Macchin Weblog

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年度最後の参観日

本年度最後の参観日があった。授業参観には保護者の方が多く参観して下さった。
ありがたいことだと思う。携帯について考えると題して,文科省の
「ちょっと待って,ケータイ」を使って授業をした。子どもたちの多くが,
携帯について「便利だ,使ってみたい」という印象を持っていたようだ。
中には「必要なことは話せばよいし,今は必要ない」という意見を持っていた子もいた。
それでよいと思う。必要なのは,今は必要なのか,そうでないのかをきちんと捉えて
判断することだと思う。ただ,使いたいと思っている子どもの多くは,
広告やCMによるイメージが先行している。そこで,今回の授業となったわけだが,
最初の動画を見せて,小学生の女の子がメールにはまっていく様子を見て,
どう思ったかをたずねてみた。
「やらなければいけないことを差し置いて携帯にとらわれている」という意見だった。
これに対してどうすればよいのかをたずねてみると,
「時間を決めてすればいい」「することをしてからすればいい」という意見が出た。
これって,他のことにもよく聞く言葉だよね?と返してみると,子どもたちは
ゲームのし過ぎについていわれていることに気がついた。
翻って考えてみるとゲームで守れないものは携帯になっても守れないということになる。
子どもたちもそこには気がついたようだ。
次にワンクリック詐欺に遭ってしまう男の子の動画を見せた。
男の子は携帯の使い方を間違っていたのだろうかと問いかけた。
子どもたちも間違ってはいないと答えた。母親の言いつけを守り,
怪しいサイトにつながなかったし,無料ソフトの案内にも「配信を停止」をクリックした。
間違ってないよね?何でこんなことになったのだろう?と問いかけた。
表情を見てみると子どもたちも分からなかった子どもが多かったようだ。
少しヒントを出しながら悪意のある大人が仕掛けた罠であることを理解させた。
こうした状況に一人で対処できるか?できない場合はやはり携帯を持つのは
まだ少し早いのかもしれないねと締めくくった。
意味も分からず持つなというのは子どもたちにとって納得のできないことだろうと思う。
だが,今の自分の状態を客観的に判断して,まだ早いと納得してくれたらと思う。
もちろんやむを得ず持たせなければならない家庭もあるだろう。
その場合でもネット接続の危険性は理解できたのではないかと思う。
必要なのは正しく知った上で判断することだと思う。
多くの家庭がきちんと理解した上で,時期を見極め,必要かどうかを
判断してくれたらと思う。

懇談には残る人がやや少なかった。授業の感想も聞いてみたかっただけに
少し残念だった。
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