Macchin Weblog

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お礼

今日は法事を一件済ませた後,先日句碑をご寄贈下さった陶芸家の先生にお礼を
と思い,西宮へ。初めての場所だがナビの案内で2時間ほどで到着。
お留守かと思われたが,奥の居室にいらっしゃり,すぐに表の部屋を開けて下さった。
すぐに秘書の方を呼んで下さり,庵のいろんな場所を案内して下さった。
先生の作品を置いている場所は,所狭しと先生の作品が置かれており,
先生でないと出せないといわれているような模様や色の作品なども惜しげなく
見せていただいた。次に工房を見せていただいた。作るところを見せてあげるといって
ろくろを回して作品ができるまでを見せていただいた。あっという間に粘土の塊が
作品になっていく。まるで粘土そのものが意志を持っているかのようだった。
そのくらい先生の手さばきは手際が良く,鮮やかだった。
娘が興味深そうに見ていると,一緒に葉っぱのお皿を作ろうといって娘にも
体験させていただいた。秘書の方が言うには先生自ら作品を作るところを
見せていただくことなど,秘書の方でも滅多にないことなのだそうだ。
それが突然お邪魔した田舎寺の家族にここまでしていただけるなんて
あり得ないことである。その後も秘書の方が買ってきて下さったお寿司をいただき,
しばしお話を伺う。小学校1年生の頃から大変な書家について書を学び,
大人でもかけないほどの達筆だった。6年生の頃の作品に至っては様々な書体を
自在に書き分けられていた。そのほか学問についても大変に造詣が深く,
どんな話題にも詳しくお話し下さる。こういう人を天才というのだなあ,と思った。
だが,偉ぶるそぶりは全くなく,私たちにも丁寧な物腰で接して下さる。
こうしてお目にかかれるだけでもあり得ないほどの光栄なのかもしれない。
そんなことを感じながら庵を後にした。
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