Macchin Weblog

<< 2024/04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 火天の城 | main | 音楽って >>

叔父と叔母

叔父と叔母が墓参りにやってきた。
自分の叔父と叔母は生まれつき耳が不自由で,そのため言葉も不自由である。
でも,かわいそうだと思ったことは一度もない。むしろ,自慢したいくらい。
表情や仕草などの表現力が豊かで,日常の会話にはそれほど困らない。
通じにくいと思うときには紙と鉛筆で事足りる。本当はこちらも手話を
覚えるといいのだろうが,今のところその必要は感じていない。
こんなことを書くと不謹慎に思われるかもしれないが,本当にコミュニケーションは
できるのだ。だが,それは叔父,叔母がこちらの言うことを理解してくれて
いるからなのだが。かくいう叔父・叔母は地域で手話教室の講師をしているらしい。
だから,聞けば教えてくれる。でも,それよりもたくさん話したいことがあるので,
身振り・手振りと筆談で会話する。とにかく叔父の会話は楽しい。
本当は色々苦労もあっただろうが,全くそんなそぶりは見せない。
少し前までは桃を作っていた。とてもおいしい桃だった。
年を寄せたのと,腰に負担がかかるのでやめてしまったそうだが,
何でも器用にこなす人。それも耳の不自由な人にしてはなんて注釈はつかない。
本当に高い技術を持ち,それをさらりとやってのける。また,惜しげもなく
人のために働く。とても尊敬しているし,自慢したい。

年が寄って仕事もあまりないよと笑っていたが,いつまでも元気でいて欲しいと思う。
comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

Trackbacks