Macchin Weblog

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時間を生み出す

昨日新年度に向けた話し合いがあった。
人数が多い学級、行事が多い学年の担任の負担感が話題に上がった。
確かに人数が多い学級では事務処理量が単純に多くなってしまう。

担任として本当にしなければならないことは何か。そこから話を始めないと
方向性を間違う気がしたので、その点に絞って意見を言わせていただいた。
子どもがいる時間はなるべく子どもに関わりたい。しかし今、担任は丸付けや
連絡帳に対する保護者への返事などでいっぱいいっぱいで、本来子どものよさを
見つけやすい休み時間は事務仕事に追われている。それでも残ってしまった仕事は
時間外へ追いやられ、遅くまで残って仕事をするか、持ち帰り仕事となる。
その繰り返しで多忙感を感じ、疲れてしまう。果たしてこれで学級担任として
よい仕事ができるのだろうか?否である。
だとすればどこに工夫を見いだせるのか?それは担任でなくてもできる仕事は
担任が持たないことであるという意味のことを主張した。

果たして伝わっているだろうか?

自分も言うだけではだめなので、それまで使っていた出席簿に改良を加えて
マウスのみで出席簿がつけられるようにした。こうした努力で学校がよい方向へ
動くお手伝いができたらと思っている。
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Comments

コーテンさん,コメントありがとうございます。
事務処理量というか,昔の方が人数が多い場合,事務処理量はそれなりにあったかもしれませんが,圧倒的に違うのが会議や保護者対応,生徒指導的なことに費やす時間はかなり多いと思います。教員になって20年近くなりますが,なりたてのころよりも圧倒的に心理的余裕が無くなっていることは確かです。
ただし,今でも一生懸命地域のイベントに参加されたり,自分の時間を割いて子どもたちの応援や指導に当たられる先生もいらっしゃいます。

私も父が全国大会に出場するほどの指導者だったために母親はかなり苦労したようです。
こうした家庭の犠牲や協力の上に成り立っていることは今も昔も同じです。
ただ,それをやる先生が少なくなってきたのは事実でしょう。また,きちんとした結果を残せるだけのところまでがんばれる先生も少ないのかもしれません。
やはり,余裕のなさはかなり先生から情熱や本来の教育力まで奪ってしまっていると考えます。

最後にこのあたりをご参照ください
http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/2011/12/post-f8cf.html

http://nonobu.way-nifty.com/blog/2010/12/post-818d.html
Macchin | 2012/01/09 10:55
rousouさん,コメントありがとうございます。
そうですね。人の営みによって作り出された教育のシステムですからね。
組織内でがんばってみます。
Macchin | 2012/01/09 09:48
ちょっと質問があります。

我々が子どもの頃(30年前)と比べて、事務処理等先生の仕事というのは非常に多くなっているのでしょうか?私が教えてもらった先生は、小さい学校だったからでしょうか、一緒に遊ぶことがあったり、放課後はスポ少の指導をして下さったり、地域のイベントにも参加してくれたり…と勉強だけでなく色々なことでお世話になった記憶があります。(と言うか今思えば先生自身が楽しんでやってくれていたような気がします。)多種多様な世の中になったせいもあり昔と今を比べるのは悪いのですがどうなんでしょうか?

あと、特に中学校の先生なんですが、部活動の顧問を持ちたがらなくてがっかりしてしまいます。今は、1つの部に2人ぐらいついているみたいなんですが、やれ子どもの世話があるとか、用事があるとか言って休みの日が多いのです。きっと専門種目でもないし、休みたいんだろうっていう感じがありありと見えてしまいます。
昔は1人の先生が1つの部を持って土日練習とかガンガンみてくれてたのになぁ…って思ってしまいます。
河島英五の「時代おくれ」の歌詞ではありませんが、自分のことはあとにして、子どもの今を考えて取り組んでくれる先生を期待してしまうのです。

愚痴のようになってすいません。やっぱり今は忙しいんでしょうかね…。
コーテン | 2012/01/09 01:18
大変なごくろうですね。
今の教育の世界も人間の作りだしたものですから、人の心で少しづつ変わって来ると思います。
rousou | 2012/01/07 13:09

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