Macchin Weblog

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東京から帰って

2泊3日の東京旅行から帰った。
感じたことを思いつくまま残しておこう。

・交通の情報化
2年前に行ったときもSuicaは使えたが,その利用範囲は確実に増えている。「お財布ケータイ」もあればもっと便利だっただろう。便利だったSuicaでさえ,ポケットを探したり,財布を捜したりしたことを考えると,カードが携帯などの電子機器に一元化されていくのは間違いないだろう。飛行機のチェックインでも,携帯からアクセスして予約できたらしい。知らなかったので,最初に機械でチェックインしたときはすでに席が3人とも離れたところにされており,係員に言って娘と嫁さんだけは同じ席にしてもらった。もし知っていれば移動時間にチェックインできて,いい席が確保できたのに。それにしても,利用者の利便性を考え,こんな事があったらいいのにということは,実現されているように感じる。とても良いことだと思う。

・都市計画
汐留を散策してみて,街が計画的にデザインされ,広々とした通路や,やさしい色遣い,それぞれのビルへのアクセスのしやすさなど,デザイナーの自己満足ではなく,「人に優しい」ということがテーマになっている気がした。
波田陽区がネタで使っていた,「シオドメシオドメって言ってますけど,そこ新橋ですから!残念!」という,酔っぱらいのおじさんがひしめく,サラリーマン早調べクイズの世界は,駅の向こう側にしっかり残っていた。こうした混沌とした雰囲気もまた東京なのだろう。

・世知辛いというのは本当か
かなりの人が乗った列車の中で,子連れの我らに席を何回も譲ってもらった。競馬新聞読んでるおじさんも,どちらかというとおじいちゃんに近いような年の人も,子どもを抱いてたっている我々に気持ちよく席を譲ってくれた。もしかして毎日電車に揺られてその大変さを知っている人は,そうした親切は自然にできるのかもしれないと思った。むしろ地方から出てきた人の方が,勝手に「こまっている人を見て見ぬふりをする」という先入観で親切な行為をするのに躊躇しているのではないのかと思ってしまった。もちろんすべての人に当てはまるわけではないが,「都会の人は○○だから」という先入観は捨てた方がよいと思った。若者は,周りが見えてないな,と思ったが。大勢の人がいる場所で無遠慮にしゃべったり,携帯のゲームを大きな音を出しながらやっていたり・・・・。これは都会に限ったことではないのだが。

・自分に当てはめてみる
都市計画は,大きなテーマのもと,全体像をきちんと整理してから実行に移される。教育はどうなのか。元々きちんとしたビジョンはあるのかもしれない。だが,学校レベルで考えてみると,それぞれが自分の思い思いの教育で満足してはいないか。自分のやり方こそ正当だという思いは強すぎないか。学校という組織においても,ビジョンを明らかにするという作業はもっと大切にされていいと思う。行事についても,生徒指導についても。終業式の日の校内研修で会議のあり方,進め方について提言を行った。やはり,きちんと目標を設定し,それを職員が共有し,実行して,さらにその成果を確認し,次への手だてを考えることが必要ではないのか。もちろん各行事で提案,反省はなされているが,場当たり的であったり,思いつきの範囲だったりはしないかという反省をしておく必要がある。組織としての学校をきちんと作り上げることができれば,もっと子どもが変わり,教育を取り巻く環境も変わってくると思うのだが。自分にできることからはじめていこう。
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