Macchin Weblog

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子どもに教えられる

教室で○つけや連絡帳の返事を書いていると子どもがわさわさ寄ってくる。
仕事にはならないのだが,それはそれで楽しい。
中学年の子どもというのは遠慮がないからいい。

「先生,私,漢字がすごく苦手だったけど,先生が出す宿題してたら得意になっちゃった。」
「私もそうー!1日に20行なんて大変!って思ってたけど,もう慣れちゃった!」

おいおい,うれしいこと言ってくれるじゃないか。
「そうでしょ?慣れるとたいていのことがへっちゃらになるんだよ。」

「うん,わかるー!毎週の漢字テストで点が取れるようになったからすごくうれしいよ!」

なんて素直なんだ! 

毎週必ず漢字テストを行っているが,毎週決まってやるのはかなりしんどい。
だが,子ども達に自信を持たせるためにやっている。やめるわけにはいかない。

「それとねえ,今までは間違うと恥ずかしいから手を挙げられなかったんだけど,今はいっぱい挙げられるようになったよ。」
「うん,そう,私もそう!手を挙げているんだけど,先生がなかなかあててくれないよ!」

!!!

すまないことをした。知らず知らずのうちに指名が偏っていたのかもしれない。
反省である。その子どもには今度はあてるからがんばってアピールしてねと
頼んでおいた。

これを言うのにものすごく勇気がいったのかもしれない。だけど,こうした雰囲気の
中で自然に思いが言えたのならそれもまたよし。思いが言えるような雰囲気作りを
心がけること,そして普段からもっと子どもが何を考えているかに神経を
集中させようと思う。今日はいいことを教えてもらった。
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