Macchin Weblog

<< 2024/04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 大雪の中でも | main | 交流打ち合わせ >>

スキー学習

昨日はスキー学習だった。
うちの学校は村内にスキー場があるので,スキー参観日もあわせると,
シーズンに4回スキー学習を行う。1回がだいたい2時間。
当然こうした環境のため,休みの日にもスキーを楽しむ子は多い。
指導はいたって楽である。滑れない状態の子を滑れるようにするのでなく,
滑れる状態から,いかに安全に,効率よく滑れるようにするかに気を遣えばよい。
途中で止まってしまったり,起こしてやらなくて良いだけでも,指導の効率はあるかにあがる。
ただ,気をつけたいのは,自分のスキーはどうやら80年代のスキーをしているということ。
小学生,中学生のころはよく父親に連れて行ってもらっていたのだが,
そのころに覚えた技術からそれほど進歩しているわけではない。
前に書いた教育長さんからは「今は無理に足をそろえないんだよ」と指導してもらったが,
なかなか癖になってしまったものは消えるものではない。

また,子どもに目を移すと,上手なのだが,説明を全く聞いていない子
が気になる。指導上必要な約束事が守れないというか,早く滑りたいがために全く人の話を聞いていないのだ。
そういった子は,やはり,滑りを見ていてもを見ていても,課題として与えたことを実践していない。
また,よく聞いている子は,最初はあまり上手でなくても,きちんと実践するので,確実に課題をクリアしていく。
また,さらに創造的な力がある子は,その課題に沿いつつ,自分の工夫を入れていることで上達はさらに早い。

これは2年生と1年生の話。やはり,生きて働く学力というのは,こうして発揮されるものなのか。
今担任している子どもには「見通しを持つ」ことをテーマに学級経営を進めている。
何年か前ベストセラーになったEQという本にもその重要性は述べられていた。
乱暴にいってしまえば,「転ばぬ先の杖」が実践できる子どもは
学力においても人間関係においても失敗することが少ないのだそうだ。
そうだよなあ,自分でも,あのときこうしてさえいれば,失敗は回避できたのになあと思うことはたくさんある。

そんなことをつらつらと思った今日のスキー学習。
子どもたちはとても楽しそうだった。あとはそこにどう力をつけていくか。日々思案中。
comments (2) | trackbacks (0)

Comments

コメントありがとうございます。
こうした地域性を活かしているという点では特色ある教育といえるんでしょうね。
話を聞くということってとても難しいですね。
なんだか,人の話とテレビの音声と区別がついてない感じの子どもが多いような気がします。
まずは聞いて,実践して,それからオリジナリティーを出す。
技術を身につけることって,まさに守・破・離の世界だと思います。
Macchin | 2005/02/05 08:05
単純に、2年生でみな滑れるようになっている環境ってすごい。ただ滑ればいいのではなく、上手になるために人の話を聞くって、スキーでも大事なことを指導できる機会ですね。
tanappon | 2005/02/05 00:00

Comment Form

Trackbacks