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棚経

ついに…というか,今年も…というか,8月になると,棚経が始まる。
小学校4年生の時にはじめてデビュー。中学生で部活が忙しいときと浪人生の時を
のぞいて毎年だ。あるおばあちゃんが「ありがたい,ありがたい…」と言いながら
喜んでくれた。小学校の時にお会いしてからもう30年近く。もうすぐ100歳だという。
印象がほとんど変わらないと言っては失礼かもしれないが,いつも同じように
むかえて下さる。ああ,自分はこうしてお坊さんにならせていただいたのだと思えた。
人々の「ありがとう」が自分を育ててくれたと思う。

今日お参りさせていただいた家に,自分たちの仲人をして下さった家もある。
教員としても大先輩。そこで,今年研究会を研究担当としてむかえることを話したら,
自分たちが研究会を開いていた頃の思い出話をして下さった。
お迎えするに当たっての苦労話や,なかでも授業をむかえるまでの心構えが
今の自分に響いた。細案を練りに練って授業に臨んだ話。
何パターンもの答えを想定して発問を練り上げる。自分はその想定が
非常に狭いと感じている。また,この話をつい最近授業の進め方で相談したとき,
全く同じことをアドバイスされたのだ。デジャヴと言うべきか。
やはり,大切なことは今も昔も変わらないのだと思う。
今自分がやるべきことは,一時間の授業を緻密に組み立てることなのだと思う。
教員16年目にしてやっと気づいたと言っていいかもしれない。
もちろんそのことに問題意識がなかったわけではない。
しかし,今回ほど追い詰められたことはなかったと思う。いい機会なので
自分のものにしたいと思う。この際,早い遅いはどうでもいい。

途中から教育ネタになってしまったが,棚経を通しての人との関わりは
自分にいろんな学びや気づきを与えてくれる。忙しいことこの上ないが,
プラスにとらえてがんばろう。
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