25日、26日は2日とも出張を入れた。寒い中急いで出勤するより出張して勉強させてもらおうと考えたからだ。実際その目論見は正しかったと思っている。
自分の場合、年休が足りなくなることがあるため、朝ゆっくりしてから出勤するという事は考えにくかったからだ。実際に24日には葬式があり一日お休みをいただいていた。休業中の計画を出す時点では葬式がいつ入るかは想定できないため、こうして出張入れることがある。
このような事情はあるものの、やはり出張に行くと学びがある。1日目は情報教育。2日目は学力向上についてだった。
1日目の講師の先生はICTのCに着目せよというお話だった。Cとはコミニュケーションのことであるが、教室にいくら最新鋭の機器が入ったとしても、それが子どもの学びにつながらなければその機器が導入される意味はないということだ。自分ももちろんICT機器の導入を推進している立場だが、その視点を常に意識しているつもりではある。だが、改めて全国のトップレベルで研究をされている先生からお話を伺うと、その方向は間違っていないのだと安心することができた。
2日目は、学力向上について必要な事は、何か特別なことをするのではなく、効果が出る仕組みを作り、徹底することだということがわかった。
たとえば時間通りに授業を始める、挨拶や靴箱の整頓をきちんとさせる、机の上の教科書やノート、筆箱の置き方がきちんと決まっているなどの極々当たり前のことがきちんとできるようになり、学習の環境が整っていることがまず第一で、そこからわれわれ教師が子どもにわかる授業を展開し、そして分かるまで粘り強く指導すること。それを徹底させること以外に学力向上はないということを改めて再認識させられた。
この当たり前のことが必要不可欠であることは教員なら誰でもわかることである。だがそこが難しい。実現させるために校内の組織、校外の組織を見直したり整備したり、またそこに関わる人々の意識をどのように改善していくか。そこが課題だと思った。
今日は前の校長先生の取り計らいで、ある国立大附属小学校の副校長先生のお話を伺った。
この附属小学校には今まで3回参観をさせていただいている。学習スタイルがそのまま校風となり、確かな学びを育てているというお話。
流行と不易で言えば明らかに不易の話ではあるが、その中に最新の教育理論が包含されていると感じた。
子どもがなぜ学習に意欲を持つのか。その学校では毎日日記を書かせるという。そして自由研究を年間を通して行っている。自分の知りたい思いを自分なりに捉えて追究し、わかったことを思いのままに構成や資料の妥当性を考えながら書く。そして、定期的に回ってくる発表の機会に整理して話す。こうした積み重ねが、今求められている学力に一致する。だから、以前、その学校に参観させていただいた時に、学力テストに対して何か特別なことをされていますかと質問したことがある。するとその先生は、「別に何もしてないよ」とことも無げにおっしゃった。今考えると愚問である。目先の結果を追い求めていないだけで、いつでも子どもに力をつける取り組みを行っているのだから、学力テストだからといって特別なことをしないのは当たり前の話である。
しかし、この先生にもその学校に赴任してきてから10年目に大きな転機を迎えたという。
今までの指導観を転換させられるような大きな出来事があり、それを機に子どもは大したものだ、子どもは尊敬すべき存在だとおっしゃった。われわれ教員は子どもたちを大切な存在として扱うけれども、そこまでの思いを持って接しているかといえば、少なくとも自分はそうではなかった。指導すべき対象としてとらえている。それも間違ってはいないと思うが、指導を重ねればものすごい力を発揮し、尊敬すべき一途さや力を発揮する。そうした場面を目の当たりにすると尊敬という言葉になるのだろう。残念ながら今の自分にそこまで高められる実力が備わっていない。
逆に言えば、ここが教員としてのゴールかもしれない。一般校よりも厳しい目で外部からの目にさらされ、全国から勉強にやってくる先生方を受け入れる国立の附属小学校において28年間という長きにわたって研鑽を重ねられたこの先生の境地に少しでも近づきたいものだと思った。
発せられる言葉一つ一つに重みと裏付けを感じた。「俺にはまったく悔いがない」その言葉がこの先生の生き様を象徴していると感じた。本物だけが持つ光を感じ、同時にそれは自分にとって眩しかった。
まだ終わってはいない。中途半端な自分だが、やはりやるからには本物を目指したい。そう思った。
実は先週の金曜日までの4週間、長期出張の先生の代わりに担任をさせてもらっていた。ここ2年ほどは、担任を外れて研究主任や習熟度担当をしていたため、担任はずっとしたかった仕事なのだ。管理職の先生が、自分の今の仕事の負担を考えて配慮をしてくれていたため、身体的にはとても楽に仕事をさせてもらっていた。しかし、仕事の喜びと言う点では、担任にはかなわない。今回、思いがけず担任をさせてもらったため、とてもやりがいがある4週間となった。
もちろん、全てがパーフェクトにできたというわけでは無い。どちらかと言えば衰えや自分のやり方の緻密でない部分を再認識させられる場面も多々あった。しかし、子どもと触れ合うこと、授業を通して子どもに未来を生きる知恵を語ること、授業以外で子どもとの何気ない話をすること。そのすべてが自分にとって喜びでありやりがいであった。
昨日から通常モードの仕事に戻り、時間の流れはまたゆったりしたものに戻った。もともと、担任の先生の仕事のサポートも自分の仕事と位置づけていたため、今回の経験を生かし、担任の先生が仕事をしやすいように黒子となって働こうと思う。
今まで自分にはとてもできないと思っていたことがある。
それは,エクセルのマクロを使って校務に役立つソフトを作ること。
今までやっていたことといえば,学校で使っている会計ソフトの不具合を直したり,連続する操作をマクロで記録する程度のこと。ほんの些細なことだった。
今回は通知表の電子化に挑戦した。エクセルを使って今までの通知表の形式に評定や所見,一足早く電子化していた出席簿のデータを取り込む機能を実装した。
こうしたことを行うにあたり,やはりお手本としてインターネットで公開している通知表を参考にさせていただいた。だがそのままでは形式が違いすぎてなかなか使うことができず,自校の形式にマクロなどを移植しようと考えたものの,マクロにパスワードがかかっており,参照できなかった。
しばし考えたあげく,マクロを勉強して作ることにした。ここで覚えたのが相対参照で記録することと,繰り返し処理。
このことで,通知表を手軽に連続印刷する方法を身につけることができた。
後はひたすらVLOOKUPの関数を使ってそれぞれの評定と通知表の該当部分を出席番号で参照して表示させる。こうした時に関数をある程度知っておいて良かったと思った。
同時に,こうした積み重ねがないと無理な取り組みだった。
以前やりたいと思ったときには分からないことが多すぎて本当に無理だったのだ。そしてその後も無理だと思い込んでいた。
こうしたことができたのは,絶対にやりますと宣言してしまったこと。
以前の同僚が転勤で学校を去るときに,教室の掃除を夜9時過ぎまで行っており,送らなければいけない人に送られるという光景を何度も目の当たりにしていた。
これは理不尽である。どうしてデータはすでにあるのに単に手書きの清書のために時間を何時間も浪費しないといけないのか。手書きの暖かみなどといったノスタルジーの問題ではない。これは教育の効率の問題なのである。
実際に今回初めて導入して,こんなめんどくさいものは嫌だという評価はいただかなかった。まあ,作った人間に対してはそれほど厳しい意見は向けられないのかもしれないが,それを差し引いても時間短縮の効果は好評だった。子どもと向き合ったり,学期末にどうしても子どもたちに伝えたいことのために時間を割くことができるのである。
以前,校外の別の会議でこんなことがあった。「俺の若いころは指導要録(指導の記録)を2年連続で45人分書いたものだ。今だってやろうと思えばできる。」できるかできないかでいえば,そりゃできる。だって仕事だもの。
だけど,その人がそうしてがんばっていた時代と今では恐ろしく違うのである。自分が新採として入った約20年前とも全然違う。余裕がなさ過ぎるのだ。そうしたことをふまえないで発言する人を自分は信用しない。だって,こうした忙しさを解消するために集まった会議の中でのこの発言にはあきれた。
話が脱線したが,こうした厳しい状況の中で時間を捻出してよりよい教育をしようと思えば,こうした効率化しか道はないと思っている。
だから,今年の4月に通知表の電子化を実現するといって宣言し,実現させた。今,勤務校での自分の位置づけはこうした旗振り役であると思っている。研究担当として,情報教育担当として,そして現役の担任として,今,同僚の先生方が何に困り,何に苦しんでいるのかをとらえ,自分のできる範囲で改善していく。そして何よりやりがいを感じている。
無理だと思い込んでいたが,がんばって本当に良かったと思う。
4月のエントリーがものすごく少ないので,もう1本書いてみよう。
今年は2年生の担任。今の勤務校に転勤させていただいて,5年目。
5年,4年,3年,3年,2年と担任しているので,発達段階と逆の流れで
子どもたちを見ることができている。これは自分に新しい気づきをもたらしてくれた。
保護者の方々からは「意外な配置ですね」といわれるが,発見の毎日で,
いい学びをさせていただいている。
それは,2年と3年の間にある子どもたちの成長と,学習内容の増加による
子どもたちの学習の積み残しの問題。
教材屋さんからドリルが到着しない間,プリントで子どもたちの学習度合いを
確認していたが,かなりの定着度合いである。それが,3年生になると,
九九で遅れが出た子どもたちは、かなり苦戦している。この1年間に
一体何があるのか。それはおそらく,先に触れた積み残しの問題だろう。
3年生では、九九や繰り上がり,繰り下がりのある3桁の筆算等があるが,
2年生でつまずくと3年生ではかなりの学力差になって表れる。
逆に成長のほうも大きい。現時点での2年生の状態では,間違いに気づく力は
まだ弱い。これは,知っている漢字がまだ少ないから。その中で同じ読みの言葉に
当てはめていくから当然間違いが起こる。でも,知らないから間違いに
気づかないのも当然といえば当然。
それが3年生になるとかなり使いたいことばに合う漢字を習っているので,
使い分けができる。
こうした,学習内容が少ない状態でていねいに教えられている1年生から,
学習内容が増える2年生の1年間で様々な変化が起こるということになる。
当然子どもも学校に慣れ,意識も変わってくるし,保護者のかかわりも変化する。
今日の参観日の懇談ではそのあたりのことを時間を割いて説明させていただいた。
なるべく今までの良さはそのままに学習内容の増加に対応できる子どもに育てたい。
これが今年の大きな方針になる。
文字を書いたり,考えて結論を出したりというプロセスを無理のない範囲で
短期間に終わらせる力をつけることはまず必要だと思う。
学習内容の増加に対応するには欠かせない。
次に,客観的にものを見る力も伸ばしたい。子どもたちの心の世界を広げて,
自分とまわりのかかわりに気づいて行動できるようになってくれればと思っている。
低学年なのであまり多くのことを要求することはできないけれど,
次の学年に上手につないでいくためにはどうしても育てたい側面だと思っている。
こちらの思いを習慣やしつけという言葉で保護者の皆さんに協力をお願いした。
学級通信などでも継続的に情報発信をして協力をお願いしていこうと思う。
昨日は送別会で前年度まで勤務校に在籍していた先生方をお迎えした。
それぞれの思いを語っていただいた。
自分も何か花を添えられるといいと思い,2種類の出し物を準備した。
といってもPCがらみ。
一つは今年度から海外派遣教員として旅立ったS先生とのSkype中継。
回線状態も良く,タイムラグも気にならなかった。
マンションの窓から見える景色もきれいに見ることが出来,先生方にも好評だった。
二つ目はムービーの作成。すでに自分の学級のために作成された先生のムービーは
3月の反省会の時に上映済み。今日は残りの学級のものについて上映した。
これも子どもたちの生き生きとした姿が見えたと好評だった。
お役に立てて良かった。
卒業生の保護者の方からご招待いただき,懇親会に参加させていただいた。
卒業生が4年生の時,担任させていただいていた。とにかくパワーのある保護者の皆様。
こうした空間にいさせていただいて幸せだと思った。我が子のことをダシに
語り合う姿はまさに親。やはり子どもの健やかな成長を願う親の思いは
深く,そして重い。この姿を見るということはこれから教員を続けていく上で大切な経験をさせていただいたように思う。
眠くなったのでこれでおしまいにして寝ます。お休みなさい。
今日は勤務校の卒業式。4年生のころ担任した子どもたち。
4年生のころは,子どもらしさを残しながらも思春期の入り口に立っていた。
とにかく楽しい,楽しいで過ぎた一年だった。
保護者の方々ともしっかりつながることができた年だったとも思う。
そんな子どもたちも高学年になるにつれ,様々な壁にぶつかることもあったが,
6年生となり,見事に学校の代表として見事な働きを見せてくれた。
その活躍ぶりは誰の目にも明らかだった。
子どもたちの自覚と担任とのシナジー効果がもたらした結果である。
とにかくうまいのである。子どものやる気を引き出すのが。
本人は「いや,なにもしてないですよ」というものの,随所に細かい配慮がある。
簡単に言えば子どもたちの心の動きを察知するセンサーが高性能なのだ。
こうしてすばらしい小学校生活のゴールを迎える6年生と担任の先生へ
おめでとうの気持ちを伝えるためにどうすればいいか考えた。
本当に変わったことや奇抜なことを考えるセンスが無く,嫌になってしまうのだが,
そうならば当たり前のことをきっちり磨こうと考えた。
ちょうど在校生の指導担当であったので,練習にはかなり気合いを入れた。
本当にオーソドックスな練習だったと思うが,
「6年生へありがとうの気持ちを伝えよう」という指導で在校生の子どもたちも
気持ちは高まっていったと思っている。もちろん全体指導担当だっただけで,
実際の教室での指導は各担任の先生がされている。
そういう意味でもすばらしい卒業式になったと思う。
自分はといえば感傷にひたるというよりは全体の進行に気を配っていたので,
顔が引きつっていたと思う。でもかまわない。
すべて子どもたちは分かっていると思うから。おめでとうのメッセージが伝わったことを。
卒業式が終わったあとの6年生の晴れやかな笑顔を見てそう確信した。
卒業生に関わったすべての方々,おめでとうございます。
あふれんばかりの可能性をどうかうまくいかして幸せな人生を送れますように…
ある老教師から伺った話。
その老教師は高校の数学の教師で退職から十数年経つ。
以前は「ミスター数学」との異名を持ち,数学をこよなく愛する先生。
いつものことだが,話題はいつしか数学の話へ。
勤務校の研究教科が算数であり,自分が研究担当をさせていただいていることから,
話は自然と盛り上がる。教職のスタートは中学校だったようで,その頃の
課題意識から話が始まる。
「分数の割り算などは,生徒が十分習熟しにくい分野ですなあ。」
中学校に上がってきた生徒の苦手な分野がここだったらしい。ここからがすごい。
「生徒の苦手な分野と習熟の様子を一覧にしようとがんばった時期がありました。」
…すごい。
結局無理だったらしいが,生徒の傾向をつかもうとする努力を相当積まれたらしい。
自分も教師の端くれ。子どもの得意な分野や理解度には注意を払っているつもり。
しかしこの先生ほど熱意を持って取り組めているかといわれると、
まったく足下にも及んでいない。
異動で中学から高校に移り,その後の教員生活での取り組みを伺う。
熱心に質問してくる生徒に対しては個別の課題を用意し,肯定的な評価を繰り返す。
そうして生徒が高まる環境を全体に広げていく。つまりはそういう話だった。
このほか,この先生からは,大切なことを,たくさん教わった。
流行と不易でいえば不易の部分にあたるこの話,いくら世の中が変わろうと
教師である以上,大切にしたいと思う。
昨日新年度に向けた話し合いがあった。
人数が多い学級、行事が多い学年の担任の負担感が話題に上がった。
確かに人数が多い学級では事務処理量が単純に多くなってしまう。
担任として本当にしなければならないことは何か。そこから話を始めないと
方向性を間違う気がしたので、その点に絞って意見を言わせていただいた。
子どもがいる時間はなるべく子どもに関わりたい。しかし今、担任は丸付けや
連絡帳に対する保護者への返事などでいっぱいいっぱいで、本来子どものよさを
見つけやすい休み時間は事務仕事に追われている。それでも残ってしまった仕事は
時間外へ追いやられ、遅くまで残って仕事をするか、持ち帰り仕事となる。
その繰り返しで多忙感を感じ、疲れてしまう。果たしてこれで学級担任として
よい仕事ができるのだろうか?否である。
だとすればどこに工夫を見いだせるのか?それは担任でなくてもできる仕事は
担任が持たないことであるという意味のことを主張した。
果たして伝わっているだろうか?
自分も言うだけではだめなので、それまで使っていた出席簿に改良を加えて
マウスのみで出席簿がつけられるようにした。こうした努力で学校がよい方向へ
動くお手伝いができたらと思っている。
今日で懇談も終了。いっぱいいっぱいでの懇談。
だが、学校での子どもの様子を話すと、涙ぐむお母さんもおられる。
こうした様子を見ると安心する。
別に子どものことを思い出させて泣かせようとしている訳ではない。
泣かなくても十分かわいがっていることは伝わってくる。
ただ、こうして自然に何だが出てくるような関わりをされている子どもたちは
とても情緒豊かで、そして安定していることは間違いない。
言葉でいくらいいことを言ってみても、やはり大切なのはハートであることを
思い知らされる。
そしてまた、それは自分たち教師が子どもに関わるときも同じことが言える。
いくら立派なことを教壇で演説してみても、子どものハートに届かなければ、
ただ頭の上を通り過ぎていくだけなのだ。
だからこそ子どもたちに力を与えられるような接し方、関わり方を身につけていきたいものである。
今日でひとまず1学期から続いてきた多忙な毎日とも一区切りつけて、
今度はお坊さんモードに突入だ。がんばろう。
今日は午後からの懇談が仕事のメイン。
1時過ぎから5時までほぼぶっ通し。
時間は15分。きちんと時間を守らないとほかの学年に迷惑がかかる。
話すことのポイントを絞るが、やはり、その子供についての理解が足りないと
時間が余ったり、逆に散漫になったりする。薄々気付いてはいるが、
やはり、子ども理解が足りないことを反省させられる。
2学期はそうした子どもたちとももっとコミュニケーションを取っていかないとと思う。
今日は校内研修日。自分の計画した研修を先生方に受けてもらう。
いつもギリギリにしか用意しないので、やはりいつも通り慌ただしかったが、なんとか間に合った。
研修内容はフラッシュ型教材の活用について。
chieruの研修パッケージを下敷きにして、後半はオリジナルの研修メニューにカスタマイズ。
前半はchieruの講師トークそのままに流す。それでもうまく練ってあるため、先生方の反応は上々。
この後からがオリジナルメニューのできの善し悪しが試される。
内容はフラッシュ型教材の教室での活用について。
勤務校はほぼ全教室で実物投影機+プロジェクターが常備されている。しかし、常設PCはない。
だから、去年英語活動で校内研修を進めていたとき、自分の研究授業でフラッシュ型教材を活用した実践を公開したが、広がりは今ひとつだった。フラッシュ型教材を動かすPCがなかったのだ。
そこで今年はもう一工夫して、PC無しでフラッシュ型教材を動かす方法も研修内容に組み込んだ。
勤務校のプロジェクタはEPSONの比較的新しいプロジェクタがほとんど。そのため、EasyMP SlideMaker2という付属ソフトを使えば、フラッシュ型教材がPCレスで動かせる。
これは先生方にも好評だった。今年は研究教科が算数なので、学力の下支えになる強力なツールとして認識をしていただけたようだ。
この研修を行うために会議室にハブ2台を持ち込み、先生方1人1人がPCを操作して研修したので実際に簡単に動くことを感じていただけたようだ。
今回は時間もたっぷりいただいての研修だったので、イメージした通りの研修が実施できて、本当によかった。結構充実。
午後は少し早めに学校を出させていただいて、娘の陸上練習に連れて行くために津山へ。
娘とささやかな打ち上げ。
今日は午前中は希望者が学校に来てそれぞれの課題に取り組む日。
子どもたちは黙々と取り組む。
午後には個人懇談があり,保護者と1学期の様子や生活や学習上の課題について
話し合う。夏休みは特に保護者に学習のサポートをお願いしたいと思っている。
これだけ長い時間学習しないままだと,2学期からのまき直しにはものすごく
時間がかかる。また,長期の休みだからこそ読書の習慣や苦手意識の克服には
とても有効な時間となる。だからこそ,保護者には協力を求めるのがよいと考え,
プリントを作成し,配布した。うまく効果を上げてくれるといいのだが。
今日は終業式だが,台風の影響で慌ただしい一日となった。
通常ならば5校時下校だが,警報が出てしまったため,時間を繰り上げて下校させた。
終業式なので連絡事項や配布物を残すわけにはいかないので大急ぎで済ませた。
しばらく子どもが来ない日が続く。子どもたちには有意義な日々になればいいと思う。
今日,やっとの思いで通知表を提出した。
やはり子どもがいる間はできず,勤務時間を1時間半ほど遅れて提出。
しめ切り,守れてないなあ。申し訳ない。
自分の状況を言い訳するつもりはない。するくらいなら,やめればいいだけのこと。
2つ仕事があろうと,やると決めたのならやればいいだけのこと。それが
できてないと感じるとき,情けない気持ちになる。それも大切なことかもしれない。
次に生かさなければ。
子どもたちは夏休みが近づいてきて,少しふわふわしている。
そのため,トラブルも心なしか増えている気がする。こういうときは少し
気をつけるように話をする。大切な夏休みを棒に振ることがないように。
3連休無事に過ごしてくれるといい。
校長先生からありがたいお言葉が。
「皆さん学期末に色々とお忙しいことが重なっているので,しめ切りを明日にします。」
たぶん先生方の忙しい様子を見て配慮してくれたのだろう。ありがとうございます。
といっても自分は明日でないとできない状況に陥っていた。数が多いのだ。
40人学級のところからすればまだいいのだが,それでも30人を超えると多い気がする。
成績の処理,所見の下書き,総合的な学習の時間の活動,転記作業など,すべてが
数に左右される。前任校で4人や10人だったことを思うと,えらい違いだ。
何とかめどが付いたのが日付が次の日に変わった頃。
こんなの,出退勤システム記録できないので,いつも自分は定時退庁している
ことになっている。まあ,自業自得なんだけど。
職員室の雰囲気もだんだん皆さん忙しそうになってきた。
自分も無駄話もしていられないので,自分の教室にこもる。
ただ,痛いのは,子どもがいる間はほとんど仕事にならないということである。
子どももおしゃべりしたい子,友だちからあんなこと言われたなどの対応,さらには
宿題の○つけ,連絡帳の返事などでかかりっきりだからである。
つまり,子どもが学校に来ている朝8時から午後4時くらいまではいつも同じ状況
ということになる。twitterなどで流れている状況を見ても,どこもそんなに
変わらないようだ。教師の多忙感の一つはこうした休み時間の余裕のなさだろう。
小学校に限って言えば,担任がほとんどの時間を担当しているわけで,
一日に1コマでも空きがあればかなり改善される。だが現実はそんなに甘くない。
いずれにしても目の前にある通知表という課題が愚痴をこぼしたところで
減るわけでもない。ぐずぐず言ってないで,さあ仕事だ(涙)
今日からまたもとの学校生活,といっても通知表ラストスパートの時期。
金土日と通知表関連のことが進んでいないので,今日からが実質的な準備期間。
テストの○つけもまだすんでいない。果たしてできるんだろうか。
いや,やらなければならない。
標記の学習会に参加させていただいた。東大は初めての会場。結構緊張。
赤門をくぐり,しばらく東大内カフェで時間を過ごし,会場の福武ホールへ。
岡山の先生方と会い,ちょっと安心。始まるとやはり締まった雰囲気に。
全国から志の高い実践者が集まっているので,教えてもらうつもりで参加。
ワークショップでは「みんなができそう」を特に強調されていたように思う。
確かにどんなに質の高い授業パッケージでも実践できなければ意味がない。
その点は十分に検討を重ねられているようだ。研修プログラムが進んでいくうちに,
自分の中で「できそう」から「やってみたい」に変わっていった。
経験も実力も豊富なメンバーが集められ,開発されたプログラムは授業の流れや
ねらいがはっきりとしており,その実践をすることでどのような力を子どもたちが
身につけることができるのかが示されている。これはすばらしいことだと思う。
最後の堀田先生の講座がまたすばらしかった。それはただ堀田流プレゼンが
わかりやすく,おもしろかったというだけに留まらず,自分がメディつきに対して
持っていた誤解を一気に解いてくれたからである。
今までメディつき学習はマスコミに対して批判的な立場だと思っていた。
しかし,批判的に見てはいても敵対していないということ。
自分はここの理解が甘かった。
それをうまく解いていただいて,来て良かったと思った。
後はどう自分のまわりで広げていけるか。それが課題だ。
今日は学校評議員会で以前校長先生をされていた先生が来られるというので,
急遽校内研を開くことになった。急遽といっても2週間前位には決まっていたのだけど。
この元校長先生には大変お世話になっている。初任校の最後の年に1年だけ
お世話になっていたのだが,それからもう15年以上のおつきあいとなる。
仕事のことだけでなく,車や旅行のことでもいろいろと話しに行ったり,
実際に一緒に出かけたりもした。そのくらいお世話になっている方。
なので,事前に連絡を取り,こちらの思いや話をしていただきたい方向性を
しっかり伝えることができた。
この先生がすごいのは,定年退職されて5年位経つにもかかわらず,
未だにいろいろなところに指導で入られている。市教委などの関わりではなく,
先生を慕う多くの先生からのラブコールによって動かれているのだ。
今回の校内研修もそういった意味ではとても贅沢なもの。ありがたいのである。
研究担当の自分としても,とても働きがいのある研修となった。
自分を下敷きにして話すことができ,自分のはずかしい部分をネタに話すことで,
若い先生にもどんどん質問してもらおうという意図があった。
また,ベテランの先生でも陥りやすい,授業を進める上での盲点なども
教えてもらうことができた。最初から質問をする気持ちで聞いているので,
かなりやりとりとしてはいいものになったのではないかと思っている。
ただし,その思いこみが危険であることも十分に押さえたつもり。もちろん自分にも。
授業について,学級経営について的確なアドバイスがもらえる先生が
近くにいてもらえることはとても幸せなことだと思う。
今まで準備した来た参観日。31人と多い上,やはり時間がかかってしまった。
原因は推敲の指導不足。一回はいろんな思いを文にさせて,それをコンパクトに
言うことを考えさせたり,実際に添削してやる時間が不足していた。
反省である。
だが,もう一回チャンスを与えてやる価値はある。惜しむらくは忙しくて
ビデオの準備ができなかったこと。これは痛い。次は必ず記録に残そう。
明日行われる参観日の準備。総合的な学習の時間で進めてきた発表の準備を進める。
内容は「1まいプレゼン」。A41枚の紙に伝えたい内容を書き,おうちの人に
協力してもらって自分の好きなものの写真を撮る。
それを紙に貼ってプレゼンシートの完成。たった1枚。
原稿用紙に伝えたい内容を書き,何度も吟味させる。そして班内で友だちに
聞いてもらい,伝え方を工夫する。わかりやすい例として,ジャパネットたかたの
販売トークを想起させる。「商品を買って欲しいから工夫して話してるでしょ?」
この時にPC類は使わない。実物投影機とプロジェクターで大きく映すだけ。
でも,立派な情報教育だと思っている。伝えたいものを精選し,写真を選ぶ。
そして効果的に伝える伝え方の基礎を理解し,実際に体験する。
教科でも少しずつはやっていることだが,ここまで体系的にはなかなかできない。
だから中学年のはじめの頃には大切な活動だと思っている。
次は伝えたい内容を地域にシフトし,協同学習に発展させていく予定。
今週2日目の全日出張。結構きつい。だが,研修内容は,校内で研修を進めていく上で
どれも必要なこと。色々な出会いもあり,それもまたいい刺激となる。
研修の計画は大まかに立てることができた。あとは実行に向けて準備をして行くのみ。
1学期の終わりに向けて忙しい日々が続きそうだ。
夜は職場の飲み会。自分は運転手役なので飲まなかったがおいしい食事で楽しめた。
今日は校内研修に外部講師をお願いしての公開授業。
外部講師は附属小学校などの勤務が長く,算数に大変詳しい先生にお願いした。
面積の授業だった。自分も一生懸命教案づくりを手伝ったが,
実際にやってみなければ分からないことがたくさんあるなあ,と実感した。
一つ一つのパーツは正しい。これは間違いないし,そう確信してつくった。
しかし,45分という枠の中に納めて,なおかつ子ども達の達成感を狙うのならば,
どこを大切にするべきかというアドバイスを頂いた。
なるほど。そういうことだったのか!という気持ちの良さを感じていた。
やはりその道の達人に教えを請うてみるものだと感じた。
2月の筑波の研修会で聞いてきた言葉。実践を見て講評をされていた先生の造語。
意味するところは,
「人は喜びによって動く」であろう。
強制されても動くことは動く。しかしながら喜びは次の行動を自発的にする。
それを裏付ける出来事が今日2つもあった。それも自分自身に。
「先生,今まで国語や算数が時間が嫌だったけど,先生がしてくれる授業,とっても楽しいから,今はとっても楽しみになったよ!」
「先生,もしかして超能力を持ってる?今まであたると恥ずかしいから手を挙げられなかったけど,今はあててもらいたくなったよ。どんな超能力を使ったの?」
二人の女の子が給食前の時間の何気ない会話で話してくれた言葉。
別に自分の授業がいいことの自慢がしたいわけではなく,むしろ今の自分に
こんな風に言ってくれることが申し訳ないくらいなのだ。
自分はかなりいい加減な人間だと思っている。教材研究は大してやらない,
仕事も遅い,話は長いなど,足りないところを挙げるときりがない。
かなりの駄目教師っぷりで自分に嫌気が差すときもある。
そんな自分でもそんな風に思ってくれるなら,自分のできる範囲でがんばろうと
思わせてくれた。お世辞ではなく目を輝かせながら話してくれるこの子達に
少しでも良い授業をしてやりたい。子ども達に力をつけてやりたい。
今,自分はそんな思いになっている。つまり,動かされている。
放課後にはこんなこともあった。
同僚の先生と間近に迫った研究授業の準備をしていた。自分の仕事は
子どもの活動を支援する教材作成。その先生の要望通りの資料ができた。
それを見て満面の笑顔で握手を求められた。なんて気持ちがいいんだろう!
こうして喜んでもらえるからこそがんばれる。つまり,ここでも動かされている。
喜びは,次の喜びを求めるようになっているのだろう。
去年,震災が起こる前だが,自衛隊の方と話す機会があった。こんな言葉が
印象に残っている。
「私の幸せは国民の幸せです。」
この方もどこかで感謝をされたり,喜ばれたことが原動力となっているのだろう。
しっかり恩返しをしたいと強く思った。
今日は今年に入って珍しく大きな声で叱った。
今までも注意や普通に叱ることはあったが,少し気になったので叱ってみた。
叱ってみたと言うことだから実は冷静。計算しながら叱っている。
ちゃんと落としどころを考えてやってみた。
宿題をしてないのにノートだけ出していた。
なかなか宿題が出せない子なのだ。しかし,その習慣をつけずに後々困るのは,
その子なのだ。だから心に刻んで欲しいと願う。
こんなこともあった。
算数の計算でつまずきが見られる子。あまりにも合わないので答えを写して持ってきた。
普段はまじめなのだが,焦ったのだろう。明らかに繰り上がりの数字と矛盾している。
「これ,写さなかった?」
「いいえ,写してません。」
「だけど,この繰り上がりの数字だと,絶対この答えにならないよ。説明して。」
「…」
「ここまで来たらちゃんと言いなさい。先生はこれは写してると思うよ。」
「…写しました(泣)」
「こんなので丸しても先生ちっともうれしくないや。だから丸しないよ。」
とノートを丸せずに返した。
「間違えたのはちっとも悪いことじゃないよ。むしろ今間違うのはいいことなんだ。分からなければ勉強すればいいだけのこと。ずるしたら癖になるよ。あなたは勉強できるようになりたいの?それとも答えだけ合ってればいいの?」
気を取り直して休み時間にやり直しをしていた。次に持ってきたときには
いっぱいほめた。やはり失敗をしたあとのフォローは大切だと思うから。
この一件がその子を育てるのなら,むしろこの経験はよかったのだと思う。
小学校のうちにする間違いはむしろたくさんすべきだと思う。続かなければの話だが。
失敗のないように大人が先に手をさしのべることで,そつなくこなせるような
気がするかもしれないが,それは本当の姿ではない。
子どもが考えて選択できるように育ててやることこそ大切なのだと思っている
今週は全日出張が2日。結構ハードだ。
場所は吉永町。レガシィを車検に出しているために代車のマーチ1000で行く。
昨日もこの車だったが,通勤が厳しかった。岡山道経由で行くが,とりあえず
流れに乗るのがやっと。これは軽ターボのMRワゴンでも無かったこと。
ETCもないので,通勤時間帯割引もなく,さらに無料化の社会実験も終了しているので,
なんと2250円。ショックだった。
それはともかく肝心の研修。午前中2コマの授業公開を参観し,算数の分科会に出席。
1年生でもちゃんと足し算の増加と合併を分けて教えていた。分科会でもそのことに
ついて議論が行われた。結局分けて教えて統合していくという結果だったと思う。
最初は足し算として教え,あとから足し算の二つの意味を教えていくというのでは
だめなのかなと思った。
午後はパネルディスカッション。指導主事の先生の個性がよく表れた時間だったと思う。
参加者がそれほど多くなかったためか,指導主事の先生が名前を覚えて指名して
くれたのには参った。目が合うと振ってこられる。おかげで質問はしやすかった。
遠かったが,実りある研修だった。帰りは高速代を節約するのと,
上りで走らないストレスから逃れるため一般道を選択。iPhoneを頼りに帰るが,
マップファンアプリは圏外のところでも地図は表示するが,案内をしないので
1回間違えた。まあ,これもご愛敬。
レガシィを受け取りに車屋さんに行って,今度は津山へ。青年会の会議。
朝から晩まで濃密だった。
今日は今シーズン初めての水泳指導。気温も十分。
体調の関係で入れない子もいたが,これも中学年ならではか。
3年生ということもあり,大プールに入れるときは注意を要する。
入れると思っていきなり水に入れて怖い思いをさせるとそのシーズンを
棒に振ってしまうことになるので,無理をさせない程度に大プールに慣れさせる。
最後に少しだけお楽しみの「自由」をして終了。
次からはもっと泳ぎへシフト。
標記の研修会に参加してきた。午前中は教育課程策定に関わった先生の講演。
生の話は趣旨が伝わりやすい。というか,大切にされていることがよくわかった。
午後は教科ごとの分科会。説明を受けた後,各自が作成した研究計画について検討。
同席した先生がとてもベテランの良さと雰囲気を持った先生で,意気投合。
「総合はやっぱり楽しくなきゃ。」
その通りだと思う。
月曜日に出張でいないことを告げると,子どもから発せられた言葉。
なってうれしいことを言ってくれるんだ!と思ってよく聞いてみると,
「早くぷーるに入れないから。」
なるほど。そういうことね。
でも,かわいいことを言ってくれる。これも中学年担任のおもしろさ。
自分では結構厳しめだとは思っている。でも,やはりただ単にしごきではいけない。
やはり子どもが楽しく取り組めないと。その点ではまだまだ改良の余地あり。
子どもが楽しくなるために,自分のテンションを上げよう。
校内研修で,気になる話題が出された。とてもショックなところもあった。
そこで,グループウェアにこんな記事を投げてみた。以下そのまま掲載。
(引用)
昨日の校内研修,様々なご意見ありがとうございました。ぜひ,ご紹介したい先生がいらっしゃいます。赤坂真二先生です。
赤坂先生は上越教育大学の准教授で,著書も多数出されています。去年は津山の放課後研修講座にお越しになり,エネルギッシュな講義に
目から鱗でした。この先生のblogにこんな記事がありました。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/shinji-akasaka/20110608#p2
ふざけているようで,「絆」づくりをされています。先生ももっと楽しんで絆づくりをすることが大切なのではないでしょうか。
そしてもう一つ。今度はまじめ。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/shinji-akasaka/20110524#p2
教師はどのようにして子どもを「聴かせる」のか。赤坂先生は「プレゼン力」と表現されています。
教師は子どもの前に立つ以上,子どもを引きつけて「聴かせる」べきだと考えます。
それは優しかろうと,怖かろうと,おもしろかろうと,ゆっくりであろうと,目の前の子どもを「ちゃんと聴かせられる」のであれば
それはいいと思うのです。けれども,そうでない場合,かわるべきは子どもではなく,教師の側だと思うのです。
私は常々,教育とは環境づくりではないかと思っています。
いくら優秀な子どもであっても,自らが環境を整える力はないと思うのです。
環境を整えられるのは我々大人しかいません。だから,少しでもよりよい環境をつくってやりたいと思うのです。
子どもが言うことをいかないのは「子どもが悪い」「保護者が悪い」というのはいくらでも言えます。
ですが,教室の環境をつくるのは我々教師です。教師の責任において,関わっている子ども達の
よりよい環境のために我々が変わる。勉強する。
指導のプロとして給料をもらう以上,そこは石にかじりついても持ち続けなければならない
「教師のプライド」であるべきだと思います。
生意気をいいました。ですが,やはり思っていることはきちんと表明するべきだと考え,発言させていただきました。
ご感想,お叱り,何でもお待ちしています。反響がないのが一番寂しいので。
だから,読んだらせめて「いいね」は押していただきますようお願いします。
最後にとどめの一撃。このエントリをどうぞ。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/shinji-akasaka/20110511#p1
赤坂先生のご著書,一度読んでみることをおすすめします。(私のロッカーの上に置いてあります。)
(引用終わり)
この思いをどれだけの先生が分かってくれるだろうか。
いや,分かってくれることを信じて書いたのだ。変化を期待しよう。
算数の教案づくりを手伝った。授業者の先生はとても熱心に勉強してこられていた。
時間的に大変だったろうに,きちんと指導案の形にしてくれていた。感謝。
今年の校内研修は算数で行う。それも言語活動。授業者の先生も自分も手探り。
自分が今の段階できちんと本が読めてないのは情けない。うまくアドバイスできず,
反省。もっと体系的に知識をつけて,情報提供できるようにしたい。
教員をやっていると,理想通りには行かないもので,少なくとも自分の場合に限れば
叱らないで一日を終えることはまずない。といっても,あくまで叱る。
怒りに燃えてということもないことはないが,これは年に数回。もっとも,頻繁だと
クラスが危険だと思う。コントロール不能になって場合が多いからだ。
今回は前者。宿題などの忘れ物が続く子が多いのでお説教していた時の話。
自分「先生は叱ることはあるけど,みんなが嫌いだからじゃないよ。むしろ先生はみんなが大好きです。」
子ども「ええーっ!!」
自分「もちろん,チューするような好きじゃないよ。みんな自分の子どものようにかわいいよ。」
子ども「ああ,よかった(ホッ)」
自分「よく叱る人と,あまり叱らない人がいるけど,それはね,叱られることをしたからなんだよ。例えば,さっき○○さんを叱ったけど,それは,したことがよくなかったからなんだよ。」
○○さん「はい,わかってます。(キッパリ)」
自分「し,失礼しましたぁ!」
分かっているのか分かっていないのか,それでもこんなやりとりが楽しめるのは
担任冥利に尽きる。
明日,市教委の訪問がある。ぎりぎりにならないとエンジンがかからない性分なので,
色々な準備を今日行った。悪い癖だが,気づいたことがある。
ちぐはぐなのだ。例えば指導要録といって指導の記録を紙ベースで残すのだが,
今年,指導要領の改訂に伴い新しい書式が配布された。
今年から書式を要録に追加するわけだが,綴じ紐を通す穴が今までのものと
新しいものが合わない。でも,順番の関係で新→旧→新→旧と並べるため,
紐を通して表紙をつけるためだけ10分弱かかる。非常に無駄だ。
お隣韓国ではこの指導要録に相当するものは国が管理しており,web上で
入力するだけだそうだ。全国統一書式でデータの管理に気を遣う必要もない。
こうした紐を通すような時間は何も生み出さない。
よく「自分はアナログ派だから」と言う人がいるが,こうした状況について
どう思っているのだろうか?じっくり聞いてみたいものだ。
おっと,自分の準備の遅さを効率化とすり替えてはいけない。
それはさておき,とりあえず毎年ここで教室が仕上がる。また片付けを行うので
機能的になる。もっと早くしておくのに越したことはないが,仕方がないのなら
有効に使おうと思っている。退庁は日付が変わる直前。やれやれ。
教室で○つけや連絡帳の返事を書いていると子どもがわさわさ寄ってくる。
仕事にはならないのだが,それはそれで楽しい。
中学年の子どもというのは遠慮がないからいい。
「先生,私,漢字がすごく苦手だったけど,先生が出す宿題してたら得意になっちゃった。」
「私もそうー!1日に20行なんて大変!って思ってたけど,もう慣れちゃった!」
おいおい,うれしいこと言ってくれるじゃないか。
「そうでしょ?慣れるとたいていのことがへっちゃらになるんだよ。」
「うん,わかるー!毎週の漢字テストで点が取れるようになったからすごくうれしいよ!」
なんて素直なんだ!
毎週必ず漢字テストを行っているが,毎週決まってやるのはかなりしんどい。
だが,子ども達に自信を持たせるためにやっている。やめるわけにはいかない。
「それとねえ,今までは間違うと恥ずかしいから手を挙げられなかったんだけど,今はいっぱい挙げられるようになったよ。」
「うん,そう,私もそう!手を挙げているんだけど,先生がなかなかあててくれないよ!」
!!!
すまないことをした。知らず知らずのうちに指名が偏っていたのかもしれない。
反省である。その子どもには今度はあてるからがんばってアピールしてねと
頼んでおいた。
これを言うのにものすごく勇気がいったのかもしれない。だけど,こうした雰囲気の
中で自然に思いが言えたのならそれもまたよし。思いが言えるような雰囲気作りを
心がけること,そして普段からもっと子どもが何を考えているかに神経を
集中させようと思う。今日はいいことを教えてもらった。
岡山県総合教育センターの標記の研修講座に参加させていただいた。
午前中は文科省から出されている教育の情報化に関する手引を元に解説を受ける。
こうして公的に推進されているということを自分だけでなく,多くの先生に
知っていただかなければと思った。未だに自分は得意ではないからなどと言って
こうした情報化に取り組もうとしていない先生も少なからずいる。
難しいことではないのに難しいと思い込んでいる。何とかしたいところだ。
午後からは
玉置崇先生の講座。前々から本を読ませていただいたり,ご活躍は
知っているつもりだったが,実際の講義はエネルギッシュだった。
もっと冷静で理論派というイメージであったが,熱く語り,失敗も恐れないという
豪快さがあった。もちろん冷静で理論的なビジョンがあってのことだと思うが。
グループウエアの活用に多くの時間を割かれていたので質問したいこともあったが,
時間がなさそうだったので断念。惜しいことをした。
充実した研修を受けることができた。
今日は予定より1日遅れの運動会。よく晴れて絶好の運動会日和となった。
それに花を添えたのが,6年生の活躍。去年は状態が心配された時期もあったが,
今年,成長した姿を見事にアピールした。誰もがそう感じたことだろう。
組体操でなかなか塔が建てられなかった女子も,本番は見事なまでにきれいな塔を
建ててみせた。
「がんばっている自分達を見てくれ」
まるでそう言っているようだった。そしてそれは見事に保護者に伝わり,
保護者には立派な子ども達の姿に泣いていらっしゃる姿も見られた。
その裏には人知れず努力した担任の先生のがんばりがある。
その努力も今日の子ども達の姿と保護者の涙できっと報われたことだろう。
本当にお疲れさまでした。
担任している中学年の表現もすごく好評だった。指導してくれたのは4年生の先生。
今年かわってこられたばかりだが,その実力は折り紙付き。緻密な仕事ぶりと
柔を基本とした指導には多いに学ぶところがある。そして,ダンスの楽しさが
子ども達から伝わるような素材の選び方。見事だった。
いろんなところでつられて踊っている姿があった。
中学年の子ども達も本当に一生懸命,楽しく踊った。
指導してくださった先生に感謝。
低学年では1年生が入学して数ヶ月でものすごい成長を見せてくれていた。
これも担任の先生の力によるところが大きい。最近の落ち着いた指導が実を結んでいる。
ダンスの効果音も自分で工夫してつくり,イメージ通りのものを仕上げられたと思う。
それぞれの先生方が自分の持ち味を生かして指導をしておられた。
こうした力の結集が運動会を成功に導いたのだと思っている。
持論だが教育とは環境づくりだと思っている。直接指導することもあるが,
それと同じくらい大切なのが環境だと思う。子どもが一生懸命活動できる
環境を整えてやること。子どもががんばらざるを得ない環境をつくってやること。
それは大人にしかできない。
教員であれば学校における環境づくりに全力を挙げるべきだと思っている。
そんなことを考えた運動会だった。
夜は打ち上げ。しっかり飲んでいい慰労会となった。
今日が運動会のはずだったが,天候とグラウンドの状態を考え,明日に延期した。
練習も少なめとなり,結果的には体力的に楽になったと言えるかもしれない。
ただし,グランドでの練習時間は減っているため,本番にどう影響するかが心配。
担任している3年生も運動会に主体的に参加する意欲を持たせようと,
帰りの会を早めに済ませ,掃除やグラウンドの石拾いを指示。しかし,突然の通り雨。
早く建物に入るように大きな声で指示したが,雨の音で聞こえなかった様子。
こちらがびしょ濡れになり,迎えに行った。10分くらいの出来事だったが,
せっかくのねらいが台無しになり,残念。雨が恨めしかった。
運動会前日準備のはずが,雨のため中止となった。運動会本番も金曜日に延期。
保護者の方々にとっては仕事の休みを変えたり,弁当を2日連続で作らなければ
ならなかったりと,色々とご負担をかけることになるが,子ども達が少しでも
いい状態で演技するのを見てもらえるよう,苦渋の決断だった。
子ども達を帰して雨が止んでいるうちにテントを市の施設に借りに行った。
そのときは南の空には青空がのぞいていたのだが,9時前に帰宅する頃には
車が普通に走れないほどの土砂降りとなった。延期してよかったと少し安心した。
今日は一日遅れの予行。運動場の状態を考え,予定より一時間遅れて開始。
入退場を主にやったが,1時間遅れを取り戻すのはやはり無理。
午後に残りのプログラムをするも,すべてやってみることはできなかった。
やはり天候に振り回されている。
そんな中体育担当の先生方は本当によくして下さっている。感謝。
自分も間接的にではあるがしっかりサポートしていこう。
運動会の予行の予定だったが,雨でグラウンドの状態がよくないため,
通常の時間割に切り替えて授業をした。雨で練習ができないのは痛いが,
子ども達の負担軽減と打ち合わせ的な時間の確保はできている。
雨だけはどうしようもないので、前向きにとらえることとしよう。
授業は相変わらず,進まない。校内研の仕事も進められず,困っている。
頭が痛い。
今,運動会の練習が佳境を迎えている。
リーダーは6年生。赤青白黄の各色のリーダーがそれぞれのチームの指導をするが,
最初は下学年の子どもが思うとおりに動いてくれず困っていたが,今日はよくなった。
一つには下学年の子ども達が何をするかが飲み込めてきたこと。
もう一つには,6年生の指示が洗練されてきたこと。
最初は恥ずかしさで声も小さかったが,やらないとイメージ通りの応援ができない。
しかし,声の通りもよくなり,指示をするときは近くに集めてするなど,
相手に思いを伝えるためのスキルを身につけている。
伝えたいことがあり,それをうまく伝える技術を身につける。まさに情報教育。
こうしたことを学べるのも,運動会の応援合戦という場があってこそ。
リーダーという立場に立った6年生にとって、最高級の教材だと思っている。
去年,今年と3年生を連続して担任させていただいている。同じ学年で,
ほぼ同じ内容を教えているが,やはり印象は違う。
子どもが違うから当たり前なのだが,その子どもによるところが大きいと再確認した。
お互いがお互いに作用し合っているから、その学年,学級の雰囲気が生まれる。
巡り合わせとでもいえばよいだろうか。
どちらがよいとか,そういうことではなく,違うのだ。
だから基本は同じでも,少しずつこちらも子どもに合わせて変えているところがある。
学年が変わると自分も変わるのが当たり前だと思うところがあるが,
同じ学年を担任してあらためて思う。
運動会の放送担当として今年もPCの整備にかかる。学校にある古いPCなので,
一つ一つの動きが遅く,時間がかかる。そこにiTunesをいれ,保存しておいた
iTunesフォルダをごっそり移植。入場曲や準備運動のオリジナル曲がそのまま戻る。
ここまで来るとあとは今年必要な曲を入れていくだけ。短い間だが,がんばろう。
今日も運動会練習があった。組み体操の練習の後,6年生の女子が泣いていた。
6年生はかつて担任した子どもたち。担任の先生に聞いてみると,3段の塔が
うまく立たなかったらしい。その悔し泣きだったそうだ。
普段はイケてる女の子達なのだが,「イケてない経験」はなかなかできるものではない。
だからこそ価値がある。仲間を信じると言葉では言えても本当の意味で仲間を信じ,
自分も痛みや怖さを乗り越えないと,大きなことはなしえない。
だからこそがんばって欲しい。涙を流しても,痛い思いをしても。
学校でしかできない経験なのだから。
今日から応援合戦の練習も始まった。6年生の子ども達が自分で考え,下学年の
子ども達を指導する。自分は子ども達がうまくいかないことも勉強だと思っているので,
あまり指導しない。子ども達が思ったようにやらせてみて,最後にアドバイスをする。
もちろん事前には必要なことは話しておくが,実感を持たないと身につきにくい。
予想通り困っていた。低学年が思ったように動かないのだ。
これは指示の声が小さかったり,速すぎて分からなかったりするためだ。
また,やるべきことの見通しが立ちにくいために何をやっていいのか分からないためだ。
6年生自身も相談しながらやっている。あとでこんなアドバイスをした。
「自分達が相談するときは,下学年に具体的に練習することを指示してからにしよう。」
次にうまくできればしっかりほめてやろうと思う。
今日から勤務校で運動会の全校練習。練習期間が短いので一日でも多く運動場で
練習したいところだが,あいにくの雨。体育館での練習となった。
暑い中での練習ではないので、体力的には楽。
ただ,連休からの疲れが残っているのであれば,開催日程を来年に向けて
考えなければならないかもしれない。もっとも,この開催日程も校舎建築のために
やむを得ず決まったこと。来年は校舎建築の進捗具合でまた日程は変わるだろう。
いずれにしても今年の練習が本格的になった以上,運動会モードに入る。
自分の仕事がきちんと回るよう、準備を進めたい。
今日は代表委員会だった。子ども達が自分達で運営する会議だが,
かつて担任した子ども達もたくさんいたので,その子達の成長の姿がたくさん見られた。
出された課題(議題)についてその子なりに一生懸命考えていることがよくわかった。
代表委員会で発言することの責任感や代表委員であること自体の責任感や自覚を持って
行動できていると思う。こうした立場や自覚が成長を促すのだとつくづく思う。
昨日の研究推進を受けて,今日の校内研修。特に問題もなく研修テーマが決まった。
ただ,研究テーマに迫るためには、普段の実践が不可欠なのでそれをどのように
意識してもらうかが勝負。なので,勝負はこれから。
でも,他にも運動会の準備や教育計画など色々としなければならないことがある。
まだまだ気分は休まりそうにない。
今日は明日の校内研修を控えて研究推進委員会を開かせていただいた。
重要な議題は校内研修テーマ案の設定。本当は木原先生がパナソニック教育財団から
出されている,「学校における実践研究を充実させるために」というハンドブックを
読んでから臨もうと思ったのに,時間のやりくりができなかった。反省。
とりあえずテーマ案は決まったが,自分がもっとしっかりしないといけないなと反省。
まずは明日の準備に集中しよう。
市の教育センター情報教育部会が開かれた。
去年までの推進役の先生がいらっしゃらなかったため,部会長の先生に勧められ
自分がとりあえず司会をすることに。だがこうなると自分が推進役を受けるのと同義。
やっぱり流れ上そうなった。別に嫌なわけではないので引き受けさせていただいた。
授業は別の先生が申し出て下さった。ありがたいことだ。
忙しい中ではあるが,お役に立てるよう,がんばって行きたい。
今日は朝からきれいに晴れ,遠足日和となった。
学校の裏山と言っても,テレビ等や携帯の大きな基地局が建つ,立派な山。
子ども達はそこに上がるのに「疲れたぁ」を連発。まだ始まったばかりだよと
励ましながら行く。実は,自分も体重が重いので本当は子どもと同じ気分だった。
しかし,弱気になるとみんなの気分に影響するのでそこは強がり,やせ我慢。
登山もあるのでトレッキングシューズで行ったが,靴が合わなかったのか,
足の指にかなり負担がかかっていた。ふだん長靴代わりに履いている靴だが,
雪の時に長く歩くことはしないので、気づかなかったのかもしれない。
昼食休憩の時もかなり疲れていた。子ども達は遊ぶことで一気にチャージ。
羨ましい限り。中年のおっさんにはつらいことこの上ない。
ただ,子ども達の良さもたくさん見ることができた。前に担任していた子ども達が
一緒にお弁当を食べようと誘ってくれて,一緒に食べたが,すごく楽しい時間を
過ごすことができた。帰りも平坦地ではあったが結構な距離があった。
全員無事に帰ってくることができてよかった。
とにかく疲れた。
今日は休んでいた子も登校し,全員そろって授業をすることができた。
全員そろったところでクラス写真が撮りたかったがあいにくの雨。
仕方がないので延期することに。
だが,教室には活気が戻り,友だちとあちこちで遊ぶ姿が見られた。
やはり子どもは元気でないと。
自分はというと背中が張って筋肉痛様の症状が出ている。今週末の遠足,大丈夫かな?
