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不思議な縁

今日は勝山ひな祭りだったが,人が多そうなのと,来客があるので午前中に
仕事をして過ごした。お昼を過ぎて,2時を過ぎた頃,そのお客さんはやってきた。
実はこの方,寺の檀家さんではない。ただ,その方のおじいさん,おばあさんが
お大師様の信仰をされており,その方が体が弱かったそうで,大師堂に
よくお参りされていたそうだ。(文末に大師堂とお地蔵様の関係について説明あり。)
久しぶりに大師堂を訪れてみると,寄進して設置したはずのお地蔵様がないと
問い合わせにこられた。実はその少し前に八十八カ所のお地蔵様の整備を
行っていたので,番外のお地蔵様は大師堂の近くに屋根を作って
そこに移動させていただいていたのだ。自分もその整備に関わっていたため,
移動させることになったいきさつと,せっかくの思いで設置されたお地蔵様を
粗末な扱いはいたしませんと説明させていただいた。それが3年ほど前の話。
関西にお住まいの方だが,年に数回,寺を訪ねて下さる。
その方は,あるきっかけから人生が開けてきたと話す。
その表情には一点の曇りもない。たくさんの人と出会い,
人生が楽しくてしょうがないと話す。今日は仲良くなったという陶芸家の先生と
そのお弟子さんを大師堂に連れてこられていた。自分はその世界に
くわしくないのでよくわからないが,とにかく世間の細かいことには
一切とらわれず,熱心なファンがいて,かなり有名な方だということはわかった。
自分はその作品の勝ちはわからないのでコメントできないが,
こんな考え方をする人もいるんだなあ,とひたすら勉強になった。
おそらく普通に生活しているだけでは決して出会うことの無かった人である。
大師堂での出会いがこんな思いも寄らない出会いを連れてくる。
縁とはまさに不思議なものだと思う。
(大師堂とお地蔵様について)
昔は今より交通の便がよくないためにお四国を回るのもものすごく大変だった。
だから,地域の方がお金を出し合って八十八カ所のご本尊を彫った八十八体の
お地蔵様を設置し,ミニ霊場を作っていた。現在でも毎月21日は縁日として
信者の方が集まり,読経をする。
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