東京タワー
買ってから一年以上ずっと読めないままになっていた。確か,Yamachinさんの
blogを読んですぐ注文した本。読み始めたら止まらなくなった。
主人公の母へ対する思いが伝わってくる。人は,大切な人を失ったときに
こんな思いになるものだと思う。そのえもいわれぬ寂しさ,生きている間に
もっと何かすることはなかったのかという思い。
自分も坊さんとしてそのような悲しみを持った人々に接してきた。
一生懸命尽くしてきた人ほどその思いは強い。だから,そんな人たちには
「もう十分ですよ。十分すぎるほどのことをしてこられましたよ。だから,もう後悔するのはやめて今までありがとうと言うようにしませんか?きっとそのほうがお母さんも安心されるのではないでしょうか。」
と話すようにしている。ありきたりの言葉だが,言われてほっとしましたと言う人は多い。
東京タワーを読んで,こうした誰にでもある人としての感情が書かれているから
これほどまでに共感を呼んだんだと納得した。
blogを読んですぐ注文した本。読み始めたら止まらなくなった。
主人公の母へ対する思いが伝わってくる。人は,大切な人を失ったときに
こんな思いになるものだと思う。そのえもいわれぬ寂しさ,生きている間に
もっと何かすることはなかったのかという思い。
自分も坊さんとしてそのような悲しみを持った人々に接してきた。
一生懸命尽くしてきた人ほどその思いは強い。だから,そんな人たちには
「もう十分ですよ。十分すぎるほどのことをしてこられましたよ。だから,もう後悔するのはやめて今までありがとうと言うようにしませんか?きっとそのほうがお母さんも安心されるのではないでしょうか。」
と話すようにしている。ありきたりの言葉だが,言われてほっとしましたと言う人は多い。
東京タワーを読んで,こうした誰にでもある人としての感情が書かれているから
これほどまでに共感を呼んだんだと納得した。