先週は体調不良者が続出していたが,今日のところで欠席も1名となり,
明日には来られそうとのこと。よかった。やはりみんな元気なのが一番だ。
早くみんなそろって授業がしたいものだ。
自分の体調もだいぶ回復しつつあるが,やはりまだ何か残っているのか,
家に帰ると何もできない日々が続いている。
今日は欠席も減ってやっと元通りに戻りつつある。
でも,あともう少し。週末を挟むので,月曜日からはそろってくれるのではないかと
期待している。やはり4月の温度管理は馬鹿にできない。子どもの体調に関わる。
こうしたことはしっかりと校内で発言していかなければと思った。
昨夜からインフルエンザの報告が相次ぎ,今日は大変なことになるとは思っていた。
出勤してみると、案の定欠席連絡が山のように来ていた。結局クラスの半分近くの
子ども達が欠席。欠席人数が10人を超えるとさすがに授業を進めるわけにも行かない。
仕方がないので授業の大半を既習事項の習熟に充てる。
また、休み時間には休み明けに向けての指示を学級通信に書いてまとめる。
とにかく忙しい一日だった。
また,班で欠席した子の連絡をつくらせるようにしているが,誰を経由して届けるか
というところまでは子ども任せにできないのでしっかりとフォロー。
それでも子どもに頼めないところは自分で配る。結局配るだけでも1時間。
とにかく疲れた。
今年度初めての参観日。やはりはじめは気を遣う。
保護派の方々の願いを聞いたあとだったので,何とか発言できるようにしたかった。
9割方の子どもが挙手して発言した。惜しい。特にこだわってはなかったのだが,
ここまで来ると全員で発表して盛り上げたかった。
この学年は以前担任した子どもたちとの兄弟関係が少なく,新しく関係を
築いていく必要がある。これも大事な仕事の一つ。がんばって行きたいと思う。
4日間の日程で行われる家庭訪問も今日が最終日。
30名を超す学級の家庭訪問なので,忙しさもそれなりにあったが,
多かろうと少なかろうと保護者の方の思いをお聞きすることには変わりがない。
皆さん我が子への思いがそれぞれあり,大切にしていきたいと思った。
明日からは参観日の準備。なかなか気が抜けない。
今日は4日間のうちで訪問軒数が一番少ない日。
早めにお宅の近くに行っておいて,余裕を持って訪問することができた。
保護者の方は皆さん元気で成長してくれればとおっしゃる。
まずは当たり前の学校生活が送れるように環境を整えてやる必要があると思った。
人間と人間のかかわりなので一つ歯車が狂えばどうなってしまうかわからない。
だからこそ,当たり前のことを当たり前にやることが大切だと思う。
学校に帰るといくつかのITサポート業務。業務というか,ボランティア的色彩が濃いのだが。
人間関係を築くためにはこうしたことも必要だと思っている。
今日は家庭訪問2日目。子どもたちも四月からの生活にも慣れ,気持ちが
緩み始めている子もいる。休み時間が終わって,チャイムに遅れて帰ってきた
子どもたちがたくさんいたので,外から帰ってくる時間を計ってチャイムが鳴る
何分前に遊びをやめればいいかを実感させた。叱ることも大切だが,子どもに
それを回避する方法を教えてからでも遅くないと思っている。
もちろん次の時間からばっちり全員そろって授業を始められたのはいうまでもない。
家庭訪問は今日は少し余裕のある時間設定にしていたため,焦ることはなかった。
しかし,今まで担任している子ども以外の家に略地図をたよりに行くのは
難しい。その場所がわかった人がわかったように書くので,ナビで番地を
確認することもしばしば。一度訪問したら忘れないのだが,その最初は緊張する。
時間に正しくないと子どもにも時間のことを言えないので,そこはに気を遣っている。
今日から家庭訪問。まだつかみ切れていない子どもたちの様子を知る絶好のチャンス。
そのために毎年同じ質問をさせていただいている。
「お家の方から見られたお子さんの良いところを私にアピールして下さい。」
そこからいろんな情報を得ることができる。
学校ではまだ見せない良いところが見つかることもある。
控えめに見えて家では結構やんちゃだったり。家でも学校でも変わらない子もいれば,
学校と家では別のスイッチを持っている子もいる。その見極めを行っている。
また,保護者の方のねがいや子どもに対する思いなども汲み取るようにしている。
結構時程変更で忙しいが,生の声を聞かせていただくチャンスだと思っている。
教室で集中できていない状態になることがある。これは避けられないと見るべきで,
それをどのように集中させるかが工夫のしどころ。
以前,前任校で先輩の先生が「はい!で3秒集中」という目標を学級開きの頃に
実践されていた。そこから学習規律などをきちんと育てられていたのだが,
子どもたちが見事に集中し,学習に主体的に取り組んでいた。
自分もそれをまねして「はい!で3秒集中」を取り組んでいる。効果はすごくあり,
それができると褒めるだけ。大きな声を出して叱ることもなく,子どもたちが
こちらに集中する。先輩の先生は、そこから次の実践に取り組んで行かれていたが,
自分はその先の取り組みについてはどうすればいいか詳しく聞いたことがなかった。
「はい!で3秒集中」だけでは子どもたちに飽きられてしまう。
次なる手を探していたのだが,偶然,「はい!」と言おうとした瞬間に
こっちを向いて待っている子がいた。
「すごいねえ。3秒どころか0秒だったね。みんなはこんなことができるんだね。」
するとさらに集中する子が増えた。やはり,次なるハードルを適切に与えて
やるべきなんだと思う。そして,できたらきちんとほめること。それを学んだ気がする。
次なる手を考えておこう。
昨日は,給食の終了時間に間に合わない子が多数いた。
そこで,今日は,早く準備して全校でのいただきますよりも時間に余裕があれば,
給食の量を減らしても良いと指導した。もちろん好き嫌いを助長するような
極端な減らし方は制限をつけた。
そして,みんなが時間通りに食べ終わることができれば,自分も早く遊びに行けるし,
給食当番も早く終わることができるし,給食の先生方も早く片付けられるので,
みんなハッピーだよ。と話した。
今日は全員時間内に完食。些細なことだが,達成感を味わわせたい。
今年の日程は例年にもましてタイト。とにかく落ち着いて学級のことを決めている
時間がないくらい待ったなしの行事が入る。本来なら退任される先生への手紙などは
前日までに仕上がっていないといけないのだが,始業式,入学式などのタイトな日程で
作文を書かせる日が今日までずれ込んでしまった。
まだこちらも子ども一人一人の能力と処理時間を把握できていないので余裕を持った
時間設定にしていたためにとりあえず間に合った。まだ低学年から上がってきた
ばかりの子どもたちだから,油断は禁物。当然わかっているだろうと思うことでも
全く頭に入っていないことや,間違って入っていることもある。
だから,一つ一つ確認をしていく。手間はかかるが,省けない作業だ。
退任式では8人の先生方が学校を去って行かれる。それぞれが別れを惜しみ,
無事退任式を終えることができた。
入学式。学級は2日目。学級が始まって大切な最初の日々なので,けじめについて話す。
そして,入学式に訪れる新入生と保護者の様子に注目せよと話し入学式に臨ませた。
かわいい子どもたちと,それを愛情いっぱいの眼差しで見つめる保護者の方々。
教室に戻って,感想を聞いてみた。
「1年生がとてもかわいかった」
「おうちの人がきれいに着飾っていた。」
「おうちの人が子どもの様子を見て笑っていた」
「おうちの人は,どうして着飾ったり,笑ったりするんだろうね?」と問うと,
「自分の子どもがかわいいから。」
「そうだね。みんなも1年生の様子を見てかわいいと思うでしょう?自分の子どもならなおさらです。とってもとっても,涙が出るくらいかわいいと思っているし,大切な子どもなんです。先生はそれをみんなに感じてほしかったのです。そして,みんなも2年前はこうしてみんなからお祝いされて入学してきた大切な大切な子どもです。だから,みんなもお互いに大切にしてほしいと先生は思っているんですよ。」
毎年入学式の日に言うことにしている。自分の子どもができて,余計に
そう思うようになった。
そして真剣に聞いてくれる子どもたち。まずは自分が子どもたちを大切に
していこうと思っている。
大切に思っているから叱ることもある。大切に思っているから一生懸命になる。
教員としてごく当たり前のことを当たり前にしていきたいと思っている。
今日は始業式。いよいよ子どもたちとの顔合わせ。
子どもたちも緊張の面持ちで担任発表を待つ。子どもたちの反応はまあまあ。
教室に入ってまず感じたのは子どもたちがとても緊張していることだった。
まずはじめにしたら先生が怒る3つのことを話した。
一つ目は 「教室内でものをなげること」(秩序)
二つ目は 「人をかなしませること」(思いやり)
三つ目は 「命に関わること」(安全)
一つ目の秩序にあたる部分は本当は何でもいいのだが,自分が嫌いなので,
教室内でものを投げたら例外なく怒ると話した。これが守れないと他のルールも
徹底しないと考えている。
この話から入ったので余計に子どもたちは緊張してしまったようだ。
実はこの新3年生は自分を怖い先生だと思っているようだ。
まあ,それでもいいのだが,少しリラックスもさせてみた。中学年は反応がよくわかる。
手応えは十分。今年一年,しっかりがんばろうと思う。
いよいよ始業式を明日に控え,準備も大詰めとなってきた。
やることはたくさんあるが,子どもたちのためにベストを尽くしたい。
自分のまわりでもいろんなことが動き出している。
協同学習の申し出もあった。チャンスはすべて取り込みたいという思いでいる。
そのためには,必要なハードルを早めにクリアしなければならない。
難しいだろうが,やるしかない。
新年度第一回目の職員会議。毎年そうだが,緊張感が漂う。
ただ一つ思うのが,適性も負担もなかなか読めないこの時期に分担を決めて,
それが一年間続くというのは慣例とはいえ,どうにかならないものかと思う。
年度の半分で見直すとか,負担が重い先生に応援に行けるような柔軟な仕組みが
ここで確認されてもいいのかもしれない。もともと気がつく先生は分担にかかわらず
応援をされているのだが,その応援をされている先生の負担も相当なものとなっている。
今年はそういうことも頭に入れて提案をしてみようと思っている。
今日の終業式も慌ただしかった。式を終え,配布物を精一杯配り,ゆっくり
お別れをする間もなくお別れとなった。まあ,卒業のような感傷に浸ることもないので,
これもいいのかなと思う。それにしても余裕がなさ過ぎる。
子どもを帰したあと,残務整理をしたかったが職員作業が待っている。
なので全く自分の仕事はできず。今日は早く帰って通院するつもりだったがキャンセル。
その後仲間内の食事会へ。本当は学校の反省会があったのだが震災を受けて
自粛となった。それでもこのメンバーでそろって食事をするのもなかなかできないだろう
ということで今日の日に集まることにした。色々と厳しい条件がそろっており,
みんなそれぞれしんどい思いもしてきたが,仲間内の連帯意識があるから
乗り切れた部分もある。1年の慰労をしっかり行うことができた。
が,連日の睡眠不足がたたり,途中意識が飛び飛びになっていた。
疲れていたんだろうな。
子どもたちに発案させ,お楽しみ会が企画された。内容はケーキ作り。自分はケーキの材料を発注し,子どもたちに任せた。おもしろいケーキができあがった。
子どもたちの楽しんでいる顔が印象的だった。
大変だったのは後片付け。これにはまいった。なかなか3年生では後片付けの要領に
ばらつきがあり,時間がかかってしまった。今日やるはずのことが明日の修了式に
回ってしまった。やはり余裕を持って仕事をすることが大切だな。
夕方に文集完成。今年は製本をしていると間に合わないため,あらかじめ保護者に
了解を取り,写真のCDに収録することを了承してもらった。
写真のCDも今年は新しい試みにチャレンジした。PhotoshopElements9の新機能として
顔認識機能があったので,それを利用して個人別にタグつけを行った。
それを個人フォルダに移し,CDを作成した。個人別の仕分けには時間がかかったが,
タグ付けのおかげで精度は高かったと思う。フリーのPicasa3でもできるので,
興味がある人には広げてもいいかなと思っている。
CDを作成したと書いたが,実際は24日の深夜から25日の未明に作成している。
それもDVD作成と同時並行で。DVDの内容はそれぞれの写真からベスト2枚を取り出した
中から作成したフォトムービーと2学期と3学期に総合で取り組んだ発表の様子を
それぞれ収録した。家のPC3台を同時並行に稼働させながら時間との勝負。
何とかできあがったの25日の午前6時40分。激しい。激しすぎる。
何とか形にはなったが,体力的にも精神的にも疲労はピークだ。
こんなこと,あと何年できるだろうか。
今日は卒業式当日。式直前の練習でアクシデントがあった。在校生指導担当としては,
複雑な思いだった。自分の予定では十分時間に収まる予定だったのだが,
予定外のものが入ってきたため,時間が押してしまったのだ。
指導担当としては責任を感じる。しっかりと来年度に生かさねば。
式の内容はとてもすばらしいものだった。6年生の堂々とした態度。
充実した小学校生活を送れたことが十分に伝わってきた。
中学校に行ってもしっかりとがんばってほしい。
そして担任のsakachanさん,お疲れさま。そしてお見事でした。
午後がやっと自分の時間として使えたので,通知表を仕上げて提出。
毎回自己嫌悪との戦い。2足のわらじを自分で選んだ以上,言い訳はできない。
人並み以上にやってこそだと思うが,なかなかできていない自分。
苦しいが,2つの仕事を続けている以上,抜け出せないのかもしれない。
ただ,そんな感傷に浸っている暇は今はない。終業式に向けてもう一山も二山も
あるのだ。睡眠不足の日々は続く。
今日は卒業式前日の最後の練習日。子どもたちの仕上がりも良くなってきた。
自分としても学級づくりの集大成として卒業式を位置づけてきた。主役としてではなく,
粋な脇役として,卒業生に感謝の気持ちを伝えられる子どもに育てたいからだ。
明日は卒業式。いい式になってほしい。
卒業式を間近に控え,式の練習にもいっそうの熱がこもる。
子どもたちは,しっかりといい声が出ている。自分の都合ではなく,誰かのために。
今回は卒業する6年生にそれぞれの思いを声や態度に乗せて伝えようと指導した。
しっかりと受け止めてくれているようだ。こうして自分の損得を超えたところで
一生懸命になれる経験を積ませることが,その子の成長につながると信じている。
一年の終わりのこの大きな行事に参加する在校生の意義はここにあると思う。
卒業生は小学校生活の充実ぶりを十分に表現できていると思う。
万感の思いを込めて卒業式に臨んでもらいたい。
本当に少ない。今担任している子どもたちにしてやりたいことはたくさんあるのだけど,
なかなか追いついていない。残り時間との競争。あと1週間しかない。
でも一週間ある。大震災を受けて何かアクションを起こしたい。
離れているところからでも勇気づけることができるということを知らせたい。
そのためには今の課題を早めに終わらせなければ。
子どもの前に立つものとして何ができるか考えよう。
子どもに語りかけよう。自分達の小さな一歩が誰かの力になることを。
今担任している子どもたちとの時間はもうあまり長くはないが,
それでもできることはあると思う。
子どもたちと一緒に考えていこう。
今日は6年生を送る会があった。担任している子どもたちを中心に見ていたが,
会に参加する態度は1年の成長を感じさせてくれるものだった。
出し物についてはもっと体育館で練習させてやれば良かったと反省。
他の学年の出し物もその学年の充実ぶりをうかがわせるものだった。
印象的だったのは,6年生の余裕ある態度。豊かな小学校生活だったことが
伝わってきた。担任する子どもたちにもこんな6年生のおみやげを感じるよう話した。
今年度も残すところあとわずか。いい状態で次の学年に送ってやりたい。
今日は年3回ある中の最終の個別面談。1年間の教育活動を振り返る。
成果が出せているかというと自分的には正直なところ今ひとつだったように思う。
もちろんがんばることはがんばった。新しいことにもチャレンジした。
でも,成果が出ているかといえば,自分の中では厳しい評価となる。
子どもが望んだ姿に近づけているか,学習指導がきちんと成果を上げているか。
この点ではやはりまだまだ改善の余地がある。仕事の仕方にも。
校長先生からはもっとチームを活用せよという指導をいただいた。
ありがたいことだと思う。きちんと見てくださっているという思いがした。
自分でもそこは感じている。自分一人で完結させているから広がりがない。
歯車となって働いているときにはその仕事をすることはできる。しかし,
研究のリーダーを任されているという点では,まだまだがんばらなければならない。
中間面談の時に気づいたことがあったら指導をしてくださいとお願いしていた。
こうした形で指導いただけることを感謝している。また明日からがんばろうと思う。
今日は中学年参観日。今年度最後の参観日でもある。
今日は道徳を参観していただいた。最近子ども同士のトラブルも増えてきているため,
相手に原因があるばかりでなく,自分の言動も振り返ることができるようにという
願いを込めた。授業としてはうまく流れたと思う。
しかしそれまでにやらなければならないことで時間のロスが大きくばたばたしていた。
いつも思うが,もっと早く準備をと思う。思い切って延期していいものと,
すぐ取りかかっておくべきものの切り分けが甘いのだと思う。仕事をしてないわけでは
ないのだが。ただ,そのあたりのことも学級懇談で話させていただいた。
教員が決して怠けているわけではないこと,それでも限られた時間の中で何とか
もがきながら仕事をしていることなどを保護者にも知っていただくことも
大切だと思った。これは保護者側からすると何言ってんだととらえられる方も
あるかもしれない。しかし,ぎりぎりのところでがんばっている教員集団を
現状を伝えて守っていくことも,年齢から考えて自分の仕事ではないかと思うのだ。
正直なところ,どんな伝わり方になっているかはわからない。
でも,今まで言わなかったところに踏み込んだことだけは確か。
最後は保護者の方々に向けてごあいさつ。こうして終われることに感謝。
いつも難しいと思う。上手な指導法もあるのだろうが,勉強していないから
余計に難しく感じるのかもしれない。今年は紙版画だったが,一つ水性ニスを
できあがりに塗るという方法を試してみたが,これは良かった。
また,刷り上げで2時間とっていたが,そのうちの1時間目はなかなか子どもの流れを
うまくさばいてやれなかった。一度に多くの子どもがやって来すぎてその割に進まない
という状況。待っている子に本番の奉書紙を持ってこさせるなどすれば良かった思う。
2時間目は反省を生かし,順番待ちや作業が済んだ子に仕事を振ると流れが良くなった。
自分が作業工程をうまくイメージできていなかったのが原因。反省である。
1年生の版画が廊下に飾ってあるのだが,シンプルでとても見栄えがする。
子どもに与える情報や材料を制限することで,伝えたい内容がはっきりするという
好例だと思う。40を過ぎても勉強してないものは力はつかない。当たり前といえば
当たり前のこと。もっと勉強しなければ。
3学期は毎度のことだが慌ただしい。2月にかなりたくさんの行事や出張があるため,
あっという間に過ぎていく。今日も時間がいくらあっても足りない感じ。
予定していることの半分くらいしかできてない気分。
この調子だとまた3月後半がしんどくなりそうな気配。できることなら少しでも早く
わかっているものは済ませたい。
毎年進歩がないと思うのだが,それでもやるしかない。待ったなしの状況。
今日は特に放課後の用事がないので,早く帰ってPCのセットアップの続きをしようと
思っていた。が,今日の放課後も別件で来校された保護者と話すことになった。
親の我が子に対する思いは深い。本当に深い。わが子を思う心をただただ聞かせて
いただくことに徹した。やはり親として安心するのは我が子の笑顔。
それがいかに大切なものか。改めて考えさせられた。
自分にできることは少ないけれど,でもチームスタッフの一員として
できることを精一杯やらせていただきたいと思っている。
出張帰りの月曜日は緊張する。子どもたちの様子はどうか。顔を合わせてみると
元気な様子で安心。ただ,たまったプリント類を見るのは大変。
少しずつ片づけていこう。
放課後に別件で保護者が来校。宿題の話になる。どうも家で色々と言い訳を
しているらしい。何とか宿題をきちんとできるよう作戦を練る。
きちんとできていないと取り上げられるのがいやなものを取り上げる方法と
きちんとやれたらポイント獲得してやりたいことが実現する方法を提案。
保護者の方は後者を選択。わが子に合っているのは喜びのエネルギーだということ。
また,毎回毎回目を光らせるのは親も子も苦しいので,3回に1回とか,
少しお目こぼしをしてやるのもいいでしょうと付け加えておいた。
親も子もいい状態で前に進んでくれたらと思う。
今日も筑波大学附属小学校初等教育研究会に参加。今日は出だしは雨。
傘をコンビニで買って列車に乗る。とりあえず必要なものがすぐ揃うのは
都会の強みだ。
さて,今日も国語科の授業から参観。またまた白石先生の授業。
今年は「三段階の読み」を提唱されていて,昨日の説明文に続いて
今日は物語の授業を見せてくださった。もちろん三段階の読みを使って読んでいく。
題材は,「木かげにごろり」。題材名から読みのめあてを作って行かれていた。
次は農民たちが木陰がどんどん伸びてくることをきちんと知っていたという
全体の共通理解を図った上で内容に入って行かれた。
こんなこと一つでも子どもが知っているものとして読みに入っていき,
恥ずかしながら後で子どもの認識にばらつきがあることに気づくことがある。
そういうことも丁寧に指導しておられる。
感心させられるのは,子どもたちが先生が提唱されている読みを使って高度な読みを
実現していること。先生は三段階の読み以前に,文章の読解に必要な用語,方法,
原理原則はきちんと教えるべきだとも以前から言われている。
だから教えられた用語を使って子どもたちが文章をきちんと読み,言い当てている。
よく,筑波の子どもたちはレベルが高いので,現場にそのまま実践を持ち帰れない
という話も聞く。確かにそんな面もある。粒が揃っており,家庭の協力体制にしても
かなり違う面はある。しかし,その中でも現場の教員が持ち帰って実践に
生かせるものもたくさんある。要はその教員が何を見て,何を感じるかで
評価が違うだけのことだと思う。
次は同じ会場で国語の青木先生が三年生を指導する場面を参観した。
題材名はセロ弾きのゴーシュ。ファンタジーを読むということがすでに
指導されているようだった。だから,その着眼点を読みに生かしている。
読み進めるのに大切な方法を見せてくださった。三年生だなあ,と思う発言と,
具体的に,精神的に…という言葉を使って子どもたちが自分の読みを
表現しているのを聞いて,「教える」べきことは,やはり教えなければという
思いを強くした。
昼を挟んで,午後は英語活動を参観。南足柄市で先進的な取り組みをされている
先生が今日初めて子どもと出会って授業をされていた。基本的な授業の流れについては
大きな違いはないように思えるが,やはり,認めるという教師のまなざしが
授業を生き生きとしたものにしていたと思う。その先生はそれを「喜びシナプス」と
呼ばれていた。英語活動にとって必要なことは,やはり,楽しむこと。
訳のわからないことをさせられているという思いを子どもに持たせないための
取り組みなどをその後の分科会で教えていただいた。
参加者からはやはり評価のことについて質問に出たが,パネルに登壇されている
先生方は来たか…という表情でこたえられていた。
まず,評価はせざるを得ないものとして認識しているが,英語活動そのものの
本質ではないこと,さらに教科ではないので「できる」という表現は使わず,
子どもがやろうとしていたありのままを書けばよいのではないかという意見だった。
大切なのは,英語嫌いにして中学に送らないこと。それから中学になって
読む,書くの壁があるので,ローマ字とフォニックスにふれておいてほしい
ということだった。完全にマスターせよということではなく,こう読むんだな,
とか,アルファベットがある程度書けるというレベルでよいそうだ。
本当はまだまだ学んだことがあるのだが,後は校内用のレポートにするつもり。
今年もこの研究会に参加させていただいた。地元からも知り合いがちらほら…
自分も3年連続で来させていただいている。学校には感謝している。
まずは白石先生の授業。
いつも通り大変な賑わいで別室のテレビで参観させていただいた。スピーカーで
聞けるので先生の発問や子どもの発表がよく聞こえた。
ウオーミングアップから本当に学びにあふれている。こうした取り組みが
子どもたちの力を支えているのだと思う。
授業の本編は「和紙の心」での授業。毎回子どもたちの段落を読み取る力が
すごいことに感心させられる。頭括,尾括など読解に必要な用語を教え,
文章が読み取れるように計画的に力をつけている。もちろん段落相互の関係を
読み取ることがねらいなのではなく,あくまで文章の全体像をつかみながら
読ませるための手だてとして指導が構想されている。
新学習指導要領の実施をにらんで,かなりスピーディーな展開だったことが窺える。
これは後の協議の場でも白石先生が明らかにされていた。また,ノートは
文学,説明文,伝統的な言語文化,詩,漢字のノートを用意させているそうである。
これをすることで,子どもたちはそれぞれの分野で学ぶべきことを継続的に
身につけられるという。確かにそうだ。読みの技法として存在する用語が
繰り返し出てくるから,既習事項を生かして子どもたちが読みの力を
つけることができる。また,その読みの力の下支えとして,書く力を挙げていた。
ノートはすべて5mm方眼を使い,文章や図を書きやすくするということだった。
漢字は通常の漢字練習とは違い,偏や旁の関係など漢字について学んだこと
を書くのだそうだ。
続いて算数。細水先生の授業。「算数における言語活動」がテーマ。
実は感覚としてなかなか動きがないなあ,と感じていた。子どもたちが
考えてはいるのだが,試行錯誤しているという感覚を持った。
場面は式を見てどんなことが考えられるか。
台形の求積公式とは言わず,□=(△+2)×4÷2を提示して,子どもたちが
そこからどんな結論を導き出すかというもの。
協議の場でも子どもがなぜ,困ったのかについて話し合われた。
・めあてとまとめに当たる部分が弱かったのではないか。
・言葉に着目はしていたが大切な部分を先生が引っ張っている。
・子どもがこたえたくなるような「問い」がなかったのでは
など,厳しい意見も出た。
細水先生自身は,そこにこたえるべく授業を構想されてきたようだった。
それが見る人に伝わりにくかったことは反省点だと言われていた。
算数科においても言語活動がキーワードになる中,書かせれば,話させれば
言語活動になると安易に考えてほしくないというのが文科省の先生の話として
出された。算数における論理的思考を育てるために式の意味を考えたり,
図で考えたりすることを書かせたり話し合わせたりするという意味での
言語活動であると自分はとらえた。
学校に戻って意識して実践してみたい内容だと思う。
先日来実践している広告小学校の授業に,東京の電通からこのプロジェクトを
推進しておられる方がアドバイスに来てくださった。最初の導入はうまくいったものの,
その後の展開で望んだ状態になかなかならず,電通の方からアドバイスをいただいて
若干軌道修正をした。
10月にセミナーに参加して大人たちで考えたときと同じ状況になったのだ。
架空のチョコレートのCMを作るという設定だったので,CMそのものを作ることに
気を取られてしまい,そのチョコレート本来の「売り」を考えることが不十分だったのだ。
CMを作るというと,CMをトータルで作ることを考えてしまう。しかし,
商品のコンセプトをいかに視聴者に伝えるか。つまり,子どもたちでいうと
CMを作るという体験を通して伝えたいことを工夫して伝える力を磨くということなのだ。
だから,子どもたちが意欲的に活動したからといって喜んではいられない。
きちんと工夫して伝える準備ができていないと実践した意味がない。
とはいうものの,自分も軌道修正するまで,その問題点に気づけていなかったのは
反省点。もう1時間しっかり練り上げてまとめのCMづくりにつなげたい。
昨日までの交流会はPTA行事のため,交流会の後も休みはなく,普段通り出勤。
かなり疲れを引きずった状態で勤務。引き続き放課後はある打ち合わせのため,
学校に残る。残ったメンバーも交流会から引き続きの人が多いため,疲れ顔。
人と関わる仕事では,問題点は人が要因となっており,人が解決策を考える。
必要なのは課題と向き合うこと。それなしでは解決はあり得ない。
さじを投げたらそこで終わる。
自分も責任感をもって取り組みたいと思う。
今日は昨日に続き交流会二日目。今日はスキー指導で入る。勤務校側の子どもたちは
よく滑るので,要点だけ指示。相手校の子どもに重点を置いて指導。
昨日よりも慣れてきたため,ビンディングの方が耐えられず,滑っている途中に
外れることがあった。ビンディングの強度を調節して再チャレンジ。
元々運動神経のよい子だったので,みるみる上達した。
あっという間に時間が過ぎ,すぐにお別れの時間。さわやかな疲労が残った。
帰宅したら泥のように眠った。
今日は朝から休日出勤。交流相手校を迎えるために役員の保護者の方と最終打ち合わせ。
準備がすんでいよいよ相手校を迎える。スキー交流なので,ベアバレースキー場から
交流スタート。夏以来なので,子どもたちもやや緊張気味だったが,時間が経つにつれ,
打ち解けていたようだ。怪我もなく,無事スキーを終え,夕食交流会へ。
大人も子どもも十分に交流を深めることができたようだ。
2次会もしっかり参加。さすがに眠い。
電通と東京学芸大学のプロジェクトに「広告小学校」というのがある。
昨年10月にそのセミナーに参加した縁で,担任する学級でも実施する運びとなった。
指導はパッケージ化されており,CMづくりを通して表現力を磨こうというもの。
今日は第1時間目を行ったが,食いつきはものすごく良かった。教材DVDに沿って
進めるのだが,今回の内容はCM制作にどれだけの過程があるかが主な内容。
次に広告会社からチョコレートのCM制作を依頼され,子どもたちが取り組んでいく。
今回はここまで。子どもたちはCMを作りたくなっている。導入としては成功。
次も意欲的に取り組んでくれるといい。
今日で3日間の日程で行われたスキー教室が終了。例年,雪不足で計画通り
開催することが難しかったのだが,今年は良好なコンディションで計画通り終了。
初心者クラスを受け持ったが,子どもたちはすごく上達した。今日はスキー場に
人が多くて回数はそれほど滑れなかったが,それでも安全に怪我なく滑ることができた。
今年はまだまだスキーができそう。自分でも,もう少し滑りたい気がしている。
今日はスキー教室2回目。予定通りできるのはとてもありがたい。
前回,止まる,曲がるの基本的なことができてきたので,今回はしっかり滑って
慣れることを目的とした。滑った本数は上級クラスと同等で8本滑った。
だんだんにおっかなびっくりな姿勢が改善され,見ていても安心になってきた。
気持ちからも余分な緊張感が取れて一番楽しい時期だと思う。
次回はもう少し上の技術を教えようと思う。
今日は給食を早めに食べて,午後からスキー教室。近くのスキー場に行って
能力別に分かれて練習を行う。だが,これがくせ者。基本的に自己申告なので,
子どもによっては滑れると思い込んでいる子もいる。結局,思ったほど滑れない
という状況も発生する。このあたりは難しいところ。
今日は一般客はもちろん,中学生も高校生もいたので,リフトの前には長い列が
できていた。だからゲレンデも大混雑。うまくコントロールできなくて他の子と
ぶつかる子もいた。また,初心者の小学生の特徴として,止まれないのに前の子の
すぐ後ろを来て突っ込んでしまう。おそるおそる滑っているので,怪我の心配はないが,
やはりストックやスキーのエッジで怪我をさせるわけにはいかないので,
失敗を反省材料にしてまえの子との間隔を取らせたり,ゲレンデを横切るときには
上から滑ってくる人がいないかを確認することを教えていく。
また,自分は転んでもめったなことでは手を貸さない。言葉ではスキーを
谷側(斜面の下の方)にするよう指示したり,ストックのつきかたを教えたりはするが,
抱えて起こすようなことはしない。やるといつでもそれを頼りにするからだ。
それどころか少しグループを下の方に移動するようにして,本人がすぐに
起き上がれるようにする。というか起き上がってついてこなければいけない状況にする。
最近はこんな方法も人によっては非難されるのかもしれないが,長い目で見ると
早く上達するためのメンタルトレーニングなのだ。
事実,今日はリフトには2回しか乗れなかったが,2回目の終わりにはグループ全員が
自分の意志で曲がる方向も止まることも自由にコントロールできるようになった。
次からはもっとダイナミックに練習できると思う。ちなみに勤務校のスキー教室は
今日を含めて3回ある。毎年行うので,滑りに行かない子でも小学校を終わる頃には
かなり滑れるようになる。
学期はじめからついこの前まで,体調を崩す子は皆無だったのだが,このところ
嘔吐下痢の症状を訴える子が増えてきている。最初は他の学年からだが,
担任する学年にもどんどん広がってきている。寒い時期ではあるし,体調管理には
気をつけたいものだ。
かくいう自分も交流学習の準備で学校を出たのが夜10時前。
自分も体調を崩しやすい状況になっている。
表題の研修講座に参加してきた。今回が最終日。参加者が自分の実践を報告しあう。
自分の実践は校内研修のテーマに合わせて英語活動の中でのICT活用についてだった。
校内研修で実践したことを発表するので,実際にはもう少し話したいこともあったが,
活用場面に絞った発表にした。英語が専門の指導主事の先生には一部分の発表だった
ことがあまり良くなかったようだ。このあたりは難しい。
いずれにせよ,無事終えることができた。
県総合教育センターの研修を終えて,今度は勤務校の校内研へ戻る。
校内研といっても今回はスキー指導について。スキー学校のインストラクターに
初心者の指導について教わる。その後,自由研修。自分が到着したのは,
自由研修になってからだが,近年まれに見る雪質というか,ベストな時期に
滑れて大満足。結構な移動距離となったが,自分次第でなんとでもなることなら
今のうちにやっておきたいと思う。
昨日の臨休明けで子どもたちはどうなっているかと思いつつ,出勤。
さすが積雪地の子どもたちは平気な顔をしている。雪かきの手伝いもたくさんした様子。
学校に来てもたっぷり積もった雪で休み時間はしっかり遊んでいる。
何とも頼もしい限り。ありがたいことに風邪などの症状を訴える子もなく,元気そのもの。
放課後は明日の出張の準備と交流会の準備,真庭市の第2次情報化計画に向けての
意見を作成。帰宅すると10時を回っていた。かなりハードだ。
今日は朝から授業を済ませ,昼から社会科副読本編集委員会のため,約50kmの移動。
この会が5時半に終わり,普通なら自宅へ直帰できるのだが,交流学習の打ち合わせ
会議のため,また同じ道のりを学校まで帰る。そして会議。部長さんの機転で
会議を乗り切る。すべての議題を終え,資料を整理して学校を出るとまた20時30分過ぎ。
帰宅して一日約200kmの運転。やれやれ。
昨日に引き続き資料作成。この件に関しては少し困ったことがある。
チームが機能しない。結局自分一人でがんばるしかなくなった。
だが,毎年続いていく行事にこれでは引き継げなくなる恐れがある。
どうにかこの逼迫した状況を感じていただきたいのだが。
なかなかその意図は伝わらない。
やはり仕事をした者としては声を上げるべきなんだろうか。
よくわからないが,自分の時間だけはどんどん失われていく。
今日は始業式。全員が揃って元気にスタートを切ることができた。
冬休み中の思いでを聞き,それぞれが充実した休みを送っていたことがわかる。
今年は学校の合い言葉に当てはまるような目標づくりをしてみた。
子どもたちが目標について具体的に考え,実践できるようにしてみたつもり。
この子たちとの時間もあと3ヶ月弱。確かな力を付けられるよう,取り組みを続けたい。
今日は午前中法事を済ませた後,午後は来客対応,その後岡山へ。
ホテルの会議室を借りての勉強会。内容は情報教育関係の先生方が集まり,
研究助成を目指しての勉強会。メンバーもものすごい面々。岡山の情報教育を
リードしてこられた先生方ばかり。こうした会に誘って下さったことだけでも
ありがたい。何とか自分の考えを話してみようとするも,まだまだ思いつきの
域を出ない。底の浅さを痛感する。でも,チャンスがあれば参加させていただこうと
思っている。受け身ではなく,自分の今持っているものを持ってぶつかることが
前に進むためには必要だと思う。午後5時から10時過ぎまで。
帰りは雪の降る中帰宅。自宅前は圧雪だった。
明日からの出勤日となるが,所用で午前中だけとなるため,予備的に出勤してきた。
特別休暇にしてはいたのだが,変更すると迷惑をかけるため,そのままいない人として
活動した。作業内容はメンテナンスで復活した教室用PCの設置とデスクアームの設置。
さらに自らが宿題として出した授業の実践報告。まあ,時間があれば余裕を持って
仕事ができることを改めて実感。帰る頃には雪がかなり積もりはじめ,明日には
また圧雪の中を出勤することになりそう。
今日は2学期の終業式。5校時目まで授業があるので,普通に授業も行った。
給食時に子どもたちと話してみると,プレゼントのことが気になっているようだった。
しかしその前に大きなイベントが。通知表を渡すのを5校時目に設定していた。
通知表を渡すときに子どもたちが「ありがとうございます」といって受け取っていた。
別にしつけたわけでもないのだが,こうしたことが身についてきているのかと思うと,
本当に嬉しくなった。
みんな気持ちよく帰っていった。来年も子どもたちにとって良い年でありますように。
帰宅してから我が家でもささやかなクリスマス。娘とゆっくりできた。
通知表も一段落し,終業式に向けての準備を済ませた後,食事会兼勉強会に参加した。
身近な事例をもとに課題を探る。その中で子どもが抱える問題,保護者が抱える問題,
そして教員側の問題,さらに組織としてのあり方等が話し合われた。
専門に勉強されている方もいらっしゃったので,そういうことなのか!と納得させられる
内容だった。まだまだ勉強することはたくさんある。そんな会だった。
先日blogにコメントしていただいた京都橘大学の池田修先生がtwitterで
学級事務職員導入について興味深いコメントをされている。以下は知り合いの先生方に
メールにまとめて送ったもの。
*******************************************************************
本や講座で有名な「明日の教室」シリーズの事務局をつとめられている
京都橘大学 池田修先生が興味深い主張をされています。どうお感じになりますか?
池田修先生のtwitter
http://twitter.com/#!/ikedaosamu
学級事務員についてのblogでの主張1
http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/2010/12/post-114d.html
学級事務員についてのblogでの主張2
http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/2010/12/post-a47b.html
twitterでの主張
1)教師はまじめでないとダメである。そりゃあ、子どもたちの命や未来に関わっての仕事なのだから、きちんとしていなければダメである。それは、そうである。だが、これが今や限界に来ているのではないだろうか。
2)バーンアウト。燃え尽き症候群である。これは看護婦、医者、教師などに多い。もっともっとと自分を追い込んで、最終的に燃え尽きてしまうのである。こんな私でも(あ、燃え尽きるかもしれない)と思ったことがある。
3)教師の仕事はゴールがない。そして、子どもを相手にしているので、まじめなので、どうしても(自分が頑張らなければならない)と思ってしまいがちなのだ。そして、頑張った結果燃え尽きてしまうことがある。私は何人かの燃え尽きた先生と仕事をしたこともある。
4)また、教師は「流石、先生!」と言われることを求められる仕事でもある。逆に言えば自分から「私はもうダメです」と言えない仕事なのである。先生という仕事は、子どもたちから(この先生の言うことは聞かなければ)と思われないと成り立たない仕事なのである。
5)かつて、そう30年位前までの日本は、「先生の言うことを良く聞くんだよ」と親が学校に送り出してくれた。しかし、今は違う。親が、社会が作ってくれていた「先生」というポジションを、先生が学校が作り出した上で、先生の仕事をしなければならない。これ、新人に出来るのか?
