例年より一日早く,今日から棚経をスタートした。一人暮らしのおばあちゃんの
お宅へお参り。自分が小学生の頃からこのおばあちゃんは年を取っていないのか
というくらい印象が変わらない。お年を聞いたらあと3年経てば100才になるという。
ということは御年97才。驚異的な元気さである。今でもぼちぼち畑仕事をするという。
三度のご飯はいつもおいしくいただけるという。「こんなになるまで元気で
生かしてもろうて(生かしてもらって)ありがたいことです。」と屈託無く笑う。
長生きの秘訣はこんなところにあるのだと思った。
来年もこんな話をしたいものである。
この1週間は予想より厳しい1週間になった。予定外の出来事が重なり、自分の仕事は
ほとんど進まなかった。だが、予定外であっても優先順位は高かったので、自分なりに
一生懸命取り組んだ。それにしても朝から晩までフルパワーに近い状態で働くのは
厳しいものがあった。明日からは今度は寺の仕事で追いまくられる。上手に自分の時間を
確保したいと思う。
今日から本格的な懇談の始まり。今日は日程的にタイトで,時間超過は許されない。
その中でいかに密度の濃い話にしていくか。自分なりにはがんばったつもり。
保護者の方が,話して良かったと思えるような雰囲気作りに努めた。
また,家庭で見せる姿と学校での姿が違う子どもたちの様子も聞けて良かった。
これもいい悪いでなく,子どもたちにとっての公私の区別だったりonかoffかの違い
なのだと思う。ここで得たこと,感じたことをしっかり2学期に生かしたいと思う。
先日,Foxtailさんに誘われてツーリングに同行させてもらったときから
アマチュア無線が気になっている。とりあえず,自分の場合はハンディ機が
使えればいいのでアマチュア四級を取ればよいというところまではわかった。
肝心の免許の取り方は2通りあるようだ。国家試験を受けて取得する方法と,
講習会を受講してその後簡単な試験を受けてとる方法。国家試験はそう度々はなく,
岡山は3月まで待たなければならないらしい。東京ならば当日飛び込みということも
できるらしいが,そのために東京まで行くのもちょっと…
そうして調べていたら8月22日と29日の2日間の日程で津山で受講できるではないか!
夏休み後半の貴重な2日間だが…迷う。
実際免許を取得してどれだけ使うのか。でも取得さえしておけばいつでも使える。
たぶんここまで来たら取得の方向で動くが,もう少し考えてみよう。
クレージーケンバンドのニューシングル「1107」が発売された。
読みは「いいおんな」。アップテンポで女性をリスペクトする曲。
こちらや
こちらで一部が聞ける。
フルコーラスもあるが,公式でなさそうなので「CKB 1107」で検索すれば
視聴できるかもしれない。同時収録の「馬力」もアップテンポでこの2曲を
ヘビーローテーション中。たくさんの人に気に入ってほしいと思う。
今日から懇談が始まった。保護者の思いを存分に話していただくことを心がける。
やはり信頼関係を築かないと,思いを話していただくことはできないと思っている。
また,今回話したりなくても次に話せばよいと思っていただければそれもありだと思う。
まずは受け止めること。そしてこちらも芯を持って発言すること。
今日は自分が少し出過ぎたかなと反省。だが,取り戻せないことではないと思っている。
修復できない関係はないと思って取り組んでいる。反省は必ず次へ生かしていきたい。
交流会2日目は魚のえさやり体験とクルージング。相手校の学区では漁業関係者が多く,
養殖漁業に関わっている人が多い。普段仕事で使う船に乗せてもらって
沖にあるいけすまで行き,カンパチと鯛にえさをやった。そこでお話を伺うと,
鯛とカンパチではえさをはじめとして育て方が全く違うそうだ。カンパチには
小魚を船の上でミンチ状にしてそれをいけすの中にどんどん入れていく。
鯛はペレット状のえさをやっている。えさが違うから使う船も違うので,
それぞれに違った技術や道具が必要なのだそうだ。やはりその道で飯を食うことは
並大抵のことではないと思った。
えさやりの後,お土産にしてくれる鯛を子どもたちに釣らせてもらった。
これはインパクトが大きい30cmはあろうかという鯛を釣り上げるのは、
なかなかできない体験だ。つりをしたことがある子も,無い子もその手応えに
驚いている様子だった。また,それが子どもたちの各家庭にお土産として
配られるのだから驚きだ。
