Macchin Weblog

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落とし物

昨日はお世話になった先生が亡くなられたため,市内の葬祭センターへ。
多数の参加が予想されたため,バイクで行くことにした。
礼服の上着と財布,香典などをリュックに詰め,ジャンバーを着て,
バイクにリュックをネットで固定して出かけた。
家から出て3kmくらいのところで側道から出てくるのが見えた。
何かこちらに合図をしているようだったが,後ろの車か人に合図をしているのだろう,
と思ってそのまま葬祭センターに向かった。
センターについて上着を着替えようとしたら後ろにあるはずのリュックが・・・ない!
慌てましたとも。
すぐに引き返して道のどこかに落ちていないか探しながら来た道を戻った。
すぐにこちらに向かって合図をしていた人のことを思い出した。
もしや・・・あれは自分がリュックを落としたことを教えてくれていたのではないか?
すぐにその場所まで戻ってみた。が,ない。
落とした場所は自分のすんでいる学区内だったので,持ち物を見て
家まで届けてくれたのかもしれないと思い,家まで戻ってみたが,
家には届いていないという。次に考えたのが,駐在所に届けてくれたのだと思い,
駐在所に行ってみた。あいにく駐在所は留守。しかたがないので
駐在所にある電話を借りて本署に電話してみる。
ああ,届いてますよという返事。
すぐに本署まで行ってみた。拾ってくれたのは前任校でお世話になった先生のお姉さんだった。
警察署の方にはその人が自分のことを説明してくれていたらしく,
話はすんなり進んだ。しかし,リュック中の持ち物はすべて取り出され,並べられていた。
恥ずかしい,何年も前の遠足の資料やラーメン屋のスタンプカード,弁当の割り箸の包装紙など,
ゴミまで並べられていた。中身に間違いがないことを話し,
受け取った旨の証明書にサインをして,拾ってくれた人によく
お礼を言って警察署を出た。葬式には出棺にぎりぎりセーフ。
財布,カード,数珠,印鑑,通帳などが入ったカバンだったので
いい人に拾ってもらった。落とした自分の不手際を恥じつつも本当に運がよかった。
夕方,その方の家にわずかばかりのお礼を持って行った。本当に感謝。
しかし,貴重品の管理のしかたには気をつけないと。
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