6)「流石先生!」と言われることを求められる先生は、「私には出来ません」と言えない。これが先生の精神疾患、多くは鬱病の元になっているのではないかと私は考えている。
7)先生は、スーパーマンではない。それでもスーパーマンを求められる仕事である。それはそうだと思う。だが、限界に来ている先生は多い。デンマークの教育を視察に行ったとき、学校のあらゆる職種にサポートがいるのに驚いた。校長にまでいる。
8)ところが、日本ではサポートどころか追いつめてくる。「あなたの指導がおかしいのでは?」という文脈で。ま、たしかに100万人もいれば、これはいかがなものかという教員もいる。しかし、多くの教員は踏ん張っている。ヨーロッパの教員の友人は、日本の教員のレベルの高さに本当に驚いている。
9)でも、もう限界を宣言していいのではないかと思う。私は現場にいるときに、二つの運動をしていた。一つは、職員室に小さな笑いを運動である。子どもたちは荒れることもある。そりゃあそうだ。こんな社会だ。荒れても仕方がない。しかし、職員室が温かければ教員は大丈夫。
10)だから、職員室に小さな笑い運動をしていた。例えば、印刷用の紙に「あたり」と書いたものを偲ばせておくとかf(^^;。温かい職員室ならなんとかなる。もう一つは、元の場所に戻そう運動である。片付けの出来ない私が言うのもなんだが、これである。
11)つまり、家庭でやることは、家庭に。社会がやることは社会に。医者がやることは医者に。保健所がやることは保健所に...。ということである。そうやって考えて行くと、教師は教師がやるべき仕事ではない仕事、いや、やっては行けない仕事を多くやっていると言えないだろうか。
12)例えば、体調の悪い生徒の様子を見る。おでこで熱を測る。そして、声をかける。もちろん、これで治る子どももいる。が、(これ、医師法違反じゃないかなあ)とどっかで思っていた。(なんで、看護婦や医者が学校にいないのかなあ。子どもの命をちゃんと守ろうよ)と思っていた。
13)多くの日本の先生は、仕事がしたくないではなく、仕事がしたいのだと思っている。そして、本当はやってはいけない仕事や、これは教員の仕事ではないよなあという仕事を、いつのまにか「そういうもんだよ」と思い込まされてやっているのではないか。そして、授業ができなくなっている。
14)私は、この話をご縁のある教育委員会の人たちにも話しています。現場上がりの教育委員会の先生たちの中には、本当にそう思うという声を上げて下さる方もいます。また、政治に関わる人に話したら、全く現状を理解していなくてそれはまずいだろうと言った人もいます。
15)能天気に考えませんか。多くの人たちは、先生は凄いからなんでもできる。出来てほしい、出来て当たり前と思っている。それはありがたいこと。しかし、一方で学校教育現場のことは分かっていないのです。生徒として長く学校にいたから学校のことは分かっていると思っているのでしょう。
16)しかし、どんなにテレビを見続けたところでテレビが作れないように、生徒で居続けたからと言って先生の仕事は分からないものです。もしそうだとしたら、分からない、分かっていないところにそっと呟きながら分かってもらうと言うのはどうでしょうか。
17)教師は、伝えることが仕事なのではないかと思います。まず、現状を呟きつつ、あちこちに理解してもらうことではないかと思います。逃げるのではなく、私たちが良い仕事をするため。そして、それは当たり前ですが子どもたちを大切に育てるためであると思うのです。
18)その切り口の一つとして、学級事務職を導入すべきであると私は考えています。以上、学級事務職に関して1)から18)の連続ツイートでした。
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やはり,こうした声をどんどん広げていかなければ,教員である自分達が
本来するべき仕事以外のことで疲弊しまっているのではないか。
かくいう自分も今学期,実は後半絶不調だった。仕事はしているが,
かなり重たい気持ちで日々を過ごしていた。要望に応えたいが,その能力がないと。
時間は作るものと言われるが,帰って寝るだけのサイクルになっているのに,
これ以上どうすればと言う思い。なんだか代弁して下さっているような気がした。
RTで教えて下さったtanaponさんに感謝。
通知表の提出のめどが立った。いつも自分の取りかかりの遅さにはうんざりする。
だがこんな自分に付き合っていかなければならない。もう少し何とかならないものか。
だが,自分なりのこだわりはある。そこをおざなりにしてまで提出の早さだけを
追い求めることはできない。だが,仲間内で決めた自分達的しめ切りは今日。
それには間に合わせることができなかった。無念。自分を取り巻く環境に
愚痴を言ったところで仕方がない。どうやったって変えることはできないのだから。
やはり,もう少しだけ早く仕上げる計画を立てないと。毎回言ってる気がする。
うーん,進歩がない。
今週は午後から放課後にかけて毎日何かがある。今日は中学校区の研究推進会議。
小中連携のための会議。研究担当と各校校長で組織される。その話し合いで
午後の2時間は自分の仕事には使えない。わかっているわけだから早めにする
というのはごもっとも。だがなかなか思った通りに進まない。もっと余裕を持った
計画が必要なのだ。そういう反省ばかりが頭の中を流れ,帰校してさらに仕事。
雪が降るのでも他の先生方は早めに学校を出られた様子。自分の仕事なので
どうあがいても時間を見つけてやるしかない。しんどいなあ。
学級担任をしていて,自分にとって一番負担になっているのが,事務処理である。
子どもの前に立って授業をすること,子どものトラブルに対応していくことなどはそれほど苦にならない。
しかし,事務処理に追われていて,十分に対応してやれてないと感じるときもある。
本当ならば子どもと遊んだり,関わってやれる時間に連絡帳の返事を書いたり,毎日出す宿題のノートのチェックをしている。
やりようによっては他にもあるのだろうが,自分がさせたい宿題をきちんと見て返すには,今のところこうするしかない。
tanaponさんのリツイートで知ったが,京都橘大学の池田修先生は学級事務員制度を提唱しておられる。
学級の金銭出納やそのほか提出物のチェックなど,学級担任でなくてもできるものがたくさんある。
今のところどこでも担任がかぶっているのが現状であろう。しかし,フルタイムで働けない人や学校に勤めてはいるが子どもとの関係がうまくいかないで悩んでいる先生にとってもその組織内で十分な存在感が得られる可能性がある。
予算的なことは何とも言えないが,もし実現するならかなり学校が変わるだろうと思う。
とはいえ,今すぐ変化するわけではない。目の前の仕事をしなくては。
通知票提出を来週に控え,成績の処理作業も本格化。本当はもう少し早めに
始めたかったのだが,色々立て込んでおり,自分も今ひとつ調子が出なかった。
どうもこのあたりが弱い。自分でもどうしようもなく弱い部分と認識はしている。
だが,時間は待ってくれない。情けない思いをいくらしていても成績処理は進まないので,
待ったなしで休み時間もフル稼働状態。結局調子が出ないとぼやいている分だけ
まだ余裕があったということ。そろそろその余裕もなくなってきた。
そこで救いなのが仲間の存在。○○日までには所見を済ませよう,○○日までには
所見を提出しようという目標を立てている。この目標が元々のしめ切りよりも
早めに設定されているため,この目標に間に合うようにすれば校内しめ切りには
間に合うということ。だから,意地でもその目標には間に合わせなければならない。
がんばれ自分。
教室に置いているPCの調子が悪い。というか使えない状態。そのため,代替用として
中古のタブレットPCを使っている。教室での作業用途としてはこれで十分。
ということは大きな場所を取るデスクトップPCとPCデスクはほぼ不要になる。
とりあえず2学期末をめどにこれらを撤去しようと思う。
そうすれば教室内がもっと広く使えるだろう。ただ,机の上にタブレットPCを置くと,
その面積分だけはデッドスペースになる。理想は超小型デスクトップとモニターアームで
机上が広く使えるようにしたい。第一候補はAcerのAspireREVOシリーズなのだが,
教室での作業内容を考えるといささかもったいない。
今のタブレットをデスクトップに見立てて,ディスプレーとキーボードを外付けにする
方法も考えてみたい。
今日は参観日だった。人権参観日ということもあり,今まで取り組んできた総合の
発表はお預け。またビデオに撮って学年末にでも公開しよう。
人権の授業には「ありがとうの気持ちを見つけよう,伝えよう」と題して授業を行った。
給食の先生や校務員さんの仕事の内容がすべて見えているかを子どもたちに
問いかけてみた。子どもたちにとってなじみやすい内容だったためか,反応は上々。
子どもたちが知っている仕事内容に付け加えて事前に取材した内容を知らせる。
知っているようで知らなかった給食や校務員の先生方の働きに驚きと感謝の心を
見つけたようだ。取り組んで良かったと思う。
明日の参観日に向けて,今日は掲示物の掲示を行った。
若い同僚の先生たちが通りかかって掲示物を見て「よく調べてあるなあ」,
とか,「腕を上げたなあ」など,嬉しい感想をいただいた。
この課題は担任している学年の子どもたちにはやや重いかのように思えたが,
見事にみんなやり遂げていた。すばらしい。また,対象が家族の仕事を中心に
取材しているため,家族への尊敬が込められているすばらしいものだと思う。
参観した保護者の方にも子どもたちのがんばりが伝わればいいなと思っている。
今日は朝から通院。指示されていた自己血糖があまり測れていなかったので反省。
もう少し様子を見ましょうと主治医の先生。心配していた血糖の平均値は
それほど上がっていない。しかし,もっと下がってもいいはずなのにとも言われた。
まだ断定はできないものの夜の間の血糖が高いと推測されるので気をつけるとすれば
そこだとも言われた。帰宅してメール関係の処理。うまく送れない理由はsoftbankの
SMSとMMSの違いだった。メールの件は結局夕方に解決したのだが,その件について
先方の方と話している途中で,突然圏外になり,それからずっと復帰しなかった。
こんなことは初めて。仕方ないので次の予定へ。場所を変えると圏外問題は解消された。
基地局の問題だったのだろうか,それとも…?
次の予定は仏教徒大会の反省会。天野こうゆうさんからうたかたりのカレンダーを
いただいていたので,出席された方々に配布。喜んでいただけた。
その後,県総合教育センターに移動。勉強会に参加。といっても今回の参加は
自分一人だけ。考えてみれば贅沢な勉強会だ。指導主事の先生を独り占め
できるのだから。勉強会の内容は,情報教育的な視点を教科学習に生かすには
どのような場面が適当かを考える作業。教科に入り込んでしまうと情報教育としての
ジャンルは成立しなくなる。しかし,教科に入り込んで成果を発揮しないと
情報教育はただのICT活用教育と情報モラル指導に留まるのではないかという危惧
から発想されている。しかし,ずっと長いスパンで見たときには,情報教育が
今のようなあり方として残っているかどうかは疑問。だから,今現在として
こうした立ち位置を模索するのは,情報教育的には正しいのではないかと思っている。
そんな話を1時間半できたので,自分にとってはものすごい収穫。
濃い一日だったが,それなりの手応えがあった。
子どもを伸ばしたいと思うとき,高めのハードルを用意してやる必要があると思う。
ハードルの高さは少しがんばれば跳べる程度。といってもこれが難しい。
昨日の英語活動のように,こちらが少し高めだと思っていても子どもによっては
ハードルが高すぎたりする。逆にそこだけ見ていると,余裕のある子どもには
歯ごたえがなさ過ぎたりする。
しかし,全体として高めていくときには,思い切って行動してみるしかない。
その後結果を見て,次の手を考える。完璧などないのかもしれない。
ただ,よりレベルの高いところを目指す子どもにしたい。そのための方法を
たくさん用意しておきたいものだ。
今日は自分の担任する学級での英語活動の授業公開。
最初の導入は比較的うまく行ったと思うのだが,展開にかけて,少し3年生には
負担が大きかったと反省。楽しんで活動できたとは思うが,やはり実態を考慮した
授業設計をしていかないといけないと思った。
その後の反省では,自作のフラッシュ教材が良かったという評価を頂いた。
また,もっとリズムに乗って指導すべきなどの指摘があった。今後の指導に
生かしていきたいと思う。
今日は英語活動の校内研修。校外からもお一人,参観にいらっしゃった。感謝。
子どもたちは去年担任した子どもたち。参観者がいるせいか,緊張している様子。
担任の先生も苦戦していらっしゃった。ただ,英語活動なので,緊張がほぐれるような
活動を入れていったも良かったのではないかと思う。後半の活動では緊張が取れてきて
いい動きをし始めた。やはりこれが本来の姿だと思う。
英語活動というのは担任のカラーというか,学級経営の方針や状態を映す鏡ではないか
という気さえしてくる。自分はこれからなので,そのあたりを心して授業に臨みたい。
午前中に,自分が担任する学級で調べ学習の発表をやっていて,校長先生に
見に来ていただくようお願いした。お忙しい中発表の大半を見て下さり,子どもたちを
しっかりと褒めて下さった。その後の子どもたちの様子が違うことといったらなかった。
今まであまり褒めることをしていなかったことの裏返しだと思った。
自分の学級経営のくぼみの部分。授業まではもう1週間ある。挽回しておきたいと思う。
今日は法事を2件済ませた後,3時から県総合教育センターで行われる勉強会に
行ってきた。先日東京に行ったときに,誘って下さった指導主事の先生が,
勉強会をやってるんだけど,来ない?と気軽に誘ってくれたので,気軽に行ってみた。
すると,岡山県の県の情報教育を引っ張ってこられた重鎮の先生がいらっしゃった。
今回は中心となる先生が欠席されて,ごく少数での勉強会となった。
おかげで,かなり濃い話を聞くことができた。これからの情報教育の立ち位置について
強烈な問題提起をされた。自分も流れを追いかけているつもりだったが,
引っ張っていく立場の人はもっと違う次元でものを考えていらっしゃることがわかった。
ただ,考え方は非常に柔軟で,なるほど,そういう視点もあったのかと,
貴重な勉強をさせていただいた。できる限りこの勉強会にも参加させて
いただこうと思っている。
となりの学校で英語活動の研究発表会があった。来春からの新学習指導要領で
完全実施になることを受け,大勢の参加者が集まった。授業公開は5年生と6年生。
参観位置の都合で6年生しか見ることはできなかったが,5年生も盛り上がったようだ。
6年生の授業はかなり高度なものだった。子どもたちが困る場面も見られたが,
1週間に一度でこれだけ高度なことができるということの方がむしろ驚きだ。
やはり入念な素地づくりというか,この授業が成立するよう子どもたちに要求している。
ここ数年間取り組んできた成果が授業になって表れていた。
こうした努力は研究協議や指導講評,講演でも指摘されていた。
特に,講演での菅正隆先生の講演では全国で五本の指に入る授業と評された。
また菅先生の講演の中で印象的だったのが,日本人の英語に対して持っている
認識の間違いについて。受験英語で育ってきた自分たちにとって,耳の痛いところだが,
完璧でなくとも,自分の思いを伝えようとする子どもたちにしてほしいという
メッセージは痛いほど伝わってきた。自分も方法こそ違えど,自分の思いを
伝えることのできる子どもを目指しているだけに,ここは間違ってないと
自分の今までを振り返ることができた。
月曜日は自分の英語活動の指導案検討。さて,学んだことをうまく入れ込めるだろうか。
今日はフリー参観日といって,いわゆる学校公開日。
朝の会から帰りの会まで一日中,いつ参観していただいてもいい日。
だが,こうしたときが子どもの実力を見ていただける良い機会だと思う。
懇談では授業中の様子はもちろん,休み時間や給食時間,掃除時間なども
見てほしいとお願いしていた。
子どもたちに普段要求しているのは,決まったことなら素早く,手際よく
終わらせようということ。給食の配膳や連絡帳を書く作業などは速く,正確に
できる方がよい。そうしたことを半年要求し続けると,結構力がつく。
そうしたところを見ていただけるといいと思っている。
また,授業中にかなり厳しく子どもを叱ったが,その後,保護者の方から
安心したという感想をいただいた。不適切な行為に毅然とした対応をすることも
時には必要なのだということの証か。ただ,できればそんなところは見せたくない
というのが本音。でもありのまま,そのままを見ていただくことを意識していたので,
まあ,それもありかな,とは思っている。
金曜日は総合教育センターへ出張,今日の午前中も津山へ出張としばらく教室を
空けていた。4校時目には間に合ったので,教室に行ってみた。
子どもたちの笑顔がうれしい。「あっ!先生来たよ!久しぶり!」
ただそれだけのやりとりがうれしい。
教室が子どもにとって居心地のいい場所になっていればいいと思う。
岡山県総合教育センターの指導主事の先生に紹介され,上記のセミナーに参加した。
このセミナーは,東京学芸大学と電通の産学連携のプロジェクト。
子どもたちに「伝える力」をつけるための試みとしてここ数年間プロジェクトが
進んでいるようだった。今回のセミナーは教員向けに実際にプログラムを
体験してもらうという仕組み。自分たちは子ども役となって,メインの先生の
模擬授業を体験していく。CMの仕組みや流れを理解した上で,実際に自分たちで
キャッチコピーを作り,CMとして構成していく。実際に電通のCMづくりをしている
社員の方もCMづくりにアドバイスをくださった。やはりコンセプトづくりが
とても大事だということを教えてくださった。そのためにいかに苦労して
商品のイメージを作るかということが体験的に理解できた。
また,もう一つ驚いたのが,参加者のモチベーション。自分の組は,
自分以外は皆さん若くてやる気のある女性の先生方だったが,きちんと
方向性を持っていらっしゃる。自分も見習わなければと思った。
そうした意味でもわざわざ東京まで来てよかったと思う。
休んでいる間,校長先生に国語の授業に入ってもらっていた。校長先生が
教諭時代に国語を勉強しておられたのを知っていたからだ。
休み明けの今日,校長先生から「国語の授業,もう1時間だけやらせてくれない?」
断る理由などない。二つ返事でお願いした。もちろん自分も入らせてもらい,
授業を見ていた。すぐに気がついた。面談の時に自分がよく発言する子どもとの
やりとりに陥ると言ったことを踏まえてか,今までわかったことを確認するときには,
必ず挙手を要求していた。自分はそこがおざなりになっていたように思う。
どの子も参加できる授業をするためにはこうした日常が必要なのだと改めて
思い知らされた。校長先生は自分にこうしたことに気づきなさいよ,と
教えて下さったのだと思う。40にもなると一応中堅どころの役割は任される。
その反面,なかなか基本的なところは指摘されなくなる。それは,ある程度経験を
積んでくると基本的なことを指摘することをためらうような空気があるからだ。
これは勤務校がそうということではなく,どこも似たような状況があるのでは
ないだろうか。校長先生はそうしたところに配慮して教えて下さったのかもしれない。
ありがたいことだと思う。日常になってしまい気づかなかったところにも
授業改善のヒントは隠れていると思う。
今日は全く違う研究授業2本に研究担当として関わった。
一つは校内研修。もう一つも校内研修会として行うのだが,校内に授業改革協力員の
先生がいらっしゃるので,外部にも呼びかけての研究会。
一つ目の授業は,勤務校の校内研究のテーマである,英語活動での授業公開。
ALTとのかかわりが肝となる授業公開。担任主導でうまく進められていた。
2つめの授業は算数。習熟度別に分かれての授業。子どもたちの思考の流れに
そった支援の仕方について考えさせられた。後の研究協議でもやはりそこが
キーワードになった。導入時点での課題のつかませ方,子どもの考えがの取り上げ方,
押さえ方など,こうした基礎的だが大切な技術の積み上げが必要だと改めて思った。
先日酪農体験と社会科見学のまとめを終えた。子どもたちの発表をビデオに撮り,
それを見せると,「誰に話しているのか」「どんなことを伝えるべきなのか」
ということが子どもたちに見えてきた。そこで,酪農体験をベースに地域の産業や
酪農の各分野へ子どもの意識を向けていった。今その記事を書くための下調べを
しているところ。今まではみんな同じ体験をした中から記事を書くので,
記事を書くこと自体は体験を書くだけなので困らなかったが,今度は見学の内容をもとに
書くことはできない。記事を書くために必要なことを自ら質問したり,
取材しなければならない。とはいえ,子どもたちの両親や友達の両親に協力を
求めればいいので,ハードルはある程度下げてある。この体験が情報活用能力の
向上に役立てばいいと思い,実践している。
野中信行先生や佐藤正寿先生のblogで紹介されている,上越教育大学大学院の
赤坂真二先生が津山に来られるというので,申し込んで聞きに行かせていただいた。
先生のご著書は今までに4冊くらい読ませていただいているが,どれもとても実践的で
わかりやすかった。学級経営に悩む若手の先生にも紹介してみると,とても役に立ったと
評判だった。現場で19年間実践を積まれ,大学に入られたということで,
どんなお話が聞けるか,とても楽しみだった。最初に姿をお見かけしたときには
参加者の先生が来られたと思うくらい,若々しい感じで,実際のお話も
ノリのいい小学校の先生そのもの。やはりこうした人間性がすばらしい実践の
原動力となっていることは間違いないと思った。だが,さすがに大学から
声がかかるほどの先生だと思ったのは,きちんとその行動の裏付けがなされていること。
しっかり笑わせて下さるのだが,その合間にうーん,なるほどとうならされる。
先生の主張されている「勇気づけの学級づくり」 自分も目指してみたいと思う。
子どもたちに今,プレッシャーを与えている。しめ切りを設定し,それを守らせる。
具体的には,調べ学習のまとめをさせているのだが,発表日に間に合わない
グループがあった。時間は十分にあったのだが,作業の段取りや振り分けに問題が
あったのだろう。それを自覚し,そうならないように計画を立てて,実行して
ほしいと思っている。もちろん自分にも耳の痛い話。まずは自分ができるように
しないといけない。努力を続けたい。
来年1月末を予定して行われる高知県の学校との交流会に向けての打ち合わせ
会議があった。一つ難しいのは,こちらが予定した日程では向こうが来られない
ということがわかり,その善後策を協議した。難しいことではあるが,
交流という性格上,来られる日にあわせていくしかない。
なるべく早く日程を決めて,次の準備を進めたい。
1学期から保護者の方が総合で「酪農体験にぜひやってきてほしい」との依頼があった。
地域の良さを知るためにもとても良いことだと思っていたので,二つ返事で了解した。
しかし,口蹄疫の影響で気軽に牛に触れあうことができにくくなり,しばらく
保留をしていた。このたび,そうした制限もなくなり,いよいよ体験の運びとなった。
自宅で酪農をしている家の子どもはやはり動きがいい。きびきびと動く。
それにつられて他の子どもも動き出す。牛の体温や舌の感覚などを生で体験
させてもらい,さらには一人ずつ乳搾りの体験までさせてもらった。
なかなかできない体験だが,子どもたちは喜んで参加していた。最後には
ジャージー牛のミルクを使ったアイスクリーム作り。材料を丸い容器に入れて,
さらにその外側に丸い大きな容器があり,その間に氷と塩を入れて転がすというもの。
子どもたちが一生懸命転がして見事にアイスクリームのできあがり。
子どもたちは喜んで食べていた。もちろんこれはただ体験で終わらせるつもりはなく,
調べる,まとめる,伝えるのプロセスを体験させ,情報活用能力を育てるための
きっかけにさせていただこうと思っている。今後の展開をしっかり組んで,
子どもたちを鍛えていこうと思う。
今日は県総合教育センターの指導主事の先生をお招きして授業を見ていただいた。
国語科ではない,というのが自分にとってかなり負担を楽にしてくれた。
普段の授業を見ていただいて,足りないところを教えていただくという気持ちで
いられたので,リラックスして授業をすることができた。参観者の反応は
おおむね好意的ではなかったかと思う。指導主事の先生の指導講評でも
自分の発言のこの部分が子どもが安心できるといった観点で話をして下さったので,
とてもありがたかった。また同時にやって良かったという気持ちになることができた。
研究協議終了後の話で「本当にいい授業というのは,特別支援の観点からも,
情報教育の観点からも,実に理にかなっている。」というお話を伺い,
まさにその通りだと思った。今日は収穫の多い一日だったと思う。
自分の学級では恒例になっている長期休業明けの漢字テスト。
ここ数年,明らかに2極化して来つつある。できる子は,できている。
苦手な子は,かなり定着に時間がかかる。というか,その努力につながらない。
おおいに生活習慣との関連が見られる。忘れ物が多い子,集中力が続かない子は
やはり得点が伸びない。元々の能力とは別に生活習慣としての学習の習慣によるものと
考えられる。特に漢字の場合,思考力が関係しないわけではないが,やはり,こまめに
活用しようとする態度や姿勢が強く作用するのではないかと思っている。
また,今の自分の国語のスタイルでは様々な使い方をゆっくりと指導することは
本当に難しい。だからこそ,家庭学習や読書量に負うところが大きいのだが,
その部分が生活習慣と密接に関連しているため,生活習慣の改善を訴えるという
方法論になる。知恵と工夫だけでは自ずと限界がある。やはりもっと伝えて
いかなければならないのではないかと思っている。
2学期のスタートをうまく切るために少し子どもたちにプレッシャーを与えている。
子どもたちはとても穏やかなよい子どもたちばかりだが,少し取りかかりがゆっくり。
この部分をしっかり鍛えて,能率的,効率的に動けるようにしたい。
しっかりステップを組んでこの2学期で伸ばせるようがんばりたい。
今日から2学期がスタートした。担任している子どもたちは全員揃って始業式を迎えた。
他の先生方もよく言われることだが,なんだか1学期の頃よりも大きくなって見える。
おそらく見えるだけではなく,本当なのだろう。40日以上会っていないわけだから。
ともあれ,忙しい日々が始まる。なるべく後回しにしないようにしたいものだ。
例年と違うのは2学期に運動会がないこと。運動会改築のためやむを得ない
措置だったのだが,この暑さが続くことを考えると,早く終わっていて正解かもしれない。
それに代わる目標を用意して子どもたちを伸ばしていきたい。
今日は校内研。夏休み中に研修したことを5分でまとめて話してもらった。
それぞれの研修内容がコンパクトに聞けて良かった。だがその後の研修で時間が
オーバーし,やはりねらいを持った研修の必要性を痛感。忙しい時期だからこそ
時間厳守にはこだわりたい。
研修終了後,やっと教室の準備。宿題が早くできた子には早めに持ってくるように
言ってあったので,自由研究を廊下に貼り出した。なかなか力作揃い。
「見る人にわかりやすく」をしっかり守っている。
こうした取り組みを大切にしていきたいものだ。
激しい夕立の影響であちこちで交通止めがあったが,午後8時前になって
すべて解除。その放送を聞いてから帰宅。
今日は出勤。自分が担当する校内研もある。
時間通りに進めたかったのだが,都合で自分の時間を減らさざるを得なかった。
先生方の活動の時間を減らして,研修の体を何とかなした。
ただ,これは自分が受講しているICT活用授業研修講座にレポートを出すための
材料をそろえることができなかった。また先生方に協力してもらって模擬授業を
してもらおうと思う。
午後は一年ぶりに使用するランチルーム稼働のための作業。
今日は津黒生きものふれあいの里で学級PTAがあった。役員さんががんばってくれた
おかげで自分はあまりすることがなかった。
内容は竹パン作り,自然観察,バーベキュー。
バーベキューも津黒の自然の中で食べるので,おいしさもひときわだった。
子どもたちも久しぶりの友だちとの再会を喜んでいるようで,皆賑やかだった。
夏休みですっかり充電できた子と宿題が残っていて余裕のなさそうな子と色々だった。
いずれにせよ元気な顔が見られてよかった。
今日も出勤。ほとんどの先生方が休みを取っており,静かな職員室だった。
自分がやろうと思う仕事を,ゆったり,マイペースで進めることができた。
学期中には,こんなことはまずあり得ない。時間に追いまくられるからだ。
午前中で仕事を終えて,休みを取って本屋を散策したり,ゆったり喫茶店で
コーヒーを飲んだりした。ちょっと贅沢な気もするが,こんな時間もあっていい。
自分へのご褒美。ゆったりと使わせてもらおう。
今日は朝6時30分から勤務校の奉仕作業。通勤に約50分かかるものとしては,
早出はつらい。元々早めに起きるようにしているのだが,お勤めやら,このblog書きやら,
朝は割と忙しい。だから,早出になると,その時間を前倒ししなければならないので,
さらにつらくなる。だが,今日作業をして,キャベツ栽培をしておられる農家の
保護者の方にお話を伺うと,なんと2時台に起きて3時には作業開始だそうだ。
自分がしんどいだなんて言っていられない。
その後,勤務時間はゆったりと仕事ができた。遠足の計画も決まり,落ち着いた。
やはり,こうした余裕のある時間にどれだけ忙しいときの先取りをしているかが
忙しい時期を乗り切るすべなのだと実感。
今日は朝から表題の会が開催され,自分もミニ講座を一つ受け持たせていただいた。
実物投影機の実践報告のような形で発表した。限られた時間に納めることはできたが,
やはり言い漏らしていることもあり,内容の精選は必要だと感じた。
メイン講師は津山の影山知美先生。メディつきと情報モラルの違いを切り口鮮やかに
説明して下さった。さすがだと思った。
午後は市主催の講演会。学校評価について。
講演会終了後に先輩の先生のお宅へPCサポート。GoogleやYahooの検索窓に
文字入力できないというトラブル。どうも,スパイウエアが原因らしい。
結局IEの再インストールが必要ということで,とりあえず対処。ただ,
マシンが古く,重くなっているので,言葉で言うほど簡単にいかない。
結局1台は預かりということにして約3時間のお邪魔。さすがに疲れた。
約二週間ぶりの出勤。今日は明日の市の情報教育部会の研修研修資料作成と
前から気になっていた児童名簿のデータベース化を行った。勤務校はバス通学が多く,
行事などでもバスを頻繁に使い,行事終了後に子どもたちを家の近くで
下ろすことが多い。そうなると,誰がどのあたりで降りるかということを
きちんと把握しておかなければいけないのだが,今まで手作業でされていたことが
多かったので,この際汎用的に使えるデータベースにしておけば,使いたいときに
うまく変形させて使えるのでやってみた。家庭数やバスの方向,地区名,学年で
フィルターがかけられるようにしてある。また兄弟関係もわかるようにしてあるので,
うまく使えばかなりの省力化になると思う。なかなか授業があるときには
できないことなので,こうしたことを夏休み中にしっかりやっておきたいと思う。
個人懇談も最終日。多くの保護者の方の思いを受け止めるように話したつもりだが,
材料不足で話がループしてしまうこともあったので反省。話の柱は立てているのだが,
そんなときはもっと保護者の方の思いを引き出すようなこちらの手立てが必要だ。
教員をやっている以上やはり持っておきたい技術だと思う。
反省を生かして次につなげたい。
今日から本格的な懇談の始まり。今日は日程的にタイトで,時間超過は許されない。
その中でいかに密度の濃い話にしていくか。自分なりにはがんばったつもり。
保護者の方が,話して良かったと思えるような雰囲気作りに努めた。
また,家庭で見せる姿と学校での姿が違う子どもたちの様子も聞けて良かった。
これもいい悪いでなく,子どもたちにとっての公私の区別だったりonかoffかの違い
なのだと思う。ここで得たこと,感じたことをしっかり2学期に生かしたいと思う。
今日から懇談が始まった。保護者の思いを存分に話していただくことを心がける。
やはり信頼関係を築かないと,思いを話していただくことはできないと思っている。
また,今回話したりなくても次に話せばよいと思っていただければそれもありだと思う。
まずは受け止めること。そしてこちらも芯を持って発言すること。
今日は自分が少し出過ぎたかなと反省。だが,取り戻せないことではないと思っている。
修復できない関係はないと思って取り組んでいる。反省は必ず次へ生かしていきたい。
交流会2日目は魚のえさやり体験とクルージング。相手校の学区では漁業関係者が多く,
養殖漁業に関わっている人が多い。普段仕事で使う船に乗せてもらって
沖にあるいけすまで行き,カンパチと鯛にえさをやった。そこでお話を伺うと,
鯛とカンパチではえさをはじめとして育て方が全く違うそうだ。カンパチには
小魚を船の上でミンチ状にしてそれをいけすの中にどんどん入れていく。
鯛はペレット状のえさをやっている。えさが違うから使う船も違うので,
それぞれに違った技術や道具が必要なのだそうだ。やはりその道で飯を食うことは
並大抵のことではないと思った。
えさやりの後,お土産にしてくれる鯛を子どもたちに釣らせてもらった。
これはインパクトが大きい30cmはあろうかという鯛を釣り上げるのは、
なかなかできない体験だ。つりをしたことがある子も,無い子もその手応えに
驚いている様子だった。また,それが子どもたちの各家庭にお土産として
配られるのだから驚きだ。
その後港に戻って,国土交通省の船に乗せてもらってクルージング。
船の中で防波堤の役割やその作り方などについて説明を受ける。
太平洋に面しているため,津波などの被害を減らすためにいろいろな
工夫と努力がなされていることがわかった。
こうした内容の濃い活動を計画してくれたことに感謝。
冬はこちらがおもてなしをする番。保護者といいおもてなしをしようと話し合った。
今日、明日にかけて高知県の学校との交流会。この交流会も9回目となる。
自分が赴任してきて3年目。毎年来させてもらっている。1日目の内容は,
ドラゴンカヌーとシーカヤック体験。どちらも子どもたちにとっては初めての
体験だったが,最初はおそるおそるやっていた子がすぐに上手になった。
やはりそこには体験の魅力があるからだろう。気温は高いが,水面付近には風が吹き,
とても涼しかった。だから子どもたちも喜んでカヌーやカヤックを楽しんでいた。
その後,夕食交流会。それぞれの学校の子どもと保護者が交流を深める。
何とか酔いつぶれることなく1日目を終わることができた。
昨日のツーリングの疲れはあるものの,朝から出勤。水泳指導をして,
午後は明日から始まる高知県との学校との交流の準備作業。
学期末が忙しく,準備の一部が今日にずれ込んでしまった。
まあ,なってしまったものは仕方がない。明日からの交流会に抜かりの無いようにしたい。
勤務校が耐震診断により大規模な補強が必要と判断された。その結果,建て替えが
妥当という結論になったことを行政側から説明を受けた。
中学校も同様に建て替えの方向で進むという。保護者からはいろんな意見が出された。
やはり子どもを学校に預けるということは重大なことなのだということを思い知らされた。
校舎が建て変わるまでの間,子どもが安全に生活できるよう,普段からの備えを
できる限りしておきたいと思う。同時に行政としての対策もお願いしていきたいと思う。
キャンプ2日目は午前中のみの日程。だが,朝食づくり,片づけ,テント撤収など
盛りだくさんの内容。子どもでできない部分は当然教員がすることになる。
テント撤収は子どもたちが帰った後,炎天下の中行った。さすがに暑かった。
今年は例年より人数も多く,日程などはもう少し改善の余地があると思った。
今日は学校行事のキャンプ初日。担任している学年ではないのでお手伝いが中心。
子どもたちは慣れない作業にとまどいながらもカレー作りをがんばった。
今年は家庭科を経験していない4年生も参加のため,いろいろと珍プレーも見られたが,
それも良い経験か。夜は涼しく,快適な環境の中でキャンプファイヤーができた。
2日間の臨時休校もあり,慌ただしく終業式の一日は終わった。
反省材料は,学習の遅れと,理科社会のねらいを絞りきれなかったこと。
進度をスピードアップさせようと思っても子どもの理解を置いてけぼりにはできない。
だから,2学期はうまい予習のさせ方を考えたいと思う。といっても読みの地力を
つけていく以外には今のところ見つからない。子どもたちによっては教科書レベルの
文章に苦労している現状がある。それを考えるとどうしても教科書をすらすら読めて
文意を大まかにでも理解できるようにさせておく必要がある。それを今度の
懇談でお願いしようと思う。それができれば理科社会のねらいの問題も解決すると思う。
今日も雨により休校になってしまった。この時期に2日休校はつらい。
近隣の学校も皆同様なので,どこも予定が狂ってしまったことだろう。
今日は各家庭に電話連絡。子どもたちも退屈そうだったが仕方がない。
そして午後からは空いた時間を利用して校内研修。自分も予定していなかったが,
担当からOKが出たので,実施。内容はいいものができたと思うが,やはり研修を入れた
ことで,後の学級事務に影響が出た先生もいらっしゃったようだ。自分もその一人。
宿題や連絡物の印刷が一気に重なってしまったため,かなり待ち時間が発生することに。
やはり校内研修は計画的に行った方がよい。
勤務時間終了後はお世話になっている先生のお宅にお邪魔してPCセットアップ。
朝から警報が発令され,学校からのメール配信。休校…
通知表があと少しになっていたので,時間的には余裕ができたが,進めておきたい
授業や様々な指導は後回しになってしまった。困った。
通知表も勤務時間終了後に提出となってしまった。大反省。
佐藤正寿先生のblogにこんな
記事があった。早めに評定を出すコツや,
所見文のネタを見つけ出す工夫が書かれていた。
すぐに文章が思いつく子はいいが,そうでない子もいる。その子の良い点を
しっかり見つけるためにはこうした普段からの努力が必要だ。
昼間は授業,放課後から通知表を含む学期末事務に追われる日々。わかりきった
ことなのだが,なかなか予定通りに物事を進められない。自分の弱いところ。
結局締め切りが近づくと迷っていた部分も切羽詰まって判断する。だったら
最初からその基準で決めていけばいいのに,自分の性格が邪魔をする。
「後もう少しテストをしてから」「あと体育の評定をもう一度見直したい」
だったら最初からしておけばいいのだ。それができない弱い自分。
そんな自己嫌悪の中,学期末を迎え,長期休業ですっかりリフレッシュしてしまう。
だから反省が生きない。伸びない人間の典型的なパターン。
それでも生きている。だからちょっとは反省しよう。
学期末になって成績を処理しているときに気づいてしまうことがある。
「この子はここがわからなかったからつまずいていたのか」
「発表できなかったのはそもそも聞かれていることが理解できなかったからなのか」
など。
もっと早く気づいてやれば授業に参加できたのにと思う。
教師としてもっと支援の方法を考えていかなければ。
ただ,思うことがある。
保護者からの訴えで「○○がわかっていないようです。どうしたらいいでしょうか。」
我々教師に何とかしてほしいというサイン。どうしたらよいかわからないので
まずは尋ねるというのは正しい。そこから一緒に考えていただく姿勢を持って
もらえるとありがたい。言われていることがわからない子の場合,言葉で
とらえる経験がまだ不足しているように思う。これは,日常生活の経験を子どもたちに
たくさん積ませて,たくさん考えさせ,たくさん話してみさせる。
昔と違うのは,言葉によるコミュニケーションが今より豊富だったのではないか
と思っている。学校から帰っても近所に友達がいて,日が暮れるまで遊んでいる。
そのため,子どもたちは活発に言葉でやりとりをする。もちろん遊ぶため。
それが今では決定的に不足しているのではないか。
親の都合などでほかの友達と遊ぶより,家でテレビやゲームで時間を過ごしている。
そんな状況を少しでも改善するために,せめて子どもと話してほしいと願う。
また,本を与えて目で言葉を追う訓練ができる環境を用意してあげてほしい。
自分の反省は,そのことを保護者にあまり伝えていなかったこと。
また,その事実をもとに子どもを見ていなかったこと。これは2学期からは
もっと意識して取り組まなければならないと思っている。
1学期も残すところあとわずかとなった。通知表の作成に取りかからなければ
ならないのだが,雑務に飲み込まれている。土日もそれほどできそうにないのに,
時間だけが過ぎていく。このまずいサイクルをまずは断ち切らなければ。
元々相当なスロースターターな性質なため,締め切り時期が近づくと焦るばかりで
何も進まなくなる。進歩していないなあ。
昨日は隣の学校の英語活動の授業参観。子どもたちがしっかり活動に集中しており,
先生の工夫が随所に見られたいい授業だった。
今まで英語活動に対して持っていた,何となく触れたくない雰囲気は,
実践することでしか解消しないということを教えてくれた気がする。
後の研究協議では,やはりただの繰り返しではなく,きちんと必要感のある
活動にデザインしたかったということだった。それは見事に実現されていた。
また,その結果積み重ねはできていて,子どもに力はついているのだが,
教科のように必ず身につけさせるということを主なねらいにするのでなく,
あくまでコミュニケーションをして相手に伝わったということを目指そうということも
確認できた。ともすれば「うちの子どもたちは英語力がこんなにつきました」
とか「中学校に行ってうちの卒業生はほかの小学校の卒業生より平均点が高い」
といったことを研究の成果,取り組みの成果として挙げたくなる向きもあるだろうが,
そこを目指した瞬間に活動のおもしろさは失われてしまうのではないだろうか。
そんな話もできた。こうした自由な議論ができて充実した会だったと思う。
今日は参観日。1ヶ月のうちに2度参観日があるのも結構きついが,決まっているものは
仕方がない。今日は情報モラルの授業。家でのルール作りを啓発するねらい。
資料はエルネットの動画を利用した。子どもにもいいきっかけになってくれたらと思う。
保護者からの感想も,
「まだ早いと思っていたけれど,決してそんなことはないのですね」
と認識を新たにしてくださった様子。こうした地道な取り組みが,情報社会を生きぬく
子どもたちの指針になってくれることを願ってやまない。
表題の講座に参加してきた。今までの知識を再確認する意味と,研修の進め方を
学ぶことができた。岡山県で先進的な実践をされた先生方が指導主事として
指導して下さる。ありがたいことだ。
今回は4回シリーズの2回目。1回目は学校行事で参加できなかった。
残りの2回を大切に学んでいきたい。
朝の会で,人として恥ずかしくない行動をしようと話した。中学年にはストレートに
伝えることが有効だと思っている。高学年になると「そうはいっても…」という気持ちに
配慮することも大切だが,中学年ではとにかく正しいこと,人として恥ずかしくないことを
繰り返し指導することが大切だと思っている。今日,その効果が明らかに出た。
1時間目の終わりに,自分のしたことを正直に申し出た子がいた。
自分にとっても意外だったが,子どもの心に響いたことを素直に喜びたい。
まっすぐ育ってほしいと思う。
今日は校内研修だった。今年から外国語活動(英語活動)を取り扱うことになったので、
前回のおさらいを簡単にして、英語担当の先生からクラスルームイングリッシュの研修。
まずはこういうところから英語に対するハードルを下げたいと思う。今年は担任主導の
英語活動を目指す。背伸びをせず、しっかりと地固をする年だと思っている。
次はは座学。学習指導要領解説の留意事項から切り込んでみた。キーワードは
「楽しさ」「過度の負担のないように」「音声中心」を取り上げ、先生方に英語活動の
イメージを持ってもらうようにした。手応えはまずまず。「何かつかめてきた」など
うれしい言葉をいただいた。担当としては本当に励みになる。
自分の役割をきちんと果たせるようにがんばりたいと思う。
濃い一日だった。午前中は外部講師の方をお招きしてICT活用の基礎を教わった。
もちろん子どもたち対象。今まではあえてPCを触らせていなかったので,
とても子どもたちは新鮮そうだった。もちろんPCを触らせなくても情報教育は
やっているのだが。それが終わって,今度は校外で教員向けのICT活用研修会。
県総合教育センターの指導主事の先生方が来て説明して下さった。
よく知った指導主事の先生なので,ご挨拶させていただいた。
すると,早々から無茶ぶりをして下さり,見事に外した回答をしてしまった。(恥)
終わってからかかりつけ医のところへ通院。今回,薬が変わった。
変えて様子を見るのだそうだ。気をつけてはいるつもりなのだが,薬が変わると
やはり気にはなる。
今日は空き時間があったので,気分的にはすごく楽な日。
だが,途中で締め切りが近い仕事を思い出し,取りかかる。本当にやろうと思っていた
ことが後回しになってしまったが,それでも締め切りの近い仕事を優先しなければ。
やはり,もっと余裕を持たないといけないな。
という自分の勤務時間終了後は津山に行って真言青年会の会合。帰ったら夜十時前。
やれやれ。
今日は一日中参観できる学校公開日。まだ今の学年を担任して日が浅いので,
家庭訪問などでお会いした保護者の方以外の方はよくわからなかった。
それなりに緊張感をもって進める。良かったのは体育や総合など,普段なかなか
授業参観で公開しない授業も見てもらえたこと。保護者の方にとっても
良かったのではないかと思う。とりあえず1日が終了。1学期前半の忙しい行事も
これで一段落。学期末までそれほど時間があるわけではないので,がんばって
勉強を進めていこう。
今日は午後から中学校区の人権教育の集まり。担任する学年が入る部会に行き,
世話役を引き受けさせていただいた。去年は前任校の先輩の先生が引き受けて
下さったので,今回は自分がご恩返しもかねて登場。事業計画はスムーズに決まり,
その後のフリータイムの方がいつも話し合いが充実するので,今回もその方向で
後の時間をたっぷりとった。やはり,いろんな思いが出てきて,その課題について
レポートを書いてみようということになった。話の流れとしては自然だったと思う。
引き受けた以上,しっかりやりたいと思う。
市教委訪問に向けて,諸帳簿の整理がいろいろと行われている。
自分のような性格の人間は,こういうことでもないとなかなか取りかかれないので,
いい機会だとは思う。ただ,いつまで紙ベースの処理が続くのか。
今残しているほぼすべてのものがデジタル化できると思うのに。
一度記録したものをさらに清書用に転記するのはあまりに非生産的のような
気がしてならない。移行できる環境はそろっているのだから,できるものからでも
移行すべきだと思っている。ただでさえ忙しくなっている現場にいろんな報告文書等が
重なると,担任は子どもが帰ってからでないと仕事はできない。となると,
勤務時間を大幅に超えての残業を強いられる。家に帰ってへとへとになり,
また次の日学校に行っての繰り返し。やはり,大幅に簡素化すべき時期だと思うのだが。
子どもたちの状態はよい。学習に集中できる空気ができつつあり,これを維持したいもの。
やはり,学校生活の中で授業が中心になるということの現れだろう。
今まで,運動会の練習でなかなか落ち着いて取り組めなかったこともこれからは
できるようになる。学びがあり,楽しい授業を作っていきたいものだ。
今朝は所々運動場に水たまりが残っている状態。30分遅れでの開始が決まった。
自分も勤務校に6時30分過ぎに到着。持ってきた灯油バーナーでコース上を乾かすも,
水の量が多くて目に見えての効果は薄かった。ありがたかったのが,保護者の協力。
役員さんを中心として多くの方が運動場の吸水に出てくださった。
こうした善意に支えられて学校は動いているのだなあ,と実感。
運動会の方は午前中スムーズに進み,きちんと30分遅れで午前の部が終了した。
午後は種目によっては延長戦もあり,やや押し気味となったが,何とか通学バスに
間に合わせることができた。運動会終了後はまた保護者の協力で片付けを終えることが
できた。本当に感謝。
夕方は反省会。楽しく運動会の思い出を語る。
運動会は雨で中止。それどころか今日はやむはずの予定の雨がさらに一日
降り続き,前日準備さえできない状況。運動場の状態も昨日と同じ。
本当に明日できるんだろうか?でも明日できてくれないと予定があるのでまずい。
何とか明日できてほしいのだが。
ただ,放送係的には時間がなくてできなかった細かい詰めがだんだんできてきて,
送り出し用に使っているiTunesのプレイリストもより使いやすくすることができた。
さて,どうなるか。
一日中降り続いた雨により絶望的。勤務校の運動場は水はけの悪い部類に入るので,
今日水たまりがあちこちにできている状況では,開催は難しいだろう。
用事で保護者が学校に何人か来られたが,「明日はだめですねえ」といって帰られた。
たぶんそうなると思う。予定は予定通り行えるのが一番いいのだが。
困ったものだ。
教室用PCの転送モードがULTRADMA2になる問題は,BIOSのSetupDefaultを選択して
元に戻すことで解決した。原因はおそらく21日に書いたDドライブがご臨終の時に
エラーを頻発し,転送速度の足を引っ張ったのが原因だろう。子どもの表現を
iPhoneで撮影して見せようとしても,コマ落ちでしか再生されず,困っていたのだが,
これで何とか解決。
昨日から降り続いた雨の影響で,予定されていた運動会の予行が延期となった。
27日の運動会までに残された時間はあとわずか。係の子どもにも指導がしたいのだが。
放課後は1週間前にした草刈りの影響か,草負けがひどくなって皮膚科へ。
診察はすぐ終わって薬をもらって帰る。
今日はペア学年の先生が出張でおられないので,自分に指導を任された。
今まで,何とか指導できたのは,ビデオ素材のあるものを体育館の壁に投影して
それをもとに指導していた。今回は最初から完全に子どもたちに創作させたので,
当然ビデオ素材などはない。なので,音楽を指示通りに送り出す役と
子どもがざわついたりしているときに静かにさせる役に徹していた。
だが,一人ならば自分がせざるを得ないのでチャレンジしてみた。
前日に指導内容は打ち合わせをしていたので,自分のイメージ通りに進められた。
子どもたちも動きがよくなり,一安心。だんだんと形になってきた。
今週末に倉敷でフラッシュ型教材活用セミナーが開かれる。
すでにtwitterやblogで開催されることは知っていたが,なかなか予定が立たないので
申し込みを躊躇していた。そこに総合教育センターから笠岡市教委に転勤された
高橋先生からお誘いのメールが。背中を押していただいたような気持ちで申し込んだ。
今朝,勤務校の若手の先生方に22日はこのセミナーに行ってみない?と誘ってみた。
すると,
「先生,22日は運動会前の出校日ですよ。」
「あっ!!そうだった。」
言われるまで忘れていた。土曜日だから予定が開いていると思い込んでいた。
情けない。そして残念。tanaponさんにも久しぶりにお会いできると思っていたのに。
こうなったらまたの機会には必ず行けるようにしたい。
ここのところの雨でグラウンドが足跡などでぼこぼこと表面が荒れていた。
前任校で公共施設のグラウンドトラクターを借りて整備するといい感じになったので,
今回も借りられないか中学校に管理職の先生を通じて連絡してもらった。
行ってみると,グラウンドトラクターはなく,鉄の頑丈な枠のような形の道具があった。
中学校の先生によると,軽トラックにこの道具をつけて引っ張っているとのこと。
よければ土曜日にでもやっておいてあげるよとのこと。あまりに申し訳ないので,
学校で相談しますと言って帰った。が,その1時間後くらいにはもうその先生が
道具を積んで持ってきて下さった。そして,30分ほどグラウンドを整備して
帰って行かれた。ものすごくいい状態になった。本当に感謝。
一つ勤務校にほしいと思ったのは言うまでもない。
帰りに電話をふと見ると着信ありと留守番電話にメッセージありの表示が。
メッセージを聞いてみると,2年前に担任した子の保護者から。今は中1。
「家庭訪問が終わり,担任の先生から明るくやっていると聞きました。
先生には大変お世話になり,ありがとうございました。」という内容。
担任しているときからいろいろとお話をさせていただき,すごく信頼して
任せて下さった保護者の方。こうして様子を知らせて下さることはとてもありがたい。
着信の電話番号にかけてみた。他愛のない話だったが,担任冥利に尽きる瞬間だった。
そのときはどちらに向いているかわからなくても,こうして後からがんばりを
認めて下さる場合だってある。これからもがんばろう。
水曜日まで連休だったため,短い1週間だった。連休の疲れが出ている子もちらほら…
5月になり,子どもとの距離感もだんだん近くなってきて,子どもたちもこちらの意図を
くみ取れる子どもも出てきた。今,課題として取り組んでいるのは,指示待ちからの脱却。
子どもたち自身がやっていいと思っているようなことも,自分の許可がないと進んでない。
自信がないのだろうが,「まずやってみる」という気持ちの構えや自分の良心に照らして
よいと思うことなら誰の許可や後押しがなくてもやればよいことを随時指導していきたい。
それはとりもなおさず,子どもたちの自立につながると思うから。さらにそれは自分の
究極的な目標である,関わった人々が一生涯にわたって幸せに生きることにつながる。
子どもたちが生きてくいうえで別に自分のことを思い出さなくてもいい。
でも,生き方として少しでも身についていてくれればうれしい。
連休明けの今日,子どもたちは元気に登校してきた。もしかすると自分の方が
休みボケだったかもしれない。これから本格的に行事等が動き出すので,
子どもたちをしっかり鍛えてきたいと思っている。
放課後はPC関連の作業。一つ目はアカウントが昨年度途中で変わったため,
取り出せなくなっていたデータの救出。手こずってしまったので,業者に電話して
方法を教えてもらい解決。また,教室用PCのDドライブがクラッシュしたので,
データ救出。といってもスキャンに時間がかかるのでとりあえず作業を開始させる。
ほとんどのデータは二重化しているものなのでそれほど気にしていないが,
マイドキュメントにあったもので二重化していないものをできるだけ救出したい。
フリーでも結構いい仕事をするソフトがあったので自分の備忘録として書いておく。
トキワ個別教育研究所のDataRecoveryというソフト。フォルダ名は消えているようだが,
個別のファイルはいろいろ見つけてくれた。フリーソフトなので高望みはできないが,
それでもなるべく元の状態に戻したいという場合にはいいと思う。
今日は春の遠足だった。すごくよく晴れていたので,カッパはいらないだろうと
用意をしなかった。のぼる途中は文字通り快晴で,半袖でも汗ばむほど。
頂上に登った頃から風が吹いてきて,なんだか白いものが!なんだこれは?
