Macchin Weblog

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著作権

著作権について学ぶ授業をした。
昨日は,子どもたちにフリーで検索させて著作権ってなんだ?と問いかけた。
それをキューブの掲示板に書きこみ。掲示板の書き込みにつっこみを入れてみる。
すると,スキルの高い子は答えようとしてがんばる。低い子は書き込無のがやっと。
他の子の掲示板の内容を読む余裕はなかった。
そこで,今日は昨日のふり返りから入り,大まかに著作権のおさらいをする。
そして,実際に自分が作ったテレビからキャプチャしまくりのwebページを見せる。
「許可なく画像を使っているからいけない」このあたりは予想していた。
でも,応援メッセージを書いてるよ?と揺さぶってみる。
「やっくんについてはコメントしてるけど,
 長井秀和には書いてないから本人が見たら悲しむ。」
うーん,これは予想してなかった。おさらいの板書をよりどころとして
応援のためであってもテレビ局やタレントの許諾なく画像を掲載することは
タレントやテレビ局の利益を侵害することになるのでよくないという話に落ち着いた。

担任している子どもたちの考えの中には著作権とマナーの線引きは
はっきりとは引かれていないようだったが,それでもいいと思っている。
大切なことはネット社会に否応なしに入っていく子どもたちが,
自分だけでなく他社に配慮する気持ちを持って生きていくことが大切だと
思うからである。これはネットの世界でネットを介さない場合でも変わらないことなんだけど。

ただただこれからの時代を上手に,自信を持って歩いていける人に
なって欲しいと願うばかりである。
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Comments

そうでしたか・・・
一生懸命作ったテキストが安易に使われるっていうのは作った側では想像を絶する痛みや不快感があるのでしょうね。
コピーして使う側からは作った側の顔や思いが見えないので安易に走ってしまうのでしょうね。
この作った側の気持ち,安易に利用する側の気持ちを子どもたちに話す材料として使わせてくださいね。
Macchin | 2006/06/01 02:29
著作権といえば、衝撃的なことがつい先日ありました。
私たちのグループで作成した日本語テキストが、なんと中国で無断で使用されていたことがわかったのです。本文は全く同じ、それに、もっともらしい前書きが書き加えられ、表紙が変えられていました。
コピーした側の気持ちと、された側の気持ちには大きな相違があるなーということを自ら実感しました。
マナーとルールの線引きってすごく難しいとは思うんですけど、これから大きくなる子どもたちにとっては欠かせない大事な学習だと思います。
1000ch | 2006/05/31 21:19
子どもたちから出たものに,音楽CDのコピーの話が出ました。私的利用のためにコピーを取るのと友だちにあげる目的でのコピーは同じように許されるのか?なんて話で一生懸命考えてました。最初は,「あげるんだったら1枚くらいならいいか」という意見も出ましたが,音楽制作側の立場を考えさせることできちんと理解してくれたようでした。
でもこれは原則を考えるのに妥当だったかどうかは何とも言えませんね。自分自身もあやふやなところがあるので考えるいい機会になりました。
Macchin | 2006/05/31 00:27
具体的な事象の線引きって、難しいものがあるけど、まちがっていてもいいから、原則を示して、だからこうだっていうのを判断させるのが必要だと思っています。でも、原則の判断って難しいですよね。
tanapon | 2006/05/30 23:47

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