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自己ベスト?

国語の授業でのこと。大段落の場面分けでそれぞれの班が考えを主張し合った。
3つある班のうち,一つの班だけが意見が違った。それぞれの主張の違いを
はっきりとさせて,討論させてみた。自分の班の意見が正しいという思いから,
それぞれの立場で主張を行う。もちろんそれにはきちんとした理由を本文から説明させる。
みんな必死になって他の班の意見を聞き,自分たちの論を立てようと教科書を読み直す。
議論がすごくかみ合っていて,白熱した。普段は自分の意見をほとんどいわない子まで,
声を震わせて,反対意見を言った。これはすごいこと。言いたくなったのだから。
あとで,この子が「初めて自分の意見で押したよ」と嬉しそうに言ってきた。
こちらも嬉しかった。授業の終わりに子どもたちがまだやりたいですと口々に話した。
授業の途中からその手応えを感じていたので今日はしっかりほめた。
まさに自己ベストの授業だった。もちろん今までだってねらいを持って
授業をしてきたつもりだが,こんなにうまくはまった実感はなかった。
名人とよばれる先生はこうした白熱した授業をきちんと計画して作ることができる。
その点では自分はまだまだそういう先生方の足元にも及ばない。
でも,今までいい授業をどうしたらできるのか,はっきりしたものが見えていなかった。
今日わかったことはこの実感を大切にして,それを分析して次の授業にも
使ってみることだと思った。それがわかっただけでも今日はとても充実感があった。

自分的まとめ
・それぞれの主張の違いをとらえて課題をはっきりさせること
・話し合いになっても常に課題を意識させて自分の主張を作ること

逆にいえば,今までそこがはっきりしていなかったために乗ってこなかった子どもも
いるということだろう。どの子も教室という空間の中で生きている実感が持てるように
してやりたいものだと思う。
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