その後港に戻って,国土交通省の船に乗せてもらってクルージング。
船の中で防波堤の役割やその作り方などについて説明を受ける。
太平洋に面しているため,津波などの被害を減らすためにいろいろな
工夫と努力がなされていることがわかった。
こうした内容の濃い活動を計画してくれたことに感謝。
冬はこちらがおもてなしをする番。保護者といいおもてなしをしようと話し合った。
今日、明日にかけて高知県の学校との交流会。この交流会も9回目となる。
自分が赴任してきて3年目。毎年来させてもらっている。1日目の内容は,
ドラゴンカヌーとシーカヤック体験。どちらも子どもたちにとっては初めての
体験だったが,最初はおそるおそるやっていた子がすぐに上手になった。
やはりそこには体験の魅力があるからだろう。気温は高いが,水面付近には風が吹き,
とても涼しかった。だから子どもたちも喜んでカヌーやカヤックを楽しんでいた。
その後,夕食交流会。それぞれの学校の子どもと保護者が交流を深める。
何とか酔いつぶれることなく1日目を終わることができた。
昨日のツーリングの疲れはあるものの,朝から出勤。水泳指導をして,
午後は明日から始まる高知県との学校との交流の準備作業。
学期末が忙しく,準備の一部が今日にずれ込んでしまった。
まあ,なってしまったものは仕方がない。明日からの交流会に抜かりの無いようにしたい。
Foxtailさんに誘っていただいてツーリングに行くことになった。そのために
先日車検に出したついでに高速を走りやすい仕様にした。ルートは
自宅〜真庭SA〜福山SA〜しまなみ海道〜今治北IC〜R194〜633美の里〜伊野IC
〜高知IC〜R55〜室戸岬〜徳島〜鳴門〜高松道〜瀬戸中央道〜岡山道〜自宅。
通ったルートをGoogleマップで検索してみるとなんと834km!もちろんこんな
ロングツーリングは初めて。しまなみ海道の海の美しさ,四国の山の景色,
透き通った川の美しさ,太平洋の雄大さなど,ツーリングの醍醐味を教えてくれる
ツーリングだった。
また,今回のメンバーはお坊さんの大先輩方と一緒だったが,本当に楽しい時間を
過ごさせていただいた。それぞれのキャラクターが合わさって楽しい時間は
できるのだなあ,と実感。また,今回とてもうらやましいと思ったのが,無線。
自分は無線の免許を取ることを検討したことがあるのだが,程なく携帯電話を
手にすることになり,無線のことは忘れていた。しかし,ツーリングの時に
手軽に使えるのはやはり無線。ハンディ機からBluetoothのインカムに飛ばして
スマートに自分以外のメンバーは会話をされていた。これが羨ましくなってしまった。
できれば早いうちにアマチュア無線の免許を取って実現したいものだと思った。
炎天下の中を走り,体力的にはどうかなと思ったけれど,走る楽しさがあるので,
思ったほど疲れなかった。充実していて贅沢な時間を過ごさせてもらったと思う。
先輩方,ありがとうございました。
勤務校が耐震診断により大規模な補強が必要と判断された。その結果,建て替えが
妥当という結論になったことを行政側から説明を受けた。
中学校も同様に建て替えの方向で進むという。保護者からはいろんな意見が出された。
やはり子どもを学校に預けるということは重大なことなのだということを思い知らされた。
校舎が建て変わるまでの間,子どもが安全に生活できるよう,普段からの備えを
できる限りしておきたいと思う。同時に行政としての対策もお願いしていきたいと思う。
今日は有志で1学期の慰労もかねて米子で飲み会。以前,ままおさんに教えてもらった,
藤吉郎という居酒屋。魚料理がおいしく,評判だった店。今回も期待を裏切らなかった。
メンバー同士も会話が楽しめてとても楽しい時間となった。
仕事が忙しかったり,負荷が大きければ大きいほど,こうした時間は
取るべきだと思った。
昨日従兄から電話があり,いい穴場があるので、シュノーケリングに行かないか
と誘われた。3連休のうち2日間はキャンプでつぶれているので今日ぐらいは
海にでも行こうと決めていたので2つ返事で行くことに決定。
朝6時30分頃家を出て,従兄と合流して七類へ。このあたりは大学時代
よくドライブに来ていて,小さな入り江がいくつもあることは知っていた。
だが,ピンポイントでここというのは知らなかったが,案内してもらったところは
本当に穴場的スポット。早めに入ったこともあり,浜にいるのは2,3組のファミリーだけ。