雪だと理解するのにそれほど時間はかからなかった。
寒い中でも子どもたちは元気。カッパを着て跳ね回っている。
帰る頃にはまた天気がよくなり,また暑いくらいになった。
山の天気は変わりやすいというが,本当に言葉通りの天気だった。
大きなトラブルもなく,無事行って帰れたことに感謝。
今日は校内研修日。今までと違い,若干準備不足気味。どうしても学級のことを
優先するあまり,なかなか準備が進められなかった。
メンバーが替わったので,新しい意見もいただいた。これは次回までの宿題。
皆さんが納得のいくような運営を心がけたい。
研修が終わって帰る間際に今年から総合教育センターの指導主事になられた
先生から電話。研修講座参加の案内だった。声をかけてくださることはとても有難いこと。
自分としては参加したい旨をお伝えした。また管理職に相談して許可をいただこうと思う。
夜は若手有志の飲み会。しっかりしゃべって楽しんだ。特に20代の若い先生方は
職場内でかなり遠慮もあるだろうと思う。こうした会で少し肩の力を抜いたり,
日頃思っていてもなかなかいえないことを出してくれたらと思う。
今日は交通教室の日。子どもたちの自転車の乗り方を確認した。
基本的な技能については問題ない。だが,確認となると普段していないためか,
なかなかできない。左右後方確認はきちんと定着するように指導したつもり。
いかんせん一日だけなので難しい面はあるが,子どもたちが安全に自転車に
乗れるようになれたらと思う。
夕方から津山で真言青年会の広報誌の編集会議。だんだんとメンバーが若返っていて,
まだ名前もよくわからない若いお坊さんもいらっしゃる。自分の分をわきまえて
つながりを持てたらと思う。
今日は今年度初めての参観日。子どもたちも自分も緊張気味。
3年生としては久しぶりなので,今までも子どもの発達段階に合わせるのに苦労したが,
参観日にあたって,大切に話してきたことの効果が現れてきているようだ。
みんな集中して取り組んだ。また,少しだけ指示にも間を置くことやゆっくり話す
といった工夫を入れたこともよかったかもしれない。
授業は無難に流れ,後の懇談もうまく流れたと思う。
続いてPTA総会。これも予定通り。その後PTA歓送迎会。遅くまで役員の方と飲む。
今日で家庭訪問が終了する。今年も例年通りどの家にも全く同じ質問から入った。
「おうちの方から見られてお子さんのよいところを私にアピールしてください」
ここ10年以上,同じスタイル。最初はどこかで聞いたので,自分オリジナルと
いうわけではないが,この質問からいろんなことがわかる。
まず,学校での様子と家での様子が同じか違うかがわかる。課題となるところは
たいてい一致するが,学校で見せない姿を保護者の方からお聞きすることがある。
だからこれを聞いておかないと,子どもの本当の様子を知らないまま,
長い間指導することになる。よいところを聞いておくことはとても指導の参考になる。
また,子どもの姿を話す保護者の姿を通して,子どもの教育に対する考え方,願い,
そして子どもへの思いを感じることができる。いろいろな話をするうち,
涙ぐまれることも少なくない。子どもに対する熱い思いを感じることで,
一人一人の大切な子どもという思いを担任である自分自身が新たにすることができる。
そうした意味で家庭訪問はとても重要な意味を持つと思う。
だが,明日は参観日。もう,待ったなし。年度末からの流れで,あまり
ゆっくりできていないせいか,まとまった休みがほしいと感じている。
疲れているんだろうな。
4日間ある家庭訪問の3日目。今日は一番お邪魔する軒数が少ないので,
時間にはかなり余裕があった。やはり後が詰まっている場合とそうでない場合は
気持ちの余裕がちがう。仕事もこんな風に余裕を持って済ませればゆとりも
生まれるんだろうなと思う。思うだけで実際は全くそうはならない。
学校に帰って現実に戻る。本当は早く帰れる日なのにPCサポートのため早く帰れない。
明後日には参観日があるのに準備が全くできず。困ったものだ。
新しく来られた校長先生に校内研究推進委員会にかける資料ができたので,
見ていただいた。英語担当の先生と話し合ったものを文書に起こしてみたのだが,
英語活動の校内研究ってどんなものなんだろう?と手探り状態なので,
まずは見ていただいて意見をもらうのが目的。
やはり,自分たちもはっきりしなかったところが気になるといわれた。
そのあたりを再修正して出すことに。やはり違う目で見てもらうことは大切だと感じた。
その後,いつもお世話になっている先生のお宅にお邪魔させていただく。
自分の年代に必要な仕事術を教えていただいた。やはり先輩に教えを請うことは大切だ。
今日は家庭訪問2日目。現任校3年目なので,地区もわかるようになり,
担任していない保護者の方にも名前くらいは覚えていただいているので,
必要以上に緊張することもなくなってきた。それでも,驚くようなこともある。
現任校3年目にして,中学校の先輩がいることに今日気がついた。というか,
言われるまでわからなかった。家庭訪問で話が終わって,そろそろ失礼しますと言って
帰ろうとした頃「ご立派になられて」といわれ,何のことかわからなかったので,
「腹のことですか?」とボケとも本気ともつかないような答え方をしてしまった。
「覚えてない?」ますますわからなかった。話を聞いてようやく思い出した。
頭の中で全くつながっていなかった。まさかここにいらっしゃるとは思ってなかった。
でも,確かにその頃の面影はある。担任ではなかったけれど,何度も保護者として
顔を合わせているのに,全く気づかなかった。
そんなこともあるのかと不思議な気持ちだった。
まあ,そんなこんなで午前中は授業,午後は家庭訪問と,ばたばたと
忙しい日々はまだ続く。
今年度も研究担当の仕事をいただいた。今年は研究領域が英語活動になったので,
今年度の大枠を英語担当の先生と考えた。マインドマップ形式でまずはアイデアを
思いつくままに出し,あとで研究推進委員会にかけるための資料になるように
書き出していく。この方法で,はっきりしている部分と曖昧な部分が見えてきた。
また,今年度重点的に取り組みたい部分をどこに位置づけるかもはっきりしてきて,
とても実りのあるミーティングとなった。計画的,効率的に進めていきたい。
だんだんと子どもたちの様子もわかり,どのように伝えるかというめどが立ってきた。
わからないから聞いてくるのだろうから,きちんと仕分けをしてやらなければ
ならないと思う。この作業は地道なものだが,大切なこと。
少しずつ,少しずつ進めなければならない。まだまだ課題はあるが,
焦らずに次の手を考えていこうと思う。
といっても,他愛のない話。でも授業中,あまり発言しない子が休み時間に
近くに寄ってきて,自分のことを話す。話しているうちに笑顔になってくるのがわかる。
こんな時,こちらの気持ちもなんだか明るくなる。
どうしても目立つ子は自分からアピールしてくるが,そうでない子にも
しっかり目を向けなければならない。新しい一年の始まりに,その子なりに,
居心地を探っているのだと思う。どうか,居心地の良さを感じながら
一年をすごしてほしいものだと思う。
子どもたちはやはり低学年からあがってきたばかりで,いろんなことが気になる。
今までのように,まだ「自分で考えて」と突き放すことはできない。
やはり,力をつけてからでないと,こうしたやりとりはできない。
4月はやはりこちらの考える学級経営のビジョンを,子どもにわかるように
浸透させる時期。決して焦ってはいけないが,だからといって,のんびり,
だらだらというわけにもいかない。ここが難しいところ。
こうした本務に加え,年度初めは分掌の業務やその他PCサポート,
教室の環境整備など,いろんなことが束になってやってくる。まさにノンストップ。
早く軌道に乗せて少し余裕を持ちたいものだ。
今日は今までお世話になった先生方とのお別れの日。
子どもたちが心を込めた作文を読み,お世話になった先生方への
感謝を表した。
夕方からは送別会。職員同士で積もる話があちこちでなされていた。
自分は頼まれていたフォトシネマをぎりぎりまで作成。退任式に都合で
来られなかった先生の写真も入れて作成。みんなで思い出を振り返った。
あまり話ができなかったが,またお話はできる機会もあるだろうから,
これでよかったのだと思う。
今日から実質的な学級開き。様々な決めごとやルールについて説明。
子どもたちの発言から子どもたちの様子を探る。カラーは見えてきた。
なるべくよい方向に伸ばせるよう,まずはここ数日間をがんばっていこう。
何かと慌ただしい中,昼からお休みをいただく。こうした時期に休むのは
つらいのだが,致し方ない。二足のわらじはこういうところで試練を強いられる。
だが,決めたことはやる。
今日は入学式。朝から雨模様。子どもたちと短い打ち合わせを済ませて会場へ。
子どもたちはがんばっていた。これからの伸びが期待できる。
式終了後は慌ただしく子どもたちを帰したのでゆっくり話はできなかった。
明日以降,しっかり学級を作っていこう。
昼食時に思わず前任校で担任した子どもたちと会った。中学校の入学式の帰りだった。
しっかり成長していたが,担任していたときと同じように人なつっこかった。
午後は会場の片付け。終わるともう5時。お通夜に行くため早々に退庁。
なかなか学級事務が進まない。
今日から新学期スタート。新しい校長先生の元,実質的な新年度が動き出した。
今度は3年生担任。最初子どもたちは怖い人だと思っていたらしいが,
学級開きで少しずつなじんでくれたようだ。子どもたちは高学年担任だと
予想した子が多かったようだが,自分的には中学年を担任することも好きだ。
とはいえ,2年生から上がってきたばかりの子どもたち。早口でしゃべると
ついて行けない子もいる。そこには配慮しつつまずは一日目終了。
早く自分流になじんでもらえるようにしたい。
今日は始業式より一日早く新6年生が登校してくる日。
入学式の準備に毎年やってくる。6年生としての心構えを確認する大切な一日でもある。
新6年生はやる気にあふれ,よく働いた。新しく始まる6年生としての生活に
自覚を持って行動している。すばらしいことだ。
その姿を見て,こちらも負けていられないという気持ちになる。
明日から新学期スタート。がんばろう。
今日は職員会議。メンバーが大幅に変わっているので,会議がどうなるか
心配だったが,皆さんベテランの方が多く,割とあっさり進んだ。
午後は新しく来られた先生方のPCの設定など。自分のフォルダの整理も行う。
勤務時間が終わって卒業生のお宅に訪問。PCサポート。あっさり終わると思いきや,
思いっきり難航。まずはDVDドライブがほぼ終了していた。禁断の綿棒クリーニングで
読み取りはできるようになったものの,書き込みは依然としてだめ。
システムのプロパティで見てみるとcelelon1.2プラス256MB RAM。これでは
かなりしんどいはず。でも今まではできていたらしいので手持ちの外付けDVDで
試してみたものの,これも失敗。なんだか申し訳ない結果となってしまった。
なるべくいい解決法を見つけて提案させていただこうと思う。
今日から新年度スタート。毎年のことだが,新しく来られた先生方もなかなか
所在なさげ。新年度の職員会議は明日なので,分担が決まらない以上,
持ってきた荷物の整理以外はほとんど仕事がない。自分も今考えられる仕事だけをした。
放課後は有志で飲み会。米子泊。
あっという間の1年間だった。子どもたちはそれぞれ1年間で大きく成長したと
感じることができ,充実した1年間だった。
といっても,DVDにするためのエンコードに手間取り,最終段階のオーサリングを
学校でする羽目になってしまった。一枚目のDVDができれば,それでも
新しく学校に入ったノートPCを数台利用すれば子どもたちに渡せるはずだった。
が,自分が使っているノートPCではpremiere elements7から出力されるデータを
DVDに焼くときに必ずエラーを出して止まってしまう。
考えた末にDVDに直接出力することをあきらめ,DVD形式のフォルダにして
外付けHDDに出力し,やっと一枚目が完成した。だがもう子どもたちが
帰るまでに渡すことはできなかった。通知表などとは違い,どうしても
渡さなければならないものではないのだが,自分の予定通りにできなかったことは
悔しい。食事から戻って,残りのコピーを終え,子どもたちの家に配りに行った。
またこの時間のロスが影響し,5時までに出すはずだった指導要録は
30分遅れの提出となった。残念だが仕方ない。ちなみにこれは自分基準というか,
仲間内の基準であって,学校内の締め切りは来週なので,それには間に合っている。
だが,やはり決めたことが余裕を持って終わらせられるように仕事の仕方を
見つめ直さなければいけない。反省しきりの年度末となった。
夜は反省会で遅くまで飲んで歌って楽しんだ。
今日は特に大きな学校行事もなく,子どもたちを帰すまでの時間,お楽しみ会をした。
子どもたちが完全に自主運営できるようになり,お客さん状態で楽しんだ。
1年間の成長を感じることができた。合間の時間に昨日途切れていることが発覚した
映像を撮り直し,子どもたちを帰して作業もラストスパートに入る。
といってもDVD作成は学校ではできず,文集の残りの印刷と綴じ作業,
明日提出することにしている指導要録を進める。
結局また帰りが遅く,映像作成が深夜にずれ込む。困ったものだ。
卒業式は会場の都合で異例ずくめ。だが,それを逆手にとって普段にはない,
すばらしいものにしようという職員の気持ちが詰まった卒業式となった。
自分も在校生の指導と会場演出を担当した。といってもありふれたものだが,
一工夫を加えてみた。ネットワークプロジェクタを利用して,証書授与の時に
卒業生の顔写真と1年間学校で取りためた写真のなかで最もその子の良さが
出ていると思われる写真をパワーポイントで上映した。また,開式に先立って
保護者控え室では一年間の写真を使ったフォトシネマを上映した。
さらにそのフォトシネマと旧担任の先生方からのメッセージを収録した
DVD用意をするのにかなり時間を要したが,こうして思い出作りに
協力することで何かしら小学校での思い出に花を添えられるとしたらとてもうれしい。
こうして昨年担任した子どもたちが卒業していった。
将来にわたって幸せな人生を歩んでくれることを願ってやまない。
午後は遅れていた学級事務を進める。また深夜までの作業。
今度は学級で作るDVD制作のために素材をかき集める。
DVビデオで撮った方の映像が一部切れていることがわかった。前撮った映像のあと
別グループの子が巻き戻しすぎたらしい。明日撮り直すことが決定してしまった。
時間はいくらあっても足りないと感じる。
卒業式の前日準備も慌ただしく進んだ。
とにかく移動が大変。それにまつわる時間のロスもあわせると莫大な時間になる。
でも,何とかゴールが見えてきた。あと一息。あと一息なんだが,
職員室の自分のPCが立ち上がらなくなった。どうもアップデートの失敗のようだ。
こんな時になんてことだ。取り出さなければいけないデータはそんなにないが,
時間が惜しい。とりあえずWindowsのCDから修復をかけるしかない状態。
明日,早めにいってやっておこう。
通知票提出。今日に提出しようと若手の担任同士で1ヶ月以上前には決めていた。
それがあるからがんばることができた。やはり約束の力は強力だと実感。
ただ,自分の仕事完了が一番遅かった。反省。
かなり疲れもたまってきた。毎日日付が変わる頃に帰宅するため,背中に
鈍い痛みがある。このまま放っておくと激しい腰痛になるパターン。
とりあえずは通知票が終わったのでしばらくペースダウンしようと思う…が,
明日からお彼岸参り。なかなかゆっくり休むというわけにはいかなさそうだ。
今日は放課後に教育相談1件。保護者の方の思いを聞いていて,感じたことを
率直に話させていただいた。見立てはあっていた様子。子どものために
一緒にがんばっていくことを確認。この時期だが,お話ししてよかったと思う。
その後PCの不具合対応。時間内に解決できなかった。さらにその後卒業生を
担任していたということで懇親会に参加。皆さんのパワーに元気をもらう。
さらに学校に戻り,不具合対応の続き。問題が解決した。
この忙しい時期にいろんなものが入ってくるが,それでも自分の役に立つものばかり。
ありがたくお受けしていこう。
今年の卒業式は都合でいつもとは違う形式で行われる。
だから,去年並みが全く通用しない。だから,その準備も全くの手探り。
当然,余分な仕事も発生する。去年並みと思って学級の仕事をしていると,
式が近づくにつれ,予想より時間がないことに気がつく。まずい。本当にまずい。
予想できたことかもしれないが,困ったことになっている。この土日,
どれだけ踏ん張れるか。19日と決めている通知票提出は果たして出来るのか。
もう,やるしかない。
子どもたちもこの1年でかなりいろんなものが見えるようになってきた。
友達のあらもかなりシビアに見ている。だからこそ,自分自身をシビアに見させる
ことを教えることも必要だと思う。でなければ,「自分のことを棚に上げた」人間を
大量に育ててしまうことになると思う。やはり,年齢相応にちゃんと自分の行動を
見つめられる子どもにしたい。そのためには時に厳しく指導することも必要だ。
学年末だからこそ,次の学年への心構えをきちんとつけてやりたいと思っている。
今日は4校時目まで授業,その後社会科副読本編集委員会が午後2時から6時まで。
それからまた学校に戻ってPTAの部会。学校と副読本編集委員会の会場は,
約50km弱。なので時間のロスも多い。なかなか思ったように仕事が進まない。
困ったものだ。何とか片付けなければと思っているのだが,なかなか能率が上がらない。
がんばろう。ただそれだけしかない。
放課後に同僚の先生と話し込んだ。今までのやり方で本当によかったのか,
もっといい方法があったのではないかと迷われている様子だった。
自分から見るといつも元気でがんばっておられるその先生は,常にベストを尽くして
子どもたちを高めようと努力し続けておられた。そんな姿に見習いたいと
思うくらいだった。でも,その先生にとってはまだ何か足りないと思って
いらっしゃるようだった。だから,自分の考えを話させていただいた。
今,ベストを尽くして取り組んだならば,必ず今年の成果として何かが残っている。
次の年は,それをベースにして今年以上の成果を残していけばよいのではないか,と。
どうしても今すごい成果を出している先生と自分を比べてその開きに自分の無力さを
感じることもあるが,そのすごい先生だって,やはり最初からそうだった
わけではない。きっと苦しんだ時期があって今がある。自分たちも去年より今年,
今年より来年と積み上げていけば,やはり進歩を続けることができると思う。
と話した。もちろん自分も同じことで無力さを感じることがあるから,
同じ目線で話させていただいたつもり。
すっきりしてくださった様子で何より。
何でもいい。誰かの役に立つことができたら自分の助けにもなる。
今日は自分も元気をいただいた。
教育の現場は,こうしたやる気を持った人々の見えない努力によって
支えられている。もちろんそれがすべてではないが,結構大きな割合を
占めているような気がする。
担当学年に関わることだったので,来年度の行事について保護者にアンケートを行った。
先日参観日の学級懇談でお知らせはしていたのだが,プレゼン不足だったと
反省させられるような意見もあった。こちらの意図が正しく伝わっていないのかも,と。
ただ,こちらも結論ありきで話させていただいたわけではなかったので,
それも意見としては受け入れることのできるものだった。
ただ,運営側の思いと,保護者としての思いにはやはりずれがあるということがわかった。
当たり前といえば当たり前なのだが,わかっていただかなければならないこと,
逆にこちらが保護者の思いを知って改善をしていかなければならないことがある。
そういう努力はこれからもしていかなければならない。
勉強させていただいたなあ,と実感。
今年度最後の参観日が終わった。ここのところ忙しくしているので,なかなか
参観日だけに集中することができなかったのだが,子どもたちがよく踏ん張ってくれた。
こちらが手をかけられていないので内容の深みという点では反省材料もあるが,
わかったことをきちんと伝えるという,今まで指導してきたことが生きていた。
学級懇談も話し合いの事項が多かった割にスムーズに進んだ。保護者の方々の
協力に感謝。後は学年末に向けてさらに忙しい日々が待っている。
放課後は有志で飲み会。楽しく話して学年末に向けてのパワーをもらった。
とある会合に出席した。偉い方の挨拶がいきなりアレですな。
何がどうしたなんて,大人だから書きませんが。
大人だから,もちろんすぐに波風を立てたりしません。
大人だから,ちゃんと意見は聞いてます。
でもね,
物言いには気をつけた方がいいと思いますね。大人ですから。
でも,こんなことを書いちゃってる自分も…大人げない?
今日で2月が終わった。子どもたちに残り日数を意識させた。来月の今日は
この学年として投稿する最後の日だよと話した。その1ヶ月を「1ヶ月もある」と見るか
「1ヶ月しかない」と見るかですごく違ってくることを伝えた。
それまでにやるべきことを列挙し、「1ヶ月しかない」ことを改めて意識させた。
もちろん、自分への戒めの意味もある。
研究会2日目。余裕を持って会場に到着。が,すでにお目当ての教室はすでに満杯状態。
でも,見ると決めていたので教室の最後尾角に陣取る。そこから約1時間20分。
ずっとぎゅうぎゅう詰めの中,不自然な姿勢で立って待つ。昨日,一昨日と
ずっと歩きづめだったので,その疲れもあってかなりきつかった。
そこまでして見たかったのは,昨日も参観させていただいた白石範孝先生の授業。
白石先生は担任されているクラスで子どもをリラックスさせておられた。
待っている間の1時間あまりも,全く無駄にしていない。具体と抽象についての解説や
文と文を接続詞でつなぐゲームで子どもたちが笑い声を上げ,活動していた。
こうした時間も子どもたちに力をつけるために意図的にデザインされていると感じた。
自分は今まで子どもを鍛えるというキーワードを理解していたつもりだが,
ややストイックにやり過ぎたかもという反省を持った。もちろん自分の教室にも
笑いはある。子どもたちもそれなりに楽しいと思うのだが,それは勉強とは別の
笑いで楽しさを作っていたのではないか。ここに来て思ったのは,学習に関する
知的な笑いや楽しさにあふれていることだ。ものすごくハイレベルなことを楽しく,
わくわくさせながら指導されている。自分も少しでもそんな指導がしたいと思った。
さて,授業。文学教材「百羽のつる」。白石先生の著書にある「逆思考」の展開で
授業は進んだ。最初に短冊で物語の柱を10個提示し,子どもたちに物語の展開の順に
並べ替える活動から入っていた。後の解説によるとアニマシオンの考え方を
取り入れたそうだ。そこから物語の最初と最後の柱を作り,最後の柱から
「なぜ?どうして?」という問いを作り,それを最初の柱に向けて順に
答えていくことで,物語の伏線や登場人物(つる)の行動の意味が見えてくるという。
これならば,子どもたちは確実に読みのめあてを持って読んでいる。
勤務校で研究を進めてきた柱の一つに読みの必然性を見つけるということがあったが,
まさにそのお手本のような授業だった。授業は本当にきれいに流れた。
後の分科会でも白石先生は逆思考の解説に多くの時間を割かれた。
今年新しいのはアニマシオンの手法から逆思考に入っていった点。
これならばなぜ逆思考で授業を進めるのかという説明がつく。また,最後の柱で
多様な問いが出てきたとしても,最初の柱に近づくにつれて集約されてくる。
さらに,強く主張されていたのが,「用語を教える」ということ。
具体と抽象や,今日は主題という用語を指導されていたが,これは強い信念に
基づくものだった。算数では分子や分母という用語を指導して,概念を定義するが,
国語では今までそれがなさ過ぎたという。だから,なんだか訳のわからないことを
しているという印象を子どもも教師も持っていたが,用語をきちんと教えて,
子どもが使えるようになれば,今まで曖昧でつかみ所が無かったものが明確になり,
結果としてより読みが深まるということを熱く語られていた。
自分が白石先生の授業を追いかけたのはこのあたりにある。
今まで大学で国語を学んでおきながら,指導で「これだ」というものが見つからず,
自分でもつかめない感じがあったのだが,それに対する答えを明確に示して
くれている感じがしたのだ。また教室にに戻って実践したいと思う。
午後は総合の授業と分科会に参加。世界の子どもたちの現状を訴え,
子どもたち自身がアクションを起こし,役に立とうという授業。
最初に先生が子どもたちに今日の意気込みを確認し,子どもたちが参加者に向けて
自信が調べた世界の子どもたちの現状を訴え,最後に自分たちが練習してきた
詩の朗読をを参加者に聞かせて,もし,この詩に感動してくれたなら
書き損じの切手やはがきを附属小学校に送ってくださいというもの。
子どもたちの朗読は本当に上手かった。上手いというより,心から大切に思って,
相手に伝えたいという思いが伝わる朗読だった。後で参加者からの感想を
聞く場面で,一人の先生が本当にいい発表だった。残念だったのは,
○○さん(子どもの名前)の朗読が時間が無くて聞けなかったこと。
できれば朗読をリクエストしたいと感想を言われた。それに対して,
担任の二瓶先生は子どもを促し,約500人いる会場で一人,朗読させた。
本当に見事な朗読だった。途中,感極まって涙声になったものの,そのまま最後まで
やり遂げた。素敵な事件だった。二瓶先生もそこまで想定しておられなかったようだが,
子どもたちに与える影響は大きい。もちろんいい意味で。自分たちの活動に
しっかり意味づけがされ,自己肯定感につながる活動だったと思う。
去年もこの総合活動分科会は熱いものを感じる分科会だったが,今年もそうだった。
担任の持ち味を最大限出していいのではないかという主張だった。
二瓶先生も国語教育のエキスパート。だから詩で子どもたちを高めていった。
まさに学級づくり。自分が今まで聞いていた,総合では3年生ではボランティア,
4年生では福祉で,5,6年生では国際で網羅しようということは個々では全くない。
確かに学年に応じた活動のステージはあるが,ジャンル間は全く規定されていない。
担任の持ち味を最大限発揮しようという主張。切り口鋭く,とてもすっきりする主張だった。
今年も多くの学びをいただいた。
今日は朝から雪だった。みぞれ混じりだったので,傘をコンビニで調達すべきだったと
少し後悔。だが,余裕を持って出発していたおかげで授業公開には余裕で間に合った。去年は講堂に入ることすらできなかったが,今年は席にに座って
授業を参観することができた。去年は初めてだったので,様子がわからず,
授業にもようやく到着できるといった有様だった。今年も多くの参観者が
授業を見学に訪れていた。授業開始時間になっても受付が済んでいない参観者も
多かったようで,授業開始時間が10分遅れた。これも去年同じようなことがあったと思う。
去年は教官の先生の名前など知らない状態で参観させていただいたが,今年は
ねらいを持って見学。勤務校の研究に大いに参考にさせていただいた
白石範孝先生の授業を参観した。今年も大きな発見があった。3年生の
「合図としるし」の授業で子どもたちが教材文中の内容を具体と抽象に分けて分析し,
論じあっていた。ここだけ取り上げると,「やはり筑波の子は違う」と
なってしまうと思う。確かに優秀で学力の高い子どもたちが集まっている感じはするが,
大切なのは,教材文を分析するために必要な用語を定義づけていることなのだ。
一つ間違うと,こんなのうちの学校ではまねできないとなってしまう。
でも,やりたいこと,子どもに学ばせたいことがあるから,それを1年生の時から
積み上げている結果が3年生の段階で「具体と抽象」という言葉を使って
分析し,論じることができるという結果を生んでいるのだと思った。
また,学ばせたいことを順に読んでいくのではなく,ざっと本文を読んで
結論部分からなぜそうなるのかを読み込んで検証していっている。
去年初めて知った「逆思考」の読みをずっと実践されているようだ。
去年はこの読み方について批判もあったように思うが,今年はすでに定着している
感さえあった。やはり,研究というのは絶えず進んでおり,自分の頭もそれに
ついていかなければならないのだと思った。
次は同じく国語で6年生の伝統的な言語文化の授業というテーマでの提案授業。
青山先生の授業。漢詩を読ませていた。6年生にはかなり難解な内容であったと思うが,
それでも子どもたちはついて行っていた。ただ,これは自分の頭がそちらの
ベクトルではなかったためか,なかなかつかめなかった。後の研究協議では,
会場からも「そこまでやらせる必要があるのか」といったような指摘が聞かれた。
自分にもなかなか判断がつかなかったが,パネラーの先生からは「楽しさ」が
伴っていれば,この実践の価値があるというくくりだったように思う。
これについては自信がない。自分が今の力で実践すると考えると,
ここまで高レベルな内容は怖くて扱えない。ただただ訳のわからないものを
ただ聞かされ,考えさせられる授業しか自分にはできそうにないと思うからだ。
青山先生の授業では,既存の知識を総動員して,教師の支援はもちろん受けながらだが,
意味を理解し,読み味わうことの入り口を子どもたちにつかませていたように思う。
ただ,やはり内容が高度だったため,時間は押し気味だった。それが参観者にとって
「少し内容が高度すぎるのでは?」という指摘につながっていたように思う。
次に英語活動の分科会を見学。ここは国語の分科会の前半を聞いてから行ったので,
会場は満杯。ドア越しに会の様子を聞いた。ここも熱いやりとりがなされていた。
今年から多くの学校で実践されている英語活動だけにその関心も高い。
(もちろん国語も講堂に人があふれて身動きがとれないほどだった。念のため。)
おそらくどの学校も手探り状態のため,みんな,何らかのヒントを得たがって
いるように見えた。もちろん自分もその一人として聞きに行ったわけだが。
基本的にはALTと担任の役割分担についてとか,英語ノートの使い方であるとか,
評価についてであるとかのきわめて実践的な内容が話題として取り上げられていた。
どこも知りたがっているのだ。どうすればよいのかを。誤解を恐れずに言えば,
もっと具体的にああしろ,こうしろと言ってくれた方が今の時点では混乱が
少ない気がするのだが,どうだろう?確かに「活動」であるので,担任個々が,
あるいは学校がカリキュラムを作成して,活動を工夫していくべきなのだが,
いかんせん国語や算数のように,「授業のイメージの下敷き」がなさ過ぎるので,
みんな右往左往するのだと思う。結局自分のやっていることに「いいよ」という
お墨付きがもらいたくなる。だから最初に「こんなのがいいのだ」という下敷きを
たくさん見せてもらわないと安心できない。なんだか自分が初任者だった頃始まった
「総合的な学習の時間」ににている気がする。もちろん自分の子どもの頃に
総合の時間があるはずもなく,どうしていいかわからない状態の時に
「何をやってもいいんですよ」みたいに言われた記憶がある。でも,
イメージがわかない状態の時にそんなことを言われても,何にもできないのである。
本当はそれではいけないことは重々承知の上で,でも,イメージが作れない
苦しみが実際にはあるということ。もちろんすべての教員が,というつもりはない。
でも,結構たくさんの教員がそれを不安に思っているのではないか。
そういう意味では今日の英語活動の授業は非常に提案性があり,よい授業だったようだ。
実際には見ていないが,参加者の感想からそう感じることができた。
分科会で発表者の先生方が言われていたことは,ALTまたは指導者の指示を
訳してはいけないということだった。また,中学校の学習内容を前倒しもしてほしくない
ということを強く言われた。発音や文法が正しいことを求め過ぎないこと。
その場の空気やフィーリングで動けるこ子どもたちにしたいというのが
大きなねらいのようだ。つまり,イングリッシュスピーカーを育てるのではなく,
グローバルコミュニケータ(この表現であってるのかは自信がない)を
育てることに重きが置かれている。それを,ALT頼みにするのでなく,
担任が工夫した「楽しい」活動に仕立てていくことこそ重要ということだ。
これなら理解できる。これは子どもの前で指導するすべての教員に求められる
資質,能力であり,磨いていくべきところだろう。
1日目の収穫はこんな感じ。
今日は遅くまで学校に残って水曜から出発する出張の準備。
2日分の準備も楽ではない。担当して下さる先生との打ち合わせ,
自習体制の準備など,一つ一つ片付けていった。
残っている仕事など,気になることはあるが,とりあえずは目の前のことに集中。
交流会2日目。子どもたちも昨日の交流ですっかりなじみ,あちこちで一緒に滑る姿が
見られた。また,昨日なかなかうまく滑れなかった子が,コツをつかんでうまく
滑っている時の表情はとても満足そうでこちらまでうれしくなった。
準備は本当に大変だったが,この笑顔で救われた気がした。
また勤務校の5年生ともこの交流でさらに仲良くなれたのは収穫だった。
今までも話をすることは何度もあったが,活動を共にすることで,やはり距離は縮まる。
今日の活動は午前中だけだったので,校地の学校から来た皆さんを見送ったあと,
学校に戻り,片付け。その後残業をして,帰宅したのは午後6時前。
部屋に戻ってみると,娘からチョコレートのプレゼントが置いてあった。
体は疲れたが,気持ちはとってもあたたかくなった。ありがとう。
勤務校で毎年行われている高知県の学校との交流会が行われた。
相手校側がインフルエンザ流行のため延期になり,またここのところの
雪不足で雪のない中での交流会になるかと思われた。
だが,雪がタイミングよく降ってくれたおかげで予定通りの日程で
進めることができた。自分もスキー指導グループとして参加し,
子どもたちの指導に当たった。
勤務校の子どもは普段から滑り慣れているので特に問題はなかった。
相手校側の子どもたちもすぐ慣れて上達する子,なかなか上達しない子など
いろいろだった。今年は,各グループにスキー学校のインストラクターがつき,
特に相手校側の子どもたちに手厚い指導ができたのはよかったと思う。
最初はなかなか滑れなくても,次第に自信をつけ,いい表情に
なっていくのがわかった。これを見るだけでも交流会に向けて
いろいろ準備してきた甲斐があったと思う。
夜は会場を移してジンギスカン。子どもたちの出し物に感心したり,笑ったり。
とてもいい交流会だなと実感できた。さらに2次会にも参加。
少し疲れたが,いい1日だった。
表記の会に午後から出席。各委員が担当箇所を持ち寄って検討を行った。
自分のところももちろんあったのだが,取り組みに落ちがあったり,詰めの
甘いところがあった。反省。次回にはきちんとそのあたりを充実させておこう。
帰りに警察署に寄り,担当箇所の質問や,資料を出してもらえるようお願いした。
とても親切に対応して下さり,感謝。地域課の方が対応して下さったようだが,
副読本を見て,ほう,良くできてますねと感心して下さっていた。
やはり警察の方としても防犯活動に子どもの頃から理解してくれるということは
ありがたいことなんだろう。きっちり仕事をして親切にこたえたいと思った。
今日は,諸事情で延び延びになっていた校内研修の日。
色々今後のスケジュールを考えて早めにまとめの会を計画していた。
やはり延びることを想定して早めに計画しておいて正解だった。
会の内容は校内研修の成果と課題について。個人的にはもう一年国語で
追究したい思いはあったが,会の雰囲気は英語活動に傾いていたので,
そちらの方でまとめさせていただいた。もっとも研究担当が自分の好きなことばかり
やっていたのでは誰も賛同してはくれない。自分の課題は今後もずっと
取り組んでいこうと思う。
来年どういう担当になるかわからないのだが,もし,英語活動に取り組むとするなら
どのような取り組み方がいいのかも少しだけ話し合った。研究として成立するためには
いくつかのハードルがありそう。自分なりの考えをそれまでにまとめておきたい。
1月30,31日に行われるはずだった交流会が延期になったため,その対応を
考えるための会議が行われた。この会議で改めて関係機関のご厚意によって成り立って
いることがわかった。会の参加者にもそれが伝わったのではないかと思っている。
会が延びたことによって色々段取り的に痛い面もあるが,行う以上いい会にしたい。
今日はスキー教室。年間3回計画しているうちの1回目。
ここのところの好天で雪が消えてしまい,開催が危ぶまれたが,スキー場に
人工降雪機ができたおかげか,一部滑走可という状態での開催となった。
自分は今年は少し滑りに自信のない子のグループについた。
一人遅れ気味の子がいるので,その子についたのだが,体がものすごく緊張していて,
ほとんど進むことができなかった。早々にグループについて行くのはあきらめ,
その子専属でついたが,その日一日では滑れるようにしてやれなかった。
残念だが,仕方ない。ただ,疲れた。
「ずる」をしているところを目撃してしまった。こんな時は即対応に限る。
理由は聞かない。事実がすでによくない意図があるから。仮に聞いたところで
まともな答えが返ってくることもない。そういう性格のもの。
厳しく注意し,次からはずるをさせないように言って聞かせる。
やはり心の弱さは大きな原因。ずるをしなくてもできる強さと力を身につけてほしい。
と心が弱い教員が吠えた。というお話。
ずるをしたことはないって,言えないよなぁ…。
今日から三学期。子どもたちが元気に登校してきた。家庭でいい時間を
過ごしてきたようで,みんないい表情。今日はずっと言い続けてきている,
「考えて行動する」ことについて話した。そして,それぞれの目標を紙に書かせてみた。
すると,色々な目標が出てきた。それが実現できるよう具体的なステップを決めて
取り組めたらいいと思う。子どもたちが自分で考え,行動することで,
よりよい未来を選択できるようになればといつも思う。
本来ならば明日に出勤するはずだったのだが,明日用事ができたため,
代わりに今日出勤することにした。さすがに勤務校周辺は道路には雪がなかったものの,
運動場はまだ真っ白だった。やはり寒い。出勤してみるとさすがに先生方は少なく,
のんびりとしたスタートとなった。だが,午前中をかけて12月に行った
児童のアンケート集計と,今まで行ったアンケートの集計結果をあわせて,
比較したものをグラフ化した。先生方が客観的に実践を振り返る材料になればと
思っている。ちなみに,自分の学年は,微増ではあるが国語に対しての意識が
好転してきている。また,説明文に対する意識も好ましい方向に動いているので一安心。
だが,やはり苦手と答えている子どもへのケアは欠かせないと思う。
ただし,授業の工夫もさることながら,勉強への構えや,自ら考えるという
要素が欠かせないので,家庭との連携や子どもの普段の生活態度などに切り込んで
行かなくてはならなくなりそう。これから大切にしていきたい
教師の構えでもあるように思う。
結局のところ,ポチッとやってしまった。富士通LIFEBOOK T4210。
調べてみると,どうも海外モデルのようだ。cpuはCore2duoなのでしばらくは使えそうだ。
他にも新品のlenovoX61Tabletが64990円で出ていたが,あくまでサブ的な役割なので,
中古で十分。ワイヤレスプロジェクターとの連携でどこまでできるか楽しみ。
…夢はふくらむが,財布はしぼむ。
じゃ,買わなきゃいいじゃん!という突っ込みはご勘弁を。
今日は県教育センターで行われた表題の研修会に参加させていただいた。
最初は大阪教育大学 木原先生のご講演。ICT活用と授業力の両面から
これからの教育について語っていただいた。たくさんの人に,しかもICT活用について
否定的な人にこそ聞いていただきたい内容だった。情報教育,ICT活用について
否定的な人が持っている誤解を解いてくれるようなお話だった。
午後は校務用ソフトや最新機器のデモ・体験。やってみたいと思っても価格が高すぎて
導入できないものもあった。普及しないから値段が下がらない。
その中でやはり先生方の受けがよかったのが実物投影機。ちょっとがんばれば
自腹でも購入できる。自腹を推奨しているわけではないが,そうやっていかないと
広まっていかないからしている。今回のヒットは主役ではなかったタブレットPC。
タブレットPCと教室に入れているエプソンEB-1735Wの組み合わせで
コードレス環境が実現する。GENOで
富士通のタブレットが36,990円。
真剣に迷ってます。どうしよう。でも,導入すればかなり授業での自由度が上がる。
でかいデスクトップPCのまわりをうろうろするのもロスが大きい。
ただ,現在そのためか授業でPCを使って見せることの頻度は減ってきている。
むしろ実物投影機の稼働率が高い。ただ,タブレットPCの操作を子どもに
教えておけば,朝自習のスタイルが劇的に変わる。フラッシュ型教材や
問題を作って簡単な形式にしておけば稼働率は上がるだろう。
もう少し考えよう。
今日は2学期最後の日。いろいろあったが,何とか終業式までこぎ着けた。
最後はばたばただった。時間との勝負。何とか送り出して嵐のような時間が過ぎた。
午後からは校内研。来年度の学校行事や方向性などを検討。このために残った仕事が
6時過ぎまでかかってしまった。クリスマスだというのに。子どもにしかられてしまったが,
仕事も一段落。とりあえず学校の仕事はこれで仕事納めとなった。あとはお寺の仕事。
がんばろう。
今日は学期末のお楽しみ会。それぞれの班にケーキ台とホイップクリームを準備。
意外と値段も手頃。トッピングはそれぞれに思い思いのものを用意させた。
できあがりは写真のような感じ。全く子ども任せだったが,なかなかの仕上がり。
ゴミが写っているのはご愛敬(汗)
何より作っているときの表情がよかった。楽しい活動は指導する側も楽しい。
2学期もあとわずか。よいイメージで締めくくりたい。
国語にコマーシャルを作ろうという単元がある。教科書の本文の流れで
視聴者に伝えるために様々な工夫をしているということを実際のCMを見て
見つけてみた。想像以上に子どもたちはCMを見ている。しかし,「読み解く」という
目線で見た子はいなかった。そこで,少しずつ視点を示しながら読み解いていった。
教材に使ったのは,ソフトバンクのCM。タランティーノ監督が「タラちゃんデス!」
といっているやつ。ついさっきまで,ダニエル・カールだと思っていた(汗)
このCMで伝えたいことはタランティーノ監督がたどたどしい日本語を使うおもしろさと
奥さんに尻に敷かれている様子をお父さんスピーカでばらされてしまうという
場面がCMの肝だということが分かった。つまりこのお父さんスピーカのキャンペーンで
さらに携帯電話を売ろうというねらいが見える。その証拠に短いカットの中に
お父さんスピーカが何度も出てくることに子どもたちも気がついた。
伝えたいことをより効果的にするために工夫されていることが学習できた。
子どもたちが実際にCMを作るのは3学期に学習の総まとめとして行う予定。
今日は若手の先生方で、通知票を早めに提出するために目標を決めようと話した。
ところが,自分より若い先生方はもうすでに所見が最終段階に入っているという。
自分を含めて年長組2人は一気に焦ってしまった。とりあえずできることとして,
出席の帳簿をとりまとめたが,学期末の仕事に取りかかったばかりの段階。
一気に取り戻さないとまずいなあ。
年末が近づくとするべき所だが,今日の職員会議は年度末を意識したものが多かった。
いつの間にか12月も中旬となり,いよいよ残り時間も少なくなってきた。
3学期になると,よりその傾向は顕著となる。やはり今から年度末を見据えて
動いていかないと,そのツケで苦しむことになる。
明日から子どもたちが登校してくる。万端の準備で進めたい。
インフルエンザ流行も本格化してしまった。むしろ今まで兄弟関係で流行が
見られていたのに今まで勤務校で流行しなかったのはむしろ珍しいかもしれない。
いずれにせよ,打てる手は全て打っていたが、やはりある一定数を超えると
止めようがないのかもしれない。そうだとすれば後はなるべく子どもたちが
重症化しないように祈るのみ。家庭連絡をすると熱が結構高い子もいる。
見えないものを相手にするって,難しい。
努力する子どもとそうでない子どもの差が開きつつある。
宿題とは別に自主的に学習して持ってくる自主学習を奨励している。
自分は学習した内容を1ページにまとめて,学習の内容を家庭で再構成し,
さらにそのときの気づきを記すことでより学習内容の理解につながると思っている。
そして,その思惑通り,毎日続けている子どもの学力は確かなものになっている。
しかし,あくまで自主的な取り組みのため,やらない子どもは宿題だけ。
また宿題すら危うい子もいる。決して力がないわけではない。習慣がついていないのだ。
そこで,子どもたちに自覚を促す話をした。具体的な視点を話し,自分は
安心していいのか,それとも努力が必要なのかを見極めさせた。
もちろん,こんなことを一回したところでそれほど変わるわけではない。
継続的な取り組みが必要だ。
今日は参観日。それにあわせた行事として「世界の飢餓の現実」と題して
国際飢餓対策機構から講師の先生をお招きして講演会を行った。
飢餓の現実についてわかりやすく教えて下さった。自分たちが何をなすべきか
教えて下さった。
ルワンダの大量虐殺の後加害者と被害者を和解させる活動を紹介されていたので,
そのことについて詳しく聞いてみた。加害者は被害者に謝罪をし,被害者は
加害者を許すことを地道に続けるのだそうだ。自分は先日一周忌を迎えた
友だちのことを思った。やはり,解決への道はそういうことなのだなと思った。
講師の先生は牧師さんでもいらっしゃるので,やはりこうした活動の
バックボーンには宗教的な考えがあるのだなと感じた。
こんなことを書くと宗教教育と短絡的にとらえられる人があるかもしれない。
しかしそれは違う。宗教観から生まれた知恵を用いて,人をよい方向に導くことなのだ。
今日はそのことを強く感じた。
今日,ミニ授業研があった。最近,すっかり脱力気味なので,それほど準備せず
授業を公開してしまった。やはり,構想段階で練り上げが足りなかったため,
めあてとまとめがずれていた。参加者の先生からもそのような指摘があった。
自分でもそこはわかっていたし,子どもはしっかり発言していたが,自分的には
今一歩だった。その後の中間面談でも校長先生からそのあたりの指摘があった。
…仕方ない。だが,子どもが育っているということについて,研究担当としての
仕事については評価してもらった。「授業力をつけたね」という言葉はとてもうれしかった。
ただ,今日の授業がそんな感じだったため,手放しでは喜べなかった。
今度はきちんと勝負できる状態にして挑もうと思う。
ICT活用についての校内研修を行った。自分の好きなように組ませてもらった。
ICT活用の気運が高まっているためか,反応は上々。
「苦手な自分でもやろうと思うようになった」など,うれしい感想もいただいた。
また,チャットの体験もしてもらった。最初はジャストスマイルの「つたわるねっと」が
立ち上がらず焦ったが,データフォルダのアクセス権がないことに気がつき,
リモートでサーバにアクセスし,生徒アカウントにも権限を与えることで解決。
ネットが加熱する構造や行き違いを生むことも実際に体験してもらうことで,
かなり問題意識を持ってもらえたと思う。
幸いなことに娘は学校閉鎖のおかげで感染拡大を免れ,長い休日を過ごしていた。
連休最後の今日,家族で出かけることにした。まずは自分の時計バンドの修理。
近所にネット販売もしている時計店があるので,そこでお願いする。元々その店で
購入したG-SHOCKなので頼みやすいのもある。バンドを留める割ピンが脱落し,
ピンもなくなってしまっていたので持ち込み。親切に他のゆるいところも
チェックしてもらい,また安心して使えるようになった。この店はリアル店舗の良さと
ネット通販の良さを両立している店だと思う。
その後,高速を使い,玉島へ。玉島高校東隣のラーメンあかりへ行く。
麺は極細麺,スープは豚骨の博多ラーメンスタイル。また,スープはこってり系で
なかなか好みの味。自分たちが入ってからどんどんと客が増え,並んでいた。
ここも同僚のsakachanさんお薦めのお店。おいしかったです。感謝。
倉敷市内方向に車を進めて,高蔵寺にお参り。先日も大変お世話になった
天野こうゆうさんのお寺。前回お参りしたときには工事中だったところも
完成しており,益々すばらしい様子だった。
その後,イオン倉敷に行き,映画「クリスマスキャロル」を見る。
内容の詳細については触れないが,キリスト教的法話の色彩の濃い映画だった。
3D,CGが表現力に花を添え,日本バージョンも作れるのではないかと思った。
伝えたいものがはっきりしており,そのためにハイテク表現技術を駆使するなら
それもいいと思った。ビジュアル世代の子どもたちに善悪の基準を教えるのに
大きな可能性があると思う。もちろん自分では作れないが,こうしたものが
日本人の宗教観や価値観に直球勝負を挑む作品が出てくるといいと思う。
天野こうゆうさんと一緒にラジオをやっていらっしゃる落語家で僧侶の
桂米裕さん(吉田宥禅師)は,以前うちの寺に講演に来て下さったとき,こんな話を
して下さった。「今,子どもたちの読んでいる昔話,民話というのは残酷だという理由でものすごく表現がやわらげられたり,書き換えられてしまっています。これでは,昔の人がその話の中に託した教えや知恵が生かされなくなってしまっています。これは何とかしないといけない。」
この映画は子どもたちに悪いこと,無慈悲なことをするとこんな結末となるということを
教えていると思った。伝えるべきをきちんと伝えるということはやはり大切だ
ということを教えられた気がする。
その後,先日やってきた沙美海岸に行き,午後のひとときを楽しんだ。
やはり波の音はいい。せかされるように過ごしてきた日常を忘れられるようだ。
こうして3連休の最後はゆったりと過ごした。
いよいよ火がついてきた。自分は自分がいいと思うから使ってきた。
特に利用頻度が高いのがプロジェクタと実物投影機。今年,両方ともリニューアルし,
さらに性能と利便性が向上した。このセットを使わない日はない。従って
他の先生の目にも触れる。若い先生方はすでにその良さは知っている。
うれしい変化は先輩の先生方にも動きが出てきたこと。まず反応して下さったのが
習熟度別学習で一緒にやって下さっている先生。算数で教科書の図を写し出すことの
便利さを理解して下さったようだ。「自分で買うとどのくらいするの?」
