Macchin Weblog

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印象に残った話

今日は岡山。ナビ取付も行うためにこの日にした。
地図を頼りに行く。車を預けたら代車がないので
岡山に住んでいる姉に近くまで来てもらって車を取り付け店に入庫しようと
交差点を右折した。すると,お巡りさんに止められた。窓越しに事情を話すと
話を聞くからといわれた。結局別のお巡りさんが記入をはじめていた。時間帯によって進入禁止だったようだ。コンビニに止めて,発進したときには
標識は見えない位置にあった。きまりはきまり。いわれればそれまで。
だが何とも釈然としない。「あなた方の仕事はなんですか?」
交差点に立ってドライバーに注意を促してもいいのではありませんか?
自分の他にも何人か同じように止められて,そのそばを同じように
通り抜けたと思われる車が通りすぎていく。何なんだ?
翻って自分の仕事で,釈然としない仕事ぶりや子どもの悪いところを
待ちかまえるような仕事はしないようにしよう。

話は変わって表題の話。
80代後半でなおも毎日60人の患者さんを診察するお医者様。
戦争時代の経験が今の自分の原点になっているという。
軍医としてビルマかマレーシアの前線で医療活動をしていたときのこと。
負傷した兵士を連れて退却していたとき,敵の戦闘機に狙われたらしい。
もう絶体絶命だと思ったとき,負傷した兵士は
「軍医殿!私を置いて行って下さい!」
「けが人を置いてなんていけるか!」というやりとりのあと,
戦闘機のパイロットの顔が見えるくらい接近してきた。
だが,戦闘機は機銃掃射をすることなく去っていった。
その時,そのお医者様は,
「私は生かされたのだ。だから残りの人生で病気で苦しむ人々のために捧げよう」
と考えられたのだという。全く頭の下がる思いである。

もう一人は息子さん2人を立派に育てられたある檀家の方のお話。
一人は薬学の世界で著名な賞を受賞し,一人は卓球で名門大学に進学し,
日本の一線級で活躍し,現在では地元銀行に就職し経済学部や法学部卒の
仲間とともにがんばっているという。
卓球では一流だったが,銀行業務では一から勉強のし直しだ。
そうしたがんばりができるのは,今までの積み上げがあってこそのことと思う。
だから,その方に
「息子さんが2人とも能力を開化させたのは何か親として意識的にかかわられたのですか」
と聞いてみた。
返ってきた答えは
「その子にあった道を見つけて,励ましてやること。そして励ました以上最後までつきあうこと」
ということだった。
実際に実践された方の言葉。重みがある。そして,人間としての成長
を常に見据えられていたこと。そういった点に感銘を受けた。
不愉快なこともあったが,それ以上に収穫のあった一日だった。
あと少しでゴールド免許だったのでそれは・・・やはり痛い。
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