水中メガネとシュノーケルだけでも結構楽しめる。小さな魚が群れで泳いでいたり,
稚魚の大群が見られたり,沖縄ほどではないものの美しい魚が見られたりする。
娘も一日中海で遊べて大喜び。途中からはライフジャケットも外して
自由に海の中を潜ったり,泳いだりした。すばらしいオフの一日を提供してくれた
従兄に感謝。
CB1300SF('99)の車検ができたというので嫁さんに送ってもらってパドックに
取りに行った。今回は高速に無料区間ができたこともあり,高速で快適に乗れるよう,
今まで気になっていた箇所についてお願いした。といってもバックミラーと
ETC取付依頼についてだけなのだが。パドックの人からは消耗品類をしばらく
交換していないため,交換を提案された。納得の上依頼。特に不調な箇所はなさそう。
ETCがきちんと作動するか,おそるおそるゲートをくぐる。あっさり通過。
中国道の本線流入でバックミラー交換の効果を体感。後ろがよく見えるって
こんなに快適なのか!油脂類交換のおかげか,エンジン音もなめらかになった様子。
とても乗りやすくなった。後ブレーキのパッドを交換してもらったのだが,
まだ当たりがついていないのか,これは今までより効きが甘い。ロック防止のために
意図的に甘くしてあるのかもしれないが,今までの感覚とは違うので,
慣れるまでは注意が必要だ。
しかし,すごく快適になったので,早くツーリングに出たい気分になった。
キャンプ2日目は午前中のみの日程。だが,朝食づくり,片づけ,テント撤収など
盛りだくさんの内容。子どもでできない部分は当然教員がすることになる。
テント撤収は子どもたちが帰った後,炎天下の中行った。さすがに暑かった。
今年は例年より人数も多く,日程などはもう少し改善の余地があると思った。
今日は学校行事のキャンプ初日。担任している学年ではないのでお手伝いが中心。
子どもたちは慣れない作業にとまどいながらもカレー作りをがんばった。
今年は家庭科を経験していない4年生も参加のため,いろいろと珍プレーも見られたが,
それも良い経験か。夜は涼しく,快適な環境の中でキャンプファイヤーができた。
2日間の臨時休校もあり,慌ただしく終業式の一日は終わった。
反省材料は,学習の遅れと,理科社会のねらいを絞りきれなかったこと。
進度をスピードアップさせようと思っても子どもの理解を置いてけぼりにはできない。
だから,2学期はうまい予習のさせ方を考えたいと思う。といっても読みの地力を
つけていく以外には今のところ見つからない。子どもたちによっては教科書レベルの
文章に苦労している現状がある。それを考えるとどうしても教科書をすらすら読めて
文意を大まかにでも理解できるようにさせておく必要がある。それを今度の
懇談でお願いしようと思う。それができれば理科社会のねらいの問題も解決すると思う。
今日も雨により休校になってしまった。この時期に2日休校はつらい。
近隣の学校も皆同様なので,どこも予定が狂ってしまったことだろう。
今日は各家庭に電話連絡。子どもたちも退屈そうだったが仕方がない。
そして午後からは空いた時間を利用して校内研修。自分も予定していなかったが,
担当からOKが出たので,実施。内容はいいものができたと思うが,やはり研修を入れた
ことで,後の学級事務に影響が出た先生もいらっしゃったようだ。自分もその一人。
宿題や連絡物の印刷が一気に重なってしまったため,かなり待ち時間が発生することに。
やはり校内研修は計画的に行った方がよい。
勤務時間終了後はお世話になっている先生のお宅にお邪魔してPCセットアップ。
朝から警報が発令され,学校からのメール配信。休校…
通知表があと少しになっていたので,時間的には余裕ができたが,進めておきたい
授業や様々な指導は後回しになってしまった。困った。
通知表も勤務時間終了後に提出となってしまった。大反省。
佐藤正寿先生のblogにこんな
記事があった。早めに評定を出すコツや,
所見文のネタを見つけ出す工夫が書かれていた。
すぐに文章が思いつく子はいいが,そうでない子もいる。その子の良い点を
しっかり見つけるためにはこうした普段からの努力が必要だ。
やはりアウトプットもできない。当たり前のことだが,本当にここのところ
発信している情報が薄い。学びやいろいろな情報はやはりアンテナを高くしないと
入ってこないし,それを選んで発信することもできない。
