Macchin Weblog

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国母選手とトヨタ問題

今、アメリカでトヨタがやり玉に挙がっている。あまりこういう問題で
考えを書くことはないが、情報に関わるものとして考えを書いてみたい。
まず思うのが、ビッグからが同様の問題が出たならばアメリカ議会はトップを
公聴会に呼び出すのか。?今まで自動車関連のリコールが発表されたとき、
メディアはこれほど騒ぎ立てたのか?そこが疑問だ。
今ニュースやメディアでとり上げられているこの問題について、多くの人は、
「トヨタは何をやっているんだ」「トヨタ車は危険だから買うのをやめよう」と
思う人がいても不思議ではない。だが、その情報は本当に正確なのか。
断っておくが自分はトヨタユーザーでもなければトヨタファンでもない。
レクサスISは正直気になっているが、別に盲目的信者というわけではない。
もちろん機械的な欠陥があって、不幸な事故が起こっているとすれば、
それは早急に対策されてしかるべきだと思うし、ものを作って売るメーカーとしての
責任も追及されてしかるべきだと思う。
しかし、である。今回の取り上げ方は少々異常な気がする。もしこれが
トヨタではなく自分が今乗っているスバルの車で起きたとすると、これほどまでに
取り上げられることはなかったのではないかと思う。ビッグ3の威信を傷つけるほどの
規模ではないから。少なくとも自分はそうみる。トヨタは昨年自動車メーカーの中で
世界最大の企業となった。それがアメリカビッグ3のプライドをいかに傷つけたか、
想像に難くない。
またアメリカの中で異国の企業が活躍する勢力を好ましく思わない人々の圧力が
かかっているかもしれない。あくまで自分の推測だが。
報道されていることが事実だとしても、意図的にたくさん報道する、
または事実の一部のみを取り上げて報道することによって、受ける印象は
ずいぶん変わる。集団ヒステリックの餌食にされた印象はどうしてもぬぐえない。
国母選手の問題も同様のことがいえるのではないか。確かに服装や言動は
いただけないと思うが、これはJOCが処分していることで終わった問題のはずだが、
これほど大騒ぎになることだったのか。ドーピングや刑法犯罪を犯したというなら
話は別だが。実力がなければ淘汰されるだけのこと。あんなに大騒ぎされたのに
もう過去の話になっている。一番大切な競技前にあれほど騒いでこれなのだ。
いったい報道の正義って何なのか。異質なものを排除しようとする狭い了見では
報道するもの、また、それを問題として取り上げるものの資質も問われていると思う。
今後の様子を見守っていきたい。
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