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反省

学期末になって成績を処理しているときに気づいてしまうことがある。
「この子はここがわからなかったからつまずいていたのか」
「発表できなかったのはそもそも聞かれていることが理解できなかったからなのか」
など。
もっと早く気づいてやれば授業に参加できたのにと思う。
教師としてもっと支援の方法を考えていかなければ。

ただ,思うことがある。
保護者からの訴えで「○○がわかっていないようです。どうしたらいいでしょうか。」
我々教師に何とかしてほしいというサイン。どうしたらよいかわからないので
まずは尋ねるというのは正しい。そこから一緒に考えていただく姿勢を持って
もらえるとありがたい。言われていることがわからない子の場合,言葉で
とらえる経験がまだ不足しているように思う。これは,日常生活の経験を子どもたちに
たくさん積ませて,たくさん考えさせ,たくさん話してみさせる。
昔と違うのは,言葉によるコミュニケーションが今より豊富だったのではないか
と思っている。学校から帰っても近所に友達がいて,日が暮れるまで遊んでいる。
そのため,子どもたちは活発に言葉でやりとりをする。もちろん遊ぶため。
それが今では決定的に不足しているのではないか。
親の都合などでほかの友達と遊ぶより,家でテレビやゲームで時間を過ごしている。
そんな状況を少しでも改善するために,せめて子どもと話してほしいと願う。
また,本を与えて目で言葉を追う訓練ができる環境を用意してあげてほしい。

自分の反省は,そのことを保護者にあまり伝えていなかったこと。
また,その事実をもとに子どもを見ていなかったこと。これは2学期からは
もっと意識して取り組まなければならないと思っている。
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