Macchin Weblog

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過剰か?ちょうどよいのか?

現在,校舎建て替えに伴う校内LAN整備で業者との打ち合わせをしている。
基本方針としては,2005年の教室を念頭に置いて仕様を決定していった。
各教室には情報コンセント設置,パソコンをおいても不足しないような電源,
プロジェクタ設置を見越してのスクリーン設置,校内ならどこでも無線LANが
利用できるようにした。
すると,校舎を設計した業者から「この部分の設備は少し過剰ではないですか?」という意見が出た。
確かに過剰ではいけない。しかし,確かな目的を持って
子どもの教育のために行う設備だから,おいそれと妥協はできない。
こちらが想定している使い方を話して,納得してもらった。
そういう使い方ならこういう仕様でもいいですねと逆提案されることもあった。
前任校ではその話に入れず,また自分の考えも浅かったため,
「校内LANはまだいりません」といって,その1年後には考えを改めて
ネットデイでLAN整備をした苦い経験がある。(これはこれでいい経験になったが。)
だから,校舎建て替えなどのチャンスには,少し先を見越して整備を行う必要があると思っている。
今現在の基準で見れば少し過剰に見える仕様でも,3年経つと陳腐化していることがある。
校舎は今後3〜40年使うだろうから,たとえ過剰といわれてもなるべく長く使える設計にしておきたい。
これを実現するにはやはり明確な目的と説得力が必要だろう。
もちろん明らかな無駄はあってはならないのだが。
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