など,興味津々な様子。今度の市教委訪問でも習熟度別学習で効果的に使っている
場面をアピールして下さるようだ。もちろん,実物投影機を使っていること
そのものではない。指導にいかに効果的か,普段いかに日常的に活用しているか
を見てもらう。それでいいと思うし,それがいいと思う。
先生方一人ひとりが指導に有効だと思っていただくこと。それが普及への早道だと思う。
今年度PC入れ替えにあたり2セット導入をお願いしていた。市教委の聞き取りの時に
その必要性を力説した。がんばって導入してよかったと思う。ITCEの端くれとして,
仕事ができたと感じた瞬間だった。
今朝の朝の会で集中力に関する話をした。
スポーツをやっている子どもにとってはすごく納得できる話だったようだ。
また,習い事をしている子,宿題に取り組んでいるときなど,子どもたちが
自分の生活体験から思い起こせるように工夫したつもり。
やはり,どんな活動でもその活動を大切に思い,向上したいという思いが
集中力を生むと思う。そして,それは訓練によってある程度つけていける。
意識して,自分を集中した状態に持って行けるようコントロールしてほしいものだ。
今日は休みの日だが,地区の文化祭に参加。学校行事ではないが,
学習発表会がない分,それに近い位置づけとなる。
担任する子どもたちの出番は開会式後のトップ。緊張の色も見えたが,
しっかりやりきった。よくやってくれたと思う。
ほかの学年の発表もしっかり練習を重ねてきた様子がよくわかった。
続いて,お隣の学校の発表。これもよく練習の成果が出ていた発表だった。
指導の重点もよく見えて,参考になった。子どもたちにとってもきっと
刺激になったことだろう。
今日はソロツーリング。鯉ヶ窪湿原は人が少なく、ゆったりと過ごせました。
放課後の教室で,同僚の先生と語った。担任としての関わり方や親とのつきあい方など,
なかなか職員室では話しにくいことも色々と話すことができた。
やはりこうしてお互いの考え方を出し合って話すことはとても大切だと思う。
互いを信頼して胸の内を話し,お互いを理解してそれぞれの得意分野で実力を発揮する。
多忙を極める昨今,こうした時間はもっと必要なのではないかと思った。
有意義な時間だった。
今日は参観日。それも一日中自由に参観できる日なので,保護者の方が
6時間ずっと授業を参観された。前任校でも同じような参観日はあったが,
午前中1,2時間見たら帰って行かれるのがほとんどだったし,去年も5年担任
だったので,そんなに長い間見られることはなかった。だが,今年はちがう。
関心の高さの表れか。いずれにせよ,プラスととらえ,がんばった。
途中の学級懇談では,子どもの様子が成長したこと,熱い授業だったという評価も
いただいた。え?私暑苦しいですか???と思ったが,ちがったようだ。
熱いやりとりがある授業だったということらしい。こうした言葉が支えになる。
ありがたいことだと思う。
授業を終え,放課後は研修育成部会。今後の行事について計画を練る。
学校を出たのは午後9時過ぎ。寒いと思ったらみぞれ混じりの雪がガラスを覆っていた。
もうそんな時期か。早いなあ…
研究会で行った単元も終盤に近づきつつある。今回は段落構成について
明らかにする場面。少しこちらがあおったため,かなり熱の入った授業になった。
自分の正しさを主張するため,教科書の記述を用いて意見をたたかわせる。
もちろんお互いを認めあった上での発言なので,学級経営上問題ない。
むしろ,授業に参加しているという点では好ましいとも言える。
今回も延長して60分以上行ったが,やめる気配はなかったので,
問題点を整理した上で次回持ち越しとした。
残念なのは単元の中で、研究会本時の部分だけがこの流れとちがっている
という指摘があったということ。その通りなのだが,自分で価値があると思ったことを
何とか証明したいという気分。子どもの姿で証明することと,
今後説得力ある理論を身につけたい。
子どもたちとの約束でこちらが宿題を出し忘れたらその宿題は無しで
よいことになっている。だから子どもたちは自分が宿題プリントを出し忘れている時は
蜘蛛の子を散らしたように一目散に帰る。こちらもそのように言ってあるので
それ自体は問題ない。ただ,子どもたちがこちらとの約束を破ったときに,
反省の様子が見られないので,
「君たちが約束を守らないのならこちらも堂々と破るが,それでいいね。」
と宣言した。さすがにまずいと思ったらしく,改善が見られるようになった。
ただ,この方法も何度も使えるわけではないので,ここぞというタイミングは
見計らって使っているつもり。研究会も終わって,次への目標が見つけにくい
この時期にこうして引き締めを図ることは,必然だったと思う。
子どもたちなりの正義や責任感をこうした出来事の積み重ねでつけてやりたいと思う。
今日は隣の先生から大判プリンタの使い方講習の依頼。
研究会も終わったので,新しい試みにチャレンジしようとしておられる様子。
また,これからパソコン教室で調べ学習などもしてみたいとおっしゃっていたので,
skymenuの操作講習も実施。「へぇ、こんなこともできるんですね!」と
目を輝かせておっしゃる。これなら子どもも楽しいと思うわぁ!とずいぶん乗り気。
こうした気持ちがある先生は,すぐに指導の仕方もなじみ,上手になられると思う。
自分が操作が苦手だから…といって避けてしまう先生もいらっしゃるが,
結局はこれが子どもにとって楽しいと思えるか,自分の苦手意識が勝っているかが
活用するかしないかの分かれ目になるような気がする。
この先生は子どものためと思えば苦労をいとわない先生。
これまでがんばってきた研究でも,こんなにすれば子どももよくわかるし,
自分もやってて楽しいとおっしゃった。こうしたまっすぐな気持ちの先生方に
支えられて自分もがんばってこられた。特に若い世代の先生方に
共感してもらうことができ自分としてはやりがいがあった。
こうした仲間を大切にこれからもがんばりたいと思う。
研究会が終了した。色々と準備をし,迎えた今日の日。
終わってみると,あっけない。自分の授業は,厳しめの意見を頂戴した。
ただ,自分としては,最初の押さえが甘かったのは認めるけれど,
子どもたちはかなりがんばって自分なりの答えを出してきた。
また,普段なかなか発言しなかった子どもたちも発言し,そこは大いに
評価してやりたいし,自分でもそこはよかったと思っている。最終的には
自分のめざすところにたどり着いたのだから,それでいいと思っている部分もある。
もちろんいただいた指摘は謙虚に受けるべきだし,そのつもりだが,
その日見ただけではわからない子どもの変化は,担任が気づいてやるべきだと思う。
研究発表はずっとそれに関わってきただけあって,一定の評価をいただいたと思う。
校長先生からも,研究会終了後に
「いい方向になってきた。今後もこの方向で研究を続けてほしい。」
とお褒めの言葉をいただいた。これで今までの苦労が報われた気がした。
また,ずっとお世話になっている前校長先生にも報告。自分の話を聞いてもらって
前向きなアドバイスをいただいた。また,前任校でお世話になった先輩の先生が
電話してきてくれて,同じようにねぎらいの言葉をかけてくれた。
本当にありがたいことだと思う。耐え難いような孤独感と向き合わなければ
いけないときもあった。本当に自分は何だったのか,自分の進むべき方向は
どっちなのかを悩むこともあったが,今,一つの区切りを迎え,これで
よかったのだと思える。明日からも変わらぬ日常が続くが,自分が支えてもらったように,
誰かを支えられる器でありたいと思う。
本番だというのにまだ9時を過ぎても学校に残っている。
本当に仕事が残っていることと,人より仕事をしていないと落ち着かない
という強迫観念によるもの。残っていてもそれほど仕事が進むわけではないが,
帰ってからは本当に疲れてしまって仕事にならなかったことも理由の一つ。
でもそれも今日で一区切り。泣いても笑っても明日が研究会本番。
自分の存在意義をかけた取り組みと位置づけた。きちんとやりきることで,
自分は何者だったのかを再確認するため。
最近,自分が誰の,何の役に立っていたのかがわからなくなっていた。
だから,きちんと区切りをつけるためにがんばった。こんなにがんばったのは
いつ以来だろうか。学生の時か,坊さんになるときか位だったと思う。
とにかくそれくらいがんばった。
…でも,まだパワーポイントの修正をしている自分。
本時の板書計画を練り直している自分。
今頃なにやってんだといわれそうだが,それも自分なのだ。
やりきることで,何かが変わると信じたい。
あっという間に過ぎていく。授業も昨日問題となったところを修正をしながら
まずまずの感触。ただ,それをゆっくり検討することができないでいる。
どうしても全体のことを先にやってしまうので自分のことはいつも後回し。
それでいいと思っているのだが,やはり不安ではある。
なので毎日遅くまで学校に残っている。まだまだ甘いなあ。
昨日のライブの余韻を引きずりながらも今日は中学校区の保・学人権での授業公開。
今までの流れを凝縮して一時間で単元の見通しを立てようと思ったが,
やはり一時間では無理があったようだ。参加者からの意見もそのあたりを
指摘する声が多かったように思う。でも,これは仕方ない。次に生かすこととして
また明日からの展開を考えていかないとと思う。
そんなことを思っていたら今日司会をして下さった前任校の先輩の先生から電話。
「今日の授業,反省点はあるけど,おもしろい試みだよ」といって下さった。
自分が本来めざしていた流れからはそんなに外れていない様子。
まあ,流し方や板書はどうしようもなかったのだけど。
この流れで展開させていこうと思う。
自分の中でのいろんな人の意見を聞いているうちにわからなくなって
しまうことがあるが,きちんと自分の中で大切にしたいものをきちんと
持っていなければと思う。
今日は午前中から勤務校に行って仕事。誰もいない職員室で授業の準備などを進める。
昼過ぎに嫁さんが子どもを連れてやってきたので,一緒に昼食。
帰った後はまた仕事。中断することなく自分のペースで進められるのでよかった。
やはり意識的にそういう時間を取らないといけないのだなあ,と実感。
しかし,誰ともしゃべらないので長く続くとどうなんだろうと思う。
実際,通勤での行き帰りで一人の時間は約2時間弱。毎日なのでかなり長い。
運転しているので仕事というわけにも行かない。たいていは音楽やpodcastを
流している。話がそれてしまったが,一人の時間と人と交わる時間をうまく
ミックスしていくのがいいんだろうなと思う。
仕事の方はまずまずの進捗。ただ,すっきり終わったと言えるほどでもないので
明日,法事と親戚の祭りの後また出勤となりそう。
まあ,お酒は飲まなくても全く平気なのでいいのだが,お付き合いとしては
少しわがままな振る舞いなのかも。でも,自分にとっては大仕事の前なので,
とりあえずは仕事に集中しようと思う。
今日から研究会で発表する単元に入った。問題解決型学習で取り組んでいくためには,
導入が命である。今回取り扱うのは学図四年下の単元「手で食べる・はしで食べる」だ。
食事を手で食べる国があること,なぜ手で食べるのかの解説から文章が始まり,
次に同じはしを使う国でもはしの使い方や形,食べる習慣が違うことを説明していき,
最後にその違いは文化から生まれた人々の知恵であると主張する説明文である。
栄養士の先生に頼んで,毎年インディカ米とジャポニカ米を同時に出してくれる日を
今日にしてもらい,手でカレーを食べさせてみた。
子どもたちは手で喜んで食べ,こちらが期待している反応を次々にしていった。
手で食べるのは汚れて食べにくいとか,インディカ米はぱさぱさしてるけど
結構おいしいだとか,やっぱりジャポニカ米が好きだなあ,など。
五校時目はその感想から聞いていき,どうしてこんな食べ方が当たり前に
なっているんだろうねと疑問を提示してから本文に入っていった。
初発の感想も実感を持っているためか,しっかり出てきた。
不思議だと思っていること,なるほどと思うことをノートに書き出した上で
総合的な感想を書かせてみると,やはり,国によってこれほど違いがあるんだなあ,
という感想が多かった。また,文化に言及したものもあった。
このあたりの感想を大切にして,次からの展開に役立てていきたいと思う。
明日から研究会で発表する単元に入る。イメージはできているのだが,
やはり実際に明日からとなるとあれこれと思いをめぐらせるようになる。
準備はしてもしすぎることはないのだなあ,と思う。だから,早めに
済ませられるものは早めにやっておかなければいけない。
だが,それも同じように準備はしたつもりでもやはり近づいてくると色々と
頭を悩ませる。泣いても笑ってもあと一週間と少し。やるだけのことは
やったと胸を張れるようにしておきたい。
研究会に向けての準備がだんだん忙しくなってきた。今日は研究会前の最後の校内研。
模擬授業形式で流れや発問について確認。自分の分も8割方できている感じだが,
細部の詰めをもう少しやっておかなければと思う。
自分のことを進めていると全体にお願いすることが遅くなってしまい,
自分の首を絞めている感じ。もっと並行して進めないとと思う。
同じくらい力を入れているのが学級経営。保護者と連携し,ゆるみやたるみを
引き締めているところ。だんだんとこちらの発問に対する反応もよくなってきている。
さらに宿題が滞りがちな子を残して指導するため,さらに時間がきつくなる。
しかし,子どもあっての研究会。子どもをいい状態にしておくのも担任の務め。
ここで力をゆるめるわけにはいかない。とにかく今ある力のベストを出せるように。
あと一がんばり。いや二がんばり?もっとか?
今日は研究会前にもう一度大学の先生に来ていただいて指導案のチェック。
自分の指導案もだいぶ固まってきてはいたが,あと少し詰めが甘いところが見つかった。
でも,今日見つかったのはむしろラッキーだと言える。また,国語教育について
超一流の実践者であった先生に直接指導を受けながら教案や流れについて
考えられるのは本当に贅沢なことだと思う。今年度になって3回来ていただいたのだが,
やはり先生が繰り返しおっしゃったことが自分たちの身についてきていると感じた。
また,今日は最終段階ということで,もっとも基本的と言える机間指導の際の
アドバイス例なども教えて下さった。ここまでしていただけるなんて本当に感謝である。
後は細かい詰めをして準備を整えて単元に臨むのみ。がんばろう。
確か1学期にもこんなタイトルで書いた気がするが,だいたい1学期に1度か2度,
勝負時だと思えることがある。今日はその日だった。放っておくと後々問題が
大きくなりそうなこと,問題の根が深くなりそうなことについて,勝負をかける。
別に子どもと一対一の勝負をするわけではなく,(もちろんそういうときもあるが)
静かに子どもたちと向き合って,子どもたちが自分を見つめる時間を作ってみた。
これがいい方向へ進むといいなと思う。
今日は研究会に向けての教案検討会。自分の教案ともう一人の若い先生の教案。
時間が短かったので,要点に絞って検討していた。実は事前に出された教案を見て,
校長先生が給食返上で会議室のホワイトボードに単元構想を書き出されていた。
偶然通りかかって自分もその単元構想に参加。そのときに教案検討の後
しっかり確認しようということになっていた。若い先生にとっては,単元構想や
校内研のテーマとあわせて教案を作ることで,これからの授業づくりに役立てて
もらえることと思う。そういえば,初任者の頃,初めての研究授業のために
校長先生が初任校の研究主任だった頃,自宅で同じように夜12時を回る頃まで
同じように指導してくれたっけ。問題解決的な単元の流れを徹底的に追求した流し方を
そのときに教えてもらった。その頃は自分もわかったようなわからないような
感覚もあったものの,今なら話の内容は全て理解できた。実践はまだ自信がないけれど。
若い先生も話について行くのに必死だったことだろう。でもこれを乗り切ることで,
きっとその先生の力になる。力のこもった指導に校長先生の親心を感じた。
終わったのは午後9時過ぎ。ここまでしてくれる校長先生もそうはいない。
本来は自分がしてもらったように研究担当の仕事かもしれない。研究主任は
こうやるんだよと教えてくれたのかもしれない。いや,きっとそうだ。
今がうまくできるかどうかが問題ではない。これからどうすればよいかを
指し示してもらったのだと思っている。ならば自分も停滞しているだけでなく
前に進まなければ。
校長先生の熱血指導からそんなことを感じた。
今日は研究会に先駆けて行われる人権教育研究会に向けての教案検討だった。
1学期の打ち合わせの会の時に誰が授業をするかという話になったとき,
自分がやりますと手を挙げた。自分の勉強にもなるし,自らを追い込む為でもあった。
まんまと追い込まれてしまった。誰のせいでもない。自分の力不足。
もちろん教案の体はなしていたと思うが,問題はその内容。他の先生方は
問題になると感じているところが自分にはわかっていないようだ。
教員としてのセンスがないのか,努力が足りないのか。
おそらくセンスがないうえに,努力をしない人間なので,そうなってしまったのだろう。
向上心がないわけではない。でも,心が弱いのだ。
情けないことだが,認めざるを得ない。強烈なイケてない感にさらされる羽目になった。
答えはシンプル。そうならないようにすればいいだけのこと。
休んでいる暇はない。休むとおそらく沈んでしまう。動き続けようと思う。
放課後,校内研の部会で同じ学年部会の先生と話した。
とにかく前向きで,意欲的に取り組んで下さり,いつもありがたいと感じていた。
研究の成果や課題について話し合ったあと,授業に対する思いを語って下さった。
「自分が変われば,子どもも変わる。」
「今まで見えていなかったものが,意識して実践をすることで見えるようになってきた」
など,研究担当としてはこれ以上ないほどのうれしい言葉をいただいた。
自分としてはがんばったつもりだが,いい仕事ができたとは思っていない。
しかし,こうして機会を与えてくれたから自分も進歩できたといわれると,
研究担当をしていてよかったとつくづく思う。
また,研究会までのあとわずかな時間をがんばろうと思うことができた。
シルバーウイーク…この言葉も一気に定着してしまった感がある。
いったい誰が思いついて広めるんだろう。ともあれ,長い連休が明け,
やはりいろんなところで子どもたちはリセットされている。
リフレッシュの部分もあるが,リセットなのだ。つまり,一からやり直し。
二学期スタートをもう一度仕切り直すような感じ。
これから忙しくなるが,準備はまたもや遅れ気味。押し流されないようにしたい。
今日は天気もよく,予定通り運動会をすることができた。
子どもたちはよく頑張り,特に6年生の成長ぶりは前担任としてもうれしかった。
今年から放送係となった。自前の機器を持ち込み,PCからの送り出し。
itunesも画面で操作するので,子どもたちが操作しても間違えることはなかった。
放送の方も話を聞く限りでは好評なようでよかった。わかりやすいと言ってもらえるのは,
自分がめざしているところだけにうれしい。おそらく来年からも放送係になるだろうが,
放送を通して運動会の進行を助けていきたい。
反省会では撮影した写真をLIFEwithPHOTOCINEMAで上映。校長先生の作品と,
自分の作品とを交互に2作品流す。子どもたちやスタッフのいきいきとした表情が
とても印象的だった。時間があまり取れなくて準備に時間がかけられなかったが,
それでも生きた表情の写真があることで,いい反省会となった。
2次会はこぢんまりと行う。PTA役員の方と子育てについて語り合う。
こんな時間もなかなか取れないので,有意義な時間となった。
今朝は雨が上がっていたが,昨夜来降り続いた雨で運動場の状態が悪く,
運動会予行は延期に。そこで10月には提出しなければならない図画の作品づくりを
することにした。運動会の練習の間はなかなか子どもの気分も勉強に向かないので,
こういう時に時間ができるのもいいかと思う。ただ,準備がほぼできている状態で
時間だけが過ぎていくのはもったいないと思う。運動会が早ければそれだけ
あとのスケジュールが楽になる。今回は運動会が延期になったわけではないが,
ここまで来ると,早く本番が来て欲しいと思う。
今日は運動会前の係打ち合わせがあった。自分の教室で打ち合わせを行ったので,
プログラム表をプロジェクタで投影しながら担当を決めていったので,
スピーディーに進んだ。子どもたちも自主的に名乗り出たので,すごくやりやすかった。
次に放送で使うitunesの説明。これも子どもたちはすぐに覚えた。
あらかじめpdfで用意していた放送原稿に,自分の担当箇所には実況用にあらかじめ
使いたい言葉を考えてくるよう宿題を出した。明日の天気は心配だが,
子どもたちにはがんばってもらいたいものだ
今日は先日の校内研で話し合った発表資料の修正。校長先生がホワイトボードに
代案を作っておいて下さっていた。ここまでした下さるなんて本当にありがたい。
ただ,自分の力不足を痛感したのも確か。また,研究体制の作り方も未熟だったと思う。
自分一人で考えていても無理な事を一人で考えようとしていたような気がする。
やはり,研究の核となる部分はチームで作った方がよかったのかもしれないと反省する。
しかし立ち止まっているわけにはいかない。前に進んでいかないと。
未熟でも,力不足でも今の状態を見てもらうこと。
今まで回避し続けていたことかもしれない。だから敢えてそこに入っていこうと思う。
放課後に運動会で使う道具を製作した。学校の倉庫にある竹と木材で作る簡単なもの。
板の下に竹をネジで留め,シーソー状にし,板の先に鉢受け用のトレイをのせ,
トレイの上にボールをのせて反対側から踏んで跳ね上がったボールをキャッチする。
ただ,道具が貧弱なので切るのに苦労した。また,けががあってはいけないので,
板が跳ね上がらないように高さを考えた。
こんな事も夏休み中の仕事だよなあ…。
10月末に行われる研究会に向けて,研究担当として研究の概要をまとめている。
骨子はすでに4月にできていたのだが,そこからほとんど進められていなかった。
夏休みにやっておく仕事だったのだが,生来の後回しにする性格のため,
今頃苦しむ羽目になっている。明日が原稿チェックの日なのでどうしても
今日やっておかなければならない。ノートに下書きをし,組み立てを考え,
ある程度筋ができたのが今日の明け方。清書をこれから行う。
ふと思いついてipodを聞きながら仕事を進めてみると意外なほど仕事が進む。
他の音が入らないためだろう。かけている曲はいつも聴いている曲なので,
考えてみれば想定内の音。今までは外を走る車の音や犬の鳴き声など
けっこう自然の音に気が散っていたのかもしれない。これは自分が
気が散りやすい性質なだけかもしれないが,いずれにせよ自分の場合
集中力が持続することがわかった。
集中する必要がある仕事の時には実践してみようと思う。
訳あって体育の授業を3km程度離れた体育館ですることがある。
運動会の表現の練習をそこでしている。だいぶ慣れては来たものの,
ビデオとプロジェクタを利用しての授業。前回教室で練習したときから
そのまま一式を箱に入れていたはずだった。
体育館について着々とセットし,音と映像を出す。さあ,授業だと思った瞬間,
リモコンがないことに気がついた。リモコンがなくても本体で…と思ったが,
何と本体には早送りや巻き戻しのスイッチがない。しまった!これでは授業にならない。
学校に電話してリモコンを持って来てもらうよう電話し,その間は一緒に指導する先生と
手作り感たっぷりの授業(涙)。動きはそちらの先生が,歌は自分が歌ってしのいだ。
幸い子どもたちも何度もビデオを見て練習しているので,歌にあわせて
何とか踊っていた。それにしてもこれだけビデオを活用して指導している分,
準備は入念に行うべきだと痛感した。やれやれ。
ちなみにその後は持って来てもらって無事授業を進めることができましたとさ。
夏休みモードから嫌でも抜け出さざるを得なくなり,なんだか疲労感がある。
今日も子どもが帰るまではあれやこれやと動き回り,帰ってからやっと
運動会の話し合いやら宿題を見るやら…肝心の研究発表の下書きがままならない。
骨子はあるので,着手すれば見えてくるのだが,そこまでたどり着けないでいる。
この週末が勝負。項目を挙げて中身はすき間時間を活用して埋めていこうと思う。
夏休みの宿題を見るのも手間がかかる。少し早めに集めておけばよかったかなと思う。
日記などはやはり短くてもコメントは書いてやりたいし,夏休みの暮らしぶりを
見てやりたいとも思っている。短い時間でも有効に活用しなければならないのだが,
なかなか能率が上がらない。まだ心が弱いなあ。
GTDも強い意志がないと達成できそうにない。がんばって達成できるようにしなければ。
先日注文していた車のカタログが届く。BMW3シリーズとレクサスIS。
新車では全く手の届かない車だが,中古ででも乗ってみたい車。カタログをめくりながら
乗り味などを妄想。ああ,楽しい。だが,お金はない(泣)
本格的に運動会の練習が始まった。まだ夏休みモードの子どもたちには
きついと感じる部分もあるようだ。ダウンさせてはいけないが,いい刺激になればと思う。
表現はよさこいソーランを行う。最初の練習からビデオとプロジェクタを活用。
プロジェクタで左右反転映像を出し,子どもが同じ方向に動けばいいように工夫。
最初は戸惑いもあったようだが,繰り返しやっていくうちに,子どもたちも
自然に動きを覚えていった。これを繰り返し行うことで,かなり完成度の高いものに
なっていくのは経験済み。表現が苦手な自分としてはこうした教材頼みなのが
情けない気もするが,苦手をある程度カバーできるのもICTの強みと言っていいだろう。
できないからやらないのではなく,できなくてもある程度できるようにすることで,
幅広い小学校の教育活動にチャレンジする。これは前向きなことだと思っている。
今日から2学期が始まった。子どもたちは元気に登校してきた。
新型インフルエンザ流行が懸念される中,2学期から新しい対策があったり,
校舎の使い方が一部変更になったりするなど,いつもより慌ただしい感じがする。
色々な事が否応なしに動いていく。これに流されないように自分でコントロール
できるようにしたいと思っている。その試行としてGTDを取り入れる。
GTDとはありとあらゆる予定を「収集」して分類し,頭の中でいつももやもやしている
「あれやこれや」を追い出し,今すべきことに集中して生産性を上げるという手法。
うまく行くかどうかはわからないが,本を読んだ限りでは,合理的なやり方だと思う。
どこまで「収集」できるかが鍵だが,予定をこまめに検討する習慣をつけようと思う。
今日は朝から職員会議。昼までかかる。そのため,午後からの準備がかなり忙しかった。
やはりもう少し職員会議は早いほうがいいなあ。といっていてもしょうがないので,
教室の準備やその他諸々の準備を進める。
帰宅してすぐにお通夜。明日はお葬式なのだが,始業式の日は休めそうにないので
丁重にお断りさせていただいた。一人でやっていたらそんなことは許されないのだが。
まだまだ甘い。自分でもそう感じる。しかし与えられた条件の中で
やっていくしかない。教員をやめるまでこのジレンマからは抜け出せそうにない。
今日は校内研修で夏休みの研修成果をお互いに発表。持ち時間5分と決めて
先生方に発表していただいた。やはりまだ慣れておられないのか,大幅に
時間を超過するケースもあった。最初はこんなものかもしれない。
でも,研修の最後に時間をきちんと守ることの意義を話させていただき,
限られた時間で伝えたいことをわかりやすく伝えるということの意義を
わかってもらえたのではないかと思っている。
午後は遠足の下見で米子へ。水鳥公園が思いのほかよかったので,当初の予定より
時間を拡大して見学させていただくことに決定。今から遠足が楽しみ。
今日から3日間は校内研修日。今日は自分の教案検討もしてもらった。
今日は模擬授業はせず,教案の文言や矛盾点がないかを検討した。
幸い大幅な変更はなかった。また研究会に向けて指導案の細かい書きぶりについても
検討を重ねた。だんだんと近づいてくる研究会にできるだけの準備をして臨みたいと思う。
4時まで細々とした仕事をして,岡山へ。今日も痛い検査はなかったらしく,
小さい子と戯れていた。「妹や弟ができたよ!」と喜んで言う姿に,少し複雑な気分。
今日は娘の付き添いで岡山の病院にいたのでそこから出勤。岡山道のおかげで
勤務校まで約一時間強で到着。そこから午前中勤務をして,久米南へ。
昨年から勤務校に指導に来ていただいている先生の講演会があるので
参加してきた。講演内容は課題解決型学習の進め方について。子ども自らが
考える授業にしていくにはどうすればいいかということを明快に示して下さった。
後は自分たちがそういう意識を持って授業をしていけるかにかかっている。
ずっと課題になっていたことだけに,目から鱗が落ちる思いだった。
講演会終了後嫁さんと一緒に娘の入院している病院へ。
病院に行くと友だちができると楽しみにしていたとおり,小さい子やそのお母さんと
すっかり打ち解けていた。去年と違い,検査だけなので,本当に楽な様子。
ただし,病棟からは出られない。まあ,これだけインフルエンザが世の中を
騒がせている現状では仕方がない。自分も病院に出入りするので気をつけている。
今日の走行距離は約300km。丸一日をかけての移動だったので疲れはなかった。
今日も15年研。2日目の内容も情報。といっても専門的な内容ではなく,
校内での授業改善や,意識改革が目的。説明・解説は少なめで,参加者が
自らが模擬授業に取り組み,自分でICT活用の有効性に気づくという構成。
今日の指導主事の先生は情報教育センターからおられ,講師の先生も
情報教育センターで指導主事をしていらっしゃった方。どちらも自分のことを
覚えていて下さり,うれしかった。
午前中は教科書を実物投影機で映し出しての模擬授業。これは毎日やっているので,
普段通りに行った。午後はフラッシュ型教材づくりの体験。
パワーポイントで動画,静止画を投影して導入や展開場面に活用するというもの。
課題解決型学習をより意識するようになって,フラッシュ型教材を作るときにも
より子どもの意識の流れを意識するようになった。これなら,また授業に
使ってみようという気持ちになった。情報教育に浸ることのできた2日間だった。
今日は15年研。情報教育で選択していたので,内容はとてもわかりやすかった。
ただ,やはりどんどん進んでいるので,進んで情報を入れていく必要性を
あらためて感じた。講師の岸先生は以前情報教育センターで指導主事をしておられ,
課題研修講座に参加していたので自分のことも多少覚えていただいていたようだった。
ギターを弾きながらの講義は情報教育センター時代には全く思いもよらなかったが
楽しい講義だった。次は情報モラル研修。参加者からはモラル学習と
情報モラルの違いはどこにあるのか聞かれた。自分なら明確に答えられただろうか。
指導主事の先生はそこを明快に答えられていた。さすがだ。
明日も15年研。また情報教育。しっかり学んで職場に返したいと思う。
午前中は市教育センター情報教育部会。CMS活用について。
自分は今日は出番はない予定だったが,少し時間ができたので急遽参加。
情報を共有すること,それにはCMSの検索機能が有効であることを話させてもらった。
また,ICT活用支援員の必要性についても意見させてもらった。
この部会のいいところはやる気のある人が多く,意見が活発に出ること。
部会長さんがそういう雰囲気を後押ししてくれるというところ。
しばらくはこの部会の住民でいようと思う。
午後は大阪大学大学院の
小野田正利先生の講演。
こちらに主張が詳しい。
保護者を「モンスター」ととらえることの危険性を指摘された。
確かに教員でいるとどうしても教員の立場でものを考えがち。
保護者目線での対応を心がけるようにというお話。全くその通り。
自分も考えてみればそのような方向でいたような気がする。
ただ,自分のやり方では「効率が悪い」とか,「教員の仕事じゃない」
などという陰口もあったように思うが,自分では必要だと思ったからやっていた。
それに裏付けをもらった感じ。とにかく元気な先生でこちらも元気をもらった感じ。
帰宅してすぐ草刈り1時間半。大量の汗で体重はお盆前まで戻る。
後はさらに減量…できるかな?
今日は午前中で棚経を終わらせて,勤務校へ。学級PTAがあるため。
役員さんが早めにやってきて,準備をして下さった。内容はカレー作りと星の観察。
カレーは6つの班に分かれ,それぞれがあらかじめ決めておいた具材を調理していく。
危なっかしい手つきだが,それぞれに保護者がついて下さっているので,
心配はなかった。親子の様子を見ていると素の子どもたちが見えて興味深かった。
カレーのできあがりを待つ間はドッジボールと音読係による紙芝居。
それぞれ子どもたちが活躍していて,良い発表の場になったと思う。
カレーができあがり,それぞれの班のカレーを試食した。なかなかおいしい。
6つの班全てが同じルーを使っていたのに具材が違うため,微妙に味が違っていた。
続いて星の観察。と言いたいところだが,勤務校の付近は曇りで時々霧雨という
悪コンディション。やむなくプラン2の星の話へ。ボランティアで学校や
地域で星の話をされる方にお願いして星の話をしてもらった。
なかなか自分では突っ込んだ話ができないところだが,さすが専門家という感じ。
子どもたちも真剣に聞き入っていた。
忙しい時間を割いての学級Pだったが,得るところの大きい会となった。
懇談ネタばかりで恐縮だが,やはり書いて残しておきたいと思う。
子どもたちは様々な家庭環境を背負ってやってくる。
それを保護者の方も気にされていることがある。
でも,家の仕事で子どもにあまりかまってやれないにしても,それで家計が
成り立っているのならそれはその家のやり方として認められていいと思う。
実際,度を超した家庭環境の方はいらっしゃらないようだ。ならば,堂々と
胸を張って「これがうちのやり方だ」と胸を張っていて良いと思う。
子どものことを見てやれないと心配される方にはそう言うことにしている。
また,親としての覚悟というか,肝が据わっていらっしゃる方に感激することもある。
この3日間,いろんな思いや願いを持ち日々過ごしていらっしゃることがわかり,
自分も目の前の子どもたちが健やかで,幸せに成長してくれるようなお手伝いが
できたらと思う。自分の仕事はあくまでお手伝いだと思っている。
主体は家庭なのだ。子どもを育てる環境を整え,良い習慣をつける。
それについて,学校でできることを全力で行い,家庭に帰す。
だからお手伝い。それが自分の役割だと思う。
今日も懇談日。子どもにかけるいろいろな思いを聞かせていただく。
自分の血が騒ぐのか,中には人生相談まで・・・
でも,こうして思いを話して下さることはとてもありがたいこと。
自分を見込んでの話だとすれば,これほどうれしいことはない。
何かで役に立てればと思う。
また,先生に聞いてほしいことがあるんです。と切り出されたときには
少し構えてしまったが,我が子がよい方向へ変化していることを聞いてほしかった
のが分かり,安心して聞くことができた。
やはり子どもを思う親の気持ちを理解した上で指導にあたることの大切さを再確認した。
勤務終了後はPTA部会。先日の交流会の反省,2学期以降の活動の打ち合わせなど。
今日から3日間は,個人懇談。保護者の様々な思いを聞かせていただく。
子どもにかける思いや願い。それを実現できるようお手伝いさせていただきたいという
メッセージが伝わるよう心がけたつもり。信頼される言動と実際の行動で,
安心して子どもを任せられる教師でありたい。
その後,指導案の方向について詳しい先生に相談。的確な指摘に頭が下がる。
自分は本番までに何をすればよいか見えてきた。アドバイスに感謝。
今日は水泳指導の後午後は空いていたので,年休を取り,お世話になった先生の家へ。
昨日,うまく行かなかった指導案を持って行った。それを見ていろんな疑問点を出された。
なぜここの部分をするのか。なぜ,この言葉に立ち止まらせるための手立てがないのか。
自分が指導案検討の時に言われたこと,個人的によく知っている人に相談したときに
いわれた内容とかぶる。つまり,そうした疑問はセンスのある人ならば
当然持つ疑問のはずなのに,自分は気がついていない。やはりセンスがないのか。
しかし,無いことが分かった以上,磨いていかなければならない。
逃げていては,いつまでもそのまま。その先生も,そんな方向で励まして下さった。
こうして相談できる,教えを請える人がいるということはとてもありがたいことだと思う。
今日は校内研修。自分の指導案検討と模擬授業。考えて臨んだつもりだが,
どうも流れがおかしかったようだ。子どもの思考が途切れたり,やってみたいと
思うような流れにできていなかったようだ。自分の場合,やりたいことは
はっきりしているのだが,そこに子どもが食いつく仕掛けがまだ足りない
ということのようだ。今日は完敗。まあ,こんな日もある。
2日目は交流先の学校が手配してくれた国交省の船に乗せてもらい,クルージング体験。
港湾関係の津波防止に関わる事業の説明。山の子どもたちには少し遠い内容だったが,
実際に防波堤ができる仕組みなどを見せてもらうとその大きさに驚いていた様子だった。
子どもたちは船から見る景色を見るだけでも満足だったようだ。
自分は興味の向くまま担当者の方にいろいろと質問をぶつけてみた。
防波堤設置の時に狂いの無いように設置するこつは?とか,
多額の税金を投入して防波堤を設置するのだが,住民の理解は得られやすいか?など。
やはり,大変な苦労があるようだ。自分にとっても大きな学びとなった。
次は,えさやり体験。先の写真にあるようにカンパチと鯛のえさやり。
養殖漁業をするにあたっての工夫や苦労があることを教えて下さった。
台風で生け簀が流されたり,病気が出て生け簀が全滅してしまったりなどの
リスクがあるそうだ。もしそうなってしまうと,今までにかけた費用が
回収できなくなり,大変な損害になってしまうそうだ。
また,養殖法が確立し,安定して供給ができるようになると,魚の値段が
値崩れしてしまうことも教えてもらった。また,農業と同じく,良い機械を入れると
効率は上がるが,その維持費がかさみ,利益を出しにくい構造になってしまうなど,
難しい問題もある。そんな話を聞きながら,いよいよ鯛釣り。
体調30cmはあろうかという鯛をこちらの参加者の数だけ釣らせてもらった。
正直,市価どれだけするのか分からないが,かなりのビッグプレゼント。
というのも,これは,うちの学校の参加者へのお土産なのだ。
去年も参加して思ったが,正直すごい。すごすぎる。
最後の鯛を釣る頃,大粒の雨が横殴りに降ってきた。大急ぎで帰ったが,
全身ずぶ濡れ。こんなこともある。だが,子どもたちも興奮気味に
この体験のことを話していた。やはりインパクトのある体験だったと思う。
休みがないのは正直つらいが,行った人だけが分かる体験ができるのも確か。
冬にはこちらが迎える番。しっかり準備しておきたい。
この生け簀に約7000匹のかんぱち。漁業の厳しさについて伺うことができた。
高知県の小学校との交流会1日目。行きはすごい雨で,どうなることかと思ったが,
交流場所では傘がいらないくらいに天気が回復。カヌー体験は子どもたちにとってとても
たのしかったようだ。みんな喜んで活動していた。
夜の交流会はこれまたハード。子どもも保護者も満足感があったことだろう,
いい思い出になればと思う。
夏休み前半の校内研修は今週がピーク。10月にある研究会に向けて,教案検討が進む。
模擬授業を取り入れ,実際の発問や流れについてチェックする。
こうして1つの教材についてみんなでああでもない,こうでもないと話し合うことで
流しが見えてくる。いい方向だと思う。こうした活動を経て,より具体性のある
教案へ仕上げたい。放課後も別の会議,今週末の交流会の準備など。
慌ただしいながらも充実した一日だった。
昨日の会で米子に宿泊したので米子から出勤。米子からも十分近い。
出勤して,宿題が分からないという子に対応。1時間ほどすると,今度は水泳教室。
普段はあまり関わっていない他学年の子どもの指導。普段担任している子どもとは
反応が違うので楽しい。途中に日食を子どもたちと見た。どんどん欠けていくのが
分かり,不思議な気分だった。
お昼は「やす坊」で。京阪神からわざわざたずねてくるようなところで
勤務の合間に昼食がとれるなんて,何とも贅沢な話だ。
午後は,校内研修。慌ただしく授業の合間に準備をしなくていいので,
気分的には楽になっている。
こうした時間を使ってしっかり2学期の準備をしないと。
追記:6月終わりから今日までコメントができない状態になっておりました。
本blogシステムserenebachのバージョンアップを手順通りにしていなかったことが
原因で,手順通りにバージョンアップすると今まで通りコメントできる
ようになりましたのでお知らせします。コメントを仕様として下さった皆様,
大変失礼いたしました。今後ともよろしくお願いします。
なお,この状況についてお知らせ下さったr_mさん,大変ありがとうございました。
今日は大学の先生に来ていただいて,10月の研究会に向けての授業の方向性について
研修をした。1学期にもこの先生にお越しいただいて研修をしたが,もわかりやすく
解説してくださり,思考がすっきりする。自分の中のもやもやしたところも
一刀両断してくださるので,非常にありがたい。研究会で授業をする3人分の
授業について,明確な方向性を示してくださった。感謝である。
また10月にも来ていただけることになった。今度はほぼ完成形にして
お見せしたいと思う。残された時間はそう多くはないので,しっかりと計画的に
練り上げていきたいと思う。
研修が済むと有志で米子へ。牛角で焼き肉を食べ,その後居酒屋で2次会。
今までそれなりにがんばってきた自分へのご褒美の意味もある。楽しく飲めた。
だが,確実に体重増加しそうな勢い。しばらく気をつけよう。
心配された雨も何とか解散までは降らなかった。一番はこれだろう。
去年は雨が降ったので子どもを帰した後いったん学校まで戻り,その後
またキャンプ場まで片付けに行った記憶がある。降らなかったことで,
片付けも早く終わり,良かった。
今回は裏方に徹していたので,気分的にも楽だった。だが,該当学年の担任として,
自分が忙しさを経験している分,裏方になったときには進んで動きたいと思っていた。
それが,他の先生方にどう映っているかは分からないが,自分が気づいたことは
やったつもり。まあ,それでいいと思う。
帰宅してからしばらくして眠気が襲ってきた。しばし昼寝。
その後,明日一日だけ自由になる休みがあり,海に行く予定なので買い物へ。
しかし,天候がとても心配。大丈夫かなあ。
勤務校の5,6年対象のキャンプがあった。今回は担任ではなく引率教員団の一人。
担任ではない参加なので,準備や指導についてはずいぶん楽をさせていただいた。
子どもたちは活動に喜んで参加した。川遊びでは,去年6年生が楽しんでいた場所まで
どうしても連れて行ってやりたいと思い,がんばって行く手をふさいでいる
ツタや木の枝を伐採した。途中草を刈っていた鎌がおれてしまい,断念しようと思ったが,
なたがあることがわかり,それを借りてさらに川をさかのぼった。
時間切れになる寸前に何とか道をつくることができ,ついてきた子どもたちは大喜び。
安全で,深さもそれなりにあり,温泉気分だといって子どもたちは喜んでいた。
食事作りも順調にいき,キャンプファイヤーも盛り上がった。
天候が心配されたが,1日目は全く雨に降られず,熱さでダウンする子どももいなかった。
夜になるにつれ,風が強くなってきて,明日の天気はちょっと心配。
さて,予定通りの日程で実施できるかな。
今日は終業式だった。やっとたどりつけたという感じ。教員ならば,学期末という時期は
誰しも負荷のかかる時期だと思うが,仕事の仕方を改善しなければという思いは強い。
やはりゆとりを持って終わり,最後にゆっくり振り返りをさせてやりたいものだと思った。
自分の状態には関係なく子どもたちは通知表を心待ちにしており,こちらがかける
言葉にしっかり耳を傾け,通知票を受け取った。こうした子どもたちのがんばりに
もっとこたえられるようにしたいと思った。
1学期も残すところあと一日となった。すき間時間を使って国語と算数の
アンケートを採ってみた。算数は習熟度別の学習を取り入れているため,
どちらもおおむね満足感が高かった。ゆっくり考えたい子どもにとって,
たくさんのことを要求されるのは苦しいと感じるだろうし,速くたくさん問題を
解きたい子にとってゆっくり考えたい子に授業をあわせると物足りなくなってしまう。
その点習熟度別の学習は効果があるという結果になった。
一方一斉授業の国語では説明文の授業に注力し,意見の違いをもとに
どんどん読みを深めていくスタイルの授業を行ってきた。
話し合いに参加できる子どもは国語が好きだと回答した。
しかし,話の流れについていけない子にとっては,この授業スタイルでは
苦しいと感じていたようだ。めざす方法としては間違っていないと思うのだが,
こうした苦手意識を持つ子供のへの対処は今後必須であると感じた。
「楽しい」と感じつつ,力をつける。これが二学期からの課題だと思う。
また,苦手だと感じている子どもに共通してみられるのが,漢字,音読などの
基礎的能力がまだ十分でないという事実。宿題で漢字をさせるというレベルでなく,
漢字を活用できる状態にしたり,音読などもどんな文章を読んでも
最初からある程度よどみなく読めるようにしてやる必要があると思う。
これには読書量が関係していると思われるので,読書環境の充実なども
考えなくてはいけないな。課題は多いが,やりがいはある。
しっかり力を伸ばせるように手立てを考えたい。
毎回ぎりぎりになってしまうなあ。反省。
だが,通知票がまだ完成したわけではない。困ったもんだ。
長期目標と短期目標をうまく一覧にして達成まで計画的にできるようにしよう。
できなかったら一ヶ月焼き肉抜き できるだろうか
とりあえずの意気込み
迫り来るしめ切りのプレッシャーを感じながら思ったこと。
それは,短期目標と長期目標が一目で見えるようにしておくこと。
今までスケジュール管理はGoogleカレンダーで行って,それ自体はうまくいっている。
しかし,いざ,時間割や授業進度やターゲットとすべき時数と連動しているかというと,
全くできていない。2学期以降このあたりにメスを入れる必要がある。
全てデジタルで行くのか,紙媒体を混ぜるのか。このあたりを十分検討すべき所まで
来ているのかもしれない。全てデジタルで行くには,既存のソフトでは無理で,
エクセルあたりをベースにして,予定表とリンクするものを作るかなあ。
おまかせ時数計算をもっとカスタマイズしてしまおうか。
ここであることに気がついた。やっぱり自分自身のぐうたらをカイゼンした方が
一番早いな。たぶんそこが一番。でも,やる気が出て,続けられるシステムは
夏休み中にしっかり考えよう。
いよいよ終業式まであと1週間を残すのみとなった。
計画の甘さが進度の遅さにつながったことを反省。
だが子どもたちがわかってないのに進むことができない。
もっと長期的な計画と,短期的な計画を一目で見える方法で進めないとといけないな。
いつも学期末になって思う悪いくせ。
でも,少しずつだが進歩していると信じたい。
近隣の三校が集まって交流会をした。発端は自分が二年前に仕掛けたもの。
今までは二校で行っていたが,前任校の先輩の先生が三校交流会という形で
発展させて下さった。学校間交流というものが子どもたちにプラスに働くもの
だということは実践してみて分かったこと。それなりにエネルギーも必要だが,
子どもに好ましい影響が与えられるなら,やる価値はある。
今回も子どもたちが新しい人間関係のなかでいろいろ関わり合ったこと。
そこに意義がある。学校に戻って,他の学年の子どもに「先生,何をしてきたの?」
と聞かれ,交流のことを話し,「君たちもしたじゃない。あんなやつだよ。」と答えると
すぐに担任の先生に,「先生,私たちも交流しようよ」とせがんでいた。
この学年は前任校の時に自分がお願いして交流させてもらった学年の子どもたち。
やはりいい印象は残っていたのだと思う。この三校の子どもたちは
一緒の中学校に通うことになる。価値ある活動として残していきたい。
今日は通知票の所見を提出した。けっこう早く提出して驚かれていた。
でも,他にはできるものがなかったというのが正しい。どの教科も進度が中途半端で,
テストがすぐにできないものばかり。やはり余裕を持った計画が必要だと痛感。
でも,学習のしつけができるまではあまり早くは進められないし…
このあたりは毎回悩みどころ。でもあまり遅くしてしまうと2学期がしんどい。
だから最後の最後まで授業をすることになりそう。あまり好ましいことではないが,
とにかくやるしかない。
だが今日はPTA運営委員会が午後8時30分過ぎまで。その後,明日の交流会の準備。
学校を出たのがその一時間後。やれやれ。
いろいろなことの期限が迫ってきている。やはり一番大きいのが通知票。
7月に入ってからは通知票最優先で動く。進度やテストの進み具合も気になるが,
とにかくやらないと始まらない。まずは所見を今週中にあげるという計画を立てた。
去年は同僚の先生としめ切りを決めて勝負しながら進めていたが,今年も
そのようにして進めようと思う。本当は自分の中でやらないといけないと思うのだが。
やはり7月は余裕がない。
国語の時間によく使う手なのだが,意見の違いを鮮明にしてディベート形式に
持ち込むことがある。内容は意味段落のとらえ方について。
それぞれの立場で,一生懸命自説を主張する。だから反対側の立場の子が熱くなる。
そして,内容に踏み込んで,教科書をしっかり読み,辞書を自主的に調べ,
だからこの部分はつながるとか,切れるという議論になる。
「先生,頼むからいわせて!」と何人もが体を揺さぶりながらせがむ。
時間の終わりは分かっていたのだが,切るに切れなかった。
熱心に議論に参加していた子は,時間が経つのも,チャイムが鳴ったことも
全く気づいていなかった。気がつけば60分経過。さすがに疲れてきたようで,
そこで区切りとした。ただ,課題になるのは,参加できない子への手立て。
約3分の2の子どもたちは参加したが,3分の1はほとんど目立った
活動ができていなかった。この3分の1の子どもたちを巻き込むには,
さらに班活動をうまく入れて,論点をその子たちにもきちんと伝えていく必要がある。
だいぶ整理しているつもりなのだが,まだ伝わっていないようだ。
普段から聞く力の向上を意識した取り組みが必要だと思う。
そのあたりを意識して,2学期に備えよう。
