国立科学博物館
東京最終日。妹夫婦,姪,甥とで上野へ。今日はいつもより空いているとのことで,
車で30分ほどで到着。うらやましいロケーション。昼食を済ませて
国立科学博物館へ。上野のまわりには動物観や博物館や美術館がたくさんあって,
次も来てみたいと思わせるようなところだった。国立科学博物館も展示物が豊富で
知りたいことがいろいろと分かる工夫があった。子どもたちも目を輝かせて,
「見てみて!すごいよ!」といって喜んで見ていた。大人も久々に「知る喜び」を
味わえた感じ。娘も連れてきてやりたかったなあ,と思う。近いうちに
また東京に行きたいと思った。知りたい時にすぐ行ける。これはすごく重要なことで,
自分もそんな環境だったらもっと違った人生があったかもなんて思うことがある。
でも,「〜れば,〜たら」はあり得ないことはよく分かっている。
でも,小学生の頃「子供の科学」とか「○○のひみつ」などを読みあさって,
中学になるとアンテナの仕組みを調べて,FMアンテナを屋根に上って立てたり
していた自分にとってはたぶんたまらなくおもしろい場所であったはずなのだ。
だから,我が子にはそういった学びの機会を与えてやりたい。
筑波でも思ったことだが,積み上げの差こそあれ,子どもそのものが
それほど違っているわけではない。決定的に違うのは「環境」だと思う。
「環境」を埋めることは子どもではできない。大人がすることなのだ。
東京にいる子どもたちと全く同じになどできない。逆に東京の子どもが
自分たちの住む田舎と同じ環境でのびのびとというのも無理な話だ。
だが,チャンスは少なくてもそういう世界があると子どもに知らせてやることで
あこがれの心を持ち,それを目標にがんばることはできると思う。
要は,いろんな可能性を見せてやれるよう大人が努力すること。
そんなことを思った一日だった。
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