Macchin Weblog

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ある日の出来事

ある日,クラスで小さなトラブルが起きた。本当に小さなトラブルだった。それはちょっとした「ふざけ」からきたことだということがわかった。だが自分は,この「ふざけ」「ひやかし」「おもしろ半分」が嫌いだ。元々中野順夫先生がおっしゃっていたことだ。中野先生はレクリエーションの先生で遊びを子どもたちに楽しく教えてくださるのだが,ふざけている子どもには表情が変わる。そして,諭すように話してくださった。これが,教育なのだなと思った。以来,自分も使わせてもらっている。担任している子どもたちにもこれは教えている。なので,「ふざけ,冷やかし,おもしろ半分」という言葉は,合い言葉のようになっている。トラブルについて一通り話を聞いた後,必ず当事者だけでなく,クラスの子ども全員に話して聞かせるようにしている。「自分に関係ないと思ってはいけないよ。今日のようなことは,いくらでもあるよ。そのときに,今日話し合ったことやわかったことをいかして,同じ間違いが起こらないようにしようね。それが,自分を利口にすることなんだよ。」と。また,こうも話した。「先生はみんなを大切に思っているし,かわいいと思っている。だから叱らないということはない。むしろ逆だ。かわいい,大切だと思うからこそ叱ります。それが,みんなのためになると思うから。」すると,一人の女の子がこう言った。「びしびししごいてください。」思わず涙が出そうになった。こうした瞬間は一年のうちにそうそうあるものではない。だが,子どもたちと自分の心がつながっていることが実感できる瞬間だった。また子どもたちを好きになることができた。
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明日は研究授業

小算研・コンピュータ研合同の授業研だ。正確に言えば,小算研の自分の授業は決まっていたが,コンピュータ研の事務局である自分は,2学期の授業者を見つけることができず(見つける努力も足りなかった),責任を取った形となった。まあ,自分のためになるし,前向きに行こう。コンピュータ研としてアピールすべき部分としては,授業でいかに有効にスマートボードを使いこなせるかだろう。「有効に」とはもちろん,この道具を使ったことで子どもがわかる授業を実現することだ。だがしかし,その部分が一番自信がなかったりする。「印刷物ですむじゃないか」「結局黒板のように学習の過程を残せないね」などのツッコミに耐えられる授業になるのか。十分に練習を積んでいるのならよいが,スマボを使った授業はこれで3時目だ。子どもも自分も慣れていない。いわゆる見込み発車だ。ただ,こうした機会がなければ,催促がないので後回しにしている可能性が大だ。だから,今日がんばるのだ。後もう少し。
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