今日は参観日なのに自分が公開するミニ授業研を入れて超多忙。
分かってはいたのだけど。説明文で挑戦。内容を意味段落に分けていく活動。
校長先生からはいきなりそのめあてで入ってなぜ子どもが食いつくのか
分からないといわれてしまったが,やはり学習経験は生きるのだと思う。
実際,子どもが既習事項を生かして発表するなど意欲的に活動していたという評だった。
でも,1時間の授業の中で活動内容が説明できるようにしておくべきだと自分も思う。
しっかり導入部分の子どもの意欲づけについて取り組みたいと思う。
参観授業は社会科の見学新聞の発表会。途中ハプニングもあったが,
それも経験。無事終えることができた。
懇談会も和やかに進行し,無事終えることができた。
しかし,油断は禁物。信頼される言動を心がけたいと思う。
子どもたちが気になることを教えてくれる。
友だち関係のこと,担任外に出ているときのみんなの様子など。
自分たちも注意はするのだが,なかなか効果が出ないと言ってくる。
すごくしっかりした子どもたち。こうした思いをあきらめさせてはいけない。
関係した子を呼んで話を聞く。決して叱りつけるのではなく,自分の行動を
冷静に思い出させる。すると,関係した子もやがて自分のしたことが
良くなかったことに気がつく。すると,最初に言ってきた子たちもほっとした顔になる。
今,こうしたしっかりした子どもたちだけでなく,クラス全員で良くない行動に対して
NOといえるように「いけんよ!」キャンペーンを実施中。
良くない行動の見極めと特定の個人に集中しないように配慮は必要だが,
自分の無配慮な行動はみんなから認められないというメッセージを
伝えてやることも必要だと思う。さて,どれだけ効果があるだろうか。
今日は市教委から指導主事の先生をお招きしての校内研修会。
授業二本と自分が担当となって作成している研究の方向性について指導をいただいた。
研究の方向性についてはおおむねよいということだったが,
個別の点でまだ具体的に見えてこないと指摘をいただいた。この点を
夏休みまでに明らかにしておきたい。
授業研については,教案検討の時にも話題になったが,やはりめあての
持たせ方についてが参加者の先生方の話題の中心となった。
やはり,子どもたちに一時間やるべきことをきちんとつかませるというのは,
すごく大切なんだとあらためて思った。
普段からどれだけ意識して授業ができるか。これが研究会で成功する鍵だと思う。
今日も天気が良く,県北のこの時期では珍しく気温と水温の合計が50度を超えた。
今日は子どもたちも寒がる子は少なく,時間いっぱいしっかり泳がせることができた。
とはいえ,水が苦手な子もいれば,得意な子もいて,その差はかなり大きい。
どちらの子にもしっかり活動が保証できるよう,場の設定には工夫が必要だった。
ただ,経験的にしっかり泳ぐ時間を確保すれば上手にはなっていくので,
良く泳げる子どもには何m泳ぎなさいという指示を出して,所々フォームを指導する。
後は泳げない子に具体的な目標を示して,自分の中で進歩を実感できるように
しっかり声かけをしている。もちろん水泳を専門的にやっていたわけではないので,
たいした指導をしているわけではない。でも小学校段階で授業のレベルであれば
それでも良いのではないかと思っている。もちろん水泳の才能がある子どもならば,
こちらから保護者に働きかけて専門の指導を受けることをおすすめするかもしれない。
間違えても「自分が指導したから大会で○位になった」という自慢だけはしたくない。
それは子どもが偉いのであって,指導した人間は後押しをしたに過ぎないのだから。
そんな気持ちで日々指導しているつもり。
今日は市のクリーンセンターに見学に行った。少し遅めだが,国語科の単元との
兼ね合いもあり,きちんと,聞く,話す,メモする,まとめる活動を一通り
行ってから取り組みたかったので,ぎりぎりまで遅めた。
クリーンセンターの方の中に知り合いの方がいらっしゃり,
交渉から実現までは非常に話が通しやすかった。また,見学でも大変親切に
対応して下さった。ありがたいことだ。
本当は写真の撮り方まで教えて自分たちで取材をさせたかったのだが,
さすがにそこまで手が回らなかった。代わりにこちらが見せたいものが
よく分かるような写真を撮り,それを元に子どもたちに伝えていきたいと思う。
情報教育に取り組んでいると,国語もそうだが,社会科,理科,算数でも
いろいろな場面で応用ができる。自分のまわりではまだまだ誤解の多い
ところなのだが,子どもの成長の中に必要な要素がたくさん入っている。
しっかりその点をアピールしていかなければと思う。
今日は国語の時間にインタビューの単元の寄り道的に電話での交渉を取り扱った。
PCを2台用意して遊びの約束を取り付けるというもの。
本当はもっと改まった感じの場面がよかったのかもしれないが,
最初なので取っつきやすくしようと考えた。子どもたちもしっかり乗って
活動に参加した。PCはあくまで道具。電話で話せるということが分かった子どもたちは,
PCを意識することなく活動に取り組んだ。
この活動のよいところは(ビデオ機能を使わなかったので)顔を見て話す
ことができない。あくまで相手の反応を聞き,こちらの話す内容を考え,
修正するところにある。こちらが遊びの提案に難色を示すと,別の案を
提示するといった具合に。できる子はすぐに思いついて別の提案をしてくるが,
やはり戸惑い,固まる子もいる。その空白を埋めるのは慣れしかないように思う。
固まった子への配慮も必要だが,それを授業でやることで,やはり会話の空白は
気まずい時間になるということも理解できたのではないかと思っている。
今日は年に何度かある,学級経営における節目の日だった。
ある程度計画を立てて切り込む日もあるが,今日は必要に迫られて行った。
詳しく書くことはしないが,子どもたちの心に迫って行くためには,
時に荒療治も必要。といっても基本的に素直なのでこちらのねらい通りにはなったと思う。
やはり,のぞましくない行動はすべきでないというところを教えるのも大切な仕事。
次に同じ状況になったとき,どんな行動が取れるか。
その力を普段から少しずつでもつけてやりたい。
今日はPTAと合同の奉仕作業。草刈り担当。
去年,草刈りで腰を痛めてから久々に刈り払い機を扱う。
しっかりできるか不安だったが,比較的きれいな斜面や平地を刈ったので,
それほど困ることもなく終えることができた。それでも腰に来そうな
違和感があったので気をつけないといけない。
久々に家の草刈りもやってみるかな。
今日も慌ただしく学校での仕事を終え,ある先生のお宅にお邪魔させていただいた。
その先生は,自分が初任校の頃に教頭先生として1年間お世話になり,その後もずっと
お付き合いをさせていただいていた先生。現任校でも校長先生としてご活躍され,
自分が赴任する1年前に定年退職された。つまり,今年でご退職されてから
3年目ということになる。その先生から昨日電話が入っていた。
「最近どうしてるの?よかったら遊びにおいで。」先生の口癖のようなもの。
いつも気軽に声をかけて下さる。本来ならこちらから近況をお知らせすべきなのに。
研究担当として今自分が考えていることや,学級経営について色々とお話を伺った。
「最近,こんな本を読みました。」と鞄の中の本を見せると,
「ちょっと待って」といって部屋に戻ってすぐにたくさんの本をかかえてこられた。
PISAに関する本も,自分が読んでおおっ!と思った本も,買っているが
まだ読んでいない本もたいてい読んでおられた。退職されて3年がたつというのに。
自分の考えを話すと「それはこういうことじゃないかな」と解説を加えて下さる。
現役を離れてもなお,こうして学んでいらっしゃるという事実。
それは,自分にとってものすごく刺激となった。
現役である自分はもっとがんばらなければ。
今日はプール掃除があった。天気がとてもよく,プール掃除には最適の日だった。
子どもたちもよく動き,最初と比べると見違えるほどきれいになった。
時折かかる水道の水しぶきも子どもたちは気持ちよさそうだった。
ただ,水が抜けるのに時間がかかり,子どもたちで最後まできれいにする
ことはできなかった。排水溝をのぞいてみると枯れ草がいっぱい詰まって
水が抜けにくくなっていた,これは仕方ない。何年やってもこの水抜きの
タイミングは難しい。担当の先生はうまく行かなかったと反省されていたが,
枯れ草のつまり具合などは一度抜いてみないと分からないものである。
水がいくらでも使えるところなら一度抜いて排水溝をきれいにして
もう一度水をためるというやり方もあるだろうが,水道水でプールを
管理している学校がほとんどだろうから,そうも行かないのが現状である。
ともあれ,プールはきれいになった。間もなく,水泳の季節が始まる。
早いものだとつくづく思う。
今日は地区の人権教育の集まり。
部会になってからは知らない人はほとんどいないので,
一年間の活動計画はすぐにできた。授業公開には自分が手を挙げさせていただいた。
10月には勤務校でへき地研究会があるので,その直前にさせていただこうと思っている。
その話の中で「今,勤務校でどんなことをされているのですか」という質問があった。
自分の中であやふやな部分としっかりと言える部分があることが分かった。
あやふやな部分についてはこれからしっかりと明らかにしていかなければと思う。
今年は勉強の年となりそう。
今日は外部から講師を招いての校内研修会があった。
かつては岡山大学附属小学校でご活躍され,今では大学の先生になっておられる。
国語科では大変有名な方で,校長先生のつながりで来ていただいた。
授業前の少しの時間話をさせていただいたが,こちらの疑問には明快に答えて下さった。
研究授業は2本。学期が始まってこの時期に準備をすることはとても大変だったと思う。
授業者の先生方には本当に感謝するばかり。
授業を通して感じたことは2つ。教材研究の大切さと,授業の組み立て方。
そしてこの2つは両方をバランスよく行わなければならないということ。
当然といわれれば当然なのだが,自分は今までこの2つの要素を
別々に考えていたような気がする。授業後の研究協議で,講師の先生が
して下さった模擬授業でそれを強く感じた。
部会での練り上げにぜひとも取り入れたい視点だと思った。
普段子どもと接していても,発問に対する反応をきちんと読み取ったり,
その反省を元に授業の組み立てを考え直すということをおろそかにしていなかったか。
自分の取り組みを反省するばかりである。でも,実際に見せていただいたことで,
「ああ,こうすればいいのか」と思ったことも確か。あとは校内で,
どれだけ実践し,先生方に分かってもらいやすい形で情報提供していくか。
新たな課題が見えてきた。
今日は市教委の学校訪問があった。この日に向けて色々な準備を進めてきた。
とりあえずは無難に終わったと思う。指導についてもまあ,納得のいく範囲。
次は明日の校内研の準備。結局9時前までかかってしまう。いかん。
日曜日にしておくべきだったのだが,やはり気疲れか眠ってしまっていた。
その後から入院している子どもの見舞いに倉吉へ。
けっこうハードかも。
市教育委員会の学校訪問に向けて色々な準備が進んでいる。
校内外の様々な環境,諸帳簿の整理,そして一番大切な普段の授業。
だが,一番大切な授業の準備の時間がとれないほどいろんなしめ切り文書が
次々に回ってくる。なるべくすぐに処理するようにはしているが,
こうした公的な書類を先にしようとすると,どうしても自分の授業に関することが
おろそかになる。本当はそういうこともきちんと片付けなければならないのだが,
自分の場合,できていない。休み時間の子どもの様子を見ながら連絡帳の返事や
宿題の丸つけをし,不定期に入ってくるPCサポートをやっていると,あっという間に
1日が過ぎる。今日もそんな一日だった。朝から校内LANに入れないという症状。
断続的に様子を見るも,結局原因が分かったのが夕方6時。
特に5時から6時はそちらにかかっていたので,全く諸帳簿の整理は進まず。
そんな様子を見て隣の先生が,はんこ押しくらいならやってあげるよと
ありがたい申し出。自分の仕事なのに,とは思ったがしめ切りを考えてお願いした。
6時半からPTAの会議。8時半前まで。それが終わって,諸帳簿整理の残りをして帰宅。
時間が取れない・・・
今日は遠足だった。全校の遠足日和だったが,少々暑すぎた。
蒜山に登った。けっこうばて気味の子も。ただ,気になったのが,
友だちに荷物を持ってもらって,平気で先に上がってくる子。
自分以外のことにまだ気が回らないのだろう。何とか気づくようにさせてやりたいと思う。
また,水筒の水が不足すると思い,かなりたくさんの水やお茶を持って上がった。
これも,全く水がなくなってしまった子のためといっているのだが,
まだ予備があるのにもらいに来ようとする子。
おそらく先のことを考えてのことだと思うが,本当に困っている子に水が回らない。
こうした「気づき」を教えることはなかなか難しい。他者理解と自分の状況を
合理的に判断する必要があるからだ。この判断は一人ひとり違って当然だし,
だからといって全く自由で良いというわけでもない。だから難しい。
それにしても暑さと登山の疲れで今日はかなり疲れた。
しかし,今日しか研究推進の時間が取れそうにないので,先生方も
疲れているとは思ったが,研究推進委員会を開かせてもらった。
自分が考えた研究仮説について大枠で承認をいただいた。
ただ,細かいところをもっと鮮明にしていく必要があること,PISA型読解力を
つけていく試みについては,まだ共通理解が十分でないと感じた。
やはり,PISAという言葉にアレルギーを感じている先生もいらっしゃるようだ。
これは,しっかりと情報を提供して行かなければと思っている。
そして研究推進が終わると急いで帰宅。
隣のお寺の初七日へ。とにかく忙しい。滞りなくお勤めして,
やっと帰宅。帰ってから研究の仕事をする余力はなかった。そのまま沈没。
ただ,帰って一つ笑えるものがあった。娘が明日の遠足のために
友だちと作ったてるてる坊主。写真は<続きを読む>をクリック。
26日の校内研修会に向けての教案検討会があった。授業者の先生の思いを
大切にしつつ,どこを共通理解するかについて知恵を絞った。
スケジュールの関係で,研究仮説が不十分なまま授業をしていただくのが申し訳ない。
ただ,仮説は十分な時間をかけて立てたいと思っているのも事実。
きちんとした柱を立てて取り組みたいと思う。
校内研修が済んでからすぐに学校用PCの更新について業者と検討。
校長先生も同席して下さったので方針はほぼ決まった。
後は円滑な更新に向けて準備を整えよう。
その後職員室PCにいくつかの不具合が見つかり,対応。
何人かの先生に手伝ってもらいながら対応を進める。なかなか自分の仕事だけに
集中できないのがつらいが,これも皆さんが「何事もなく」使えるための努力。
がんばるしかない。
今日は第2回の校内研修だった。5月にある校内研修の教案検討が主な内容。
自分が用意した学力分析の資料は簡単に紹介して,先生方の授業にかける思いを
語っていただいた。今年度のテーマに沿った形で授業を提案して下さり,
とてもありがたかった。ただ,意見をまとめるということはとても難しいものだな
という思いも持った。それは,「よい授業のイメージ」をまだ共有できていない
ことに原因があると思った。何とかそれを共有できる工夫を考えなければと思う。
今日も連休に備えて慌ただしい一日となった。
子どもに連絡するもの,先生方に連休中にやってもらうものなどの準備に
追われどおしだった。とにかく行事と課題とが一気に押し寄せるので,
自分でもかなり消化不良気味。その他にも打ち合わせになかったはずのことで
細かく指摘を受けることもあり,こちらの思いもあったが,とりあえず我慢。
ただ,顔には自分のイライラがにじみ出ていただろうなと思う。反省。
放課後は校内研の部会,その後,気になる案件があり,所用で倉吉へ。
今日は参観日。家庭訪問後の参観日だったのでどの子の保護者かはよく分かった。
同業者の保護者もいらっしゃるため,緊張した。流れ通りには進んだが,
もっと参観日ならば子どもがぐっと盛り上がるところを見てもらってもよかったのかなあ,
と反省。不完全燃焼気味。懇談では自分のペースで進めることができた。
夕方はPTA歓送迎会。保護者の方と親睦を深めることができた。
家庭訪問4日間の日程も今日で終了。今日も色々な出会いがあった。
やはり,子どもの数だけ,親の思いがあることを今日もあらためて思った。
大切な子どもをお預かりしている以上,こちらも全力で指導に当たりたい。
明日は参観日。教室の準備が遅れていたが,今日一気にやってしまった。
やはり先延ばしにするべきではない。まだまだ自分の弱さがある。
明日もがんばろう。
中日を入れて今日が家庭訪問3日目。今日も色々な出会いがあった。
それぞれの保護者の方々の思いを今日も胸に刻む。子どもの数だけ親の思いがある。
そう感じた。その中で自分が学級通信で書いた情報教育に取り組んでいますという
記事に反応してくれた保護者の方がいらっしゃった。思いをうまく表現できないので,
どうかそういう面を伸ばしてほしいとお願いされた。自分も,情報教育も期待されていると
感じることができた。
今日は校内研。研究主任としてむかえる校内研は2度目だが,
前回は完全に好きにやらせてもらった感じだった。32,3歳くらいの時だっただろうか。
それなりに情報教育でで進めてきた自負はあったが,あまりにも青すぎた反省がある。
当時の校長先生には自分を伸ばしてやろうという意図があったのだろう。
今思い出しても感謝するし,何よりその期待にうまくこたえられて
いなかったのではないかという思いが強い。そして四十が近くなった今,
再度自分に研究を任せていただいた。前任校では全く縁のなかったポジション。
今度こそという思いは強い。だが,今までの積み上げがあまりにも少ないことは
自分が一番よく分かっている。自分の知識で引っ張るのではなく,自分は
交通整理をする役なのだ,そして自分が一番勉強して,これからの自分の
指導力アップに役立てるのだという気持ちで臨もうと思っている。
他の学校の形だけをまねても決して自分のものにならないと思い,
研究の方向や方法はほぼオリジナル。とはいっても少ないながらも資料に
あたったり,実態からめざす児童像へ向かう道筋などもなるべくシンプルにわかりやすく,
先生方が取り組みやすいような方法を考えたつもり。
また,年度内に内部でどんどん提案してよりよいものにしていけるような
研究体制とした。一応のスタートはできたと思っている。
後は実際に回していくことになる。やはりきちんと定期的に呼びかけをして
気持ちよく動いていただけるように配慮していきたいと思う。
特に研究会を控えた今年,それなりのものにしなくてはならないプレッシャーはある。
だが,大切なのは子どもをよい方向に変容させていくこと。
学級指導はもとより,研究のほうでもしっかり取り組みたいと思う。
今日は家庭訪問2日目。今日も保護者の方の様々な思いを聞かせていただく。
やはり,聞くことから始めることにつきると思う。
「先生は自分の思いを分かってくれた」この実感がないと,こちらからの提案や
子どもについての学校側からのお願いは感情的に受け入れられないと思うからだ。
これは自分が保護者の立場だって同じ。だから,心してかかろうと思っている。
去年担任したことの兄弟関係が少ないため,ほとんどが初めてのお宅となる。
ただ去年みたいに場所の感覚が全くないのとは違うので,多少気が楽なのだが,
やはり時間がタイトなところはスケジュールが押してしまい,ずれ込んでしまった。
反省である。ただ,子どものことを保護者から直接聞くことはとても
大切な機会であることは間違いのないことで,子どもによっては学校の様子と
家の様子が違うことがあるので,子ども理解には欠かせないことだと思った。
別の用件で昨年度担任した子どもの家も回った。皆さん親切な対応でありがたかった。
今日から家庭訪問なので授業は昼まで。各家々を回らせていただく。
それぞれの保護者の方の思いを聞かせていただいた。生の思いを聞けるよう,
聞き役に徹する。そして,保護者の方の我が子への思いを大切に胸に刻む。
大切な作業だと思う。その思いで自分も子どもたちに接していきたいと思う。
合間に業者対応。PC教室のプロキシ設定変更と前日まで格闘していた
職員室PCのクリーンインストールの問題について話す。PC教室については
すでに原因特定していたのですんなりいったが,職員室PCの問題については
イベントビューアでディスクエラーが出ていたのでその問題ではないかと話していた。
業者とも意見が一致した。ただし,契約上HDD交換には費用が発生するため,
手持ちで対応することになる見込み。とりあえず会社に持ち帰って,
もう一度クリーンインストールをお願いした。
最後の家庭訪問を終えて帰宅。いつもより早く帰れたうえ,父も母も留守だったため,
嫁さんと子どもと3人で津山に出て食事。娘のリクエストでスシロー津山店へ。
金曜日の夜ということと一皿90円のキャンペーン中ということもあってか,
何と30分待ち。やっとの思いで店に入るも忙しかったためか,中々注文が通らない。
娘はわさび抜きでないとまだ食べられないため,かなり待った。
でも,娘も満足したようだった。おなかいっぱい食べたが,すごく割安だった。
久々の親子3人での外出。
今日は学校の運営委員会があるので残っていた。すると,前任校の保護者が,
こっちを見てあいさつをしている。どうしたのかな?と思い出てみると,
卓球台の交換にやってきたようだった。実はこの保護者の息子さんは,
担任した子どもではないが,休み時間に卓球を指導していた。今度高校に入り,
その高校ですでに頭角を現し始めているのだという。彼の近況を聞き,
とてもうれしい気持ちになった。小学校の頃から器用な子で,とてもガッツがあった。
すぐに上達し,中学でも部内で彼にかなう子がいなかった。その中である高校の
特待生として選ばれ,今に至っている。県内にはインターハイの常連校があるので,
そこを崩せるかどうかは正直分からない。でも彼はそこを倒すといって,
あえてその常連校でない高校を選んだ。彼は今までも部内にライバルが
いない状態の中でも卓球への情熱を持ち続けた。ひょっとするとという気にさせてくれる。
その間に,自分は転勤をし,現任校で体育の一環として卓球を取り入れた。
男女でそれほど技術の差がなく,苦手な子でも萎縮することなく楽しめるからだ。
すると,偶然にも今年から現任校でのスポーツ少年団卓球部ができ,
昨年担任した子どもたちがたくさん入部した。入部した子どもの保護者からは
「先生が体育で卓球をしてくれたのがとても楽しかったようです。」
という言葉もいただいた。とてもありがたいことだと思う。
今までスポーツ少年団への入部をためらっていたような子どもたちも
卓球ならばできそうと思った子が多いようだった。自分も関わったものとしてうれしい。
そして,そのスポーツ少年団の指導者が,卓球台の交換に来た方だった。
何という巡り合わせか。その保護者からは,
「先生,今年も卓球する子を増やして下さいよ」と。
確かに盛んになれば地域に文化が根付いてゆく。担任という立場上
限りはあるものの,体育で卓球というのは巧みさや調整力をつけるのにとても適している。
低学年では難しいかもしれないが,中学年以上ならば体育としても成立しやすいだろう。
運動の良さを伝えるという観点からまた取り入れていきたいと思う。
今日は退任式があった。昨年度までいらっしゃった先生方が5人転勤して行かれた。
自分は現任校勤務の1年目が終わったばかりだが,それぞれ自分とのつきあいが
長かったり,とても仲の良かった先生ばかりだったので,寂しさはひとしおだった。
子どもたちも同じ思いでいたようで,中には号泣する子どもたちもいた。
それだけ子どもたちに深い影響を与えたということだろう。
夕方は職員での送別会。先生方と遅くまで話し合った。2次会では思い切り
歌った。3次会まで参加し,思い出を語り合った。
いつまでも名残は尽きないものの,こうして送別会は終了。
先生方,新しい学校に行かれても持ち味を発揮してご活躍されることをお祈りしています。
今日は入学式。新入生を31人迎え,これで,今年度全校揃っての1年間が
スタートしたことになる。その前後の時間の学級は大忙し。明日から始まる
委員会活動,給食に備えて,委員会のメンバーを決定したり,給食当番を決めたりした。
給食当番はすんなり決まったが,委員会についてはやはりなじみのあるものに
人気が集まり,ばらつきがでた。でも,ここが学級づくりの最初の鍵に
なるのではないかと考えている。思いと違っても,納得して他の委員会に
移れるようにする。また,率先して動いた子どもをみんなの前でほめる。
小さいことのようだが,ここで少しでも不満を残すと後々尾を引くことになるので,
ここには神経を使った。ただ,子どもたちも素直なので,こちらの意図した
方向に動いてくれて,気持ちよく終わることができた。
子どもを帰してから午後は学級事務。といっても自分の場合教室に置く
PCのセットアップが大半を占めてしまう。ここの時間短縮が近年の課題となっている。
次に教室おきにするとすればぜひ省スペースPCを検討しようと思う。
転勤の時の引っ越しは2トン車で来ないと一回では無理な感じとなっている。
準備は計画的にしたいものだ。
今日から新学期がスタート。今年度は4月1日からの準備期間が短く,
この日を迎えるのにけっこうな努力が必要だった。
子どもたちは元気に登校し,担任発表を待っていた。今年は4年生。
昨年より少し幼さを感じる。そりゃそうだ。これから6年生としてやっていく直前の
5年生を送り出して,3年生から上がってきたばかりの4年生なのだから。
子どもたちが親しみを持てるよう雰囲気を作ったつもり。
自己紹介として,名前,得意なこと,みんなに知ってほしいことか
この1年間でやりたいことをスピーチさせた。実に子どもらしい答えが返ってきた。
最後に「先生もスピーチをして。」というので,こう話した。
「みんないろいろやりたいことや夢があるね。先生のやりたいことはみんなのその夢ややりたいことをおうえんすることです。できればみんなの夢をみんなで応援しあえるようになったらいいと思います。」と話した。これが学級開きの言葉。
その他にも情報教育をがんばっていること,自分のスタイルに早くなれて
ほしいことなどを話した。自分も新しい気持ちでスタートを切ることができた。
午後からは机・ロッカー移動。その後職員会議。会議終了後欠席児童への家庭訪問と
中学への入学お祝いメッセージを持って行く。帰ってから他校の先生から
時数計算ソフト紹介の依頼にこたえメール送信,家庭訪問の計画作成,
新学期に作成する掲示物づくりのためのPCサポートなど。
新年度からほぼフル回転なのでけっこう疲れた。
今日は新6年生が入学式の準備登校に始まり,午後は職員会議,学級事務と
過密気味の一日。今年は研究主任を仰せつかったので,昨日研究推進委員会で
決定したことの報告,新しく来られた先生のためと今後文書管理がよりうまく行くための
提案を書いて研究担当通信として配布した。
YOSHIMAさんの実践をヒントにここ数年間
行っているが,今年こそ研究に関する情報や校務を効率化させる方法について
広めていける後ろ盾になると思うので,がんばって出していきたいと思っている。
その他,職員会議の提案文書,親睦会の幹事の文書など,研究担当通信と一緒に
昨夜のうちに作っておいた。朝学校に行っても色々なPCサポートをしながら
新学期の準備を進めた。新6年生が来たら,前担任の自分が指示を出し,
子どもを割り振った。子どもたちはよく動いて,予定の時間より早く終わった。
このあたりは新6年生の得意なところなので,この1年間がんばってほしいと思った。
6年生を帰し,昼食を済ませると職員会議の文書の印刷がまだのようだったので,
印刷に取りかかるも,一つ文書が出ていないことが発覚。去年の自分の担当だったので,
印刷はお願いして,文書を今年のように直して提出。印刷は全然できなかったが,
チームプレーで開始までには文書が間に合う。でも,本当はこんなことでは
いけないだろうと思う。職員会議の印刷は誰がするのか。来られたばかりの
先生にも分からないし,自分たちもはっきり知らない。担当をはっきり示して,
その先生が忙しくて,頼まれればいくらでもやる準備があるが,
ここは今後の要改善ポイントだと思う。
会議は時間内に進んでいった。いい傾向だと思う。ただ,会議や話し合い,
指導については思うこともあるので,また別の話題としてあげようと思う。
会議が終わると皆さん学級事務に取りかかる。今年は新年度がスタートして
新学期が始まるまでの時間が非常に短い。そのために会議は早めに切り上げる
ということがあったのだが,それにしても今回学級事務に充てられる時間は短かかった。
とりあえずロッカーと下駄箱に名前シールを貼り,机を整え,簡単な掃き掃除を
するくらいしかできなかった。
シールといえば,ラベルマイティが大活躍である。全校分の名簿を元に
ラベルマイティで読み込み,テプラで出力した。かなりの省力化である。
新しく来られた養護の先生も喜んで使って下さった。校務の情報化が
うまく活用されている場面だ。これを機にいろんなものに応用して下さればいいと思う。
こうして,色々な仕事が同時進行で流れているわけだが,どうも最近腰に違和感が
出てきている。正確に言えば,腰の上の筋肉がかなり疲労している感じ。
まだひどい痛みではないが,大腰痛を引き起こす前兆を感じる。
早めに湿布を当てて回避したいところだが,間に合うか微妙かも。
今日は第1回職員会議。実質的なスタート。その最初の校長先生の説明の最後のほうに
情報担当としての自分についての説明があった。大まかな要旨は次の通り。
「今,情報担当としてmacchinががんばってくれているが,間違えないようにしてほしいのは,「あの人は好きでやっている」のではないということです。確かに好きでやってきたからここまでの知識を得たというのは確かにあります。でも,皆さんが困ったときにmacchinがどんなに忙しくても対応してくれるのは,「好きだから」ではないのです。皆さん一人ひとりがその便利さを感じ,実際に使ってくれないとICT活用は進んでいかないことをよく知っているからです。情報でがんばっている人たちは皆,そういう思いをしながらも一生懸命進めています。そこはよく理解しておいて下さい。」
とてもありがたい言葉だった。校長先生自身が教諭時代,教頭時代,そして
校長先生になられてからも感じ続けた部分だったのだろう。
今,そんな校長先生の元で働けることを幸せに思う。そして,そのご恩返しは
先生方がよりよい教育活動ができる環境をICT活用の視点から整えること,
そして自らがICT活用だけにとどまらず,よりよい授業をして,子どもを
よりよい状態にしていくことにつきると思う。
これからもがんばっていこうと思えた。
高学年担任だったので,子どもたちに自分の写真をフォルダに移動し,
CDに焼かせてみた。元の共有フォルダにある写真を誤って消してはいけないので,
関係しそうな写真を別のフォルダに移しておき,そこからジャストスマイルの
自分のフォルダに移動させた。実質2時間くらいで終わっただろうか。
それも複数の作業を並行して行わせておき,手が空いた時間に行わせたので,
今回は時間のロスは非常に少なかった。こうして作ったCDと,
インタビューや教室紹介など,1年間の行事を記録したビデオを集めてDVDにして渡した。
これについて今日,保護者の方からメールをいただいた。
ねぎらいの言葉と,参観日以外ではなかなか見ることのできない子どもの姿が
見られたことに対する感謝の言葉。ありがたかった。
かなり自分にも負荷をかけて何とか形にしたものだけに,喜んでいただけて
本当によかった。
また,別件で電話をしてこられた方も,最後に
「子どもが先生は話しやすかったと言っていました。そして私も子どものこと以外で相談させてもらってとってもうれしかったです。」
といって下さった。確かに保護者自身が持っている不安や悩みを和らげないと
子どもが落ち着かない時がある。そういう意味でも自分がほんの少しでも
お役に立てたのならこれほどうれしいことはない。
必ずしもベストだったわけではない。でも,一生懸命やった。
それでいいじゃないかと今は思える。
そしてベストでなかった部分はベストに近づけるよう来年度以降がんばろう。
今日は修了式。子どもたちはいい顔をして帰って行った。
この瞬間のために仕事をしていると言ってもいいかもしれない。
連日帰宅時刻は夜11時や日付をまたぐこともしばしばだったので,
終わった後は少しの疲労感と1年間をやり終えた達成感に包まれた。
少しの間,体を休めよう。そして,次の仕事に備えてプランを立てよう。
夜は反省会。転勤する人もはっきりして,それぞれが思い思いに話の花を咲かせていた。
出会いと別れはこの仕事をしていればつきものなのだけど,やはり寂しさを感じる。
しっかり思い出話で盛り上がった。
卒業式後のゆっくりとした一日。文集を仕上げた後,教室の机や棚を全部出して
きれいに掃き掃除した後,床にバケツで2杯分水をまいて全員で拭き掃除をした。
これは結構楽しい。子どもたちもとても喜んだ。すべての水気を拭き取った後の
教室を見て全員が喜んだ。教室をきれいにすることで気持ちも晴れやかになったようだ。
子どもを帰した後は校長先生が手打ちそばをごちそうしてくださった。
こうしたひとときがとても貴重だと感じた。その後は残ったビデオ編集をがんばる。
この編集作業をもっとスマートに行わなければ,効率化はむずかしい。
今日は卒業式だった。卒業生は在校生に一生懸命がんばることの大切さを残した。
在校生の子どもたちは卒業生に今できる精一杯の気持ちを届けた。
引き締まった,いい式だった。この日を迎えるにあたり,6年生担任の苦労を思った。
いい式にするために色々な注文もあり,担任はプレッシャーもかかったことだろう。
しかし,子どもたちはそれにこたえ,立派な振る舞いで学校をあとにした。
自分も何度も経験した,6年担任という特別な思い。
担任の先生,本当にお疲れさまでした。
そして,6年生の皆さん,卒業おめでとう。
今日も忙しかった。忙しいことと言えば,卒業生の保護者控え室で見せるための
ビデオ編集。元になるテープをもらったのが今日だったので,忙しさは半端ではなかった。
夕方5時頃から着手し,ずっと編集作業をやっていた。学級事務はすべてストップ。
といっても文集だけはPDF化しているので片手間に印刷はしていたのだけど。
日付が変わる前に何とかめどがついた。
やはりこの手の作業は余裕のある時にするものだとつくづく思う。
疲れたが,premiere elements7の操作研修だと思うことにする。
何とかがんばって今朝通知票提出。とりあえず大物が終わった感じ。
校内では,学年末でも子どもが今ひとつの感じだったため,引き締めを図る。
何とか良い状態で学年末を迎えさせたいと思っている。
夕方からは保護者との懇親会。とにかくよく飲み,よく喋り,よく歌った。
保護者のパワーに圧倒されっぱなし。日付が変わったところで終了。
あと少しとなったが,がんばっていこうと思う。
言いたいところだが,下書きが全部終了した段階でタイムアップ。
もちろん所見の部分は記入済みである。あとは出席日数やはんこ押しが残るだけ。
ただ,終わらせてしまいたかった。今日提出をめざしていたのに,間に合わなかった。
ただ,それでも通常のしめ切りよりは5日ほど早く提出できることになる。
早く取りかかってよかった。
帰宅してみると娘は元気になっていた。やれやれ。大きな病気でなくてよかった。
自分のほうはというと,昨日所見の下書きを提出し,チェックを終えて帰っては来ている。
しかし,その書類全部を学校に忘れて帰ってきてしまった。なんてことだ。
まあ,家に忘れるよりはよいのだが。幸い所見の下書きはほとんど修正箇所はなく,
しかもデータを持っているので,こちらから取りかかることにする。
だが,しめ切りギリギリでこの状況だと,絶体絶命のピンチである。
そうならなくてよかった。こうしたうっかりミスを防ぐためにも,余裕を持って
仕上げることはとても大切だと感じた。
先生といえどそれぞれ立場がある。立場が違えば考え方や思いが違うのは当然だ。
でも,それは目の前の子どもたちをよくするためにそれぞれの立場で思考し,行動する。
それが時として行き違いになるときもある。だが元々の思いは同じ。
それを互いの思いを語り合うことによって,立場の違いを超え,さらに強さを生む。
今日はそんな場面に自分も立ち会い,同じ思いを共有することの大切さを学んだ。
校長先生と来年度に向けての校務の情報化について話し合った。
まず一つ目の課題はファイルサーバ内のフォルダ整理。
今はとても探しにくい状態。きちんと整理して誰もが必要なファイルに
容易にアクセスできるようにしていきたいと思う。
次に学校から出した文書の閲覧が容易にできるとよいという話になった。
確かにきちんと綴じたはずなのに,あの行事の文書が見つからないということがある。
そのときに学校から出した文書のファイルはここにあるという場所を作ろうと
いうことになった。今のところイントラwebサーバに置くのが有力か。
また,市のCMSに今は色々な学校が予定を書き込んでいる。しかし,今の状態では
行事予定をもう一度手入力していることになる。だったらもう一つ
学校独自のCMSを作り,そことリンクしてしまえば手間がへるだろうという話になった。
どれもやりがいのある仕事だ。みんなが使いやすくなるように考えて実行していきたい。
余裕を持ってしめ切りを守り,信頼を裏切らないようにしよう。
そう子どもたちに話した。あえて自分にも耳の痛いことを自らに課した。
自分もとても苦手なことだ。だが,いつもしめ切りに終われている自分にとっては
これができればどんなに良いだろうと思うことは何度もあった。
だんだんそれを実現させる道筋が見えてきたのかもしれない。
遅すぎるかもしれないが。
ただ,それに気づいて,実行に移せば,今よりはよくなると思っている。
通知表しめ切りの自分的タイムリミットまであと少し。
この週末に大半を終わらせるつもりで準備を進めよう。
昨日休日出勤したのに大して仕事もせずPCに関わっていたおかげでもないが,
職員会議で今後のタスクについて確認。改めて忙しいと感じる。
今日は卒業の歌で合唱のパートの部分がわかりにくい子がいるので,
スコアメーカーでわかりやすくしてみる。これだけで勤務終了後2時間以上。
途中に広報部の皆さんが卒業記念号の編集でPCヘルプ。笑顔で対応。
目的がはっきりしているので,上達も早い。こちらとしてもやりがいがある。
その後webサーバー機の修理に取りかかるが現象好転せず。
ディスプレーを替えて様子を見るかな。
本年度最後の参観日があった。授業参観には保護者の方が多く参観して下さった。
ありがたいことだと思う。携帯について考えると題して,文科省の
「ちょっと待って,ケータイ」を使って授業をした。子どもたちの多くが,
携帯について「便利だ,使ってみたい」という印象を持っていたようだ。
中には「必要なことは話せばよいし,今は必要ない」という意見を持っていた子もいた。
それでよいと思う。必要なのは,今は必要なのか,そうでないのかをきちんと捉えて
判断することだと思う。ただ,使いたいと思っている子どもの多くは,
広告やCMによるイメージが先行している。そこで,今回の授業となったわけだが,
最初の動画を見せて,小学生の女の子がメールにはまっていく様子を見て,
どう思ったかをたずねてみた。
「やらなければいけないことを差し置いて携帯にとらわれている」という意見だった。
これに対してどうすればよいのかをたずねてみると,
「時間を決めてすればいい」「することをしてからすればいい」という意見が出た。
これって,他のことにもよく聞く言葉だよね?と返してみると,子どもたちは
ゲームのし過ぎについていわれていることに気がついた。
翻って考えてみるとゲームで守れないものは携帯になっても守れないということになる。
子どもたちもそこには気がついたようだ。
次にワンクリック詐欺に遭ってしまう男の子の動画を見せた。
男の子は携帯の使い方を間違っていたのだろうかと問いかけた。
子どもたちも間違ってはいないと答えた。母親の言いつけを守り,
怪しいサイトにつながなかったし,無料ソフトの案内にも「配信を停止」をクリックした。
間違ってないよね?何でこんなことになったのだろう?と問いかけた。
表情を見てみると子どもたちも分からなかった子どもが多かったようだ。
少しヒントを出しながら悪意のある大人が仕掛けた罠であることを理解させた。
こうした状況に一人で対処できるか?できない場合はやはり携帯を持つのは
まだ少し早いのかもしれないねと締めくくった。
意味も分からず持つなというのは子どもたちにとって納得のできないことだろうと思う。
だが,今の自分の状態を客観的に判断して,まだ早いと納得してくれたらと思う。
もちろんやむを得ず持たせなければならない家庭もあるだろう。
その場合でもネット接続の危険性は理解できたのではないかと思う。
必要なのは正しく知った上で判断することだと思う。
多くの家庭がきちんと理解した上で,時期を見極め,必要かどうかを
判断してくれたらと思う。
懇談には残る人がやや少なかった。授業の感想も聞いてみたかっただけに
少し残念だった。
明日は参観日。準備不足気味。でもケータイの授業なので,
きちんと流れを頭に入れておこう。
あくまで個人的な意見なのだが,やはり小学生が持つには早すぎると思うし,
その判断力や,トラブルに対処する力が備わっていないと思う。
百歩譲って,どうしても持たせるならそもそもネット機能が備わっていない電話だろう。
しかし,今のところそんな携帯電話は存在しないようだ。
今あるものは親の許可があればネット接続の制限が解除できるらしい。
それでは意味がない。このような現状も明日説明してみよう。
理科支援員の制度があるのは知っていたが,勤務校に来るまで実際にどんなものかは
全く知らなかった。今年理科支援員の先生がついて下さるということで,
授業の進め方がどう変わるのか不安だったが,簡単な打ち合わせをしておくと,
次の時間には実験の準備ができて,すぐに取りかかれる状態にして下さっていた。
本当にありがたいことだと思った。時には片付けもして下さり,
かえって申し訳ない気持ちになる事さえあった。ただ,そのおかげで,
次の授業に遅れずにいけたり,学級事務の時間に回せるので,とても助かった。
ただ,こちらからの連絡がうまくできなかったために,
ご迷惑をおかけしたことも多々あった。
今日はその支援員の先生の来られる最終日だったので,放課後茶話会を開き,
ささやかだが感謝の気持ちを表させていただいた。
もし,またこうして支援員の先生と一緒にできる機会があったなら,
今年よりもっとうまくやっていけるようにしたい。そんなことを思った一日だった。
今日は子どもたちになぜ勉強するのかについて話した。
夢のために前進せよと話した。少しくらいさぼっても大きな変化がないために
いろいろなことをいい加減にしていないか。結局それが,自分の可能性を
縮小させている。こんなもったいないことはない。
だから,子どもたちにこう問いかけた。
「今,みんなは今できる精一杯のことをやっているか。」
子どもたちの目つきが変わった。こうして思いが伝わるからやりがいがあるのだと思う。
と同時に自分の指導についても反省した。
心のたるみをどこかで許してしまっていたのだから。
今の学年の子どもたちと一緒に活動するのもあと少し。
良い状態で次の学年につなげてやりたいと思う。
今日は市の教育センターのまとめの会があった。それぞれの部会から総括が出された。
自分は情報教育部会として出席していたので,部会のまとめを発表させていただいた。
その後協議の時間があって,日程調整の難しさを訴える部会が多かったことと,
事務局からの説明に各部会が市のファイルサーバーに置いてある日程表に記入
するべきなのに,多くの部会がそれをしていなかったことについて言及した。
そこで,自分は次の点について指摘した。
・研究委員のほとんどは教諭であり,市のファイルサーバーにアクセスする権限がないのに,書き込めというのは無理がある。
・たとえ書き込めたとしても,会員がその状況を職員室の自分のPCから見られなければうっかり忘れなどが起こる
・その利便性向上の為に教育ネットワーク整備が行われているはずである。ぜひともこうしたところにもその良さを生かしていただきたい。
限られた時間の中なの思いをすべて話すことができたとは思わないが,
すべての先生方が便利だと感じて使いやすくなることが自分の信念としてあるので,
その思いに従って発言をさせていただいた。今後,どのように変わっていくか
見守っていきたいと思う。
学校生活の中での2月が終わった。そんなにゆっくりしていたつもりはないけれど,
終わってしまった。今ならまだ間に合うので,追加の手を打って余裕を持って
学年末を迎えられるようにしたい。
さて,学年末を終えた頃,自分がどんな感想をここで書いているか。
やっぱり追いまくられたと書くのか,余裕を持って終えられたと書くのか。
次の1週間にかかっている。
年度末は学校も忙しい。勤務校も例外ではない。子どもの状態もそうだし,
書類等の締め切りも一気にやってくる。後回しには決してできない。
これからの1ヶ月と少し,体調をきちんと管理できないと,予定通りに
ことが進まない。今,体調のほうは一段落したが,それでも鼻づまりのが治らない。
きちんとこちらの対処も進めていかなければ。
今の職場は若手の先生方も多くいらっしゃるので,自分も年齢的には
中堅どころとなる。やはりそれは自分にとっていいプレッシャーとなっている。
自分の経験から役に立てたらいいなという思いと,若い先生方の熱い思いに
ふれて,自分自身が触発される部分もある。とてもありがたい環境にあると感じる。
力不足を感じることも多いけれど,自分自身がもっと力をつけていこうと思える。
単刀直入に攻めてみることにした。案ずるより産むが易し。
やはり打つべき手は早めに打つに限る。結果を考えて慎重になりすぎるより,
動き出したほうが良かった。子どもたちもみんな向上したいと願っていた。
だが,その方法がうまく行っていなかったことが分かった。
迷路に迷い込んでいたのだ。手を引いて出るようなことはしたくなかったが,
ヒントは与えたつもり。自力で脱出できた晴れやかさと安堵感があるように見えた。
ただ,しっかり様子を見てやる必要があると感じた。
昨日の記事の続き。やはり,軌道修正が必要だ。しかし,これをきっかけとして
次の学年に良い状態で渡すきっかけになればいいと思う。
子どもの声を聞きながら,子ども自身が気づいていけるようにしていきたいと思っている。
最近,子どもの様子がゆるみがちなのが気になる。学校全体でも,
少し浮ついた空気を感じることもある。直近に大きな行事もなく,中だるみ
の状態といえるかもしれない。3月に入れば卒業式モードにはいるため,
改善は見込めるが,少し気をつけておかないといけないと思う。
今日は校内研で大学の先生をお招きして校内研修を行った。授業研2本,
示範授業1本としっかりと学んだ1日だった。大学の先生といってもつい最近まで
現役の小学校教諭だった先生。小学校国語界では有名な先生。
一度大学の附属小学校での授業を参観させていただいたことがある。
以前から子どもの姿からさすがだと思って見させていただいたが,
今回は自分も明確な問題意識を持って参観させていただいたので,
より大きな学びを得ることができた。後の研究協議でもこれからの授業の
あり方について熱く語られた。熱く語る中にもきちんとした筋を感じることができ,
非常にすっきりした気分で学ぶことができた。
筑波での学びとあわせて子どもに返せていけたらと思う。
筑波2日目。1日目に8時30分入りでも教室には入れなかったので,今日は
8時過ぎには会場入りした。今回は教室の中で参観することができた。
社会の授業(情報単元)を参観。こうして筑波の教官から情報の大切さを
説かれると,すごくうれしい。確実に変わってきつつあることを実感。
図書館のネットワークと周産期医療ネットワークの機能の差について考え,
妊婦が死亡した事件を取り上げ,ネットワークが上手く機能するためには
どうすればよいかを考える授業。研究協議では参加者から緊急性の高いものを
2つ取り上げるべきだと思うという意見が出された。それに対して自分は
情報ネットワークというものを理解するためにはあえて身近なものと緊急性の高い
ネットワークを比較されたのではないかと意見を言わせていただいた。
教官はやはり,極端に違うものを比較するものにより違いがはっきりすると説明された。
次に国語の提案授業を参観。「逆思考」という新しい読みの方法の提案。
これには批判もあったが,今後どのようにこの方法が広まっていくかに注目。
「一文読み」という手法は読みに必要な用語を定型化して子どもに示し,
読みの手がかりをつかみやすくするためのもの。これはすぐにでも取り入れられる。
こうしていろいろな学びを得ることができた2日間。学級の子どもたちには
これらの学びをしっかりと返していきたいと思う。
結論から先に言うと,もっと早くに来ればよかった。そのくらいインパクトがあった。
国語科の実践では,新聞の社説を読み比べるという実践。まさに情報教育。
新学習指導要領にメディアを取り扱う項目があるのは知っていたが,
それを明らかにしてもらった気がした。情報教育の立場から構内の先生方に
ずっと訴えかけてきた自負はあるのだが,なかなか浸透しないという焦りがあった。
話題にあがらない,情報と国語は別物というとらえ方をされているのではないか
というやるせなさがあったが,そこを突き破ってもらった感じ。国語の専門家が
「これからは国語でメディアを扱う学習をきちんと位置づけて取り組むのだ」と
はっきり言われたのだ。水戸黄門の印籠に近い効果があると思う。
自分も自信を持って伝えよう。伝え方,言葉の選び方,意図をくみ取って読む
また,そうした立場に立ってものを書いて(表現して)みるということを
もっと声高に宣伝していこうと思う。大学では国語を専攻していた自分だが,
自分の中で自分を半端者と決めてかかっていた部分があったように思う。
もっと国語的な視点からのアプローチも駆使して自分自身が大切なことを
伝えて行こうと思う。
総合的な学習の分科会も熱かった。時間数の縮減については附属小の先生たちも
忸怩たる思いがあったのだろう。もっと先生自身が楽しくあるべきだという
明快な主張が感じられた。学年ごとに取り組む内容があらかじめ決められている
学校も少なくないと思うが,それがルーチン化して本来総合的な学習の時間が持つ
生き生きとした活動のよさ,生きる力を育てるという大切な理念が
置き去りにされ,学力低下のやり玉に挙げられている。本当にそうだろうか?
