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続・テレビ電話による交流

今日も完田先生のクラスと交流を行った。
FOMAでの接続にも慣れ,安定した通信ができるようになってきた。
あとは,逆光にならないような位置関係をあらかじめセットしておかなくてはならないな。

で,肝心の子どもの方は,給食という限定されたテーマのなかで,落ち着いて話すことができていたようだ。しかし,受け答えはするものの,切り返しというレベルではない。そのような状況を想定してカレンダーの裏に「交流するときの約束」を張り出しておいた。この張り紙が多少は役に立ち,基本的な「わからないからもう一度言ってください」「よくわかりました」などは自分で考えていうことができた。今日の担当の子はゆっくりかんがえて答えを出すタイプの子なので,ここまでできればまずは合格点といえるだろう。ただ,向こうから「ありがとうございました」といわれたとき,受け答えができず,黙りこくってしまった。もう一度言われたとき,やっと「さようなら」と言えた。

給食を食べながら,交流した子どもが,「最後うまく言えなかった」と残念そうで,でも少し満足した顔でいった。「あのときどう言えば良かったんだろうね。」と返すと,まわりの子が「こちらこそありがとうございましたといえばよかったんじゃが。」といってアドバイスしていた。交流は直接話をしていない子どもにも学びの機会を与えていたようだ。こうして,暖かな雰囲気のなかで学びを深めている姿に自分も満足した。

こうして,テレビによる交流を2回終えたあとの昼休み,あまり交流にピント来ていなかった男の子が,「先生,僕も西小の友だちに書き込みがしたい。」といってきた。いよいよ本当の意味での交流が始まった。コミュニケーション能力を高める目的と,コミュニケーションそのものを目的とする部分において成果が出始めてきた。この意欲を,大切に育てていきたい。
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Comments

ありがとうございます。
テレビ電話のインパクトは相当にあり,
生で話す緊張感が出てきています。子どもたちはその緊張感を心地よいものととらえているようで,「終わったらまたやりたくなるよ。ふしぎだな。」なんて言ってます。ただ,まだ受け答えの語彙が少なく,豊かな反応をさせたいという課題が出てきたので,双方のクラスで,そこを目指そうという話になっています。
Macchin | 2005/01/21 06:45
子どもたちの学びを見つめるmacchinさんの視点が素敵ですね。今後の経過を楽しみしています。
tanappon | 2005/01/20 21:42

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