Macchin Weblog

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人生の重荷

ある家族が突然お寺を訪れた。
詳しくは書けないが,聞けばずっと前にその家族の人が
交通事故でうちの檀家の方を死なせてしまったらしい。
何年も心の重荷にしていて,この休みを利用して亡くなった方の
前にお線香を上げてお参りしたいという。

とりあえず本堂でなくなった方の供養をさせていただいた。
できることといえばそれだけしかなかったからだ。
交通事故で身内を亡くされた方はもちろん,加害者の親族も
重荷を背負って生きている。自分が供養したからといって
すべての重荷を下ろすことはできない。
しかし,罪に意識を背負って生きている人が少しでも楽になれば,
自分がこうして坊さんをしている意味もあるのかもしれない。

それにしても,交通事故は多くの人を不幸にする。
気をつけなくては。
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