いやそうではないという強烈なアンチテーゼだった。ここに先生方の意気込み,
熱さを感じた。分科会に出演してくれた子どもたちの発表は皆すばらしく,
教科としての学力に戻っていく要素が十二分に感じられた。
きっとものすごく忙しいはずなのに,どうしてこんなに自由で,柔軟な
発想ができるのか?それに対して自分はどうか?附属小学校の子どもにできて
自分の学級にできないのはなぜなのか?答えが見つかった気がした。
その答えとは,自分で自分の学級の子どもの力をのばすことをはじめから無理だと
決めつけてかかっていたからだと思う。もっといえば,忙しさや,環境が違うことを
言い訳にして,はじめから努力していなかった自分が一番の原因だったのだと思う。
もしかしたらいつまでたっても追いつけないかもしれない。
でも,近づこうと努力することならできる。今,自分にできることを
きちんと積み上げていこうと思った。
今日は木,金と出張のため,準備をするために遅くまで残る。
先輩の先生とその合間に話す。人と人とのつながりが教育活動を助けることもある
という話。こうしたつながりをたくさん作っておくようにというアドバイスをもらった。
本当にその通りだと思う。自分もそうしたつながりが一つでも多く作れるよう
がんばろうと思う
今日は昼からスキー教室。かなり雪が少なくなっていたが,まだ何とか滑れる状況。
今日は担任する学年のAクラスを受け持ち,なるべく本数をたくさん滑らせることを
意識した。一番の急斜面も本数を重ねるにつれどんどんうまくなった。
やはり子どもは自信を持たせるのが一番なのかもしれない。普段の授業でも
自分が上達したことを確認できる場面をたくさん準備してみよう。
放課後は若手の女性の先生と情報教育について話す。興味を持ってくれたようだ。
一歩を踏み出すまでのサポートをがんばりたいと思う。
市の教育系ネットワークが本格稼働まであとわずかとなった。
財政上の理由などによって様々な制限はあるが,よりよいものにしていくためには
建設的な提言が必要だ。現場の声が届くようなシステム作りが欠かせない。
行政と教育現場の橋渡しをして下さっている方がいる。
自分は現場としての意見を徹底的に洗い出したいと思っている。
今日は学校のスキー教室。交流からすぐのタイミングでタイトなスケジュール。
今日は担任する学年のBグループを担当。Bグループといっても先日
子どもたちのスキルは見ているので,いきなりリフトで上げる。
しっかり基礎を確認し,滑る距離を長くする。子どもたちは滑る距離が長いほうを好んだ。
雨の降る悪コンディションではあったが,脱落する子もおらず,
一日を終えることができた。子どもたちも疲れただろうが,
伸びが確認できた一日となった。
学校に帰って交流の会計業務,支払い。その後前任校でお世話になった先生のお宅へ。
PCサポート。内容はネットにつながらない。いろいろ確認してみたが,
結局無線ルータの電源を落として再起動させると解決。
excel2007がセーフモードでしか立ち上がらない問題に関しては解決できず。
再度取り組むことを約束して帰宅。
帰宅すると娘が豆まきをすると待っていた。一緒に楽しんで就寝。
これまでの交流会準備モードから一気に切り替えて,学習モードに。
次の学年に向けて総まとめの時期になったと感じさせなければならない。
そのためには,自分の意識から変えていかなければ。
自分もかなり準備モードだったので,自戒の意味もある。
体は疲れているが,気持ちで引っ張らないと来週の東京出張もあるので,
ペースが上がらないと思う。がんばろう。
1日目の深夜から雪が降り始め,2日目はやっとお待ちかねのスキーをすることができた。
高知の子どもたちははじめてスキーをする子もおり,滑るまでに
時間がかかった子もいたが,上手な子どもはリフトに乗って地元の子どもと
仲良く滑っていた。写真は最後の見送りの様子。みんなで手を振り,
姿が見えなくなるまで手を振った。午前中だけなので本当にあっという間だったが,
ここまでたどり着くのに,本当にたくさんの人の協力があったことを
しみじみと思う。こうしたたくさんの人々の思いによって交流ができているのだと
思い知らされた。自分も来年以降は交流を体験したものとして協力していきたいと思う。
高知県との小学校との交流1日目は,スキーの予定だったがものすごい雨により中止。
バスで移動中の相手校の教頭先生と連絡を取り,メインの活動を乗馬体験に変更。
その後郷土資料館で地域の文化を見てもらった後,夕食交流会場へ。
夕食交流では両校の出し物を見ながらバーベキューを楽しむ。
子どもが帰った後も大人たちは夜遅くまで親睦を深めた。
自分も声がつぶれてしまった。保護者からは「イメージと違う」「意外な一面を見た」
などという感想をいただいた。持っているのですよ。そういう一面も。
AB型ですから。(違うか?)
今週末に迫った交流会に向けて最後の追い込みの日となった。
子どももフル回転。自分も連絡調整に奔走した。天候が心配されるため,
それも忙しさに拍車をかけた感じ。子どもを帰した後も職員室の席に着こうとしたら
電話がかかり,その電話が終わって仕事を再開しようと思えばまた電話。
こうした忙しさもあと少し。がんばろう。
交流会に向けて,子どもたちにさせる出し物の準備,相手校へ贈る寄せ書きの準備など,
学校にいる間,準備に追いまくられていた。午後から出張があったので,
それが余計に忙しさに追い打ちをかけた。頭の中では3つくらいの事が
同時進行していて,体は一つしかないのでいつも取りかかっていないほうのタスクが
自分を責め立てた。本来こうして仕事をするべきなのだろうが,慣れていないので,
けっこうしんどかった。いつもものすごい速さで仕事ができる人はこんな感じに
慣れているのだろうかと思った。とにかく,これから仕事を続けていく限り,
仕事が楽になることはないだろうから,慣れていくしかない。
出張は市のネットワーク構築に関わる話。自分の思いを話させてもらった。
それが終わるとお世話になった先生のお母様のお通夜に参列。
忙しい一日だった。
今週末に行われる,高知の小学校との交流会のしおりが完成した。
同僚のsakachanさんには夜9時前まで一緒に残っていただき,完成させることができた。
本当に感謝してます。印刷の合間にする,うまいものの話が空腹感をあおったが,
それでもやはりこうして話しながら仕事をするのは楽しい。
良い仕事ができたことに満足。sakachanさん,ありがとうございました。
今日は夕方より校内研でスキー研修。スキー学校の先生について
主にスキー入門者の指導について学ぶ。さすが,専門的に学ばれている
先生の言葉は,理に適っており,納得のいくものだった。
学校行事でスキーがある以上,こうした研修は必要不可欠だと思った。
自分が滑れるだけでなく,教える相手が滑れるようになるために効果的な
体の動かし方,誘導の仕方はやはりあるものだなあ,と感心した。
翻って自分も先生と呼ばれる存在だが,本当にそれにふさわしいのか
いつも確認しておく必要があると思った。
今日は午前中は校内研修。新教育課程について。自分の場合は資料が長いので
2枚にまとめた。時間は5分くらいで終わった気がするのだが,
やはり発表の本数が多いときにはきちんと要点をわかりやすく伝えなければと思う。
そういう自分も以前は発表時間を超過して話していることが良くあった。
聞く側からするとたまらないものだということが今になったらわかる。
やはり,時間泥棒にならないように気をつけないといけないな。
こうしたことは情報の世界で学んだ。そして今,新教育課程でも情報が
重視されてきている。これは歓迎すべきこと。しかし,情報教育はPCリテラシーのみを
指すのではないことをしっかり言い続けなければと思う。
お昼は校長先生が朝早く起きて作ってこられたそばをいただく。
コシがあってとてもおいしいそばだった。2学期といういうあわただしい時間を
乗り切った後の楽しいひとときだった。
今日は朝から引き締めモード。もうそろそろ次の学年への心構えを持って欲しいので,
あえて厳しく接した。まだ今日からなので,子ども全体がそのモードに
切り替わっていなくてもそこは気にしない。まずは子どもにメッセージを送ること。
でも子どもたちは良くついてきてくれたと思う。帰る頃には普段の感じに戻して
気持ちよく帰らせることができたかな?と思っている。
午後は研修。予定より長引いたので今日はwebサーバー計画は断念。
帰宅するとごちそうが待っていた。娘は喜んで手伝いをしていた。
クリスマスプレゼントを楽しみにしていることだろう。
すべての子どもたちが幸せな時間を過ごしているよう願う。
目標通り朝通知票を提出することができた。今までなかなかできなかったことが,
少しずつだができるようになってきている。あまりに遅い気もするが,
自分が立てた目標通りになかなか行かなかったので素直に喜ぶことにしよう。
なぜこの目標を立てたかというと,午後は授業短縮で本来なら学級事務に
当てられるところなのだが,今日は,教育ネットワークの説明会があるため
午後は使えないのがわかっていたから。ここを外すと今日中の提出は無理となる。
だから少し無理をしたのだが,本来ならもっと前に出すべきだと思う。
次は1日前に終わらせることをめざそう。
教育ネットワークの説明会は市側の説明を聞き,質問があればするという会だったので,
自分が思っていたことを質問させていただいた。担当者の方は丁寧に説明して下さった。
付け加えて上の人が「市の事業になっているのでまずはスタートすることが大事」
という意味のことをいわれた。それは百も承知の上である。どうせスタートするなら
現場になじむものをという提案をしたが,なかなかそれは難しいことらしい。
まあ,ここまで来たら始まるのを待つだけなので使い勝手について
しっかり要望を上げていこうと思っている。
いよいよ通知表もラストスパート。今のところだいたいの準備がそろい,
清書に取りかかるのみとなった。だが眠い。何日間かは無理をしたので,
少しつけが回ってきているかな。何はともあれ明日朝提出を目標にしているので,
今ががんばりどころ。がんばろう。
今日は参観日。あわただしく準備をして授業を迎える。
自分の思いが強すぎてどれだけ伝わったかは微妙なところ。
もっと子どもが考える場面を作ればよかったと反省。
その後はPTA専門部主催で地元出身の方のコンサート。
目が不自由だとのことだが,音楽からはそんなことは微塵も感じさせない。
すばらしい音楽に浸る。
その後は学級懇談。学級の様子,今後の行事について話させてもらった。
その他の話では親ならではの視点を与えてもらった。やはり話し合いは必要だと感じた。
同僚の先生の話をゆっくり聞く機会ができた。
様々な思いをお持ちだが,前を向いて進もうと努力しておられる。
自分はそのお手伝いができたらいいと思う。
決して自分が引き上げてやろうとは思わない。
前に進もうと一歩を踏み出すその瞬間にそっと後押しができたらいいと思っている。
自分にできることなどたかが知れている。しかし,しないよりはずっとましだと思う。
だから自分にできるわずかのことでもやっていこう。
今日は他の学年の研究授業の日。やはり授業を見ると新しい発見がある。
流し方はもちろん,ほめ方,発言の取り上げ方なども自分のやり方と比較することで
いろいろと勉強になる。自分ができていないところや自分が授業をしていないから
見えることもある。やはり,主体的に関わる授業研に参加していかなければと思った。
今日からスタート。子どもたちにどれほど意識させられるかはわからないけど,
相手の立場をどれだけ考えることができるか,自分の心からしっかり見つめていこう
という話をした。普段取っている何気ない言動でも相手を傷つけていることがある
ということ,逆に救うことだってある。少なくとも相手に不快な思いをさせていないか,
子どもたち自身がチェックすることができるようになったらと思っている。
年度初めと比べて,子どもの姿に成長を感じることがある。
こちらが繰り返し大切にしてきたことが受け継がれていると感じることがある。
大切なことを伝えてくれたり,こちらの意図を汲んで動くことができるようになっていたり。
それが正しい方向であるときちんと伝えてやらなければと思う。
いくら正しいと思っていても,それを確認するすべがなければ,真っ暗闇に
ひとり取り残されて出口が見えないのと同じだと思うから。
だからこそ,出口を照らしてやる必要があるのだと思う。
高学年だから,明かりをともしてやるくらいでいいのかな。
そこまで行って,手を引いてやらなくても。でも,子どもによりけりだな。
以前同僚だった先生から情報モラルについての問い合わせが自分のところへ来た。
こうして自分に声をかけて下さるというのはうれしいことだ。
自分もその期待に精一杯こたえようと思う。
こうした問い合わせはちょっと前では考えられなかったことだが,それだけ
喫緊の課題になっているということだろう。
今自分ができることとして,こうして課題として感じられた先生方のお役に
少しでも立っていくことが求められているのだと思う。
今日は市内で情報教育の授業を公開する学校があったので行ってきた。
自分が情報教育というものを知るずっと前から実践されてきた先生が研究担当の学校。
まず,校内研究のテーマとして情報教育が取り上げられること自体市内では珍しい。
というか,初耳のような気がする。ここにこぎ着けるまでのご苦労は察するに余りある。
まず,情報教育と聞くだけでアレルギー反応を起こされる先生もまだ多い。
自分が校内研の1コーナーを担当してもやはりどことなく自分には関係ないから
という先生や,そんなものを使わなくても授業はできるといって全く興味を示さない先生,
そんなことやってないで教科の研究をしなよとアドバイスしてくれる先生,いろいろだった。
それは自分の力不足だと思っている。それを校内研究として設定し,
外部に公開するのだから,どれだけリーダーシップを発揮されたことか。
正直うらやましいと思う。前々任校でPTA会長としてお世話になったCanDoさんも
ゲストティーチャーで活躍しておられた。情報教育を本格的に勉強している先生が
いない学校でも計画段階から入っていただくとかなりの成果が生まれると思った。
この分野でも研究が進むといいのにと思う。
低・中・高3つの学年の授業公開を見せてもらったが,どれも基本を押さえてあり,
研究のたまものだなあ,と感じた。
自分も情報教育の重要性をもっと広められるようにがんばろうと思った。
昨日の初雪がずっと降り続き,今朝学校に行ってみると約5cmの積雪。
教え子で更に奥の方から来る子はひざ下まであったと言っていた。
そんな中,校内研の研究授業を行った。子どもたちは予想通りよく話し合い,
それなりの感触はあった。授業が終わって,参観に来られていた前校長先生から
次のような指摘があった。「班で話し合いをさせるのはいいが,結論を
出させてはいけない。それを続けていると集団に個が埋没してしまう。」
自分としては集団を活性化し,一人ひとりが発言できるための授業を組んだのだが,
学習集団づくりのエキスパートから見ると,あまり評価に値するものではなかったらしい。
前校長先生には大変お世話になっており,初任者時代にとても影響を受けた。
だからこそもっとがんばれというメッセージと受け取った。
人間として受け止めてもらっている実感は持っているので,その指摘は
素直に受けることができた。だが,自分の授業のどこをどうすればいいのかは
まだよくわからない。まだ勉強が足りないなあ。
前校長先生は所用で帰られたので放課後の授業反省会では別の視点で話が進んだ。
子どもの動きはよかったと評価をいただいた。また,もう少し細かく読んでから
今日の授業をしてもよかったのではないかという意見もいただいた。
自分としては学級づくりの視点から授業を構成してきたので,
自分の取り組みにもある一定の評価はいただけたようで少し安心。
ともあれ自分の公開授業はこれで終了。肩の荷が下りた。
今日は地区の文化祭。勤務校からも4年生から6年生が参加。
従って自分も参加。隣の学校も参加していて,子どもたちからすると
他の学校の同級生がどんなことをしているかがわかり,いい刺激になると思う。
特に両校の6年生の演奏は圧巻だった。観客を引き込むパワーがあった。
ボランティア参加のため発表終了後はすぐに撤収。
今日は指導案検討だった。この学校での検討会は初めてだが,重箱の隅を
つつくような話にならなくてよかった。自分のしたいことについてストレートに
話すことができ,有意義な時間となった。
後は授業までの準備。計画的に進めよう。
今日は娘が通う学校の学習発表会だった。1年生から順番に劇を披露した。
娘の出番になった。娘も張り切って演技していた。みんな楽しそうに演技していた。
他の学年も力が入っていた。先生方の力の入れようがわかる。
また,子どもを通して先生の指導が見えるようだ。特に6年生は圧巻だった。
はだしのゲンを演じたが,男の子が母親役をしていたが,
きちんと恥ずかしがらずに演技していた。
こちらも見習いたいような子どもたちの動きだった。
今日は会議で遅くなったので夕食は一人で。おかずもそんなになさそうだったので,
久々に山芋ご飯をすることに。山芋は親戚がたくさんもて来てくれた自然薯。
とても粘りがあって,混ぜると空気を含んでよく伸びる。
まずは卵かけご飯の要領でどんぶりに卵とだしの素を少量入れ,醤油を入れて混ぜる。
次に自然薯をおろし金ですってピンポン球くらいの大きさにしてどんぶりに入れる。
ご飯を入れて(茶碗1杯分くらい)その状態でかき混ぜる。
かなり粘るが気にせずこの状態でよく混ぜる。ここをきちんとしておかないと
後で芋がうまく伸びなくなるので念入りに混ぜる。
その後味噌汁を少量入れてかき混ぜる。水分が入るのでよく伸びるようになる。
更に味噌汁追加して混ぜる。空気を含んでふわふわになってくる。これで完成。
どんぶりにたっぷりになるのでかなりボリュームがあるように見えるが,
実は茶碗1杯分のご飯だけ。満足感もあってカロリーは押さえられる。
この時期ならではの食べ物。ただ,自然薯は伯父がいつも取ってきてくれる。
自然薯は取るのになかなか時間がかかり,たいへんな作業。感謝して食べよう。
表記の大会に子守りもかねて応援に行ってきた。
さすが県大会。レベルが高い。圧巻はソフトボール投げ。80m以上で争われていた。
85mの超遠投も出た。もちろん県の新記録を塗り替えた。
うちの学校から出場した子どもたちは幅跳びと800mに参加。
幅跳びは見てやることができなかったが,800mは見ることができた。
みんなよく頑張っていた。まわりの選手を意識して走ることができていたようだ。
とにかくよく頑張った。これで本年度の陸上も終了。
今日は1日中どこを見ていただいてもよいというフリー参観日。
保護者の方も子どもの近くでゆっくりと見ていただけたようだ。
自分もリラックスして授業に臨んだ。
子どもたちもさほど緊張せず気楽にやっていたようだ。
放課後には6年生の先生からの依頼で楽譜からスコアメーカーを使って
音に戻す作業を請け負う。このスコアメーカーはスキャナで取り込んだ楽譜を
OCR機能を使って音楽データにするというもの。
楽譜が手書き風だったため,読み取りミスが多かった。修正に一苦労。
でも形になって一安心。こうした積み重ねがICT活用への足がかりになると思う。
しっかりサポートを心がけよう。
最近,国語で班ごとに意見を根拠を示して発表し,話し合う授業をしている。
当たり前のことだが,ここがかみ合うと盛り上がってくる。
先生,国語がしたいですと授業をせがむ子どももいる。ありがたいことだ。
自分が大切にしていることは,一生懸命発表した内容には価値があるこということ。
一生懸命話し合っても,正解,不正解でくくられてしまっては,不正解をおそれ,
発表しなくなる。違いを浮き彫りにして話し合うからこそ価値があると話している。
実際,話し合う前と後では理解度がものすごく違う。もちろん話し合った後のほうが
深く,確実に読めている。議論して相手を論破したいというゲーム性が,
結果として子どもたちを本文に引き込んでいる。一生懸命読み,
友だちと意見をぶつけ合う姿はとても気持ちのいいものだ。
今日,前任校でへき地研究会があったので,参加させていただいて聞いた
岡山大学の黒崎先生のご講演で算数科においても,
話し合いの中でなぜそうなるのかを説明できるようになることが大切といわれていた。
自分も自分のスタンスで指導力を高めたいと思う。
今日は自分の教案検討と教材研究を部会でしてもらった。
自由な雰囲気で,自分の思いを話させてもらった。
こうした会は心地よい。自信を持って授業に臨むことができそう。
あまり重箱の隅をつつくようだと,自分もその指摘が気になってしまう性質なので,
そういうものはあまり好きではない。方針や発問などについての議論ができたので,
すっきりした気分で終えることができた。
美作陸上が終わったが,県大会に向けての練習が始まった。
自分は800mの指導。自分も中学時代は800mを得意としていたからだ。
ただ,それからの20年以上はブランク。故障させないように,
800mを走りきらせることを目標としよう。
いきなり好記録を作る指導なんてできない。
でも,やってよかったという指導ならできると思う。
数日間だが,しっかり関わりたいと思う。
今日は陸上記録会があった。担任する学年の子どもも参加するので,
自分も朝から会場入り。会場は1000人弱の小学生と引率の先生,保護者で
にぎわっていた。予想以上の記録が出て喜ぶ子,自分の目標に届かず
がっかりする子,いろいろだった。でも,そのどちらにもよい学びとなったはず。
それは,結果をどう受け止めるかにもよるが,よい結果なら自信に,
よくない結果でも反省となって自分の経験となる。ただ,そこに必要なのは
人のせいにしない素直さと謙虚さだと思う。
関わっている子どもたちにはそれがあると信じたい。
他校の子どもたちもがんばっていた。特にハードルはぎりぎりまでせめこむため,
ハードルに引っかかって転倒する子もいた。思いっきり走っていて転倒するので,
膝や腕を強打する。その痛みをこらえ,時に涙を流しながらゴールをめざす。
会場からも大きな拍手が後押しする。それを見た子どもたちも学んでほしいと思う。
転んでも立ち上がってゴールをめざす精神力を。
自分としては以前お世話になった先生方とお会いできるチャンスでもある。
何人かの先生とはお話しすることもできた。元気そうなお姿を見ると
こちらも元気を頂くことができた。
今日は学級でお楽しみ会を行った。子どもたちに企画を任せて,自分は
なるべく手を出さないようにしていた。打ち合わせがうまく行ってない部分もあったが,
これも経験と思って黙って見ていることにした。しかし子どもたちは
最後まで自分たちの手で運営した。教室に戻って帰りの会をしようとすると,
何人かの子が「先生,ちょっと教室を出ていて」と言ってきた。
これは何かあるなと思っていたが,言うとおりにして子どもたちの次の指示を待った。
程なく子どもが呼びに来て,教室の磨りガラスになっている扉を開けると,
「先生,お誕生日おめでとう!」とクラッカーを一斉に鳴らしてお祝いしてくれた。
正直,こんなことは初めてだった。黒板にもメッセージが書いてあり,
寄せ書きまで作ってくれていた。子どもたちが相談してそれぞれに持ってくるものを
決めていたようだ。子どもたちの気遣いがうれしかった。
1年のちょうど折り返しの時期。またがんばろうという気持ちになった。
うれしいサプライズの1日だった。
学校現場でもあらゆる場面で「見える化」が求められている。
職員間の情報共有,教室内環境,わかる授業のため・・・
必要な情報が,必要なときに,わかりやすい状態で出てくるように
しておかなければならないと思うのだが,まだまだ志半ば。
できることから工夫をして,広めていきたいと思う。
宿題をするのが苦手な子がいる。能力は決して低くないのだが,
どうも約束しても守れない。一緒についてやってみると驚くほど集中して
取り組む。やはりそばについていて安心するとできるのだろうか。
おそらく忘れ物の多い子にしても同じだろう。次の日の準備を
自分が気がついてできるようになるまで一緒についてやってやると
習慣として身につくのだろう。こちらが学校内で習慣づけをしてやることと
こちらの意図を家庭にも理解してもらうことの両方が必要だと思う。
もちろんお仕事や時間の都合でその余裕がない家庭もあると思うが,
その家なりの工夫を促したいと思う。
今日は学校で稲刈りした米を脱穀する日。脱穀には保護者の方が所有されている
コンバインにかけるという方法をとった。
市の軽トラを借りて自分一人で運ぶつもりだったが,校長先生が
ついてきて下さることになった。結局軽トラ山盛り一杯の稲を保護者宅まで運んだ。
コンバインにかける作業は30分くらいで終了した。やはり一人では無理だった。
ついてきて下さった校長先生に感謝。たぶん自分一人でやってしまおうとする
自分の性格は初任者時代からのつきあいなので読まれているのだと思う。
自分も子どもたちに対するとき,そういう動きを心がけなければと思う。
また,「我が子がお世話になっているから」と気持ちよく引き受けて下さった
保護者の方にも感謝したい。こちらこそお世話になりっぱなしなのである。
こうした保護者の協力なしでは学級経営は成り立たないと考えている。
「ありがとう」の気持ちを伝えることって大切だと思う。
今日は運動会を開催することができた。朝は肌寒い感じがしたが,
次第に天気もよくなり,日焼けするほどの天気となった。
子どもたちもよく動き,組体操もクライマックスの塔がきれいに立ち,
無事終えることができた。こうした観客からの拍手で子どもたちも育ってくれると思う。
自分は腰痛までは起こしていないが,その前触れとなる筋肉痛と,
足があがらない状態で動き回るのに苦労した。
だが,一つの行事をやり遂げた充実感は確かにあった。
打ち上げでは担任していない学年の保護者の方と話すことができ,有意義だった。
転勤して1年目なので,こうして人のつながりに広がりができることはありがたい。
また次の目標に向かってがんばろうと思う。
雨で順延となってしまった。正しくは明け方まで降っていた雨の影響で
運動場の状態が悪いため順延となったということ。
昼間天気は回復しかけたが,結局雨にしとしと降られて運動場の状態も悪く,
順延として正解だった。今回は担当ではなかったので決定に関わることは
なかったが,この悩ましい天気の中,決定する立場の先生のプレッシャーは
相当のものだったと思う。
今日は練習は軽めにして子どもたちの体力の温存を図った。
明日こそは出来るだろうか。悩ましい。
いよいよ運動会まで残すところあと1日。やっとこぎ着けたという感じ。
時間的には余裕があったはずだが,近づくにつれ余裕がなくなる。
見通しの甘さだろうか。反省しきりである。
ともあれ,準備は整った。明日の天気が心配だ。
さて,どうなることやら。
運動会練習もいよいよ大詰めとなった。今日は細かいところまでいろいろと注文をつけた。
子どもたちもしんどいだろうが,ここを乗り切ってほしいと思う。
ただ一つ心配なのが,天気。予定通りできるといいのだが。
こればかりはどうしようもないことなのだけど。
今日は運動会の予行だったが,前日の雨の影響でグラウンドの状態が悪く,
3時間目からのスタート。日程的に中止にはできない状況だったので,
いい落としどころだったと思う。だが,あっという間に時間は過ぎて
予定したプログラムをこなせないという状況になってしまった。
どうしてもやっておかなければというもののみを繰り上げておこなった。
それでもやはり通してやることで子どもたちもイメージが出来て来つつある。
午後に高学年種目をかためてやった。リレーは入退場と一部のみにとどめたことで,
かなり進めることが出来た。子どもの疲労軽減にもかなり貢献したと思う。
ともあれ運動会まであとわずか。残った時間を上手に使って本番に備えたい。
運動会の係打ち合わせがあった。今年は準備係の担当。
もっと準備をして迎えたかったのだが,
とりあえずの準備で打ち合わせを迎える。助かったのが6年生の動き。
6年生がてきぱきと記録をしてくれたおかげで予行の準備担当を割り振ることができた。
ただ,この準備係,突然の変更や追加の準備物などが発生することがある。
どこまで臨機応変に対応できるか。そこが肝心。
今日は5・6時間目で稲刈り。約100mの田んぼに5〜6条。これを十数人で刈り取るので,
時間的にきつかった。さらに,子どもたちが刈り取った稲を束う。
子どもにさせてみたが,やはり緩い。校長先生と校務員の先生と自分で
ひたすら束う。それでも子どもたちの何人かが上手になり,がんばって束った。
これだけの量をさばくのには限界があり,時間内に終わることができず,
子どもたちを帰し,残った稲を運んでプールのフェンスにかけた。
職員室にいる先生方にも応援に来てもらい,やっと終えることができた。
運動会シーズンに重なるので,余計に疲れた。
これまでうまくいっていても,次もうまくいくとは限らない。
何かの要因が絡めば,すぐにそのバランスは崩れてしまう。
ただ,その恐ろしさを知ることは大切だと思う。
次からまた引き締めてやっていこう。組体操の話。
前任校で岡山大学の黒崎先生が示範授業をされるということで見せてもらうことにした。
対象は自分が担任した子どもたちなのでどんな反応をするか興味があった。
展開図から面のつながりを考えるという授業。教材となる画用紙に工夫をすることで,
子どもたちが一生懸命考えていた。教科書通りにということについては
一通りやってきているつもりだが,工夫を加えることでこんなにも
一生懸命考えるようになるとは目から鱗が落ちるようだった。
ただ,自分がそういう工夫をいつも繰り出せるかということが
自分にとって不安があるので,そのあたりを質問としてぶつけてみた。
すると,チャレンジしてこそ教師の力量を高めることになるというお答えをいただいた。
考えてみれば至極当然である。今まであまりにも工夫を加えるということに
鈍感だったのかもしれない。つけたい力を考えたとき,どんな活動をすれば
そのねらいを達成できるのか。そこに立ち戻らないと。
道のりは遠いが,より強く意識していかなければと思った。
運動会の練習が本格的に始まってきた。
今日から6年生と合同で組体操の練習。子どもたちの動きはいい。
6年生に去年のことを聞きながら進めた。あくまで一日目の感想だが,
見通しのもてる感じだった。一番の懸案事項が動き出したことで少しほっとしている。
夏休み終了後の1週間が終わった。体力的にはきつかったが,
運動会が少し先にあるのでその意味では子どもたちの生活の切り替えによかったと思う。
いきなり運動会の練習だと夏休みぼけからの脱出に時間がかかっていたのだが,
そんな感じはない。こういう感覚は新鮮だ。
次の1週間につながるよう土日はしっかり休養しよう。
学力調査の結果から分析と改善点を提出するようになっていたので
担任している学級の傾向とこれからの改善点を考えた。
細かいことは省略するが,結局のところ授業力に行き着いてしまう。
至極当然の話ではある。楽しくて,子どもが知りたくなるような授業をしていれば
クラス全体の学力はついてくる。ただ,それがわかっていても実際に
どうするかが問題。自分磨きの世界だと思う。がんばれ自分。
2学期初日の今日,子どもたちは元気にやってきた。
皆いい顔をしていた。こちらまでうれしくなった。
その気持ちを伝え,2学期もがんばっていこうと話し合った。
まずは心と体の元気が一番。
初日なので子どもたちを送る。かなり長い距離を歩き,迎えの先生とも合流できず,
1時間以上歩き続けた。お昼時に腰に不安を抱えたまま歩くのはつらかった。
心配して探しに来てくれた先生に拾われて帰校。
午後からは運動会に向けての打ち合わせ・宿題のとりまとめなど。
いよいよ忙しい2学期の始まり。自分も退院明けモードから抜け出さなくては。
学年ごとに行われる親子行事。今回は津黒生き物ふれあいの里で
魚つかみ取り体験。得意な子どもは何匹もとっていた。
そうでない子どもも水の冷たさに気持ちよさそうだった。個人的には怖がらずに
魚をつかむ体験をしてほしかったのだが,なかなか1時間強の
活動の中では難しいのかもしれない。
とりあえず学校関連での行事の山は越えた。何とも余裕のない日々は続く。
今日は校内研修で自分の担当。自分の思いは情報教育にあるのだが,
受けがいいのは校務の情報化について。
前段の情報教育についての話は,やはり反応があまりよろしくなかった。
これは自分の伝え方にも問題があるかもしれない。反省。
もっと先生方に情報教育の大切さ,具体例を伝えていかなければと思った。
役員で参加。久しぶりの参加なので,はじめて顔を合わせる先生もいらっしゃった。
忙しかったが仕事自体は本部テントの中での仕事だったので体力的には楽だった。
勤務校の子どもたちも自分の力を出し切ってがんばっていた。
また,前任校で担任した子どもたちも一回り大きく見えた。
今年から始まった観客席にすべてテントを張ることについては
やはり時代の流れだと思った。これだけ熱中症が取り上げられている中では
やむを得ないだろう。後片付けはその分大変になるが,
子どもの安全や健康を考えると英断だといえる。
自分も後片付けを手伝ったが,軍手もなく,足も素足だったので
気をつけながら行った。ただ,片付けるときにも雨が降ってしまったので
テントを乾燥させるのが大変だろうと思った。会場付近の先生方は
記録会が終わっても大変な作業が待ち受けていると思う。お疲れ様です。
交流会直後の水泳教室はさすがに参加者も少なめ。まあ,仕方ないな。
参加した子たちにも軽めのメニューで泳がせる。
6年生は記録会前で最終仕上げ。いい泳ぎになってきた。
明日は自分も記録会に役員で参加。
なかなか仕事が予定通りに進まない。困ったもんだ。
2日目。朝から洋上体験。漁船2隻に分乗し,沖へ出る。
鯛やかんぱちの養殖,えさやりの様子を見学。漁業の実際を
生で見学させてもらった感じ。一通り見学をさせてもらった後で
釣り体験。船のまわりを泳ぐ小魚がよく釣れた。子どもたちは大喜び。
いけすの中の鯛もお土産用だからと1匹ずつ釣らせてもらっていた。
子どもたちには忘れられない思い出となったことだろう。
今度冬に迎えるときにはどんなことをしたらいいのかと気にはなるが,
こうした人と人とのつながりで交流が続いていることを実感した2日間だった。
朝7時に集合して,高知県須崎市へ。
到着してからシーカヤック体験。次にドラゴンカヌー体験。
子どもも自分も初めての体験だったが,皆それぞれ楽しむことができた。
夜の交流会では受け入れ校のPTAの方々より手料理の接待。
新鮮な海の幸が盛りだくさんだった。子どもたちの出し物もすごく元気があり,
こちらからの出し物にも力が入った。交流はこうして関わって下さる
すべての人の協力によって成り立っていることを実感した1日目だった。
今日は市内北部3校による水泳交流。前年度までの勤務校も含まれているため,
懐かしい顔ぶれを見ることができた。半年もたっていないのに,一回り
大きく見えた。どの学校の子どもにも貴重な,50mプールでの体験。
なかなか泳げなかった子どもも,ぐっと伸びていた。やはり,こうした機会は大切だ。
午後は水泳エントリー,週末にある交流学習の準備など。夏休みになっても
超過勤務は終わりそうにない。はぁ。
今日から学級懇談。保護者の方々と有意義な話し合いができた。
やはりあって話す機会があるといい。
帰宅してみると千葉に行っていた妹夫婦が帰省していた。
子どもを2人連れて帰っているのでとても賑やか。小さい子どもが来ると
家の中が明るくなっていい。
2日目は快晴。朝食を作り,片付けをして,終了。
こう書くと簡単だが,夏の空のもと,撤収をするのは,やはり大変な作業。
だが,これで一つ行事が終了した。子どもたちの学びとして
身についてくれればと思う。
帰宅してから車検に出していたバイクを取りにパドックへ。
出費は痛いが,自由に乗れる喜びには代え難い。
朝準備のためにキャンプ場に行ったときは晴れていたが,帰り道で
雨に降られてしまった。大丈夫かなと思っていたが,
開会からやはり雨に降られてしまい,予定通りになかなか進まなくなってしまった。
だが,夕方には雨が上がり,何とか計画していたものだけはこなすことができた。
子どもたちは楽しむことができていたようだ。
あわただしく終業式の1日を終えた。
終わった感じはまだしない。それは,明日から学校行事でキャンプがあるから。
まだ忙しい日々は続く。
提出書類等は一応終わった(遅すぎ!)が,キャンプで詰めておかなければ
ならないことがあり,今日も遅くなってしまった。
でも,何とかこれでキャンプに向けての準備も大詰めを迎える。
来年はもっとゆとりのある計画になるよう提案,サポートしなければと思う。
あと少しで終業式。体力的にきついかと思いきや,きちんと睡眠をとっているので,
意外と持っている。やはり去年とは違うかもしれない。
ただ,最近気を抜いているので数値は正直に出ている。
終業式に向けてあと一がんばり。
決められたカリキュラムの中で仕事をするのが我々教員の仕事。
その中でしめ切りに追われながらやっている。追われている時点で
すでに負けているともいえる。わかっていても直前にならないとできない。
ついに今週怒濤のごとく行事の準備と学期末の仕事に追われている。
しっかり教訓にしてのこしたい。
・自分だけで判断できる仕事
・他と協力しなければできない仕事
・誰が,いつまでにすればいいのか
自分だけで判断できる仕事も,結局,他と協力する仕事に時間をとられると
予定が狂う。だから,すべての仕事の洗い出しをして,
事前に話し合いをするべきなのだ。やっているのにうまくいかないということは
やはり,「誰が,いつまでに」をはっきりさせていないからだろう。
少しずつでも積み上げをしていきたいと思う。
放課後は終業式直後にあるキャンプの下見。さらに7月下旬にある高知県の
学校との交流会に向けての準備。学期末処理と同時に進めなければならないため,
とても忙しくなってきた。毎度のことながらもっと計画的にやればと思うのだが,
相手もあることなのでなかなか難しい。1学期も残すところあと1週間。
何とか計画通りに進められるようがんばろうと思う。
正木先生の授業を見に行くので昼から出張。
恥ずかしながら自分はこの先生のことを全く知らなかった。
元筑波大付属小の先生で今は國學院栃木短期大学の教授をなさっている
と紹介があった。それを知ったのは講師紹介の後。授業を見た感想は
初めてのクラスでこんなに子どもが動くのかということ。
どんどん子どもの動きがよくなる。後の講義の時間でその種明かしをして下さった。
やはり子どもが積極的に学習に参加するためにはきちんとして理由があるということ。
子どもが「してみたい」「やってみたい」という気持ちにさせること。
それを先生は授業の中に「たい」をいっぱい泳がせるという表現をされた。
そうだな。自分の授業の中にはまだまだその「たい」を泳がせることが
できていないなあ,と感じた。ほめるポイントやできる子どもを満足させつつ
他の子にもしっかり参加させる方法など,具体的ですぐにでも使えそうな方法を
たくさん学ばせていただいた。やはり,いい授業は見に行かなければと思った。
自分の気持ちに山があり谷があるように,子どもの気持ちにも山や谷がある。
山の状態でおごることなく,谷の状態で復活に向けて努力をする。
やはり,それには経験やら学びが必要だ。できることならいい学びをさせたい。
そして,前に向かって進む力とできるように後押ししたい。
ただ,子どもの状態がまちまちなため,学級での一斉指導では
最大公約数的な話を,個別にもはっとつっこんで話をということになる。
ものすごく手間はかかることなのだが,必要な手間なのだと思う。
情報モラルの授業には十数名の先生方が参観して下さった。
最初はやはり緊張するが,始まってみると自分の構想した流れに沿って
進めることができた。子どもたちもよく頑張り,考えたことを発表した。
このあたりのことを参加者の先生もよかったといって下さった。
もっとICTを活用した授業を期待していたのだが,という声もあったが,
この授業の性格上,多くの人に取り組んでいただきたいという思いがあったので,
あえてオーソドックスな授業構成にしたと説明して,ご理解をいただいた。
部会長の先生からも今,すべての学校で取り組まなければならない課題として
取り組みを評価していただいた。
勤務校の校長先生からも資料の見せ方などはもう一工夫あっても
よかったと思うが子どももよく頑張っていたので安心してみていられた
と評価していただいた。授業をする前は何かと気をもむものだが,
やってみると,「やってよかった」になる。もしまたこういう機会があったら
進んでチャレンジしてみたいと思う。
明日は情報モラルの授業。準備はしてきたつもりだが,やはり間近になると
あれやこれやと思いついてしまい結局ぎりぎりに。
だが,ここまできたら出たとこ勝負。不十分ならばさらに勉強すればよい。
そういう気持ちでやろうと思う。
転勤して3度目の参観日。やはりまだ緊張している。
ただ,だんだんとやりやすさが出ているのも事実。
でも,まだまだだな。子ども,保護者の方との関係づくりをさらに進めたい。
月末は行事で鬼のような忙しさになる。心してかからねば。
自分の心,他人の心と向き合う。
時に感動したり,時にやっかいだと感じたり,喜怒哀楽を伴う。
いずれにせよ,あまりバランスの悪い状態でいるのはよくない。
喜とか楽ならいいだろうが,哀とか怒,不安や心配が長いとやはり
心ばかりか体調にまで変調をきたす。
自分がそれを察知したら,そういうものから回避できる行動や考え方を
するようにすればいいのだが,時として自分ではどうしようもないくらい
抜け出せなくなってしまう。そのときにやはり大切なのが
他人との関わりになるのだと思う。教員として,坊さんとして,
いつも共通のことを考える。
「こうして抜け出せなくなってしまった人に,自分は何ができるのか」
まだ明確な答えが出ているわけではない。
ただ,自分はそういう立場にあることだけは確かだ。
今は「ただ聞く」ことしかできない。明確なアドバイスができているとも思わない。
でも,それで少しでも心が軽くなるなら,
今自分にできることはそれしかない。
教えるというと「知識の詰め込み」のように言われたことがあり,
自分もしばらくは子どもたち自身に考えさせるようにしてきた。
ところが,自分の中で最近,一つの思い違いに気がついた。
それは,
「考えられるようになるには,ベースになる体験や思考になる元が必要だ」
ということ。それは自然に身につくものではなく,何かの体験や経験などの
外部からの刺激によって思考回路が働き,次からの判断のよりどころと
なっているのだと思う。当たり前だといわれるようなことだが,
やはりそれを念頭に置いておいた方がいいと思う。
子どもたちはもちろん,大人だって知らないこと,関心のないことには
思考が働くはずもない。よい出会いがあり,いい思い出が心に残っていれば,
またやりたいと思うだろうし,いやな思い出があるものに対しては
自然と避けようとするはずである。それは,すべて学びなのだと思うし,
生きていく上で必要なものに対しては,外部からの刺激として,
「教える」ことが大切なのだと思う。教科書で今まで子どもたちに
経験のないものを取り扱うときにはやはり「教えて」いる。
全くその概念を知らないのだから。ただの「四角形」から「正方形」にはならない。
正方形の構成要素を気づかせることはできても,それが「正方形」だということは
教えなければわからない。
こうしたことはわかりやすいのだが,「対人関係スキル」や
「人としてどう生きるべきか」といった部分についてはまだ自然に身につくもの
と思われている節がある。
しかし,この部分をあえて「教える」必要があるように思う。
自分を振り返ってみても,自分の子どもと関わる時間が少ないことが
気になっている。その中でどれだけ教えられているだろうか。
学校にお任せ,自分の両親にお任せになっていて,なんだか成長しているけれども
これは自然に学んでいくものなんだなと,自分自身が「間違った学習」
をしている可能性があるなと思った。
自分の子どもにしても,担任している学級の子どもにしても,
「教えるべきところ」「すでに教えたので考えさせるべきところ」
「教えたけれどもまだ定着していないのでもう一度教えるべきところ」
をうまく分けて関わっていかなければと思った。
時間割の変更の関係で空き時間がいつもより今日は増えた。
子どもたちが他の教室で勉強している間に,教室の掃除や
メダカ水槽の水替えなどを行った。学級通信を書き,7月末に行われる
交流学習の案内を印刷した。時間があるからとゆっくりやっていたら
子どもを帰す間際が大忙しになってしまった。反省。
だが,仕事は進んだので一安心。
自分が授業をすることになっている情報モラルの授業の事前検討会があった。
市内の教育センター情報教育部会の先生方に集まっていただき,
授業の流し方について意見を頂いた。それぞれの立場から発言していただいて
とてもありがたかった。誰にでも取り組める授業をということで
総合教育センターの指導案例をたたき台に出していたのだが,
最終的には自分の案をもう少し入れて授業をしてほしいということになった。
自分もその方がやりやすいと思うのでそちらにすることにした。
教案に手を入れて本番に備えよう。
今日,算数の授業で先輩の先生に自分の学級で授業をしていただいた。
教えて,考えさせる授業を研修してきたのでいろんな学級で実践をされているようだ。
この先生は,ものすごくエネルギーを持っておられ,いつでも力強い。
授業でも常に向上心を持って取り組まれ,情報も流して下さる。
その先生が自分の担任する学級で授業をされた。自分も努力してないわけではないが,
子どもの動きが違っているのがわかった。まだ自分は子どもの力を
引き出せていないと感じた。授業の流れの組み方とは別に,目配りや,
評価の言葉がうまく効いている。
こうしたことは意識すれば磨けるものだと思うが,自分はまだまだだと感じた。
また,この先生は,授業をすることが楽しい,授業をすることで子どもが
「わからない」から「わかった」に変わる瞬間がたまらなく楽しいとおっしゃる。
そういうところも見習いたいと思った。
市の教育センターの情報教育部会で授業公開をさせていただくことになった。
今,どの学校にもニーズがあるということで,校長先生からチャンスをいただいた。
自分としては軽い気持ちで考えていたのだが,やはりそうもいかなくなってきた。
たくさんの学校で,たくさんの先生に取り組んでいただくためには,
「ああ,こんな感じならすぐできるじゃないか」と思っていただけるようなものに
したいと思う。ただ,そうするためには,きちんとした裏付けが必要だ。
今まで,自分の教室で必要だと思うことを取り入れながらやってきた。
しかし,授業公開となると,きちんとした体裁にする必要がある。
当たり前なのだけれど。
今までの取り組みの甘さを反省しつつ,勉強だと思って構想を練っている。
頭の中にあるものをそろそろ文章化しなければならない時期。
少し焦っている。
子どもたちとの朝の会で,子どもたちが順番に気になったニュースを紹介していく。
今日は秋葉原の事件についてだった。やはり衝撃的だったと思う。
自分の中でもやりきれない思いだった。子どもたちに自分の心との
つきあい方について話した。不満があるとき,怒りの感情と向き合うとき,
それをどのように表すか。まるっきりしまってしまうといつか破綻する。
かといってとげとげしい心をそのまま誰かにぶつけてしまっても,
相手を傷つけてしまったり,また新たな争いの種を残すだけとなる。
だから必要なのは,自分の思いを理解されるように話すこと。
それにはやはりスキルが必要なのではないかと思っている。
子どもたちが自分の感情と向き合い,心をうまくコントロールしながら
周りの人とつきあうことができたら,きっとバランスよく成長できるのだと思う。
昔は,子どもは放課後集団で遊ぶ中でつきあい方を学んだり,
地域のコミュニティの中で上級生などからけんかしたときの納め方や
仲直りの方法を学ぶことができた。だが今はその機会が極端に少ないように思える。
だからこそ必要なスキルは取り上げて教える必要があるのだと思う。
今,自分はそう思っている。また,こう考えて指導した効果も自分なりには
感じている。これは学校による違いとか,地域の実態によらず,
子どもたちが変わってきていることの証であるように思う。
昔はよかったと嘆いてみても始まらない。今そうなのだから。
子どもたちが自分の力で周りとの関係を築き,よりよいものにしようと
努力できるようにさらにサポートしなければと思った。
今日はプール掃除があった。
前任校より人数が多いので,早く終わった。
天気が良かったので,子どもたちも水しぶきが気持ちよさそうだった。
放課後に簡単な片付けと仕上げ。シャワーの穴に詰まった異物の除去など。
気持ちよく水泳学習ができるといいと思う。
今日は参観日だった。朝からバタバタで、手際が悪かったと反省。
授業のほうは一日中見にこられるということで、普段どおりの流し。
転勤してきたばかりなので緊張もあるが、保護者の方から声をかけてくださり、
