Macchin Weblog

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農業体験

学校が農業体験の助成にあたっていたので今年は学校で農業体験の行事が多い。
今日は担任する学年が梨農家にお邪魔して梨の収穫体験をさせてもらった。
うちの市の特産ともなっている「代官梨」にまつわる様々な苦労や
工夫を教えてもらった。この梨農家の方は,ふだんは農協にお勤めなので
その点でもわかりやすく説明していただいた。子どもたちも興味を持ったようで,
こちらが促さなくても次々と質問した。なかなかいい傾向だと思う。
ただ,子どもたちが1個1000円の梨の価値を理解することができたかどうかは疑問。
20分でも30分でも1度袋かけの作業を手伝わせてもらって収穫したなら
その大変さと収穫の喜びを味わうことができたと思う。
ただ,それは無理な話だというのはわかっていた。バスを借りて2度も
出るというのは実際問題無理だし,袋かけの作業はその家のご主人だけがやり,
家族にもその作業は任せないそうだ。品質を維持するためには
そこまで厳密にしなければならないらしい。
自分的にはそれがわかってよかった。子どもたちも梨をもらって喜んでいた。
社会科でもう一度そのあたりの押さえをして,この体験を子どもたちにとって
さらに意味あるものにしたいと思う。
こうした学びの場を提供してくださった梨農家の方に感謝。
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Comments

r_mさん,コメントありがとうございます。そうですね,ただ確かなことはこの農家の方からも自分の仕事に対してあふれ出てくる誇りやおいしいといってくれる人の言葉や反応が仕事の励みになるといった,勤労の喜びといったことは子どもにとって価値ある学びとなったと信じています。おっしゃるとおり,そこだけが特別に尊いことをされているのではなく,心を込めて生産をされているという押さえは必要だと思います。確かにバスに乗ってというとたいそうなことと自分も少し感じましたが,地域の中だけにいるということはその地域の子どもたちはその地域の中でしかものを考えることができない危険もはらんでいます。地域の中に様々な要素があるところならその地域の中で社会を知るといったことも可能でしょうが,学校から半径1kmの範囲に社会見学できる施設が少ないまたはいずれなくなってしまうこの地域では,こうして学びの意図を持って外に出るというのもある程度は必要だと思っています。確かに効率の面からいうとおかしな話になることもありますが,その効率の名のもとに切られてはならないものも切られている現状,なかなか難しいものがあります。
Macchin | 2007/11/16 13:17
 あーあ!、正直言って、「文科省助成」事業の悲しさかな! または、「教科書万能」の馬鹿さかな!
 なんで、はるばるバスに乗って「模範的」農家さんにお邪魔するんですか? もっと近くに、ごく普通に工夫され苦労され日頃の食物生産に励んでおられるの農家の方が居られるでしょうに。
 市場価値のある梨を生産されることは素晴らしいことですが、それは大人の理論であって、子供たちに第一に教えるべき事は、自然のめぐみによって日々生きる力を頂いている、本当の生産業=農業の基本の姿では? 市場価値ある物も貴重ですが、それは実業を目指す高校生以上で指導すればいいことであって、小学生には、純粋に、毎日食べる物を、どう育てて行くかを見せるべきでは??
 以上、極論の自論です。
r_m | 2007/11/14 23:54

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