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JAET2日目

JAET(全日本教育工学研究協議会)全国大会の2日目が終了した。
今日は全国の実践者が研究や実践を発表する分科会と大学の研究者の先生方が
パネルディスカッションをするという2本立てで行われた。
午前中心に残ったのはまず,熊本の前田先生の発表。PISA型学力を
伸ばすための工夫が授業の中にスマートに配置されていて,それがどれも
子どもの学力を伸ばすために有効に働いている。
また,その効果を示す根拠がはっきりしており,誰が見ても価値ある
実践ということがすぐにわかる。実はこれがとても大切なことではないかと思った。
今まで自分の実践は自己満足的なもので終わることが多かった。
自分ががんばった,子どもがよくなったように感じたなど,とても曖昧なもので
満足をしていた。これから参考にさせていただきたいと思った。
午後は,岡山の三宅先生の実践がすごかった。三宅先生の名は
ずいぶん前からすごい方だという評とともにお聞きしていたし,雑誌などでも
ご活躍はいくらか知っていた。今日はご自身の実践を発表され,
その中にある指導者の思いや手だてを知ることができた。やはり一流の実践家は
子どもに活動させる内容に無駄がなく,そして必ず確かな意図を持っている。
それがシャープに研ぎ澄まされ,最高のパフォーマンスを発揮する。
そして自分も参加させていただいているグループから,山脇先生が発表された。
山脇先生も全国に名の知られた実践者である。発表の前には山脇先生が
どんな発表をされるのか見に来たと思われる人でいっぱいになった。
自分もその一員としてかかわってきたITTDの活動をきちんと意味づけして発表された。
さすがは山脇先生だと思った。緊張していたとおっしゃっていたが,
そんな感じは全く見られなかった。
その後のシンポジウムは原先生と堀田先生の発表が心に残った。
と同時に自分だけでなく,すべての先生に聞いて欲しいという感じがした。
ICTを活用している人はもちろん,あまり活用していない先生が聞くと
きっと元気になれるような話だった。
帰りの列車では行きの飛行機に続いて岡山の石井先生とご一緒させていただいた。
いろいろな話を聞かせていただいて,とても刺激になった。
やはりモチベーションを保つ上でも,自己満足に終わらないためにも
一流の人々にふれるということは大切だと思った。
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