Macchin Weblog

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情報モラル実践編

キューブの機能を使って掲示板に書き込み体験をした。
といってもキューブの掲示板なので,外には出ない。
最初はこちらがなぞなぞを出題して回答を書きこむというもの。
まだ,キー入力が上達していない子もいるので,なるべく短い文字で
参加できるようにしたつもり。しばらくはなぞなぞの回答に夢中になっていたが,
2問目を出したあたりから新しいユーザー「謎エックス」になって
荒らし行為をしてみた。子どもたちは「何これー」と少し不安な様子だった。
これを見て少しふざけて書き込みをしていた子も自分の書き込みを削除していた。

しばらくして種明かしをして感想を聞いてみた。
「こわい」「返事のしようがない」という感想が返ってきた。
自分の身元を明かさないと勝手な書き込みをする人が出てくること,
誰かもわからない人にいわれのない理由で文句をつけられたり嫌がらせを
されてもそこに本気でけんかしてもしかたがないのでやり過ごすこと
などを話した。
自分の書いた情報に間違いがあったとき,それをきちんと教えてくれた人には
きちんとお礼やおわびがいることも付け加えておいた。

すると意外な効果が。休み時間にサッカーをしていると,すぐに熱くなって
暴言を吐いてしまう子が「流せばいいんだよ」とポツリと言っていた。
もちろん情報モラルの授業で使っている「やり過ごす」とは意味が少し違うのだが,
その概念を覚えて使ってくれていることがうれしかった。
情報モラルの授業をするにあたっては,リアルの世界でも上手に
友だちと人間関係を築けるようにしておくことが基盤になると感じた。
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