Macchin Weblog

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学校祭

学校祭本番。子どもはどきどきすると言っていたが,自分はいたって冷静だった。
やるべきことはやったという思いがあったし,プレゼンだから自分たち
が作った自分の原稿を持っているので,大きく外すことはないと考えていた。
スポットライトの仕事をしていたので子どもたちからも距離もあった。
本番はすべて子どもたちだけの力で乗り切った。
いいものになるという手応えは十分にあった。子どもたちに変化があったからだ。
プレゼンで伝えたいことを伝えるためには余分な装飾や文字は不要だということを
理解して子どもたちが自発的に推敲を重ねたこと,遅れがちな子には
早くできた子がついて完成まで面倒を見たこと,そして最初から最後まで
子どもたちがほぼ自力で自分たちが伝えたいことを構成しきったというところ
にこの実践の価値がある。今までは発表会に何か発表するためにプレゼンをする
といった発想の時も正直あった。今回は題材に魅力が感じられたし,
子どもたちも題材に興味を持った。総合的な学習の時間の実践として
かなりねらいを満たしたと思っている。
保護者の方も子どもの変化に気付いて下さったようだ。発表会の後
メールを下さって,
「いいことができたと言ってずっと発表会のことを話しています」
とのことだった。自分も今回はいい実践だったと胸を張って言える。
誰かと較べることをせず,実践の前後で子どもたちの姿が変わったからだ。
だが,これで満足せず,さらに子どもが変わっていけるようがんばろうと思う。
発表会の合間に子どもの父親が自分のところに話しに来られた。
くわしいことは割愛するが,家族が心配な状況になり,その相談を受けていたのだ。
その状況を脱出して,もう大丈夫になりましたとお礼を言いに来られたのだ。
お礼を言いに来られたその目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
それだけ大変だったということだろう。だが,この父親は男だと思った。
こうしてきちんと話しに来られるのだから。
こうした親の姿勢は必ず家庭のよい雰囲気を生むと思う。
この父親ならこの先どんなことがあっても乗り越えていけるだろうと思った。
自分がかかわったことなどわずかなことだが,少しでも何かの助けに
なっているのであればこれほどうれしいことはない。
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