Macchin Weblog

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TV会議システムによる交流学習

今日はTV会議システムによる交流学習の一つの目標であった,
授業による交流が実現した。
内容は道徳。モラルジレンマの授業。となりの学校は道徳で文科省指定を受けて
研究をしていた。その流れでとなりの学校の先生に授業の流れを作ってもらった。
といってもそちらの担任の先生は高校時代の同級生。お互いの結婚式に呼び合うほどの
友だちなので,打ち合わせはいつも阿吽の呼吸で進む。また,相手校の校長先生は
初任者時代にずいぶんとお世話になった先生でPCにもとても詳しく,今でも
そんな話題で盛り上がったりもする。やはり新しい試みは案外そんなところから
生まれるのかもしれない。「どうせやるなら何かおもしろいことをやろう」
「誰も今までやってないようなことをしよう」ということで話はとんとん拍子に
決まった経緯がある。
実際の授業は予想した子どもの動きと違う部分もあったけど,そこが
おもしろいところでもある。事前の打ち合わせでもあまり細かい想定に
しないでおこうと話し合っていた。あらかじめ自分たちが作ったレールに
子どもたちをのせてしまいたくないと考えたからだった。両校の子どもたちは
お互い他校の子どもたちの違った考えにふれることができ,刺激になったようだ。
やはり交流学習の肝はやはりここのような気がする。今まで同じ集団の中からでは
生まれてこなかったような発想や考えにふれることができる。
自分の動きや子どもの様子で細かい反省はあったもののそれを補ってあまりある
教材の魅力があったように思う。それはPCを使うであるとか,こんな
機器を使いましたというレベルでなく,2つの学校の子どもたちの距離を縮めるのに
非常に役立った。特に勤務校のような小規模校の場合は将来中学で一緒になる
学校の子どもたちとの交流は強いニーズがある。それが機器によって
機会が増えたということは大きい。実際に会うことがベストだが,
同じ学校でないので,機会は限られる。そこを埋める作業をITが担っている。
だが,今回の交流で子どもたちは機器を意識することなく機器によって映し出された
相手校の子どもたちと確かにコミュニケーションを行っていた。その価値を
広げていくことを考えてもいいと思った。
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Comments

tanaponさん,コメントありがとうございます。この道徳の授業をきっかけに,子どもに考えさせる場面を与えることの大切さを学んだ気がします。子どもの交流といいながら,教員を含む学校の文化の交流にもなっているんだなあ,と感じました。
Macchin | 2007/10/10 23:33
テレビ会議で道徳の授業っておもしろそうですね。一応情報以前に道徳をやっていた自分としては、とっても惹かれます。
tanapon | 2007/10/10 23:11

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