だんだんと慣れてきているのがわかる。懇談でも話がスムーズに決定できた。
終わったらしばし放心状態。はたと我に返って明日のプール掃除の準備。
昨日の疲れもあり、早めに帰った。
国語の授業で「大造じいさんとがん」の授業をしている。
大造じいさんが残雪というがんの頭領をチャンスに撃たなかったことについて
なぜかを学習していた。そこである子が,
「卑怯な方法で残雪をとらえたくない。正々堂々と勝負したかったから」
と答えた。この子から出るとは思わなかった子から出た発言だった。
普段表れている様子とは全く違う内面を持っているということがわかった。
すごくうれしかった。これをきっかけに自分の見る目も変わったし,
もっと良いところをのばせる気がした。
こうして子どもたちの持っている力を引き出していきたい。
心の中に何も曇りがない場合の顔
心の中に不満を持っているときの顔
心の中に心配を持っているときの顔
大人になればある程度隠すことができるようになると思う。
子どもは顔に出るとき,行動に出るとき,体調に出るときがある。
なるべく感じるように心がけてはいるが,つかめないときもある。
でも,全体の雰囲気を高める努力をすることで,改善することもある。
また,子どもたちに心が普段より違っている場合の対処の仕方や
紛らわし方についても伝えてやらなければと思う。
最近,思うことだが,子どもが成長してくると何でもできると思って
手を離しすぎている場合が少なからずあると思う。やはりできていないところ,
まだ身につけていないところを見極めて指導をしていく必要があると思う。
今日は遠足で登山だった。小学生と一緒なので,自分が遅れることはなかったが,
結構体力を消耗した。遅れがちな子にあわせてのぼったが,それで自分も
何とかのぼることができた。体重があると,こうした時には厳しいことを実感した。
下山するときも昔のように小走りとは行かない。一歩一歩滑らないように
確かめながら降りた。誰も怪我することなく,山頂まで行き,
降りられたことがよかった。
今日は総合の時間を使って田植えをした。近所の農家所有の田んぼの
一部を貸していただいて植える。前任校では1年生から6年生まで毎年
行っていたので,年々慣れて高学年になるほど指導は楽になるのだが,
勤務校では高学年になってはじめて田植えをするため,いろいろなことを
教えながらの田植えとなった。田んぼに入る経験がない子もおり,
泥の中にはいることに抵抗を感じる子や,カエルに驚いて大騒ぎする子など,
やはり積み上げは大切だなと感じた。だが,「田植えって楽しいですね」とか,
「外は気持ちいいなあ」「田植えってすごく手間がかかるんですね」など,
子どもらしい感想を聞くことができた。
子どもたちが下校してから再び田んぼに行って植え直し。
やはりいくつか苗が浮いているものがあった。仕方ない。
自分たちが歩いたために浮いてしまったものもあるし,もともとの
植え方が甘いものもあった。本当はそこまでやらせて体験させるのが
いいのかもしれないが,時間的には難しさもある。
1年を通して,米作りの大変さや,米作りにかかわる人々の思いに
気付かせたいと思う。
今日は市教委の訪問があった。昨日まで入院をしていたので準備も
あったものではないが,授業の略案を書き直して授業に臨んだ。
男の子の反応はよかったが,つぶやきをどんどん取り上げていったため,
女の子がゆっくり考えて発表しにくかったかもしれない。テンポは
それほど悪くなかったと思えるのだが。
どんな指導講評がされるのかぜひ聞いてみたいと思う。今日は聞く機会が
なかったので明日以降どんなことをいわれるのか気になっている。
帰りに初任校時代とてもお世話になった先生のお宅にお邪魔する。
いろんな話をして,気分もすっきり。また明日からがんばろうという気持ちになった。
子どもたちは全員そろって連休明けを迎えることができた。
どんどん勉強のペースも上げて行かなくては。
今日からは行事や提出物等の期限がどんどん迫っていたので遅くまで残業。
自分の担当の仕事をしっかり仕上げなければと思う。
とりあえず今週中が山になると思う。
今日は近所で法事。一通りお勤めした後,膳の席で色々と話す。
話している途中で,となりの方が現職の中学校の先生だということがわかった。
忙しい現場での苦労話を聞かせてもらった。その中で,自分の話にも
すごく納得していただけたようでついつい長居をしてしまった。
でも,自分にとってもとてもいい時間だった。
帰ってからは草刈り。最近運動不足のようで血糖値があまり下がらない。
1時間半ほどがんばってみた。法事後にしてはいい数値になった。
やはり運動不足なんだろう。意識的に運動を取り入れなければ。
そろそろ出さなければと思っている。
もちろん今までも出してはいるが,第2ステージ突入という感じか。
また,子どもをきめ細かく見ていく必要があるなと思った。
やはり,時系列に並ぶ指導の記録を再開する必要がありそう。
これも自分の色。ICTを指導に生かす。実践によって切り開いていこうと思う。
心を育てるって難しい。
でも,大切なこと。
これから生きていくための財産となる。
そこに切り込むためには
子どもから信頼されている存在であるかどうか。
そこをいつも試されていると思う。
もちろん自分一人ではどうしようもないこともある。
でも,自分一人ででもできることを見極めて
そこをきちんとやっていくこと。それが大切だと思う。
今日で家庭訪問の全日程が終了した。保護者の方との顔合わせも終わり,
ほっと一安心といったところ。保護者の方からいただいた言葉や期待に
沿えるよう思いを新たにした。ここからまた新たな気持ちでがんばっていこうと思う。
今日は参観日,PTA総会,学級懇談,PTA歓送迎会と朝から盛りだくさんの
内容だった。参観授業は,まだ自分が学級の実態をつかみ切れていないためか,
想定した流れとは違うものになってしまった。もう少し盛り上がりを作りたかったが,
仕方ない。その後,PTA総会,学級懇談と流れ,PTA主催の歓送迎会へ。
保護者の方々の元気さに圧倒されつつ,自分も早くとけ込むべく積極的に話に加わった。
たくさんの保護者の方ともお話ができて,緊張感がほぐれた気がした。
今日で家庭訪問の4分の3が終了した。
子どもに慣れた後はやはり保護者の方とのコミュニケーションが大切なので,
こうして対面して話すことの意義は大きい。話すとこちらの意図を伝えることができ,
保護者の願いを聞くことができる。何もわからないときよりずっとやりやすくなる。
忙しい1日だったが,充実していた。
子どもたちとの距離を次第に詰める。
だが,近寄りすぎるのもまだ危険。
微妙に駆け引きをしながらもだんだんとこちらのペースに
できればと思う。子どもたちもいろんな面を見せてくれるので,
しっかりほめている。やはりほめられて悪い気持ちはしないはず。
ただ,実感できるようにしてやらないと期待したほどの効果は出ない。
こちらが感じたことの中からよいものをピックアップして伝えて
いかなければならない。しっかりとアンテナを高くしておかないと,
見過ごしてしまう。いい流れを早く作り上げようと思う。
以前の学校は小規模校なので,1日で家庭訪問は終わっていた。
だから結構忙しかった。今度の学校は普通の規模の学校なので
日程は4日取ってある。中でも自分の担任しているクラスは
一番人数の少ない学年なので,4日もあると時間にはかなり余裕がある。
ゆったりとした気持ちで保護者の方とお話をすることができた。
やはり話をするまでは緊張するものだが,話をしてみると,自分の中で
だんだんと緊張がほぐれていくのがわかる。
だが,最初の印象が肝心なのでやはり緊張は続いている。
冗談でも言えるようになればかなりいいのだが,1年目の今の時期は
自分にはまだ無理。今は関係作りをする時期だと思っている。
しっかりしなければ。
教室で飼っていたメダカが死んだ。
昨日,理科で観察していたときから弱っていたのでダメかもしれないとは思っていた。
係の子が死んでいると報告してきてくれた。
そこで,朝の会を利用して命の話をした。
すべての命は有限であること。
命の重さに軽重はないこと。
失われた命は戻ってこないこと。
だから生きている間にどんなかかわりをするかはとても大切。
みんなの家族,友だち,飼っているペット,すべての生きものや植物を
大切にする心を持とうと話した。
こんな話の時,子どもたちの瞳は真剣そのもの。きっとわかってくれると思った。
これがある限り,教育は成立すると信じている。
新しい学校で,子どもたちにとってまだ自分という人間がどんな人物かが
分からないときに授業を成立させる大切な要素が「楽しさ」だと思う。
今,その点で実は焦っている。ここ数年,自分という人物を子どもも分かった上で
付き合ってきたので,その辺りの筋力が弱ってきているのかもしれないと思った。
やはり楽しい授業,分かる授業,教材そのもののよさやおもしろさを
しっかり伝えなければ,たちまち退屈な授業になってしまう。
年度初めの忙しさにかまけて,準備不足の状態で授業に臨むことが多い。
その中でも楽しんで活動している子どもたちの姿は印象的だった。
こんなに楽しそうに活動する子どもたちの姿を見て,
やはり「楽しさ」は生命線なのだと思う。
だんだんと教室のICT環境が整ってきた。今回の目玉はizumiの巻き取り式
マグネットスクリーン,WOL-FX。今まではスクリーンが必要ないときはいちいち収納しなければならず面倒だった。これは,巻き取り機能が
ついているので,必要ないときは簡単に収納できる。本体部分もマグネットで
黒板に張り付いているので非常にスマート。しっかり活用して,子どもたちが
わかる授業の工夫を広げていきたいと思う。
今日は退任式の日。前任校の退任式は午後からのため,午前中は勤務校で授業。
2校時目が勤務校の退任式だったため,写真撮影係として参加。
数時間後には自分も送られる立場になるので複雑な気分で式を見つめた。
その後国語,体育をして給食まで食べてから勤務校へ。
子どもたちのメッセージは皆心がこもっており,涙が出た。
あたたかで,それでいてさわやかな会だった。
夜は送別会。しっかり飲んで,話した。
これで一つの区切り。前を向いて進もう。
少しずつ通常の時程で動き出している。授業がまだ軌道に乗っているとは言えないが,
早くこちらのスタイルを浸透させて,子どものよさを引き出していきたいと思う。
今日は昨日出しておいた自学(自主学習)のノートに点数をつけた。
みんなそれぞれ工夫を凝らして学習してきたものを点数で評価するもの。
基本的にやっていれば点数をつける。工夫が感じられるものにはボーナス点をつける。
このノートは基本的に即日返却を心がけているが,今日は,帰りに渡そうと思って
玄関に降りたら既に4人の子どもが下校してしまっていたので,勤務終了後に
届けることにした。転勤したばかりで,家庭訪問の時に困らないように
という思惑もあった。行ってよかった。結構学区が広くて,周囲に
目印になる建物がないところが多いので,家庭訪問の時にぎりぎりに
行っているとかなり迷惑をかけてしまうところだった。
同じ校種間の転勤とはいえ,職場かかわるとかなり違うところが多い。
覚え直しのところもかなりあるので,負担は大きいが,早くなじんで
自分なりの動きができるようになりたいと思う。
今日は初めての通常時程の一日。学級で決めておかなければならないことを
集中的に決める。決めごとをするにあたっての基本的なルールを最初に提示し,
納得した上で決める。これを繰り返して,早く終われるようになったことをほめる。
だからなるべくシンプルな方がいい。最初に話した「人を大切にする」
とからめてこのクラスで大切にしていきたいメッセージを伝える。
こちらも少しずつ波長が合ってきた感じだが,最初が大切なので気は張っている。
子どもたちを帰すと一気に疲れる。転勤したばかりのこの時期はどうも致し方ない。
今日は入学式。さすがに前任校とは違い,入学児童も二十名を超していた。
担任している子どもたちには,入学式の前に1年生の子どもの様子と
保護者の方の様子をよく見ておくようにと話した。入学式は滞りなく終わり,
学級で1年生の子どもと保護派の方の様子を聞いた後,つきのような話をした。
・1年生の保護者の方は自分の子どもがとってもかわいいと思う。
・それは自分たちにとってかけがえのない子どもだから。
・それはみんなも同じ。一人ひとりがみんなかけがえのない子ども。
・だからその中の一人でも悲しい思いをして過ごす子がいないようにしたい。
・そのためには自分と同じくらい相手の思いを大切にできる人になろう。
子どもたちはよく聞いていた。「人の(自分の)気持ちを大切にしよう」を
学級のルール第1号とした。1年を通して相手を思いやる心を
育ててていきたいと思う。
新任式・始業式があった。新任式で最初に挨拶をしたが,いつになく緊張した。
始業式で校長先生から担任発表があった。5年担任として自分の名前が呼ばれた。
他の先生方とは反応がまるで違った。仕方のないことだと思った。
喜ぼうにも,残念がろうにも,判断するだけの材料がないからだ。
これからの1年間で子どもたちの反応がどう変わるかは自分の動き次第だと
思っている。教室に入っての子どもたちは,がんばろうという気持ちにあふれた
好ましいものだった。そこで,次のような話をした。
「皆さんは,今日から高学年の仲間入りです。学校のリーダーとして全校を引っ張っていく立場になりました。本当に中心となって動くのは来年6年生になってからですが,うまくリーダーを務められるかは今年1年の働きによって決まります。しっかり6年生の動きを見て,自分たちにできることを見つけてください。そして,やる気にあふれた学校の空気を作り出してください。」
子どもたちは皆真剣に聞き,反応をしていた。この反応はすごくよいとほめた。
そしてこの1年間みんなとがんばっていける手応えを感じたよと話した。
こうした初日のやる気に満ちた子どもたちの気持ちを大切にしてやりたいと思った。
今日は新6年生が入学式の準備に登校してきた。
去年この学校の授業公開に見に来させてもらっていたので,見覚えのある子も
何人かいた。みんなよく動いて感心した。今までは子どもの顔を見ていないので
わからない面や不安な面もあったが,実際にこんな子どもたちがいるのか
と見えたのはとてもよかった。これからの新しい学校の生活のイメージが
少しずつではあるが見えてきた。
午後からは会議。子どもが来てからは学級事務がどんどん発生するので
今やっておかないといけないということだろう。4時過ぎから学級事務。
靴箱やロッカーのネームシールをラベルマイティとテプラで行った。
他の先生方も便利だと感じてくださったようだ。こうして少しずつでも
お役に立てるように動いていきたいと思う。
もちろんパソコン屋としてではなく,現役教員プラスITCEの立場として。
その結果学校という組織が今より余裕ができてさらに質の高い教育が
できるようになることが自分の役割だと思う。今はその種をまく時期。
がんばろう。
新しい学校での1日目。やはり職場が違うといろいろ違うことがある。
いい悪いでなく,違うということ。慣れの問題なのだが,やはり戸惑う。
まだ職員会議がないので,ものすごく忙しいわけではないが,緊張はしているので,
少し疲れ気味である。早く慣れないといけないな。
夕方は前任校で一緒だった有志の先生方と飲み会。楽しいひとときを過ごす。
少し飲み過ぎたが,人間関係を築いていくことは大切だと思った。
あわただしく迎えた年度末。転勤があるので普段よりもさらにハードだった。
連日10時を越える居残り残業,今日はさらに遅かった。
今読んでいる吉越浩一郎著「デッドライン仕事術」の正反対の仕事の仕方。
定時にきちんと仕事を終えるために何をすべきかが書かれている本なのだが,
自分の今のやり方は一番まずいパターンのように書いてある。でも,仕方がない。
引き受けてしまった仕事だ。転勤を機にもう少し上手に仕事を人に頼んだり,
集中の時間を作ってその間は中断を入れないようにしないといけないと思う。
その影響は体に顕著に出ていた。長く続けるものではない。
自分の純粋な仕事は定時には終わっていたのだが,自分のこだわりの部分と
サーバーのデータの整理だけは年度が終わってからでなければ
どうしようもないことでもある。次の学校ではそのあたりを時系列にならべて
取捨選択をして,きちんと余裕を持って終わらせたいと思う。
ついに迎えてしまったこの日。今の学校で子どもたちに接することができる最後の日。
今日の夕方新聞夕刊で岡山県の教育関係の人事異動が発表された。
自分もその一人。当然その意向は自分にも伝わっていたのでそれなりに
準備は進めていた。だが,あまりにも忙しすぎた。もっとゆっくりと
子どもたちとの時間を過ごしたいと思ったが,それも仕方のないことだろうと思う。
必要なことはすべて伝えたつもり。後は子どもたちがどう受け止め手くれるか。
ただそれだけ。もちろん自分がかかわった1年間で全てを変えられるわけではない。
それでもやはり何かを身につけていてほしいと願う。
そして,納得のいく人生を歩んでほしいと思う。
送り出したら残務整理。まだ重くのしかかっている。夕方から
打ち上げがあったが,飲まずに学校に戻る。ほんの少しでも必要な作業をするため。
だが,連日の疲れでほとんど進まず。一人職員室でぼーっとしているだけだった。
帰り道の途中打ち上げに参加していた嫁さんを拾って帰る。
眠い。感傷になかなか浸れない。ただ眠い。
今頃やっているのである。人から見れば笑われることかもしれないが,
自分的にはいっぱいいっぱいでやっている。自分が決めたハードルなので
やるしかない。今日は帰って一息つくと11時をまわっていた。
DVD化終了。とりあえずは山を越えた。明日の修了式は迎えられそうだ。
だが要録と片付け。どちらも忙しい。それに加えてOSアップグレード作業と
サーバーのデータ整理,引き継ぎ書類など。年度末までまだまだ気は抜けない。
今日は6年生が職員を招いてのお別れ会食を開いてくれた。
一緒にバレーをしたり,クッキーを焼いたりシュークリームを作ってもてなしてくれた。
この学年は4,5年生と2年間担任した学年なので,それぞれの成長はよくわかる。
この1年でもずいぶん成長した。中学生になっても自分らしさをしっかり持って
生きてほしいと願わずにはいられない。
今日は6年生を送る会があった。それぞれの学年が趣向を凝らして出し物をしたり,
5年生が考えてしっかり運営をしたりしていい会ができた。
その中で感じたのが,5年生以下の子どもたちは6年生をよく見ていたということ。
小規模校だから余計に感じるのかもしれないが,一人ひとりの良さを
しっかり言葉にして伝えていた。残り少なくなった小学校での日々を6年生には
大切に過ごしてほしいものだと思う。
地域の方に社会科と総合のまとめの学習に来ていただいた。
昔の子どものくらしはどんなものなのか。自分も知らないようなことがたくさんあった。
戦時中には体育として冬の山に入ってウサギをバレーのネットで捕まえたり,
食べていくために田んぼやいも作りをしていたこと,子どもも必要なものは
手作りしていたこと,冬には収入源がないので収穫しておいたたばこの葉を
まとめて町に売りに行っていたことなど,子どもたちにはインパクトのある
内容のオンパレードだった。そのお話に貫かれていたのは郷土愛だった。
こうした方にもっと早くお話を伺っておけばよかった。
だが,とても有意義でありがたい時間だった。
学年末が近づくにつれ,だんだんと忙しさが増してくる。
一つ一つ片付けているつもりだが,予定外のものが入ってきたりして,
予定通りに進まなくなる。もっとペースアップしなければとは思うが,
やはり少し疲れ気味なのだろうか。眠くてしょうがないときがある。
うまく緩急をつけて,この学年末を乗り切りたいものだと思う。
最終面談があった。人を評価するというのは難しいということが,
管理職の先生の話しぶりからわかる。翻って考えれば,自分が子どもを
評価するときにも,そのくらいの慎重さが求められるということ。
その子どものよいところと課題の部分を客観的に見て,的確に指摘しないといけない。
でないと,その評価によってやる気を出したり,逆に何もわかってもらえていない
という否定的な受け取り方で,その子の伸びを妨げることだってあると思うからだ。
自分の思いこみでなく,心の目,真実を見抜く目を磨いていかなければと思った。
参観日のことについて数名の保護者の方から,連絡帳にお褒めの言葉をいただいた。
本当にありがたいことだと思う。こういう関係があるからこそ思い切った指導ができる。
自分という人間を信用してもらうこと。そのために必要な努力はしてきたつもり。
それは,要望に応えることだったり,子どものことについて必要な説明を
すぐに行うことだったりする。時には直接子どものことにかかわらない,
別の相談に乗ったこともあった。だが,そこで得られたものは大きい。
自分を信頼してもらうことだけでなく,保護者の思いがそこに見えるからだ。
話しているとき,うっすら目に涙を浮かべて話す保護者の方は,きっと
我が子のことが愛おしくてしょうがないんだろうと思う。
少し疲れていらっしゃる方には,それとなくそちらに水を向けてみる。
意外に家庭内の状況が見えることもある。それはやはり回り回って指導の役に立つ。
こうした自分のやり方は,時に他の先生から「そこまでしなくていいのに」
と思われるかもしれない。でも,それが自分のやり方なのでどうしようもない。
それが自分のやり方なのだから。あと少しだが,少しでも多くの子どもたち,
保護者の方が「いい1年だった」と思えるような学級経営をしたいものだと思う。
今日は参観日があった。今年度最後の参観日。
国語の授業をした。このところ子どもたちが集中して取り組む話し合いの授業。
教材文を読んで,班ごとに大段落の内容をとらえ,短くまとめた文にして,
それを黒板に書いて,その違いをもとに話し合いを進めるというもの。
ディベートの入門用といった感じ。この手法を使って読みを深めていく。
自分の班の立場の正当性を主張するために本文から理由を探し,それに自分の解釈を
加えて主張する。どんどん主張していくと結局その段落の主題に落ち着いてくる。
懇談での反応はまずまずだった。他にも保護者からありがたい言葉をいただいた。
特に多かったのが,交流について。小規模校であるため,保護者のニーズも大きい。
また,提出物がなかなか子どもが出さないということに対しても対策した結果
よくなったと評価をいただいた。
こうして,親の願いを聞き,こちらのできる範囲で実行していくことで,
良好な関係が築けたのではないかと思っている。生の声を聞くことができる
貴重な一日だった。
いろんなものが束になってやってくる。
子どもたちにも時間を区切って動くことを要求する。
要求するからには自分から実践しなければ。
とりあえず目の前の仕事を一つ一つ片付けるしか無さそう。
春はもうすぐ。気持ちよく締めくくりができるようにがんばろう。
以前から計画して致していた交流学習の締めくくりがやっと実現した。
となりの学校といえども,子どもにとって学校が違えばその雰囲気はものすごく異なるし,
友だちも初めて会う子の方が多い。今まで交流していた3年生と今日初めて,
交流する4年生とでは緊張感が違った。緊張をほぐすためにゲームなどをして
気持ちをほぐし,そこから子ども同士の活動に入った。だんだんと遊んでくるうちに
会話が生まれ,雰囲気もなごんできた。3学期も大詰めに入ろうとする時期なので
ゆっくり,たっぷりと時間を取るわけにはいかなかったが,それでも中学で一緒になる
この子たちの出会いを作ることはできた。あとは少しずつでもこうした機会が
あればいいと思う。
国語の授業でのこと。大段落の場面分けでそれぞれの班が考えを主張し合った。
3つある班のうち,一つの班だけが意見が違った。それぞれの主張の違いを
はっきりとさせて,討論させてみた。自分の班の意見が正しいという思いから,
それぞれの立場で主張を行う。もちろんそれにはきちんとした理由を本文から説明させる。
みんな必死になって他の班の意見を聞き,自分たちの論を立てようと教科書を読み直す。
議論がすごくかみ合っていて,白熱した。普段は自分の意見をほとんどいわない子まで,
声を震わせて,反対意見を言った。これはすごいこと。言いたくなったのだから。
あとで,この子が「初めて自分の意見で押したよ」と嬉しそうに言ってきた。
こちらも嬉しかった。授業の終わりに子どもたちがまだやりたいですと口々に話した。
授業の途中からその手応えを感じていたので今日はしっかりほめた。
まさに自己ベストの授業だった。もちろん今までだってねらいを持って
授業をしてきたつもりだが,こんなにうまくはまった実感はなかった。
名人とよばれる先生はこうした白熱した授業をきちんと計画して作ることができる。
その点では自分はまだまだそういう先生方の足元にも及ばない。
でも,今までいい授業をどうしたらできるのか,はっきりしたものが見えていなかった。
今日わかったことはこの実感を大切にして,それを分析して次の授業にも
使ってみることだと思った。それがわかっただけでも今日はとても充実感があった。
自分的まとめ
・それぞれの主張の違いをとらえて課題をはっきりさせること
・話し合いになっても常に課題を意識させて自分の主張を作ること
逆にいえば,今までそこがはっきりしていなかったために乗ってこなかった子どもも
いるということだろう。どの子も教室という空間の中で生きている実感が持てるように
してやりたいものだと思う。
本当に時間が経つのは早い。子どもの理解に合わせて授業をしているが,
進度を考えるとこれ以上丁寧にやれなくなってきた。
だが,押さえるべきは押さえておかないと,理解しないまま進むというのは
やはりできない。今日も1時間余分に粘ったのでわかった!という反応が返ってきた。
明日以降スピードアップ。がんばろう。
2学期から行ってきた交流学習の締めくくりの打ち合わせのためにとなりの学校へ。
話はとんとん拍子に決まった。相手校の先生は気心の知れた高校時代からの友だち。
友だちでないと交流ができないわけではないが,やはり話は早い。
子どもたちにいい経験になればと思う。
山口からの帰り道,先輩の先生から色々なお話を伺った。
飲み会が昔と較べて少なくなっているので,こうしてゆっくり語ることも
少なくなった。飲まなければ話せないわけではないけど,
やはりゆっくり話すにはそうした場にいなければなかなかできないことだと思う。
これからも貴重な時間として大切にしたいと思う。
D-pro2,ICTでわかる授業フォーラムと情報教育なウィークの最終日。
今日は前任校で授業公開があった。授業者は以前からこの地区で情報教育に
取り組んでこられた先生。プレゼンの導入場面を公開していただいた。
制作場面で「その文字じゃ小さいんじゃない?」「色が見えないよ」など
子ども同士で教え合う姿が見られた。やはり,学びの場面をクローズアップ
していくことは大切だと思った。活用する価値をアピールしていかないことには
研究が進んでいかない。その意味で,その後の授業研も有意義だった。
つい○○をやってしまったということは誰にでもあるだろう。
自分も模範児童だったわけではない。むしろ,ほめられた過去を持っていない。
自分の昔を思い出しても恥ずかしくてなかったことにしたいこともたくさんある。
そういう自分が子どもの間違った行動に対処するときに思うことがある。
「過去は消せないが,これからは変えられる。」
自分がそうだったように,間違いは犯すし,悪い心だって心をよぎる。
子どものころだからこそ,反省する心を強く心に刻むことだってできるのではないか。
強い心で自分をコントロールする力となるのではないか。
きっとそれは,その子の財産になる。そう思って,指導している。
自分のことが棚に上がっていると指摘されるかもしれないけど。
教員である以上,目の前の子どもをきちんと指導していかなければいけない。
大人になった自分も,いろんなことが心の中で渦を巻く。
教員としてふさわしくありたいと思っていても,
そうなっていない自分とのギャップに苦しむ。
やはり,大人になっても磨かないといけないんだと思う。
表題の会が倉吉未来中心で開かれた。内容はスライドショー作りを通して
表現したいものを伝えるためにどんな工夫が必要かを考えるというもの。
誰に,何を伝えるかという課題だが,なかなか頭を使う内容だった。
最初は時間がありすぎて余裕があるかと思ったが,実際はぎりぎりだった。
最後,tanaponさんのスパートがなければ間に合っていなかった。反省。
でも,できあがったものを見るのは楽しかったし,他のグループの作品を見て,
学ぶところがたくさんあることに気がついた。
次に,tanaponさんのフィンランド出張の報告。やはり子どもの思考力,創造力を
培うにはそれだけのしかけがあるのだということ,日本でできる実践のヒントを
いただいた。あとは自分なりにどう料理するかということ。
こうしたワークショップに出かけてみると,実践力向上のヒントを
たくさんいただくことができる。でも,実際にそれをできあがったものとして
子どもに提供するのは自分の仕事。ヒントを自分なりにかみ砕いて,
実践という形にしなければならない。でも,それは楽しい作業だ。
子どもに力がつくというヒントをもらっているのだから。
うまく力がつかなければまだ自分の実戦がうまくできていないということ。
次に自分も参加しているittdの実践報告をyoshimaさんがして下さった。
自分はしばらく自分の担当のことだけをしていたために,全体の流れを見て
あらためて自分の役割をしっかり果たさないとと思った。
ワークショップ終了後,ガストに移動してお茶。福山大学の中橋先生の
近くに座ってお話を伺うことができた。自分の話にもしっかり耳を傾けて下さり,
貴重な体験ができた。PICTの皆さんとお知り合いにならせていただいて
こうした経験をさせていただくことができている。本当にありがたい。
だが,PICTの皆さんとゆっくりお話しさせていただく時間がなかったのは残念だった。
また機会があれば参加して,こうした経験をまた積みたいと思う。
今日はスキー大会。午前中は最後のスキー教室。午後からは総仕上げを
保護者に見てもらうためのスキー大会。1年生からでもポールをくぐらせて,
タイムを計る。最初はあまり滑れない子でもよく滑れるようになるので
保護者の方にも好評のようだ。今年は雪がよく積もったのでしっかり滑ることができた。
授業の間にもかなり積もって,帰る頃にはしっかり雪が増えていた。
車で帰宅するときにはかなり滑った。昼間の水を多く含んだ雪に
新雪が積もったので圧雪やかちかちに凍結したときよりもよく滑る。
何度か横を向きそうになったが,滑ることはわかっていたので立て直すことができたが,
スピードが高いとまずガードレールに張り付いてしまう。
対向車がいない場合はそれだけで済むが,対向車が来るとまず事故になる。
心して運転しようと思う。
伝えたいイメージを子どもに伝えるのは難しい。
それは,自分が培ってきた価値観と子どもが育ってきた環境にずれがあるからだと思う。
それは至極当然なことで,それを埋めることに意味があると思う。
もちろんそれは子どもたちを自分の言いなりにさせるという意味でなく,
これから生きていく上で必要なスキルを身につけ,自分で判断して
行動できる子どもにするということ。伝えていくには言葉だけでなく,
自分の行動すべてが影響すると思っている。
自分が建前を口だけでえらそうに言い,行動とかけ離れているなら,
子どもはそれを見抜き,言葉を信用しなくなる。だからこそ難しい。
でも,最近伝わってきているかな?と思えるときがある。
もし,本当にこちらの真意が伝わって,子どもたちの行動に変化が
出ているとしたらこれほどうれしいことはない。
気のせいかもしれないけど。
もちろん,自分の持つ価値観にすべての子どもが共感することはないだろう。
だが,「自分はそうは思わないが,話の筋としては理解できる」ならば
それでもよいと思う。
自分で感じ,考え,行動できる子どもになってくれることが自分の願いだから。
こだわりが強すぎてなかなかしめ切りに間に合わない子がいる。
それが慢性的になり,人を待たせていてもそれに鈍感になってしまっている。
その子の行動から,作業手順に問題があるというのはつかんでいるので,
まずは全体の作業工程をつかませ,それから活動に入ることを指示した。
また,しめ切りを意識して,取り入れるものと,ここでは扱わないものの
区別をしっかりさせることが大切だと感じた。
指導はしているが,なかなか目に見えてかわってこない。
だが,そのたびに考えさせることでじわじわ効いてくると信じよう。
自分もそうだから。
子どもたちから提案があった。
「教室の魚が少なくなっています。何か増やしませんか?」
そうだな。だいぶ魚も減って少なくなってきたな。懇談も終わったので,
今日,倉吉に出て買ってきた。いきなり入れると病気にかかって
かなり落ちてしまったので,今回は安い水槽とヒーターを買って
まずは様子を見ることにした。魚はミッキーマウスプラティ。
学校の別の水槽でよく増えたので,今回もそれを狙っての選択。
きれいに手入れされた水槽は緑がきれいで,そこで泳ぐ魚を見るのは
精神衛生上いいと思う。明日,子どもたちの反応が楽しみだ。
個人懇談月間が終了した。今まで保護者の方とゆっくり話す機会が
少なかったということで,各学年で時期を自由に設定して懇談を行った。
一人30分から1時間,子どもについていろいろなことを意見交換した。
学校ではあまり見られない家での様子や,保護者にはあまり見せない学校での姿など
お互いにとって有意義な時間だったと思う。やはり保護者の協力無しでは
いい教育はできないので,こうした試みはよいことだと思う。
今日はベアバレーでのスキー教室。一日スキー場で滑る。担任している
子どもたちを連れて滑る。みんなよく滑る。中級コースに連れて行っても
きちんと安全に降りることができた。こうした行事はとにかく楽しい。
ほめる場面もたくさんあるので,大切にしたい時間だ。
子どもとすべていっしょに滑ったので,こちらはかなり疲れた。
今日もいい燃焼具合。
雪があまりにも降らないのでできるかどうか心配だったスキー教室も
うまい具合に雪が降り,予定通りに第1回を行うことができた。
今担任している学年はみんなよく滑るので,滑る時間をたくさん取るようにした。
今シーズン初めての子どもも多かったが,それでもみんな楽しんで滑ることができた。
スキー場の近くにある学校の子どもたちなので,地域の特色を生かして
雪に親しみ,雪とうまくつきあえる子どもたちであってほしいと思う。
定期的にこの題の記事を書いている気がするけど・・・まあいいや。
今日はさすがに運転も慎重にした。駐車場に降りて歩くといきなり滑った。
車は4輪だからそれに助けられているのだと感じる。
オーバースピードは命取りだと心得よう。
だが,この天候になるまで,4年生の理科の単元「水のすがた」の
温度を下げる実験はとっておいた。正解だった。
ビーカーに積もった雪を入れ,塩水で冷やしていくと,マイナス11度まで下がった。
5分くらいで凍ってきた。やはり凍るという水の状態変化を見ると子どもたちも
しっかり興味を持ったようだった。ただ待っているだけではかわいそうなので
真っ白い校庭を走らせたり,サッカーボールを蹴ってみさせたりと,
雪が降ったときにしかできないことをたくさんさせてみた。
寒さを体で感じつつ,楽しく学ぶことができたのではないかと思う。
今日から3学期。子どもたちは元気に登校してきた。
色々話したいことがあるようで,かわるがわる話しかけてきた。
地区別児童会では,昨年度担任していた6年生の子が低学年の子どもに
説明するとき,自分が「AさんとBさんがいてね・・・」とよく使う
口癖で説明していた。あとで,あのやり方つかってたねと声をかけると,
「だって,こういった方がわかりやすいんだもん」という返事。
授業でわかりやすく説明するということを要求し続けてきた。
それがちゃんと子どもに身についているということに喜びと責任の重さを再認識した。
子どもたちが生きていくうえで必要な力をつけていかなければとあらためて思った。
終業式がやっと終わった。最後の一日もやはり慌ただしいものになってしまったが,
みんなそれぞれいい顔で帰って行ったのでよしとしよう。
我が家は夫婦とも終業式後打ち上げで,帰ってみるとばあさんは
家で粘土教室をしていていて生徒さんが来られており,
娘はばあさんの部屋で一人眠っていた。
じいさんばあさんにはいろいろと聞いてもらったのだろうが,
通知表をもらってきていろんなことを話したかっただろうと思うと
なんだかいとおしい気持ちになった。
眠る娘を自分たちの部屋に連れて行って一緒に横になった。
明日はどんなことを話すのか,しっかり聞いてやろうと思う。
通知表作成がやっと終わった。途中で風邪を引いてしまったのもあるが,
やはりもっと余裕を持った計画が必要だ。反省。
だが,あわただしい2学期だった。いつも思うことなんだけど。
最後の日くらい,ゆったり自分も子どもも過ごさせてやりたいと思う。
最近,子どもとの距離について考えることがある。
当然のことだが,こちらが警戒していればそれが伝わるのか,
子どもが何を考えているのかわからない。
こちらが間合いを詰めたり,すきを見せると子どもも近づいてくる感じ。
でも,子どもたちに今日,振り返りを書かせてみた。
すると,「先生と遊ぶと楽しかった。」と書いている子がいた。
しまった!と思った。あまり遊んでいないのは自分でも気になっていた。
声は意識的にかけていたが,外に出て一緒になって遊ぶことは少なかった。
自分が気持ち的にそうなれなかったというのが大きいのだが,
それはあくまで自分の都合。子どもにはなんの罪もない。
これからはしっかりと子どもと遊ぼうと思う。
楽しかったと言える子ども時代になるための手伝いができればいいと思う。
担任している子どもから「どうして先生になったんですか」と質問された。
他の子も「うん,どうして?聞きたい!」ということになったので,
少し時間をとって話すことにした。
最初は別になりたい職業があってあまり教員になろうとは思っていなかったこと,
でも,進路を考えるときに,現実的な選択肢としてイメージしやすかったこと,
教員を目指したが,大学であまりにも成績が悪く,向いていないのかと悩んだこと,
でも別の先生から認められてやる気を取り戻してがんばったことを話して。
もちろん子ども向きに簡単にアレンジして話したのだが,
夢を持ち続けることはすばらしいことだし,今はその夢を追いかけるべきだけど,
様々な出会いやきっかけによって進路は変わることがある。
でも,追いかけた夢が思いもよらぬところで役に立つこともあるので
今はしっかり今目指すべき目標を持ってがんばってほしいと結んだ。
こうして子どもたちに未来について話すのは楽しい。
そして聞いている子どもたちも未来に思いをはせている。
大切にしたい瞬間だと思う。
今年も岡山県スクールインターネット博に出品することにした。
毎回なんの賞にもかからないので,もうやめようかと思っていたが,
今年はバイオマスについて価値のある学びができたので,子どもが自分たちの
活動に自信が持てるようにしたいと思ったからだ。
去年まではキューブきっずそのままのデータをHTMLにはき出していたので,
レイアウトはばらばらで,内容にも統一感がなかった。
そこで,今年はタグとスタイルシートを少し勉強して,とりあえず
レイアウトはそろえてみた。もっと効率的な方法があるのだろうが,
不慣れなもので,一つ一つ項目を変更してそれを確認しながらの作業。
まあ,この方法はドリル学習のようなものなので,頭には入る。
レイアウトをそろえた効果として,それぞれのページが強制的に三段落構成となる。
そのため,子どもたちが以前発表で使った原稿をその構成に合うように手直しする。
伝えたいことはこれでかなりしぼられると思う。
さて,今年はどんな結果になるだろうか?
どんな結果であれ,こうして活動したことは子どもたちの力になっている。
前向きに考えよう。
担任として1年間を過ごしていると,いくつかの節目や転換点がやってくる。
それは行事のようなあらかじめわかっているものやトラブルや転校といった
突然訪れるものとがある。今日はその突然のほう。
業間休みの終わり頃,何人かの子があわてて職員室にやってきた。
トラブルが起こった。トラブルの内容は割愛するが,少し時間を割いて
対応すべきと判断した。ここでの方針はトラブルの元になった子どもが
自分できちんと反省できるように支援すること,また,周りの子どもが
トラブルが解決したと感じ,元になった子どもに悪い感情を抱かないように
話を持って行くこと。時間はかかったが,ここで解決しておかなくては
学級経営上今後難しい局面を迎えることになりかねなかったので,
自分では納得をしている。その納得したかどうかの指標は子どもの表情。
終わりはすっきりしてみんな笑顔になった。
このことで,学級の子どもたちは一つ成長したと思う。
トラブルのない学級は作りたくない。
トラブルから学んで立ち上がる子どもたちにしたい。
それがこれから長い人生を生きていく上で必要な力だと思うから。
JAET(全日本教育工学研究協議会)全国大会の2日目が終了した。
今日は全国の実践者が研究や実践を発表する分科会と大学の研究者の先生方が
パネルディスカッションをするという2本立てで行われた。
午前中心に残ったのはまず,熊本の前田先生の発表。PISA型学力を
伸ばすための工夫が授業の中にスマートに配置されていて,それがどれも
子どもの学力を伸ばすために有効に働いている。
また,その効果を示す根拠がはっきりしており,誰が見ても価値ある
実践ということがすぐにわかる。実はこれがとても大切なことではないかと思った。
今まで自分の実践は自己満足的なもので終わることが多かった。
自分ががんばった,子どもがよくなったように感じたなど,とても曖昧なもので
満足をしていた。これから参考にさせていただきたいと思った。
午後は,岡山の三宅先生の実践がすごかった。三宅先生の名は
ずいぶん前からすごい方だという評とともにお聞きしていたし,雑誌などでも
ご活躍はいくらか知っていた。今日はご自身の実践を発表され,
その中にある指導者の思いや手だてを知ることができた。やはり一流の実践家は
子どもに活動させる内容に無駄がなく,そして必ず確かな意図を持っている。
それがシャープに研ぎ澄まされ,最高のパフォーマンスを発揮する。
そして自分も参加させていただいているグループから,山脇先生が発表された。
山脇先生も全国に名の知られた実践者である。発表の前には山脇先生が
どんな発表をされるのか見に来たと思われる人でいっぱいになった。
自分もその一員としてかかわってきたITTDの活動をきちんと意味づけして発表された。
さすがは山脇先生だと思った。緊張していたとおっしゃっていたが,
そんな感じは全く見られなかった。
その後のシンポジウムは原先生と堀田先生の発表が心に残った。
と同時に自分だけでなく,すべての先生に聞いて欲しいという感じがした。
ICTを活用している人はもちろん,あまり活用していない先生が聞くと
きっと元気になれるような話だった。
帰りの列車では行きの飛行機に続いて岡山の石井先生とご一緒させていただいた。
いろいろな話を聞かせていただいて,とても刺激になった。
やはりモチベーションを保つ上でも,自己満足に終わらないためにも
一流の人々にふれるということは大切だと思った。
9時14分に旭市到着。公開授業を見て回る。ICTを前面に押し出さない
授業もたくさんあり,情報のとらえ方について全校で取り組んでいることが
感じられた。全国大会レベルで公開授業をされるというのは並大抵のプレッシャー
ではなかったと思う。公開してくださった学校の先生方に感謝。
企業ブースも見て回り,実物投影機の購入でお世話になったエルモ社の
担当の方ともお話しすることができ,明るい教室の中でもきれいに
映せるコツなどを教えてもらった。要はAEを解除して手動で明るい状態で
きれいに映せる状態に固定しておけばいいということ。学校に帰ったらやってみよう。
帰りにスーツケースを預けた千葉で一旦下車し,軽く夕食。妹家族への
おみやげを買ってから再び乗車。スーツケースを持っての移動はきつい。
無事近くの駅までついて迎えに来てもらう。慣れないことをするとやはり疲れる。
学校が農業体験の助成にあたっていたので今年は学校で農業体験の行事が多い。
今日は担任する学年が梨農家にお邪魔して梨の収穫体験をさせてもらった。
うちの市の特産ともなっている「代官梨」にまつわる様々な苦労や
工夫を教えてもらった。この梨農家の方は,ふだんは農協にお勤めなので
その点でもわかりやすく説明していただいた。子どもたちも興味を持ったようで,
こちらが促さなくても次々と質問した。なかなかいい傾向だと思う。
ただ,子どもたちが1個1000円の梨の価値を理解することができたかどうかは疑問。
20分でも30分でも1度袋かけの作業を手伝わせてもらって収穫したなら
その大変さと収穫の喜びを味わうことができたと思う。
ただ,それは無理な話だというのはわかっていた。バスを借りて2度も
出るというのは実際問題無理だし,袋かけの作業はその家のご主人だけがやり,
家族にもその作業は任せないそうだ。品質を維持するためには
そこまで厳密にしなければならないらしい。
自分的にはそれがわかってよかった。子どもたちも梨をもらって喜んでいた。
社会科でもう一度そのあたりの押さえをして,この体験を子どもたちにとって
さらに意味あるものにしたいと思う。
こうした学びの場を提供してくださった梨農家の方に感謝。
学校祭本番。子どもはどきどきすると言っていたが,自分はいたって冷静だった。
やるべきことはやったという思いがあったし,プレゼンだから自分たち
が作った自分の原稿を持っているので,大きく外すことはないと考えていた。
スポットライトの仕事をしていたので子どもたちからも距離もあった。
本番はすべて子どもたちだけの力で乗り切った。
いいものになるという手応えは十分にあった。子どもたちに変化があったからだ。
プレゼンで伝えたいことを伝えるためには余分な装飾や文字は不要だということを
理解して子どもたちが自発的に推敲を重ねたこと,遅れがちな子には
早くできた子がついて完成まで面倒を見たこと,そして最初から最後まで
子どもたちがほぼ自力で自分たちが伝えたいことを構成しきったというところ
にこの実践の価値がある。今までは発表会に何か発表するためにプレゼンをする
といった発想の時も正直あった。今回は題材に魅力が感じられたし,
子どもたちも題材に興味を持った。総合的な学習の時間の実践として
かなりねらいを満たしたと思っている。
保護者の方も子どもの変化に気付いて下さったようだ。発表会の後
メールを下さって,
「いいことができたと言ってずっと発表会のことを話しています」
とのことだった。自分も今回はいい実践だったと胸を張って言える。
誰かと較べることをせず,実践の前後で子どもたちの姿が変わったからだ。
だが,これで満足せず,さらに子どもが変わっていけるようがんばろうと思う。
学習発表会だ。勤務校では学校祭と呼んでいる。
子どもたちに伝えたいことをわかりやすく伝えるために
かなりプレッシャーをかけた。子どもたちはしっかり応えてくれた。
後は発表本番を残すのみ。
見に来られた方々にどういった印象を残せるか。
子どもたちのがんばりに期待したい。
行事が過密気味な秋は毎年忙しい。行事が束になって迫ってくる。
そんな中,となりの学校との交流学習,市教委からの指導訪問など。
自分の授業ではないが,去年まで担任した子どもたちなので,様子は気になる。
後の指導好評で子どもたちの話し方,発表の仕方について評価されていた。
もちろん今年になってつけた力もあるだろうし,そのほうが多いのかもしれないが,
去年まで2年間担任したものにとってはわかりやすく人に伝えることを
力を入れて指導してきただけにすごく救われた気になった。
きちんと相手に思いを伝えられる力をつけることは,これからの社会で
生きていく上で学力をつけるのと同じくらい大切なものだと思っている。
さて,今取り組んでいる結果はいつ出て来るだろう?
長い目で見ないとなかなか成果として見えにくい。
そして,担任が替わって純粋に自分の指導の成果かどうかが
見えにくいという点もある。こんなところから早く結果を出そうとして
評価システムについてあれこれされても難しいと感じる。
さて,これからの教育はどうなっていくのだろう?
今日は自由参観日。岡山教育の日に合わせて開催されている。
自由参観日というだけあって,児童が活動している時間ならいつでも
参観してもらってもいいというもの。来られた保護者の方には
授業中の様子はもちろん,休み時間のすごし方なども見て欲しいとお願いした。
ふだんの姿はそういうところに表れやすいと思うから。
ある保護者の方から学校からの文書が届いていなうようなんですけど
という相談を受ける。家庭数分配布と全員配布のものは配る子には
言ってあるのだが,徹底していないのかもしれない。すぐできて,
持続可能な方法を考えるとしたら,今日配ったあまりの配布物を
マグネットで黒板に貼っておくことだろうか。
まずはやってみて様子を見ることとしよう。