Macchin Weblog

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修羅場

参観日だった。
参観授業は無事終わり,全校の親子レクも行った。
小規模校だからできること。そこまではよかった。
一通り終わり,職員はレクの片付けをしていた。
子どもたちと保護者は体育館で一休みしていた。
担任している子がそこで下学年の子とトラブルを起こした。
詳しく書くことは避けるが,あまりにひどい言葉で下学年の子を責めるので,
やむを得ず一喝。体育館にいる人が静まりかえった。
自分もこの場面では大声で叱ることなどしたくはなかった。
皆の前で叱ることがタブーということも知っているつもりである。
だが,ここで叱らなければ,学校の中で正義はないと思った。
その後,自分の腕に思いっきりかみついた後,力が抜けて
泣きながら謝った。
自分の中の怒りをどこか人に向けて解消するのでなく,困難でも
自分の中の操作で上手に消してほしいと思う。
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Comments

いやいや,お恥ずかしいです。
私から見ればいつもエネルギッシュに動いておられるhironさんの何分の一かでもいただけたらという思いで見せていただいています。
自分のできることって本当に限られてしまうと思うので,理解をしてくれる仲間を増やすって本当に大切ですよね。私も,目の前の子どもたちのために環境作りもがんばってみようと思います。
Macchin | 2006/07/02 23:14
覚悟が足りずいつも右往左往しています。今までやってこなかったことを反省しつつ、これから取り組んで行こうと思っているところですので、いつもMacchinさんの姿勢に学ばせてもらっています。
ない知恵を補うためにも仲間が必要ですので、これから1人ずつ仲間を増やしていきたいと思います。
hiron | 2006/07/02 09:02
hironさん,毎度ありがとうございます。
仰るとおり,周囲の理解も大切ですよね。
私が去年この子たちの担任を持っていたときに子どもが落ちつていないことで,学校への不信感も結構ありました。
しかし,怒りを人に向ける子の保護者との面談をくり返し,保護者との関係ができ,その子が落ち着いてくるにつれ,他の保護者の方の様子も変わってきました。子どもが家に帰って話す学校の様子が変わってきたからというのが理由のようです。
私は知恵には自信はありませんが,とことんつきあってやるという覚悟は持って臨み,ある程度の成果はあったように思います。
それは,周囲の支えや,専門家の指導,周囲の考えに耳を傾けながら取り組んできた結果,知恵の部分を補うことができたのかなと思っています。
学校にhironさんのような先生がいらっしゃることで,保護者の意識も変わってくるのではないでしょうか。私が指導を受けている先生も周囲の理解によって子どもやまわりの大人の意識が変わり好ましい対応をしてくれるようになると仰っていました。
hironさんの作戦をまた教えてくださいね。参考にさせていただきます。
Macchin | 2006/07/01 09:19
怒りを人に向ける子は、どこかで怒りを向けられているのではないかと心配します。無条件で受け止めてもらった経験の少ない子は、人を受け止められないし、困ったときのSOSの出し方を間違えたまま大きくなります。学校の職員としてその子を支えていくことも大切だけど、それだけでなく親同士のネットワークや親の価値観に問いかけるような研修会も必要だと、切実に感じます。
誰かが悪者になって音頭をとりながら引っ張っていくしかないんでしょうが、覚悟と勇気と知恵が必要です。。。。。。
あ、すみません。これは私の悩みです。この夏、人権主任として親の人間関係の中にどのように切り込むか、あっちからとこっちからと・・・と迷いながら考えているところです。
hiron | 2006/07/01 05:43

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