Macchin Weblog

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うれしいこと

今日は学校の運営委員会があるので残っていた。すると,前任校の保護者が,
こっちを見てあいさつをしている。どうしたのかな?と思い出てみると,
卓球台の交換にやってきたようだった。実はこの保護者の息子さんは,
担任した子どもではないが,休み時間に卓球を指導していた。今度高校に入り,
その高校ですでに頭角を現し始めているのだという。彼の近況を聞き,
とてもうれしい気持ちになった。小学校の頃から器用な子で,とてもガッツがあった。
すぐに上達し,中学でも部内で彼にかなう子がいなかった。その中である高校の
特待生として選ばれ,今に至っている。県内にはインターハイの常連校があるので,
そこを崩せるかどうかは正直分からない。でも彼はそこを倒すといって,
あえてその常連校でない高校を選んだ。彼は今までも部内にライバルが
いない状態の中でも卓球への情熱を持ち続けた。ひょっとするとという気にさせてくれる。
その間に,自分は転勤をし,現任校で体育の一環として卓球を取り入れた。
男女でそれほど技術の差がなく,苦手な子でも萎縮することなく楽しめるからだ。
すると,偶然にも今年から現任校でのスポーツ少年団卓球部ができ,
昨年担任した子どもたちがたくさん入部した。入部した子どもの保護者からは
「先生が体育で卓球をしてくれたのがとても楽しかったようです。」
という言葉もいただいた。とてもありがたいことだと思う。
今までスポーツ少年団への入部をためらっていたような子どもたちも
卓球ならばできそうと思った子が多いようだった。自分も関わったものとしてうれしい。
そして,そのスポーツ少年団の指導者が,卓球台の交換に来た方だった。
何という巡り合わせか。その保護者からは,
「先生,今年も卓球する子を増やして下さいよ」と。
確かに盛んになれば地域に文化が根付いてゆく。担任という立場上
限りはあるものの,体育で卓球というのは巧みさや調整力をつけるのにとても適している。
低学年では難しいかもしれないが,中学年以上ならば体育としても成立しやすいだろう。
運動の良さを伝えるという観点からまた取り入れていきたいと思う。
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