Macchin Weblog

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ぎんなんの話

今日も家浄(けじょう)。他の地区のお寺ではあまり聞いたことがないのだが,
お正月前に各家々をまわり,床で拝む。その中で檀家さんと様々なやりとりがある。
農業で生計を立てている檀家さんではいつも農業のことを楽しく教えてもらう。
今日も興味深い話を聞いた。ぎんなんの話。イチョウにはオス木とメス木があり,
実がなるのはメス木の方らしい。また,ぎんなんの殻で雄と雌は見分けられるとのこと
オスの方はいわゆる普通の2分割タイプのぎんなん。メスの方は3分割,4分割に
なっているそうだ。実物でたしかめてみると確かにそうなっているものがある。
また,実がなるまでには色々と条件があり,メス木単独でもならないのだそうだ。
見えるところにオス木がないと実がならないらしい。そこで「花粉の関係か何かですか」
と聞いてみると,「いや,そうじゃないオス木が見とらんとならんのじゃ」とのこと。
何とも色っぽい話。見られてないといけないのか。もちろん科学的裏付けが
あるわけではないだろう。でも,経験的にそうなのだろうなとは思う。
その他ぎんなんの果実の部分をきれいに取り除くために川砂できれいに洗うとよいこと,
冷たいので晴れた日にしかできないこと,2度,3度洗わないときれいにならない
ことなどを聞き,手間がかかっているんだなあと実感。おみやげに一袋いただいた。
ちなみにおでんに入れてもおいしいそうだ。おこわにも入れるらしい。
ぎんなんの話だけでこんなに楽しめるなんてすごいと思ってしまった。
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