参り

お彼岸・盆・暮れには岡山や津山の檀家さんもお参りしている。
岡山,津山だけ彼岸にお参りする。もともと父親も教員をしながら
寺を続けてきたというのもあるだろうし,遠くの檀家さんほどきちんと
顔つなぎしておくということもあるのかもしれない。
今日も朝からお参り。出発する時間を間違えていたのと,
着物に汚れが付いていたので急遽新しいものに変えていて遅れてしまった。
いろいろ都合もあるだろう時間帯に遅刻して反省。
車の中で着替えて,お昼は「龍や」でラーメン。チャーシューは自分には
少しなじめないのだが,全体的に見ると高レベル。替え玉の麺が多いのもうれしい。
また着替えて午後の部へ。お医者様をされている檀家さんの所へ。
毎回毎回,戦争のこと,日本のこと,その洞察力とスケールの大きさに
尊敬するのみである。今日は同じ部隊だった方が出版されたという
ビルマ戦記を貸していただいた。こうしたことを次の世代に
伝えていくのも自分の仕事だと思う。
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重い意見

今日はうちの寺で近隣の寺や檀信徒の方を招待しての大師講があった。
法会をして,講師の方の講演を聴き,総会をしたのち,懇親会。
この日のために1週間前から家族みんながピリピリしていた。
時間もものすごくそちらに取られていた。正直しんどかった。
今日はその本番。みなさんは好意的に声をかけてくれたが,
自分的にいろいろ考えるところがあった。そのことを見事に
懇親会の席で指摘された。事実だから仕方ない。
また,自分で何とかできにくい問題だけに指摘してくださったことに
感謝しつつも重くなっていく自分がいた。
その他にもいろいろな意見を聞く。一生懸命に話されるのだが,
承知の上でも対極にあるような意見を集約していくには,
その真ん中あたりを落としどころにせざるを得なくなる。
それではどちらからも納得してもらいにくいのだが,決裂するよりはましなのだ。

本当にみなさん満足してして帰ってくださったのだが,このようなことから
自分の気分には終わった爽快感はない。
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掃除

昨日とうってかわって静かな一日。
来週行われる会のためにひたすら掃除。
今まで忙しくてあまりやってこなかったのでひたすら掃除と片付け。
どうも年が寄ると捨てられないらしい。工事や補修で発生した瓦や
板材がわれたのや半端なものまで残してある。
使えそうなものを目立たないところに整理して積む。
本当は全部軽トラに乗せてクリーンセンターに持っていきたいのだけど。
少しは日頃できなかった片付けができたかなという感じ。
日頃から不要なものが増えないようにしておくことも大切だな。
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記念式典

先日から準備を進めてきたお堂の休憩所の完成記念式典が行われた。
大勢お参りの方々が来られた。自分のために買っていただいた袈裟の
披露もさせていただいた。みなさん一生懸命自分の話に耳を傾けてくださった。
話は途中からこれからの仕事に対する決意表明になってしまったが,
もともとそういうために披露の機会を設けられたようなのでそれでよしとする。
それにしても疲れた。ゆっくりしたという感覚が全くないので
余計にそう思うのかもしれない。
そろそろバイクでふらりと出かけたいなあ。まだ暑いだろうか・・・。
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行事の準備

お盆が終わって,今度は寺が管理している大師堂の休憩所の完成式典の準備
に追われている。毎年あることではないのだが今年は特に忙しい。
会議に会議を重ね,原案をつくり,寄附金の領収書,記念品の手配など
いろいろな場面で時間と手間を費やしてきた。
そして明日が記念式典当日。相変わらずバタバタで,
やらなければならないことに押しつぶされそう。
土日が自分の思い通りにならないのは本当にしんどい。
愚痴っぽくなってしまったが,ゆったりとした時間が欲しい。
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ダウン寸前

昨日までの疲れがたまっているのか,本調子ではなかった。
初盆3軒だが,どれもお墓が遠く,照りつける日差しにやられていた。
軽い熱中症の症状のようだった。お経をあげるので,息が苦しい。
これでも体力を取られているような感じだった。
3軒目で頂いたお酒が残り,午後の寺作業には顔を出したが,何もできず。
みなさんから帰って休んだらという言葉に甘えて帰らせてもらった。
本当にしんどかった。体力のなさか,夏ばてか。
何とか元に戻りたいが,お盆が終わるまでは,なかなか難しいかも。
暑さ対策が鍵かもしれない。
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お盆の準備2

明日からの旅行のために朝から檀家まわり,母の実家への墓参り
墓掃除,水子地蔵の場所表作成等で朝から晩まで動きっぱなし。
イレギュラーな仕事も入り,イライラモード。
まだ終わらない・・・・
でもやらなければ。
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お盆の準備

