Macchin Weblog

<< 2008/02 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 >>

ICT活用でわかる授業フォーラム

表題の会に行ってきた。この会のチラシにもあったのだが,
「ICTは苦手」「ICTはなくても授業はできる」という人にこそ参加して欲しい会だった。
まずは堀田先生のお話。今,学力向上が大きな関心事となっているが,ICT活用はそこに大きな役割を果たすという話の筋。
大きく見せれば,子どもが何をすればいいかがわかる。そうすれば,
学習内容もわかるということ。確かに最近感じるのは,
こちらの指示自体がわからない子がいること。そういう場合には
見せる+説明するだけでかなり授業に参加させることができる。
これを普及させるためにはきちんと教師が使って結果を出すこと。
そしてその結果を持って予算要求していくこと。確かにそうだと思った。
次に県内の先生方の実践発表。やはりディジタルコンテンツや実物投影機を
使って児童生徒にわかる授業をすることをメインにした話だった。
次にパネルディスカッション。三重の中村先生は苦手な先生でも
ICTを使うようになる研修のコツを教えて下さった。
1から10まですべてを担当がするのでなく,参加者が実際に体験しながら
研修していくワークショップ形式が有効だということだった。
その時のキーワードは「すごいですね。」担当は黒子に徹するということ。
TRAINの説明もされていた。自分も使ってみようと思う。
宮城の皆川先生は,授業力がキーワードだった。授業改善をして行くにあたり,
「発問・指示」「ノート指導」「話し合い指導」「ICT活用」という4つの視点を
重視したということだった。ICTは特別なものでなく,授業改善のために
有効に活用されているかということを授業研で話し合うという。
そして,教師が授業研をすれば自分の力が伸ばせるという満足感を持てるような
工夫がされているという。自分も何度も経験したが,指導案検討の時に
指摘されたから直したのに授業後には全く逆のことをいわれ,
消耗した感しか残らないというもの。そうしたことをなくすためにも
指導案はA41枚,4つの視点を明記し,その視点を授業後に
ワークショップ形式で話し合う。こうすれば確かにどこが悪いのかわからず,
ただ叩かれただけということはなく,どこを改善すればいいのかが理解できる。
こうした取り組みで,皆川先生のいらっしゃる北方小は子どもの学力が
大幅に伸びたという。それは教師にも子どもにも保護者にもうれしい話だ。
だから教師もさらに意欲的になる。きちんとした手だてをきちんと行えば,
教師も子どもも力は伸びるのだという強いメッセージをいただいた。
感激したので会終了後にご挨拶させていただいた。
その後お礼のメールを出すと丁寧なメールがご返信いただいた。
できる人はこんなところも違うと思った。
こうした経験を少しでも自分に取り込みたいと思う。
comments (4) | trackbacks (0)