わかっていたことだが,今そんな状態。夏休みはしっかりインプットしたいところだが,
さてどうなるか。
昼間は授業,放課後から通知表を含む学期末事務に追われる日々。わかりきった
ことなのだが,なかなか予定通りに物事を進められない。自分の弱いところ。
結局締め切りが近づくと迷っていた部分も切羽詰まって判断する。だったら
最初からその基準で決めていけばいいのに,自分の性格が邪魔をする。
「後もう少しテストをしてから」「あと体育の評定をもう一度見直したい」
だったら最初からしておけばいいのだ。それができない弱い自分。
そんな自己嫌悪の中,学期末を迎え,長期休業ですっかりリフレッシュしてしまう。
だから反省が生きない。伸びない人間の典型的なパターン。
それでも生きている。だからちょっとは反省しよう。
昨日一日できなかった分,今日出勤して追い上げをはかるも,予定したところまでは
到達できなかった。通知表の提出目標を明日にしていたために,がんばってみたが,
これはさすがにできそうにない。明後日提出に下方修正。でも,早めに自分的締め切りを
設定していくことで本締め切りには間に合うようにしている。
自分の決めた締め切りが守れるようにしたいものである。
今日は法事1件を済ませ,有志の勉強会。午後2時半から,約2時間のお勤め。
お勤めの後の話し合いも内容が濃く,まだ自分がついて行けていない部分もあるが,
それでも参加させていただいている。また会が終わった後も寺の境内に座り込んで
話すこと約2時間。信仰について,自分たちの心のありようについてそれぞれの思いを
話し合った。この空気感を大切にしたい。
学期末になって成績を処理しているときに気づいてしまうことがある。
「この子はここがわからなかったからつまずいていたのか」
「発表できなかったのはそもそも聞かれていることが理解できなかったからなのか」
など。
もっと早く気づいてやれば授業に参加できたのにと思う。
教師としてもっと支援の方法を考えていかなければ。
ただ,思うことがある。
保護者からの訴えで「○○がわかっていないようです。どうしたらいいでしょうか。」
我々教師に何とかしてほしいというサイン。どうしたらよいかわからないので
まずは尋ねるというのは正しい。そこから一緒に考えていただく姿勢を持って
もらえるとありがたい。言われていることがわからない子の場合,言葉で
とらえる経験がまだ不足しているように思う。これは,日常生活の経験を子どもたちに
たくさん積ませて,たくさん考えさせ,たくさん話してみさせる。
昔と違うのは,言葉によるコミュニケーションが今より豊富だったのではないか
と思っている。学校から帰っても近所に友達がいて,日が暮れるまで遊んでいる。
そのため,子どもたちは活発に言葉でやりとりをする。もちろん遊ぶため。
それが今では決定的に不足しているのではないか。
親の都合などでほかの友達と遊ぶより,家でテレビやゲームで時間を過ごしている。
そんな状況を少しでも改善するために,せめて子どもと話してほしいと願う。
また,本を与えて目で言葉を追う訓練ができる環境を用意してあげてほしい。
自分の反省は,そのことを保護者にあまり伝えていなかったこと。
また,その事実をもとに子どもを見ていなかったこと。これは2学期からは
もっと意識して取り組まなければならないと思っている。
通勤用に使っているMRワゴンが戻ってきた。車検をお願いした店の人の話では,
オイルがもうオイルゲージにかからないくらい減っていたらしい。また,前タイヤが
かなり摩耗していたとのこと。これは自分も把握していたが,毎日の通勤が
これだけ車に負担かかっていたんだなあ。反省。でも通勤をやめるわけにはいかない。
後,パワステ関係の操作が軽くなっていたが,確かこのあたりのスズキの車は
電動パワステだったと思うが,どういう理屈かは不明。単にタイヤのローテーションに
よるものなのか。どちらにせよ,もう寿命だとはいわれなかったので,まだ
乗ってやろうと思う。フィットとかプリウスをセカンドカー候補には考えているが,
動くならまだ先のことになりそう。
部屋の掃除をしてしまうことがある。だが,部屋は相変わらずすごいことになっている。
部屋の掃除を始めるとどつぼにはまることはわかっているので,手をつけないでいる。
その代わりに今車検に出しているCB1300SFにiPhoneを搭載して簡易ナビにすることを
考えている。電源を取り出すアダプターも何種類かあり,iPhoneを固定するマウントも
