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FIA WTCC Race of JAPAN

世界ツーリングカー選手権(WTCC)が岡山国際サーキットであったので行ってきた。
去年はいけなかったので今年こそはと思っていた。ただ,今日の予報は雨。
また,前売りも買ってなくて,当日券は8000円と高額。どうしようかと迷ったが,
まずは行動!と思い,サーキットへ出発。11時過ぎについたときには
サポートレースのASIAN LE MANSというレースをやっていた。フランスの
ル・マン24時間レースの縮小版といった感じ。トップクラスはル・マンで
走っているようなタイプのカウルつきフォーミュラーが走っている。
同時にアストンマーチンやポルシェなど,市販車の形をした車が走っている。
GT300クラスの車をそのまま走らせているようにも見えた。
昼過ぎからWTCCレース1。この頃から雨。だが,いつかは乗ってみたいと憧れる
BMWがいっぱい走っている。見応えあり。20年くらい前にF1をよく見ていた頃
走っていたドライバーが何人かこのWTCCにも出場していた。
F1ではそれほど活躍できていなかったものの,やはりF1で走るような
ドライバーは超一流なのだと再確認した。2000ccクラスの車なので,
絶対的に速くはないが,コースのあちこちで繰り広げられるバトルは
やはり来てよかったと思った。雨が降って寒かったが,カッパを着てしのいだ。
サポートレースを挟んでWTCCレース2。路面は完全ウエット。ほとんどのレースが
セーフティーカー先導から始まるローリングスタートであったのに対し
レース2はスターティンググリッドに静止してスタートするいわゆる用意ドンの形。
最初に1コーナーでの混乱が予想されたが上位2台が接触してコースアウトした以外は
全ての車が抜けていった。だが,その直後の2コーナーで多重クラッシュ様子。
位置の関係で見えなかったが,かなりの車はそれでもコースに復帰したようだ。
車高がそれなりにあるので,砂利に入っても出られる車がほとんどだったのだろう。
なかでもニコラ・ラリーニというドライバーに注目した。エンジン交換で
最後尾スタートだったが,最終的には5位でフィニッシュ。ずっと注目していた。
F1を見ていた頃はオゼッラという弱小チームですぐにリタイヤという印象だった。
だが,混乱のレースを乗り切るセンスや最後尾からでもあきらめない姿勢は
やはり超一流なのだと思った。帰宅してウィキペディアを調べてみると,
かなり長い間F1にいたことがわかった。イタリア人ということもあり,
フェラーリで走っていたこともあったようだ。そこで2位に入っていた。
それもセナの亡くなったグランプリだった。見ていたのに確かに覚えていない。
その後はDTMなどツーリングカーの世界ではずっと活躍してしていたようだ。
この間も断続的に雨は降り続け,寒かったが,こうした内容だったため,
楽しめた。さすがツーリングカーの最高峰。来年も見に行きたいと思う。
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