Macchin Weblog

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やはりある。

今日は午後2時から法事のため,午前中は研究授業・研究発表に向けて仕事。
やはり午後2時からは待ち時間が長い。まとまった時間ができたのはよかったけど。
おまいりして,お勤めを始める前に,何宗だったっけ?なんて話す声が聞こえた。
中学生の女の子が「真言宗だよ。開祖は空海!」感心感心。でもね,こんな時は
弘法大師とかお大師さまというんだよ。と心の中でつぶやく。ここで今日の法話決定。
お勤めの後,まずお大師さまについて簡単に紹介。不思議な力に守られて唐に渡られ,
恵果和尚と運命的な出会いをし,密教を受け継ぎ日本に戻って来られたこと,
などを話し,その後の活躍なども紹介した。そして,大きな願いを持って
ご入定されたことも話し,その後にその家でお勤めさせていただいたご主人のことについて話した。大変信心深い方で,なぜそこまでの信心が
できたのか考えてみましょうと問いかけた。それはきっと大切なご家族を
何としても守りたかったからではないでしょうかと話した。多くの場合,
信心をされる方は自分のことよりも大切な人のためにがんばるからだ。
また,信心のきっかけは何か大きな力で守られていたり,不思議な体験を
されているということも付け加えた。もちろん,その不思議な体験というのは
超常現象というのではなく,偶然というにはあまりにもできすぎのような
出会いや出来事を指す。そんな話をした後,いきなりサプライズ。
その家の跡継ぎの方と思わず顔を合わせた。その後の宴席では別の方が
宗教について否定的な意見を出された。今その方を無理矢理考えを変えさせよう
とは思わない。いずれその人にもそのような機会が訪れると思うし,
その人がそのときに変わるかどうかはその人次第だからだ。
間髪を入れず,20歳過ぎ位の若い女性が自分の体験を語りにやってきた。
自分の話に反応したのだろう。正しく心を持つこと,感じたことに素直でいることを
話させていただいた。こうした人たちが正しく宗教についてとらえ,
大切な人を守っていけるよう力を発揮してくれたらと思う。
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