Macchin Weblog

<< 2024/12 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< もっと充実を | main | 家族で >>

一周忌

今日は去年テロの犠牲になった同級生の一周忌。心を込めてお勤めさせて頂いた。
親族の他に彼の上司である勤務先の副社長さんと警視庁から三人お見えになっていた。
すごいことだと思う。彼の勤務先は大手商社グループ会社。その副社長さんが
お葬式にお見えになるのはわかるとしても東京からわざわざお越しになるのだ。
お話をさせていただいて,さすが器の大きな方だと感じた。
部下思いの男気のある方だった。彼の会社での様子,お客さんからとても
人気があったこと,同僚からいかに愛されていたかを涙ながらに語って下さった。
親族の方も,自分も泣きながら聞いていた。こんなに愛されている人がなぜ
死ななければならないのか。その疑問はやはり消えない。
しかし,立ち止まっているだけでは彼も喜ばないだろうということで話は一致した。
少しでも彼の親族,関係の方の痛みが和らいでいくことを願うばかり。
終わってすぐ葬式の連絡。枕経に行く。ここではとても奇妙な体験をした。
拝んでいる間,肩が恐ろしく重くなり,声も出なくなりそうになった。
それに負けないように必死で拝む。ようやく拝み終えるとどっと疲れて
早々に失礼した。久々に恐ろしいと思った。
comments (2) | trackbacks (0)

Comments

r_mさん,コメントありがとうございます。ニュースでは取り上げられなくなっても,ずっと苦しんでいる人がいるということをあらためて教えられた気がします。しっかりと心にとめておきたいと思っています。

「通夜」の経を力一杯…私もそんな気持ちでした。その方の命,家の念というものをものすごく感じました。口先だけでなく,命とはかように重いのだということを語れる人になりたいと思っています。
Macchin | 2009/11/24 06:24
お勤めお疲れさまです。
御同級生の件、当方もいろいろ聞いていますが、思いがありすぎてココには書けない気がします。

 枕経の件。当方も、毎回「恐ろしい思い」を感じます。一つの命が終わった、まさにその場面に立ち会うわけですので……
 そして当方は、その思いを断ち切るために、「通夜」の経を力一杯上げます。 その結果として、葬儀の折には、引導を渡せるのかと思っています。 
r_m | 2009/11/24 00:45

Comment Form

Trackbacks