Macchin Weblog

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音楽って

理屈抜きですばらしいと思う。
勝山文化センターで開催された,NHK交響楽団メンバーと日本のトップアーティストによる
「音楽世界一周の旅」というコンサートに行ってきた。
正直なところ,クラシック音楽に詳しいわけでもなく,演奏者の方の名前も
聞いたことがなかった。だが,演奏が始まると,そんなことはどうでもよかった。
途中の解説で,「小難しいことはいいんです。音楽の良さを感じ取って下さい。」
という説明があった。全くその通りであった。どこかで聴いたことのあるメロディーが
生演奏で再現される。音色の美しさ,音と音の重なり合いがとても心地よかった。
心洗われるような時間だった。すばらしい音楽を聴きながらCKBの剣さんの歌の中の
こんな言葉を思い出した。
〜心の目で 耳で 感じてくれ 
あふれる思いは メロディーに変換 
それが俺のやり方 解読する暗証は OneLove
どんな辛いときも どんな苦しいときも
この星には 音楽があるんだ

空気をふるわせて
言霊響かせて
音霊届けるぜ

人間一人の心を 動かすため
言葉にできない感情を
概念にとらわれず クレイジーケンバンドで
表現するんだ

「Girls!Girls!Girls!」より 「SOUL通信」

音楽ってすごい力がある。ジャンル(概念)でなく,その音楽のすばらしさを
心の目で 耳で これからも感じていきたいと思う。
「SOUL通信」の試聴はこちらからどうぞ。
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叔父と叔母

叔父と叔母が墓参りにやってきた。
自分の叔父と叔母は生まれつき耳が不自由で,そのため言葉も不自由である。
でも,かわいそうだと思ったことは一度もない。むしろ,自慢したいくらい。
表情や仕草などの表現力が豊かで,日常の会話にはそれほど困らない。
通じにくいと思うときには紙と鉛筆で事足りる。本当はこちらも手話を
覚えるといいのだろうが,今のところその必要は感じていない。
こんなことを書くと不謹慎に思われるかもしれないが,本当にコミュニケーションは
できるのだ。だが,それは叔父,叔母がこちらの言うことを理解してくれて
いるからなのだが。かくいう叔父・叔母は地域で手話教室の講師をしているらしい。
だから,聞けば教えてくれる。でも,それよりもたくさん話したいことがあるので,
身振り・手振りと筆談で会話する。とにかく叔父の会話は楽しい。
本当は色々苦労もあっただろうが,全くそんなそぶりは見せない。
少し前までは桃を作っていた。とてもおいしい桃だった。
年を寄せたのと,腰に負担がかかるのでやめてしまったそうだが,
何でも器用にこなす人。それも耳の不自由な人にしてはなんて注釈はつかない。
本当に高い技術を持ち,それをさらりとやってのける。また,惜しげもなく
人のために働く。とても尊敬しているし,自慢したい。

年が寄って仕事もあまりないよと笑っていたが,いつまでも元気でいて欲しいと思う。
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