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親として

あってはいけないことをしてしまった。恥ずかしい話だが自戒のため記しておく。
昨日から両親は同窓会で京都方面に行っていた。昨日は嫁さんの実家に
預かってもらう約束をしていたので,何も問題はなかった。
しかし,今日は嫁さんは両親が帰ってくるものと思っていたらしく,
実家に何も頼んでいなかったようだ。自分は恥ずかしながらそのことすら知らなかった。
嫁さんからの電話で驚いた。
「娘はどこにいるの?」
「え?しらんよ。」
「お母さんから夕飯を食べて帰るとメールがあった」
「???」
「とにかく帰ろう」
ということで急いで学校を出たが,自分はどう急いでも学校から50分はかかる。
嫁さんも焦ったようだ。
結局どうなったかというと娘は家にいた。でも,鍵がないので家の裏側の
サンルームに入って待っていたようだ。しばらくはお絵かきをしたりして
待っていたようだが,暗くなり,寒くなってきてさみしくて泣いてしまったようだ。
その声を聞いて近所のおじさんが一緒にいてくれたらしい。
本当にかわいそうなことをした。と同時に自分があまりにも
子どもの動きに無関心なことを恥じた。嫁さん任せにしていた。
特に両親そろって外出するときにはきちんと引き継ぎをしておかなければ
ならないと思った。娘は電話の向こうで明るく「お寿司屋さんに行こう!」といった。
涙が出そうだった。「うん,いこう。」と答えた。早速寿司屋の近くの
ホームセンターで合い鍵を作る。それから小さなノートを買った。
あってはならないことだが,帰ったとき誰もいないときは合い鍵を使って家に入り,
そのノートに連絡先や対処方法を書いて極力心配にならないようにするためだ。
本当は何かある前にこうしたことをしておくべきだった。
また同時に家があくときにはきちんと大人が連絡を取り合うという
当たり前のことを改めて確認しておかなければならない。

娘は帰ってくるのが遅くてさみしかったと言ったが,それ以上のことは
何も言わなかった。また娘に親にならせてもらった。
もっともっと気をつけて大切にしてやろうと思う。
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