Macchin Weblog

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二足のわらじ

プロフィールにも書いているとおり,自分は教員であり,坊さんでもある。
普段はそれほど感じないのだが,予定が重なったり,休みがつぶれたり,
その他しんどいなあ,と思うことがあるとこの2足のわらじが負担に思えるときもある。
なら一つに絞ればいいじゃんと思われるかもしれない。自分もそうすることが
一番の解決策だということはわかっている。
だが,純粋に教員という仕事を辞めた場合,将来への不安は大きい。
教員をしている今の生活水準を続けていくのは難しいからである。
自分だって自分がしてもらったように子どもが大学に行きたいといえば
行かせてやるくらいのことはしてやりたいと思う。
だが,なかなか坊さんという立場でそういうことを口にするのは難しいなあ,と思う。

だが何らかの形では伝えていかなければならず,難しいなあ,と思っている。
教員としてもなんだか曲がり角にさしかかっているのか,どうもすっきりしない。
子どもとうまくいってないわけではないのだが,どこの学校でも
自分の年代の人間は少ない。採用が極端に少なかった時代だ。
だからいつまでたっても若手のまま。もう若くないのに。
自分なりに作り上げてきたと思うこともばっさり切り捨てられてしまうし,
意見が採用されないことも多いなあ,と思う。
初任者時代の学校では若いときにずいぶん無茶も言ったのにきちんと
意見も取り入れてもらっていた。前任校時代では自分のポジションがあって,
そこの場面ではまず意見を求められた。
でも今は何もないような気がしている。目の前の子どもに責任を持つ
ことについては今まで通り責任を果たしていくつもりだが,
校内でのポジションがないのでは,一体,何をどうがんばればいいのか?

最近愚痴っぽいなあ。
いろんなことが重なって,後ろ向きな思考しかできないのかもしれない。
昔,角松敏生のアルバムに
「Before The Daylight〜is the most darkness moment in a day」というのがあった。
直訳すれば「夜明け前が一番暗い」だが,そこから転じて「明けない夜はない」
という意味になる。また夜明けが来ることを信じてがんばろう。
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