午前中は棚経。昼に地元を離れている方から読経の依頼。
午後からはお盆を迎える準備。やれば限りなくある。
ろうそく立てやその下に置いてあるガラスについたロウを熱湯で落とす。
線香立ての灰にたまった線香の燃えかすなどをふるいにかける。
掃除機をかけたり,ダスキンで仏具にたまったほこりを落とす。
天井についたクモの巣などをささらで落とす。
当面使わないものを倉庫に移動等々。
暑い中なので一気にはできない。これで本堂の中が終わる。
明日は本堂の外や境内の掃除になる。がんばって乗り切ろう。
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印象に残った話

今日は岡山。ナビ取付も行うためにこの日にした。
地図を頼りに行く。車を預けたら代車がないので
岡山に住んでいる姉に近くまで来てもらって車を取り付け店に入庫しようと
交差点を右折した。すると,お巡りさんに止められた。窓越しに事情を話すと
話を聞くからといわれた。結局別のお巡りさんが記入をはじめていた。時間帯によって進入禁止だったようだ。コンビニに止めて,発進したときには
標識は見えない位置にあった。きまりはきまり。いわれればそれまで。
だが何とも釈然としない。「あなた方の仕事はなんですか?」
交差点に立ってドライバーに注意を促してもいいのではありませんか?
自分の他にも何人か同じように止められて,そのそばを同じように
通り抜けたと思われる車が通りすぎていく。何なんだ?
翻って自分の仕事で,釈然としない仕事ぶりや子どもの悪いところを
待ちかまえるような仕事はしないようにしよう。

話は変わって表題の話。
80代後半でなおも毎日60人の患者さんを診察するお医者様。
戦争時代の経験が今の自分の原点になっているという。
軍医としてビルマかマレーシアの前線で医療活動をしていたときのこと。
負傷した兵士を連れて退却していたとき,敵の戦闘機に狙われたらしい。
もう絶体絶命だと思ったとき,負傷した兵士は
「軍医殿!私を置いて行って下さい!」
「けが人を置いてなんていけるか!」というやりとりのあと,
戦闘機のパイロットの顔が見えるくらい接近してきた。
だが,戦闘機は機銃掃射をすることなく去っていった。
その時,そのお医者様は,
「私は生かされたのだ。だから残りの人生で病気で苦しむ人々のために捧げよう」
と考えられたのだという。全く頭の下がる思いである。

もう一人は息子さん2人を立派に育てられたある檀家の方のお話。
一人は薬学の世界で著名な賞を受賞し,一人は卓球で名門大学に進学し,
日本の一線級で活躍し,現在では地元銀行に就職し経済学部や法学部卒の
仲間とともにがんばっているという。
卓球では一流だったが,銀行業務では一から勉強のし直しだ。
そうしたがんばりができるのは,今までの積み上げがあってこそのことと思う。
だから,その方に
「息子さんが2人とも能力を開化させたのは何か親として意識的にかかわられたのですか」
と聞いてみた。
返ってきた答えは
「その子にあった道を見つけて,励ましてやること。そして励ました以上最後までつきあうこと」
ということだった。
実際に実践された方の言葉。重みがある。そして,人間としての成長
を常に見据えられていたこと。そういった点に感銘を受けた。
不愉快なこともあったが,それ以上に収穫のあった一日だった。
あと少しでゴールド免許だったのでそれは・・・やはり痛い。
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人の思いはそれぞれで

良いとか悪いとかいうのでなく・・・
ある家で,拝んでいる間中掃除機をずっとかけ続けられるのには,参った。
本当に信仰に対して敬虔である人たちは本当に心からの祈りを捧げている。
仏壇のまつり方一つにも見てとれる。ほこり一つなく,ごはんやお茶も完璧。
毎日の祈りの場所として,本当に大切にされていることがわかる。
逆に関心のなさも明らかにそこに映し出される。花は枯れ,花枝の葉は落ちている。
落ちていても気がつかないのだろう。その場で指摘することもできるが,
果たしてそれでその人の心は変わるのだろうか?
おそらく無理だろう。もっと自分からきれいにしたくなるきっかけや
啓発が必要なのだ。
今日,あるおばあさんからいい話を聞いた。
お孫さんが父親が大病をして奇跡の復活を遂げたとき,命の大切さ,
自分たちではどうにもならないものを悟ったとき,父親と一緒に
墓掃除に行こうと思ったというのである。
その実感を得るまではなかなか話してもピンと来なかったようだが,
大きなきっかけで,行動や考えが大きく変わったというのだ。
そのおばあさんが実践されてきた祈りや,心のありようがお孫さんを
変えたことはいうまでもない。
自分の行動や語りで,いつか先祖のありがたさに心が向かなかった人も
気持ちを向けていただければ,と思う。
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