出ているので,ハードルは低いと言える。
どうしてこんなことを今頃妄想しているかというと,車検のついでにETCを
注文しているから。また,高速を走る時、ミラーが振動してほとんどまともに
見えなかったのだが,ミラーも純正品に戻し,高速も安心して走れる仕様になるため。
それにしても今妄想しなくてもいいのだが,何かしないといけないときに限って
楽しいことを考えてしまう現実逃避。やれやれ。
1学期も残すところあとわずかとなった。通知表の作成に取りかからなければ
ならないのだが,雑務に飲み込まれている。土日もそれほどできそうにないのに,
時間だけが過ぎていく。このまずいサイクルをまずは断ち切らなければ。
元々相当なスロースターターな性質なため,締め切り時期が近づくと焦るばかりで
何も進まなくなる。進歩していないなあ。
ほんの小さなほころびが大きな傷になってしまうこともある。
自分ではたいしたことがないと思っていても,相手の受け止め方が違えば,
自分の感覚など全く意味をなさない。それどころかその判断を問われてしまう。
そこから学ばなければならないことは,普段から自分の言葉や行動にどれだけ
敏感でいられるか。自分でも怪しいところがいくつもある。
やはり,人と接する仕事に就いている以上,ここは磨いていかないといけない。
高野山真言宗本山布教師である天野高雄さんとフォークシンガーの小林啓子さんが
出演するライブイベント「うたかたり」をうちの寺で公演していただいた。
約70名の参加で本堂は満員。ライブの様子を言葉で伝えるのは本当に難しい。
法話の中に笑いあり,涙あり,そしてすばらしい歌声。
約2時間の公演があっという間に感じられるほど。もっと聞きたいと思える幸せな
ひととき。参加してくれた皆さんが口々に話していた。主催者側としても
うれしい瞬間。また明日からの力をいただいた気がする。ありがたかった。
決めごとをする際,いろんな意見がある。その中で,耳を傾けるべきものと,
全くの誤解に基づいた意見で,傾聴に値しないものもある。但し,その意見を言った人は,
そのときにその意見を持っていることには変わりない。そんなとき,どうするべきか。
意見を切ったつもりでも,その発言をした人にとってはその人自身を切られた
感じがするだろう。研ぎ澄まされた集団などでは意見をどんどん切っても逆に
清々しいとさえ感じる人たちがいるのも知っている。自分の知る限り,
相当集団のレベルが高いか,リーダーが集団の中で絶対的な信頼を得ている場合だ。
まだそこまで高まっていない場合はやはり時間をかけて合意を形成していく
プロセスが必要となる。だが,一歩一歩積み重ねていくことで,研ぎ澄まされた
集団に近づいていくのではないかと思っている。また,リーダーとして
信頼されるのではないかとも思っている。そんなことを考えた。
昨日は隣の学校の英語活動の授業参観。子どもたちがしっかり活動に集中しており,
先生の工夫が随所に見られたいい授業だった。
今まで英語活動に対して持っていた,何となく触れたくない雰囲気は,
実践することでしか解消しないということを教えてくれた気がする。
後の研究協議では,やはりただの繰り返しではなく,きちんと必要感のある
活動にデザインしたかったということだった。それは見事に実現されていた。
また,その結果積み重ねはできていて,子どもに力はついているのだが,
教科のように必ず身につけさせるということを主なねらいにするのでなく,
あくまでコミュニケーションをして相手に伝わったということを目指そうということも
確認できた。ともすれば「うちの子どもたちは英語力がこんなにつきました」
とか「中学校に行ってうちの卒業生はほかの小学校の卒業生より平均点が高い」
といったことを研究の成果,取り組みの成果として挙げたくなる向きもあるだろうが,
そこを目指した瞬間に活動のおもしろさは失われてしまうのではないだろうか。
そんな話もできた。こうした自由な議論ができて充実した会だったと思う。
それにしてもよく雨が降る。今まで土砂崩れがなかったのが不思議だ…と思っていたら,
勤務時間が終了して帰る間際に通勤路が土砂崩れで通行止めとの知らせが。
別ルートを通って帰るが,山からの水がひどく出ているところもある。
今回の通行止めは,程なく解除されたが,このまま降り続くと,まだあちこちに
土砂崩れが発生するのではないかと心配になる。何もなければいいが。