Macchin Weblog

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卒業式

今日は勤務校の卒業式。4年生のころ担任した子どもたち。
4年生のころは,子どもらしさを残しながらも思春期の入り口に立っていた。
とにかく楽しい,楽しいで過ぎた一年だった。
保護者の方々ともしっかりつながることができた年だったとも思う。
そんな子どもたちも高学年になるにつれ,様々な壁にぶつかることもあったが,
6年生となり,見事に学校の代表として見事な働きを見せてくれた。
その活躍ぶりは誰の目にも明らかだった。

子どもたちの自覚と担任とのシナジー効果がもたらした結果である。
とにかくうまいのである。子どものやる気を引き出すのが。
本人は「いや,なにもしてないですよ」というものの,随所に細かい配慮がある。
簡単に言えば子どもたちの心の動きを察知するセンサーが高性能なのだ。

こうしてすばらしい小学校生活のゴールを迎える6年生と担任の先生へ
おめでとうの気持ちを伝えるためにどうすればいいか考えた。
本当に変わったことや奇抜なことを考えるセンスが無く,嫌になってしまうのだが,
そうならば当たり前のことをきっちり磨こうと考えた。
ちょうど在校生の指導担当であったので,練習にはかなり気合いを入れた。
本当にオーソドックスな練習だったと思うが,
「6年生へありがとうの気持ちを伝えよう」という指導で在校生の子どもたちも
気持ちは高まっていったと思っている。もちろん全体指導担当だっただけで,
実際の教室での指導は各担任の先生がされている。
そういう意味でもすばらしい卒業式になったと思う。

自分はといえば感傷にひたるというよりは全体の進行に気を配っていたので,
顔が引きつっていたと思う。でもかまわない。
すべて子どもたちは分かっていると思うから。おめでとうのメッセージが伝わったことを。

卒業式が終わったあとの6年生の晴れやかな笑顔を見てそう確信した。

卒業生に関わったすべての方々,おめでとうございます。
あふれんばかりの可能性をどうかうまくいかして幸せな人生を送れますように…
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